2023年のパ・リーグ新人王の発表は「NPB AWARDS」で発表。
今年の開催は未定ですが11月頃に開催されると思います。
そんな新人王候補をランキング形式でご紹介します。
本記事では
- 2023年パ・リーグ新人王予想ランキング・・・>>詳細はこちら
をご紹介しています。
*表がはみ出している場合、右にスクロールできます。
記事の最後にはパ・リーグ新人王アンケートも実施していますので、投票してくれると嬉しいです!
パ・リーグ新人王争いランキング
2023年パ・リーグ新人王ランキングをご紹介していきます。
*9月27日時点です。
ランキング10位!大津亮介【ホークス】
ドラフト2022で2位指名の大津亮介です。
社会人時代は先発を任されていましたが、セットアッパーとして結果を残しています。
現時点での成績は下記です。
試合 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | セーブ | ホールド | 三振 | 与四死球 |
44 | 39 | 2.54 | 2 | 0 | 12 | 20 | 12 |
ここまで44試合に登板し、防御率2.54というまずまずの成績を残しています。
三振数は少ないですが与四死球が少ないのが結果に繋がっているようです。
社会人時代は先発という事もあり140km/h前半の球速でした。
しかしプロ入り後はリリーフということもあり、常時150km/hに迫る球速を出しています。
そして制球面で安定し、スライダー・カットボール・カーブ・チェンジアップ・スプリットと多彩な変化球を巧みに投げ込みます。
ボールで圧倒するタイプではありませんが、投球術で翻弄するタイプですね。
奪三振率や被打率から一軍では苦しそうですが、どこまで粘れるかがカギでしょう。
ランキング9位!池田来翔【ロッテ】
ドラフト2021で2位指名の池田来翔です。
昨年は1軍を経験するも11試合の出場に終わりました。
現在の成績は下記です。
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | OPS |
39 | .265 | 2 | 7 | 0 | .324 | .726 |
開幕1軍とはなりませんでしたが、5月に昇格。
その後、併用ながら1番スタメンで出場する機会も増えています。
しかし、5月30日に死球を受け右手薬指を骨折しプレーを続けていましたが、7月25日に一軍登録を抹消されています。
ガッチリした体格からのフルスイングが魅力です。
変化球にもうまく対応したり、内角の難しいコースにも対応したりと、バットコントロールの巧さも見せます。
また身体能力が高く、2塁盗塁タイム3.31秒とプロでもトップクラスの脚力があります。
チーム事情の関係で現在は一塁を任されていますが、二塁や三塁も問題なくこなせるでしょう。
ランキング8位!内星龍【楽天】
ドラフト2021で6位指名の内星龍です。
3年目の今年、春季キャンプ一軍入りし、開幕一軍を勝ち取りました。
現時点での成績は下記です。
試合 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | セーブ | ホールド | 三振 | 与四死球 |
49 | 48 1/3 | 2.61 | 4 | 0 | 7 | 32 | 15 |
ここまでリリーフとして49試合に登板し、防御率2.61とまずまずの成績を記録しています。
三振数がまずまず多い事から、ボール自体も一軍で通用していることがわかります。
190cmの恵まれた体格で、山本由伸そっくりな投球フォームです。
武器は最速152km/hの力強いストレートで多くの空振りが奪えています。
映像を見る限り回転の質も良さそうなので、ノビのあるボールと思われます。
また、140km/h前後のフォークを投げており、武器となっているボールです。
ジャイロ系の回転ということで、球速・落差ともに申し分なく、高レベルな球種ですね。
まだ高卒3年目ということや大柄な体格を考えると、まだまだ伸びしろもありそうです。
ランキング7位!茶野篤政【オリックス】
ドラフト2023で育成4位指名の茶野篤政です。
オープン戦から結果を残し支配下登録から開幕スタメンを勝ち取りました。
現在の成績は下記です。
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | OPS |
91 | .237 | 0 | 23 | 7 | .291 | .560 |
打率は2割中盤と下降気味ですがまずまずの結果を残せています。
長打が少ないのでOPSもそこまで高い水準ではありません。
小柄ではありますが、しっかりしたスイングが出来ています。
さらに抜群の走力で盗塁を決める能力も兼ね備えています。
また、守備面でも広い守備範囲だけでなく、肩の強さもあり走攻守で貢献できるタイプです。
守備の指標であるUZRではパリーグのライトではNo.2の数字となっており、守備での貢献度が抜群です。
打撃面でもう少し結果を残せると良いですね。
ランキング6位!友杉篤輝【ロッテ】
ドラフト2023で3位指名の友杉篤輝です。
