今回、紹介するのは履正社高校の関本勇輔捕手です。
長打力や肩の強さ、キャッチングや走力などが武器の打てる捕手で、2年生秋からはキャプテンとなりました。
今回は、そんな履正社 関本勇輔の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
関本勇輔(履正社)の経歴やプロフィール
まず、関本勇輔の経歴です。
- 名前 : 関本勇輔(せきもと ゆうすけ)
- 出身地 : 兵庫県西宮市
- 生年月日 : 2002年9月28日
- 身長 : 175cm
- 体重 : 84kg
- 投打:右投右打
- ポジション:捕手
- 経歴:夙川少年野球(西宮市立凪川小学校)→ 兵庫西宮ボーイズ(西宮市立苦楽園中学校) → 履正社高校
詳しく見ていきましょう。
関本勇輔は2年生春のセンバツ甲子園に出場!
小学校1年生の時から野球をはじめ、夙川少年野球に所属します。
当時のポジションは、ピッチャーやショートでした。
中学生になってからは、兵庫西宮ボーイズでプレーし、それと同時に肩の強さを活かしてキャッチャーを守るようになります。
因みに、父は、阪神でプレーした関本賢太郎さんです。
高校は、履正社高校に進みます。
2年生春のセンバツ甲子園からベンチ入りし、1回戦の星稜高校(石川)戦では代打で出場、エラーを誘うサードゴロを打ちました。
2年生夏の府大会2回戦では、代打で出場し二塁打を打っています。
履正社高校が優勝を決めた2年生夏の甲子園では、ベンチ入りしますが、一学年上には野口海音がいたため、出場機会はありませんでした。
関本勇輔は2年生秋からキャプテンを務める!
2年生秋からは、キャッチャーとして先発出場するようになります。
また、キャプテンにも選ばれました。
岡田龍生監督と上級生との間での話し合いで、「真面目な人柄だから」という理由で決まったそうです。
2年生秋の府大会では、1回戦の八尾北高校戦で2本の本塁打を打ち、11打点を挙げます。
2回戦の明星高校戦では4番を打ち、2球団のスカウトが注目する中で、タイムリーヒットを打ち、2塁への盗塁を刺しました。
この時の、2塁への送球タイムは1秒82だったそうです。
そして、3回戦の阪南大高校戦ではサヨナラ本塁打、決勝の大阪桐蔭高校戦では同点3ラン本塁打を打ちます。
府大会2位で出場した近畿大会では、準々決勝の京都翔英高校戦で2安打、準決勝の天理高校(奈良)戦ではタイムリー2塁打を打ちました。
阪神タイガースの井上広大外野手は1学年上、同じ2020ドラフト候補の岩崎峻典投手、小深田大地内野手、岩崎峻典投手
は同学年です。
関本勇輔(履正社)の成績
次に、関本勇輔の成績です。
打撃と守備に分けて見ていきましょう。
関本勇輔の打撃成績!
まずは打撃成績です。
- 甲子園(19春):1試合、打率.000、0打点、0三振、出塁率.000
- 地方大会通算(近畿大会:19秋、県大会:19夏秋):12試合、打率.488、6二塁打、1三塁打、4本塁打、28打点、出塁率.522、1三振、2盗塁
成績は、2019年までのものです。
甲子園での出場機会は少なく、ヒットを打てていません。
一方で、地方大会では、2年生秋からレギュラーとなり、高い打率を残せています。
四死球を選んでの出塁もできており、地方大会では3四死球に対して1三振と三振の数も少ないです。
また、本塁打などの長打も打てています。
高校通算本塁打は15本ですが、レギュラーになったのが最近なので、対外試合が再開されれば増やしそうです。
一方で、盗塁も決めており、足も速いのかもしれません。
関本勇輔の守備の成績!
続いて守備の成績です。
- 地方大会通算(近畿大会19秋):3試合、失策0、盗塁阻止率.500(刺した盗塁:1、許した盗塁:1)
これを見る限りでは、盗塁を刺す事が出来ていて肩が強く、無失策で守備も安定しています。
関本勇輔(履正社)の特徴や動画
関本勇輔の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
左足を少し上げてタイミングを取り、足は少し曲げて構えています。
体全体を使って、最後まで振り切る鋭いスイングです。
関本勇輔は長打力!
