楽天 新外国人助っ人アラン・ブセニッツを獲得!?メジャーでの成績や傾向を徹底分析!

こんにちは~

PBL会長のたけぽんです。

2018年のプロ野球も日本シリーズが終わり、移籍情報が出てくるようになりましたね。

そんな中、楽天が新外国人選手の獲得を発表しました!

そのれは、アラン・ブセニッツという選手です。

メジャー経験のある最速158.4km/hの本格派リリーフ投手のようです。

今回はそんなブセニッツのメジャーリーグの成績やデータから、日本で活躍が出来るのか分析してみました!

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楽天 新外国人助っ人アラン・ブセニッツの経歴やプロフィール

アラン・ブセニッツの経歴は下記です。

ブセニッツ経歴
  • 生年月日:1990年8月22日
  • 年齢:28歳
  • 出身:アメリカ
  • 身長:185.4 cm
  • 体重:81.6 kg
  • 投打:右投右打
  • 守備:投手

外国人助っ人としては、あまり大きくない体型で、日本人投手に近いですね~

年齢はまだ28歳ということで、うまく日本の野球に慣れてくれれば、長期間の活躍をしてくれるかもしれません。

MLBでは2シーズン・51登板の経験を持っています!

2013年にエンゼルスに入団しており、2015年には先発からリリーフに転向。

2016年に3Aに昇格しましたが、トレードでツインズに移籍しています。

2017年は3Aで防御率1.25という素晴らしい成績を残しMLB昇格。

MLB昇格後は、2017年に28登板、2018年に23登板をしています。

メジャーではどんな活躍をしていたのでしょうか?

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楽天 新外国人助っ人アラン・ブセニッツのメジャーでの成績

まずは気になるアラン・ブセニッツのメジャーでの成績をご紹介します。

年度試合防御率ホールド奪三振四死球
2017281.99112239
2018237.824102614
通算514.585224923

MLB通算では51試合に登板しており、防御率は4.58と良い成績とは言えません。

2017年は防御率1.99という素晴らしい成績を残していますが、2018年は防御率7.82という悪い数字となっていますね~

それでも2018年は4勝1敗と、勝ち星に恵まれています(笑)

投球回は57、四死球23個なので、四死球率は3.63という数字です。

このことから、制球力についてはそこそこという事がわかりますね。

三振は49個奪っており、奪三振率は7.74という高い数字です。

三振を多く取れるタイプの投手であることがわかりますね。

では、実際にプレーを見てみましょう!

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楽天 新外国人助っ人 アラン・ブセニッツのメジャーのプレイ動画

まず注目したいのは球速です。

球速は98マイル(158km/h)と表示されていますから、ストレートは速いですね~

若干シュート回転はしているものの、勢いを感じます!

さらに、同じ球速で鋭く変化するツーシームを投げています。

かなり動いているように見えますが、球速はストレートと同じくらい速く、97マイル(157km/h)出ています!

日本人相手にはかなり有効なボールと言えるでしょうね~

また変化球は、縦に割れる大きいカーブを投げており、球速は85マイル(137km/h)前後なので速いです。

いわゆる今流行りのパワーカーブというやつですね。

動画だと、こういったことがわかりますが、次の章でもう少し詳しく分析していきます。

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スタットキャストから見るアラン・ブセニッツの分析は?

メジャーリーグでは「スタットキャスト」と言われる計測システムがあります。

打球速度や打球角度などの細かなデータが見れる素晴らしいシステムです。

以前スタットキャストで大谷翔平を分析しましたが、今回はスタットキャストで2018年のアラン・ブセニッツのデータを見てみましょう。

楽天 ブセニッツの球種と投球割合は?

まずアラン・ブセニッツの球種を見てみましょう。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

球種は、4シーム、2シーム、チェンジアップ、カーブの4つです。

投球割合は、61%が4シームで、35%がカーブとなっています。

投球割合を見ると、チェンジアップと2シームはわずかですね~

球種が少ないタイプの投手と言えそうです。

では、これらの球質を詳しく見ていきます。

楽天 ブセニッツのストレートは打たれている!?

まずはストレートの変化量と球速・回転数を見ていきましょう。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

左のグラフは、投手からの目線でどのくらい変化したか?を表しています。

薄色はMLB平均を表しており、グラフの中心は理論上無回転のボールを想定して頂くと、わかりやすいです。

左のグラフを見ると、青色の4シームはMLB平均とほぼ同じ成分であることがわかります。

右のグラフでは球速と回転数がわかります。

球速はMLB平均よりも速く、回転数も多い事がわかりますね。

ちなみにストレートの平均球速は153.4km/h、最速は158.4km/hなので、球速はかなり速いと言えそうです。

続いて、速球の判定割合で、左がブセニッツ、右がMLB平均です。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

MLB平均よりも、空振りが多く、見逃しが少なくなっています。

球速がMLB平均よりも速いので、空振りしやすいのだと考えられます。

ボールの割合はMLB平均と変わらないことから、そこそこコントロール出来ているのでしょう。

続いて下のグラフは、速球の投球結果です。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

データを見ると、被打率が高いですね~

3割以上の安打を打たれており、特に長打を打たれている割合が多いです。

また、MLB平均に比べ、四球の確率が多いのも気になります。

三振はMLB平均と違いはありませんね。

判定の割合ではそこそこいい結果でしたが、投球の結果を見てみるとあまり良くありませんね。

楽天 ブセニッツのカーブは変化が大きく速い!