大学時代には一級品の走力と守備力が注目されていました。
現在の成績は下記です。
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | OPS |
63 | .258 | 0 | 9 | 9 | .292 | .588 |
出場機会は多くありませんが、走塁・守備面での貢献度が高くなっています。
打つ方でも打率2割中盤とまずまずの結果を残せています。
打撃ではコンパクトに打ち分けるタイプです。
長打力はありませんが広角に打ち分けが出来るので、ある程度の率は残せそうです。
魅力は高い走力と守備力です。
守備の指標であるUZRでは西武源田以上の数字となっており、守備面での貢献度は非常に高いです。
トータルとして、勝利への貢献度を表すWARでもパリーグ打者の新人王有資格者でNo.1となっています。
出場機会は多くないものの、チームへの貢献度は高くなっています。
ランキング5位!スチューワート・ジュニア【ホークス】
ドラフト2019にホークスと契約したスチューワート・ジュニアです。
2018年にブレーブスから1巡目指名をされながら契約条件で合意に至らず。
高校卒業後に短期大学を経て2019年に6年契約でホークスと契約を結びました。
現時点での成績は下記です。
試合 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | セーブ | ホールド | 三振 | 与四死球 |
13 | 71 1/3 | 3.03 | 3 | 0 | 0 | 61 | 42 |
ここまで13試合に登板し、防御率は3.03というまずまずの投球をしています。
四球が多いですが、奪三振率7.70という高い数字を記録。
最速160km/hで、ここまでのストレートの平均球速は154.1km/hという異次元のスピードボールが魅力です。
また、上の映像で衝撃を受けた方も多いと思いますが、回転数が異常値をたたき出しています。
ストレートは2,800rpm、スライダーは3,400rpmに迫る数字です。
MLBでもほぼ見られないような数字となっており、これだけでもスチューワートの凄さがわかります。
与四死球数が減ってくると、もっととんでもない成績を残しそうです。
ランキング4位!宇田川優希【オリックス】
ドラフト2020で育成3位指名の宇田川優希です。
昨年9月に一軍出場を果たし、勝ちパターンを任された期待のリリーバーです。
現時点での成績は下記です。
試合 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | セーブ | ホールド | 三振 | 与四死球 |
43 | 42 2/3 | 1.90 | 4 | 2 | 18 | 50 | 30 |
ここまで43試合に登板し、防御率1.90と好成績を残しています。
4月末に上半身のコンディション不良で離脱していましたが、6月中旬から復帰。
復帰明けの登板から打ち込まれるシーンが目立っていましたが、ここ最近は安定感が戻ってきています。
最速159km/hで、常時150km/h以上を投げ込みます。
大学時代のスロー映像を見ると、上から投げ下ろす投球フォームなので、回転軸がバックスピンに近くなっています。
回転数も多いので、非常にノビのあるストレートとなっていることがわかります。
また、落差の大きなフォークも 武器になっています。
ジャイロ回転で回転数が低く抑えられているので、落差が非常に大きくなっています。
球速も140km/hを超えてくるので、対応するのは非常に難しいでしょう。
ランキング3位!渡辺翔太【楽天】
ドラフト2022で3位指名の渡辺翔太です。
パームボールを武器に大学4年生時に日本代表に選出された本格派右腕。
現時点での成績は下記です。
試合 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | セーブ | ホールド | 三振 | 与四死球 |
46 | 44 1/3 | 1.42 | 8 | 1 | 22 | 37 | 17 |
開幕こそ2軍スタートでしたが、6月に昇格後から結果を残し続けています。
ここまで46試合に登板し、防御率1.42と好成績を残し、8勝を挙げる活躍です。
リリーフ時は球速150km/h前後で勢いあるストレートを投げ込みます。
そこからパームを中心に多彩な変化球を低めに集め、打ち取るスタイルです。
制球面でも安定しており、打者は的を絞りにくいでしょうね。
タイプ的には先発もこなせると思いますので、来年以降は先発でも見てみたい選手です。
ランキング2位!荘司康誠【楽天】
ドラフト2022で1位指名の荘司康誠です。
大学時代から抜群の安定感を誇っていた素材型右腕です。
現時点での成績は下記です。
試合 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | セーブ | ホールド | 三振 | 与四死球 |
18 | 104 2/3 | 3.35 | 4 | 0 | 0 | 87 | 53 |
ここまで18試合に登板し防御率3.35と結果を残しています。
