【ドラフト】山崎伊織(東海大)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手は東海大学の山崎伊織です。

2019年大学侍ジャパン代表メンバーで、最速153km/hの速球を武器に日本代表合宿紅白戦で5打席連続奪三振を記録した本格派右腕です。

今回はそんなドラフト2020候補 東海大学・山崎伊織

記事の内容

をご紹介しています。

山崎伊織(東海大学)の経歴やプロフィール

山崎伊織(東海大)の投球

山崎伊織の経歴です。

経歴
  • 名前:山崎伊織(やまざき いおり)
  • 出身地:兵庫県明石市出身
  • 生年月日:1998年生まれ
  • 身長:181cm
  • 体重:72kg
  • 投打:右投左打
  • ポジション:投手
  • 経歴:人丸ウイングス(明石市立人丸小学校) → 明石ボーイズ(明石市立大蔵中学校)→ 明石商業高校 → 東海大学

詳しく見ていきましょう。

山崎伊織は高校1年生から強豪校でベンチ入り

山崎伊織は小学校1年生から人丸ウイングスで野球を始め、中学に進むと硬式野球チームである明石ボーイズに入団。

着実に野球の技術を上げていき、高校は地元である強豪の明石商業に進学します。

山崎伊織は1年生の秋からベンチ入りを果たすと、2年の夏の大会では完封勝利を記録するなどその実力を見せつけます。

同年代には現日本体育大学の吉高壮がおりエースの座を争いました。

3年の春には選抜大会に出場するものの制球面に課題があり、吉高が全3試合を完投し登板機会はありませんでした。

しかし、その後制球力を上げて春の県大会では23回を投げて奪三振23、失点2と好成績を残しこの大会で高校最速の148km/hも記録しています。

山崎伊織にはバッティング技術もある

3年春の時点では調子が良かったのですが、その後肘を痛めて続く近畿大会ではベンチから外れてしまいます。

迎えた3年最後の夏の大会では1番外野手として試合に出場。

結果打率.428を叩き出しチームの勝利に大きく貢献し、さらにはランニングホームランも記録しています。

打撃面も脚力もあるため身体能力がかなり高い選手ですね。

チームも決勝戦まで駒を進めるものの、2対3と惜しくも敗退。

控え投手としてチームを支えていた山崎伊織ですが、控えながらプロのスカウトに注目されていましたがプロ志望届は出さずに東海大学に進学いたします。

山崎伊織は大学2年生の時に防御率0.68を記録

東海大学に進学した山崎伊織は2年の春のリーグから出場いたします。

怪我をした先輩の代わりに先発投手として起用されると5試合に投げて3勝0敗と大活躍。

さらに防御率は0.68と驚異的な記録を出しています。

与えられたチャンスでしっかりと成績を残せる実力があるので、かなりレベルの高い選手だと言えます。

山崎伊織は大学3年でMVP投手になる

2年生の春に大活躍を見せた山崎伊織ですが、3年の春のリーグでも大躍進を見せます。

5試合に登板してチームトップの3勝をマーク。

チームが優勝を決めた最終戦で3勝目を上げた山崎伊織はMVP選手となります。

また、続く全国大会では3試合に先発・救援で登板すると15回を投げて18奪三振と奪三振力の高さを見せつけました。

山崎伊織は大学日本代表で守護神候補

リーグ戦での成績が評価されて大学日本代表合宿に召集されると、合宿で行われた紅白戦において5者連続で全ての打者から空振り三振を奪います。

この三振を奪える力を評価されて、見事日本代表選手に選出。

紅白戦での投球を見た監督からは守護神候補として名前が挙がっており、期待されていることがわかります。

日米大学野球では3試合をリリーフ登板し、無失点で抑えています。

山崎伊織は秋季リーグで驚異的な防御率!

続く秋季リーグでは圧巻の投球を披露します。

計5試合に投げ、自責点はわずかに1のみで、防御率は0.20という驚異的な数字を記録しています。

ドラフト2019でヤクルト二位指名だった吉田大喜が防御率1.36ということを考えるとその凄さがわかりますね。

ただ、リーグ戦終了後の関東地区大学野球選手権大会で怪我の為降板。

その後の明治神宮大会での登板はありませんでした。

それでも12月に行われる大学侍ジャパン強化合宿参加は辞退していない為、問題はないでしょう。

ちなにみ、チームメイトにはドラフト2019候補の海野隆司原田泰成、同級生にはドラフト2020候補の小郷賢人がいます。

山崎伊織(東海大学)の成績

山崎伊織の成績です。

成績
  • リーグ通算:17試合、107 2/3投球回、防御率1.09
  • 全国大会:3試合、15回、15投球回、防御率1.80、防御率1.80、奪三振率10.80、四死球3.60
  • 2019年日米大学野球:3試合、3投球回、防御率0.00、奪三振率15.00、四死球率3.00
  • 2019春季リーグ:5試合、29投球回、防御率2.10
  • 2019秋季リーグ:5試合、44投球回、防御率0.20