動画の2分過ぎでは、内角寄りの変化球をレフトスタンドに打っています。
パワーがあるほか、最後まで振り切るスイングなので、長打を打てるのでしょう。
また、動画の30秒辺りでは、ファウルになりましたが、ライト方向にも伸びる打球を打っており、逆方向にも長打を打てそうです。
関本勇輔の選球眼はまずまず!
ボール球を見送る事ができていて、三振の数が少ない事からも選球眼はまずまずといっていいでしょう。
また、難しい球にも対応してヒットにすることもできていました。
関本勇輔はプロレベルに相当する肩の強さ!
次に、こちらの動画を見ていきましょう。
動画の1分45秒辺りでは、盗塁を刺していますが、捕球から送球までの動作も速く、低めに送球されています。
遠投は125mまででき、肩も強いです。
先ほども書いた通り、2塁への送球タイムで1秒82を記録したこともありますが、これはプロレベルに相当します。
これを見て送球タイムが梅野より早いキャッチャーが多いんやな。
梅ちゃんは何の力が強いんやろうか… https://t.co/rvLjQzgqCS— kisshan#明桜🌸 (@kisshan23_3150) December 13, 2019
関本勇輔のキャッチングや守備・走力はまずまず!
捕球する際は、低めの球などをこぼしている場面も見られますが、前に落として押さえているので、キャッチングの基本動作ができています。
動画の4分10秒辺りでは、一塁ベース寄りのフライにも素早く反応していました。
また、50m走のタイムは6秒4で足の速さもまずまずです。
関本勇輔の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 逆方向含めて長打を打てる
- 選球眼はまずまず
- プロレベルの肩の強さ
- キャッチングや走力はまずまず
です。
肩の強さが魅力で、長打も打てます。
まだ、高校生という事もあり、伸びしろがありそうです。
関本勇輔(履正社)のスカウト評価や指名の可能性
関本勇輔のスカウト評価です。
- 巨人・水野投手巡回コーチ「3盗塁刺を記録した履正社・関本も見逃せません。1試合きりの大舞台で結果を残せるあたりは、何か持っているのかもしれません。」
- 巨人・渡辺スカウト「肩も打撃もいい」
- 阪神・和田TA「際どいところを見極めてストライクゾーンに甘くきたところを確実にヒットにしていたから。あの見極めが武器。そういうところがお父さんに似ている」「何番でも自分の仕事に徹していた。見極めもよく、ストライクゾーンをひと振りで仕留められる。そういうところはお父さんに似ている」「1球もムダにしないという向上心が見える」
- 阪神・畑山統括スカウト「肩もいいし、バッティングもいい。勝負強さもある。今の段階で、十分(来年ドラフトの)候補に入ってくると思いますよ」「元々肩は強いし、打撃も良くなっている。特に勝負強いし、キャプテンもしているからね」「(関本の盗塁阻止について)送球が良くなったというか、元々これぐらいは投げられていたのが、少し調子を落していた感じで。タイムリーもあったが、この甲子園で1試合だけというチャンスで、現状のベストプレーを見せたという勝負運というか、そういう部分でいいところが見られたなと思います」
現時点で巨人、阪神のコメントが出ています。
特に阪神は、和田テクニカルアドバイザーが熱心に視察を繰り返しているようで、注目していていることがわかります。
伸びしろのある捕手なので、2020ドラフトで指名される可能性もありそうです。
「高卒でプロに行き、父と同じ土俵に立ちたい」と話しており、本人はプロ入りへの強い意思があります。
また、「元阪神の矢野燿大さん(現・監督)のように、試合をコントロールできるようになりたい」そうです。
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関本勇輔(履正社)のまとめ!
以上が、履正社 関本勇輔の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
長打力や肩の強さが魅力でキャッチングや足の速さもまずまずです。
2020ドラフトで指名される可能性もあると思います。
今後の動向や活躍に期待しましょう。