続いてカットボールの変化量と球速・回転数を見ていきましょう。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

グラフを見ると、緑色のカーブはMLB平均に比べ、縦の変化量が大きいことがわかります。

球速はMLB平均よりも速く、回転数が非常に多いですね~

一般的に、球速が速い場合は変化量が小さくなりますが、ブセニッツの場合、回転数が多いので変化量も確保出来ていることがわかります。

これを見ると、ブセニッツのカーブは、

球速が速く変化量の大きなカーブ

と言えるでしょう!

ちなみにカーブの平均球速は133.0km/hです。

続いてカーブの判定割合を見ていきましょう。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

ボール球が約半数となっており、空振りやファールが少なくなっています。

続いてカーブの投球結果です。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

4シーム同様に被打率が非常に高いですね~

3割以上の安打を打たれ、約1割がホームランという数字となっています。

ストレート同様に、判定の割合ではそこそこいい結果でしたが、投球の結果を見てみるとあまり良くありませんね。

楽天 ブセニッツの2シームは球速が速い!

続いて2シームの変化量と球速・回転数を見ていきましょう。

楽天 新外国人 助っ人 アラン・ブセニッツ 獲得 メジャー 成績 傾向 徹底分析

グラフを見ると、オレンジ色の2シームはMLB平均に比べ、縦の変化量が大きいことがわかります。

その代わり、横の変化は小さくなっています。

球速はMLB平均よりも早く、回転数が非常に多いですね~

このことから、ブセニッツの2シームは

4シームとほぼ同じ球速で、変化量が小さい

と言えるでしょう。

ちなみに平均球速は153.0km/hという速さです!

曲がりが小さいとはいえ、ストレートとほぼ同じ球速なのは非常に厄介ですよね~

続いて、2シームの判定割合と結果割合をご紹介、と行きたいところですが、投球数が少ないので参考になりません(笑)

2018年シーズンは16球しか投げていないんですよね~

あまり自信がないのか?制球が悪いのか?理由はわかりません。

楽天 ブセニッツの分析のまとめ!

最後にまとめです。

2018年は防御率7.82でしたね。

MLBの2018年平均防御率は4.27ですから、数字を見るとたしかに悪いです。

しかし、4シーム、カーブは球質や判定の結果を見ると悪くはありません。

ではなぜ結果が出ていないのか?

それは、球種の少なさが原因だと考えられます。

球種別の投球割合では、4シーム61%、カーブ35%ですから、ほぼこの2球種のみです。

それは打たれますよね(笑)

おそらく、2017年に活躍出来たのはデータが無かったからでしょう。

しかし、2018年はデータ分析により球種の少なさが露呈し、攻略されてしまったと推測されます。

なので、ブセニッツが日本で活躍できるかどうかは、

球種を増やせるか or 投球割合を変えられるか

に掛かっていると言えそうです。

2シームが非常に良さそうなので、2シームの割合を多くするだけで、日本で活躍出来そうな気がするんですけどね~

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楽天 新外国人助っ人アラン・ブセニッツを徹底解剖!まとめ

以上が楽天の新助っ人外国人アラン・ブセニッツの分析でした。如何でしたでしょうか?

まとめると

ブセニッツまとめ
  • 年齢は28歳とまだまだ若い
  • メジャー通算51試合登板
  • 2017年は防御率1.99という活躍
  • 最速158.4km/hのストレート
  • 球速の速い変化の大きいカーブが特徴
  • 被打率は非常に高い
  • 2018年の防御率が悪いのは球種の少なさ?
  • 2シーム割合を増やせば日本で活躍できる?

最速158.4km/hの速球は勢いもあり魅力ですね。

また、球速が速く、落差の大きいカーブは十分日本でも通用しそうですが、球種の少なさは気になるところ。

しかし、4シームとほぼ同じ球速の2シームを多投すれば、かなり活躍出来そうな気がします。

ブセニッツの活躍のカギは、こういった提案を楽天首脳陣が出来るか?に掛かっていると言えるでしょう。

おそらく、こういった背景を知った上で獲得しているでしょうから、期待はできそうですよね。

個人的には、2シームを多投すれば、十分リリーフエースや守護神として活躍出来るのではないかと感じています。

来年のブセニッツの活躍に期待しましょう!

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