2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は日本体育大学の吉田大喜投手です。
最速151kn/hのノビのあるストレートと多彩な変化球が魅力で、2019大学野球日本代表にも選ばれています。
今回はそんな日本体育大学 吉田大喜の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
吉田大喜(日体大)の経歴やプロフィール
吉田大喜の経歴です。
- 名前 : 吉田大喜(よしだ だいき)
- 出身地 : 大阪府茨木市
- 生年月日 : 1997年7月27日
- 身長 : 175cm
- 体重 : 77kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:茨木市立東雲中学校 → 大阪府立大冠高校 → 日本体育大学
詳しく見ていきましょう。
吉田大喜の小学校、中学校時代は?
軟式野球を小学校5年生から始めます。
茨木市立東雲中学校では、軟式野球部に所属。
中学校2年生の時に外野手から投手へ転向しました。
高校は、地元の大阪府立大冠(おおかんむり)高校に進みます。
吉田大喜は高校2年生春の府大会で3位に!
1年生の時からベンチ入りし、1年生夏は、府大会2回戦で7回1失点9奪三振の完投勝利(コールド)を挙げるなど4試合に登板。
2年生春の府大会は、準々決勝の上宮太子高校戦で、リリーフとして6回を投げて3失点、サヨナラ勝ちに繋げます。
準決勝の履正社高校戦で打ち込まれて負けますが、三位決定戦のPL学園高校戦では、9回を投げて7失点するものの完投勝利を挙げ、大冠高校初の県大会ベスト3。
2年生夏は、府大会3回戦の大阪桐蔭高校戦に登板しますが、4対9で敗れました。
吉田大喜は甲子園出場なし!
3年生夏の府大会は、3回戦の香里丘高校戦で2失点、毎回の18奪三振。
この試合で球速146km/hをマークしました。
阪神・日本ハム・広島・オリックスなどのプロ野球スカウトが視察した準々決勝の汎愛高校戦では、1失点で完投勝利。
準決勝の大阪偕星高校戦ではビハインドからリリーフしましたが、自らも失点し試合も敗れます。
府大会3位が最高成績で、甲子園の出場はありませんでした。
高校時代から注目されていて、プロ志望届を提出しましたが、指名漏れとなります。
吉田大喜は2019大学野球日本代表候補に選出!
大学は日本体育大学(首都大学野球連盟)に進みます。
1年生の秋からリーグ戦に出場。
1年生秋は、7試合(うち先発3試合)に登板し3勝、26回を投げて防御率1.73(リーグ4位)でした。
しかし、2年生春は登板機会を減らし、2年生秋はリーグ戦の登板はありませんでした。
3年生春は、7試合21回を投げ防御率0.43(リーグ2位)。
3年生秋はリリーフ3試合と登板数を減らしますが、4年生春は7試合29 1/3回を投げ、1勝1敗、防御率1.23(リーグ1位)の成績を挙げました。
そういった活躍もあり、2019大学野球日本代表にも選出されます。
因みに、同級生には、同じ2019ドラフト候補の北山比呂投手がいます。
吉田大喜(日体大)の成績
吉田大喜の成績です。
- リーグ戦成績(16年秋~17年春、18年春~19年春):29試合、4勝4敗、87 1/3投球回、防御率1.65、被安打率6.39、奪三振率8.04、四死球率2.78
- 2019年春のリーグ戦:7試合、1勝1敗、29 1/3投球回、防御率1.23、被安打率4.30、奪三振率9.20、四死球率2.45
- 2019年日米大学野球:5試合、5投球回、防御率0.00、奪三振率7.20、四死球率0.00
成績は2019年春のリーグ戦終了時点のものです。
3年生春は3試合に先発登板したこともあり、投球回を伸ばしました。
打たれたヒットも少なくなっており、失点を抑えらえれています。
与えた四死球も、そこまで多くありません。
また、奪三振率を見ると、三振も奪える投手であると言えます。
吉田大喜(日体大)の特徴や動画
吉田大喜の特徴です。
こちらの動画(2019年秋季リーグ、筑波大学戦)を見ていきましょう。
https://www.youtube.com/AVJJp6_MV9s
ゆっくりと三塁方向に左足を上げてタメを作ってから、柔らかい腕の振りで投げています。
そこまで大きくないテイクバックですが、右足(軸足)から左足への体重移動を上手く使って投げられているようです。
また、常にセットポジションで投げていて、状況によらず安定したフォームで投げられそうです。
吉田大喜はキレのあるストレート!
バッターが振り遅れたり空振りする場面が見られ、球速よりも速く感じるのかもしれません。
回転数は2200rpmとプロレベルで、回転軸が地面と水平に近いので、ノビがあるのでしょう。
上から投げ下ろすフォームなので、こういったボールが投げられているようです。
なお、ストレートの球速は最速150km/hです。
吉田大喜は多彩な変化球!
動画を見ると、変化球はカーブ、フォーク、スライダー、チェンジアップを投げています。
縦方向のカーブは、回転数が多く、球速が抑えられているので、非常に落差が大きいです。
緩急をつけるには非常に有効なボールですね。
横方向のスライダーは、回転数も多く、横変化も大きいので、空振りが奪えています。
左バッターからも、コースが決まるとストライクカントを取れ、決め球となりそうです。
さらにフォークは回転数が少なく、ジャイロ回転なので、落差が非常に大きいです。
空振りも奪えており、決め球として十分使えそうです。
チェンジアップはフォークに近い球質なので、球速なりでフォークとの違いを見せたいところです。
以上、変化球は多彩で、高レベルなのがわかります。
吉田大喜の制球力は高い
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、ストライクゾーンギリギリの所にも投げられています。
四死球がそこまで多くないことを考えると、制球力は高めと言ってよさそうです。
安定感ある投球は、高い制球力が要因でしょうね。
吉田大喜の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速150km/hのキレのあるストレート
- 変化球は、二種類のスライダーとカーブ
- 制球力は高い
です。
最速150km/hのキレのあるストレートと決め球として使えるスライダー・カーブ・フォークが武器のピッチャーです。
大学に入ってからも球速を伸ばし、4年生春は安定した成績を残せるようになっており、伸びしろもまだあると思います。
吉田大喜(日体大)のスカウト評価や指名の可能性
吉田大喜のスカウト評価です。
- プロスカウト「(この日)最速147キロも出ているし純粋に球が強い。フォームが崩れることもない」
球団は不明ですが、2019年春のリーグ戦を視察した時のものです。
ストレートの力強さやフォーム等を評価されています。
また、高校時代に寄せられたコメントもありました。
- 千葉ロッテ・下敷領悠太スカウト「直球に勢いがある」
当時から、ストレートの力強さを評価され、注目されていたことが分かります。
2019年春は安定した成績を残せるようになり、2019大学野球日本代表にも選ばれているので、今後、視察の機会が増えると思います。
2019春の成績や投球内容を見る限りでは、2019ドラフトで指名される可能性は高く、個人的には外れ一位でもおかしくないと思います。
また、本人もプロへの意気込みは十分です。
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以上が、日本体育大学 吉田大喜の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
ノビのあるストレートと多彩な変化球が武器の本格派右腕。
スカウトコメントは少ないですが、個人的には外れ一位指名候補だと思っています。
2019ドラフトでは上位指名は確実でしょう。
今後の動向や活躍に期待していきましょう。
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