山崎伊織の大学での成績となります。

まず注目すべき点は防御率の低さです。

リーグ戦では防御率1点台前半、全国大会では1点台、日米大学野球では0.00という抜群の安定感です。

特に2019年秋季リーグでは防御率0.20という驚異的な数字を記録しています。

リーグ戦の三振数や四死球数は不明ですが、全国大会や日米大学野球で高い奪三振率となっており、三振が奪えるタイプの投手であることがわかります。

四死球率は3.60となっており、若干制球面で課題がありそうです。

山崎伊織(東海大学)の特徴や動画

山崎伊織の特徴です。

まずは動画をご覧ください。

【2020ドラフト候補】山﨑伊織 投球シーンまとめ

まだまだ細身といった印象です。

その細身から繰り出される真っ直ぐには威力があり、常時150km/h前後の真っ直ぐを投げ込んでいます。

ワインドアップからゆったりとしたフォームで足を上げますが、そこから帽子が取れるほど腕を振り切っています。

この腕の振りが真っ直ぐでも変化球でも変わることがないため、バッターは捉えるのが難しくなっている印象です。

コントロールもよく、厳しいコースに投げ切っています。

山崎伊織はMax153km/hのストレート!

自己最速は153km/hを記録しています。

下記の動画を見ると回転数も非常に多い事がわかります。

【ドラフト2020候補】回転数ランキング【春前暫定版】

常時145km/h以上のボールを投げており、ギアを上げた時や三振を奪う時に150km/hを超えるボールを投げるなど、ストレートの中でも投げ分けをしています。

ただ、腕を下げた投げ方なので、シュート回転気味となっています。

その為、ストレートでバシバシ空振りを奪っていくタイプではないでしょう。

山崎伊織の武器はカットボールとスライダー!

動画ではスライダーとカットボールの良さが目立ちます。

130km/h前後のスライダーは、変化量が大きく、空振りが奪えています。

さらに135km/h超えの小さく変化するカットボールでも空振りが奪えています。

投げミスも少なく、低めに制球されているためかなり精度の高い変化球です。

山崎伊織には多彩な変化球もある

カットボールやスライダーも一級品ですがその他にも多彩な変化球を投げています。

現在の持ち球はチェンジアップ、スプリット、ツーシーム、シュートを投げられるようです。

ストレート系の変化球が多いため芯を外して打たせて捕るピッチングもできますし、緩急の効いた球を投げることもできます。

それに加えて、真っ直ぐと変化球の腕の振りがほとんど変わらないで投げられています。

1試合で捉えるとなるとかなり厳しいのではないでしょうか。

山崎伊織の制球力はまずまず

制球力はまずまずといっていいでしょう。

概ね捕手の構えたコースに投げられている印象です。

ただ、時折高めに抜けたり逆球になるケースがあります。

今後の課題は、こういった投げミスをいかに減らせるかでしょうね。

山崎伊織の特徴まとめ

以上をまとめると、

山崎伊織のまとめ
  • 最速153km/hのストレート
  • スライダーとカットボールは一級品
  • 多彩な変化球
  • 制球力はまずまず

です。

最速153km/hで常に150km/h前後という、素晴らしい球速です。

また、スライダー、カットボールという非常にレベルの高い一級品の変化球も持っています。

制球力に課題はあるものの、非常にレベルの高い選手であることがわかりますね。

山崎伊織(東海大学)のスカウト評価や指名の可能性

山崎伊織のスカウト評価です。

スカウト評価
  • プロスカウト:「来年ドラフトの上位候補」
  • 阪神・熊野スカウト:「ボールが指にかかるようになってきた。進学濃厚と聞いてるけど、夏までは継続して見ていくことになる」

高校時代に控えながら、3年春のピッチングが評価されてスカウトから注目されていたようです。

また、大学日本代表の紅白戦を見てスカウト陣からドラフト上位候補だと話をしています。

その他にも中日が一位指名候補、広島が上位候補としてリストアップしているとの情報も出ています。

投球を見る限りでも、2020ドラフトでの上位指名は確実と言えるでしょうね。

これからの試合に注目が集まることは間違いなしなので、さらに評価は高まっていくのではないでしょうか。

今後の活躍にも期待です。

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山崎伊織(東海大学)のまとめ

以上が山崎伊織の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

最速153km/hのストレートと、スライダー・カットボールが抜群の選手です。

高校では大きな活躍ができなかったものの、ポテンシャルの高かった選手だといえます。

大学ではそのポテンシャルを遺憾なく発揮し、日本代表選手にまで上り詰めました。

まだまだ伸び代もある選手なのでこれからの活躍に期待です。

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