やや与四死球が多くランナーを貯めてしまうケースが見られます。
しかし、イニング数に迫る三振数からボール自体はすでにプロでも通用していることがわかります。
190cm近い長身で上から投げ下ろす投球フォームです。
大学時代のデータを見ると回転軸が非常にきれいでノビのあるストレートを投げていることがわかります。
また、球速帯の速いカット系のボールやスプリットも有効なボールとなっています。
データ的にもプロでやれるレベルであることがわかります。
制球さえまとまってくれば、もっと結果を残せるでしょう。
まだまだ細身で体が完成していないと思いますので、今後の成長が非常に楽しみな選手ですね。
ランキング1位!山下舜平大【オリックス】
ドラフト2020で1位指名の山下舜平大です。
昨年まで一軍登板はありませんが、2023年シーズンの開幕投手に選出されました。
現時点での成績は下記です。
試合 | 投球回 | 防御率 | 勝利 | セーブ | ホールド | 三振 | 与四死球 |
16 | 95 | 1.61 | 9 | 0 | 0 | 101 | 34 |
ここまで16試合に登板し、9勝を挙げ防御率1.69という抜群の安定感。
奪三振率9.57は規定投球回数未到達ながら山本由伸に匹敵する数字です。
オープン戦では3月4日のオープン戦でリリーフとして158km/hを記録し話題に。
ここまでの平均球速は154.1km/hと異次元の球速をたたき出しています。
スロー映像を見る限り、ボールの回転も非常に良いので、ノビのある球質であることがわかります。
球速がこれだけ出ている事もあり、すでに一軍で圧倒できるレベルでしょう。
また、高校時代はカーブしか投げていませんでしたが、そのカーブは縦割れの大きなカーブで武器になるボールです。
昨年は2軍戦でスプリット、スライダーも投げており、変化球も操れる器用さも持ち合わせています。
将来の日本を代表する選手になるでしょう。
2023年プロ野球パ・リーグの新人王候補選手のまとめ
以上が2023年のパリーグ新人王候補と予想ランキングでした。
新人王の有力候補は下記です。
- 山下舜平大【オリックス】
- 荘司康誠【楽天】
- 渡辺翔太【楽天】
- 宇田川優希【オリックス】
- スチュワート【ホークス】
- 友杉篤輝【ロッテ】
- 茶野篤政【オリックス】
- 内星龍【楽天】
- 池田来翔【ロッテ】
- 大津亮介【ホークス】
現時点で新人王争いは山下が大きくリードしており、ほぼ当確と言って良いでしょう。
山下離脱から荘司・渡辺の楽天勢が追い上げを見せていますが、残り試合を考えると厳しいですね。
パ・リーグ新人王の発表は11月28日の「NPB AWARDS」で発表です。楽しみに待ちましょう。
合せて読みたい!
2023年パ・リーグ新人王アンケート是非投票お願いします!!
僕は新人王はオリ山本か楽天田中だと思います。
藤岡選手は低打率が響くと思います。
加治屋選手を批判するわけではなく確かに今年は凄い成績だったとは思いますが社会人出身5年目の選手が選ばれると新人王の定義が分からなくなってきます。
いつもコメント有難うございます。
パ・リーグ新人王は田中か山本に絞られましたよね。
藤原は全試合出場していますが、8月から
打率を上げられなかったのが痛かったですね。
加治屋については11月25日で27歳ですからね~
高卒5年目ならまだ良いと思いますが・・・
新人王の規定に年齢制限があっても良いような気がしますよね。
4月27日現在での予想ですがパ・リーグの新人王ではこのままいくとホークス甲斐野選手だと予想します。
連続試合無失点の新人記録を更新しましたし交流戦になってもセ・リーグのチームはあの直球はなかなか打てないと思っています。
疲労で後半戦に打ち込まれるかが唯一の懸念材料ですが僕は甲斐野選手が新人王になると思っています。
あとはオリックス榊原選手もあると思っています。
いつもコメント有難うございます!
甲斐野良いですよね〜
私も大学時代からイチオシだったので、活躍がとても嬉しく感じています。
甲斐野が新人王になるとすると最低30ホールドは必要になるでしょう。
このまま行けば十分到達できるでしょうね。
ただおっしゃる通り、夏場以降を切り抜けられるかが課題となるでしょう。
昨年の山本由伸も夏場に抹消されたりとペースが一気に落ちましたからね。
個人的には甲斐野に新人王獲得してほしいと思っています。
榊原も良いですよね〜
オープン戦見たときに良いボールを投げていたので期待してました。
まだまだ若いですし将来が非常に楽しみです!
甲斐野投手はここまで2軍落ちなく60試合登板、初登板からの連続無失点記録を作り、負傷で離脱した守護神の代役まで務めて8セーブ、25ホールド。セーブとホールドを単純に比較はできないですが、前代未聞の活躍ではないでしょうか。
リリーフ投手をもっと高く評価してほしいな、と常々思っています。
新人として素晴らしい活躍でしたね。
登板過多による疲労の影響で打ち込まれる場面が多くなってきましたが貢献度は高いです。
私も学生時代から注目していた選手なので活躍を嬉しく思っています。
ただリリーフはこれまであまり評価されていませんので新人王は厳しいでしょうね。