今回、紹介する選手は履正社高校の岩崎峻典投手です。
力のあるストレートと横に変化しながら落ちるカットボールなどの変化球を投げ分けて抑える本格派投手。
高校生になってからも球速を伸ばし、2年生夏の甲子園では球速145km/hをマークし、チームの優勝にも貢献しました。
今回はそんな履正社高校 岩崎峻典の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
岩崎峻典(履正社)の経歴やプロフィール!
中学時代は強豪・神戸ドラゴンズのエースとして活躍し、名門・履正社でもエース候補に名乗りを上げる本格派・衣笠遼(3年)。身長177㎝体重80㎏の体躯から誇る最速145㎞の直球は威力抜群。秋は悔しい結果に終わるも、屈辱を糧に進化。岩崎峻典(3年)との熾烈なエース争いに燃える! pic.twitter.com/DsxRBURHKP
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) May 1, 2020
まず、岩崎峻典の経歴です。
- 名前:岩崎峻典(いわさき しゅんすけ)
- 出身地:大阪府大阪市
- 生年月日:2003年3月11日
- 身長 :176cm
- 体重: 76kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:城北ユニオンズ(大阪市立城北小学校) → 大淀ボーイズ(大阪市立大宮中学校)→ 履正社高校
詳しく見ていきましょう。
岩崎峻典は2年生春に体作りに力を入れる!
2歳上の兄・佑亮さんの影響で、小学校時代からソフトボールをはじめ、城北ユニオンズでプレーします。
当時から、ピッチャーでした。
中学生に入ってからは、硬式野球チームの大淀ボーイズに入りました。
「高いレベルで野球をしたい」という理由で、高校は履正社高校に進みます。
1年生秋からベンチ入りしました。
2年生春のセンバツ甲子園でも、メンバーに入りましたが出場機会のないまま初戦で敗れます。
春の大阪府大会ではベンチ外となり、その間は、体幹トレーニングなどの練習・体作りに力を入れました。
さらに、スパイクやグラブといった道具の手入れや翌日の試合に対するイメージトレーニングにも取り組んだそうです
岩崎峻典は2年生夏に甲子園で優勝!
2年生夏の府大会では、先発3試合を含む5試合に登板します。
4回戦の大阪電通大高校戦では9回1失点で完投し、15個の三振を奪いました。
5回戦の岸和田高校戦では、7回参考ながらノーヒットノーランを記録します。
府大会で優勝し、甲子園に出場しました。
甲子園では、先発1試合を含む4試合に投げます。
準決勝の明石商業高校(兵庫)戦では先発し、2020ドラフト候補の来田涼斗に先頭打者本塁打を打たれますが、9回をこの1失点のみに抑え、10個の三振を奪いました。
この試合での球速は145km/hを記録します。
決勝の星稜高校(石川)戦では、7回2アウト一塁二塁のピンチから登板して無失点に抑え、チームの優勝を飾りました。
岩崎峻典は2年生秋に近畿大会ベスト4!
2年生秋の府大会では、先発6試合を含む7試合に投げ、3試合に完封します。
準優勝して出場した近畿大会では、2試合に先発し、ベスト4になりました。
2年生冬は、スタミナを付けるために、投げ込みや走り込みを行います。
投げ込みは多い日で200球、走り込みは50m走を1日に20~30本を行ったそうです。
また、食事による体づくりに力を入れ、体重を5kg増やしました。
阪神タイガースの井上広大外野手は1学年上、同じ2020ドラフト候補の関本勇輔捕手、小深田大地内野手は同学年です。
岩崎峻典(履正社)の成績
次に、岩崎峻典の成績です。
- 甲子園通算(19夏):4試合、18 1/3投球回、防御率1.96、被安打率10.31、奪三振率7.36、四死球率0.98
- 地方大会通算(県:19夏秋、近畿:19秋):14試合、71 1/3投球回、防御率2.02、被安打率5.93、奪三振率10.22、四死球率2.02
成績は、2019年終了時点のものです。
甲子園では、ヒットを打たれやすかったものの、失点を抑えられています。
地方大会では、ヒットもそこまで打たれていませんでした。
四死球は少なめで、四死球により崩れる事は多くなさそうです。
また、奪三振率を見ると、三振を奪う事もできるピッチャーと言っていいでしょう。
岩崎峻典(履正社)の特徴や動画
続いて、岩崎峻典の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
左足を三塁方向に大きく上げてタメを作っています。
テイクバックはそこまで大きくないですが、大きな腕の振りです。
また、柔らかく肘を使って投げています。
岩崎峻典は力のあるストレート!
ストレートに力がありそうです。
最速は145km/hですが、バッターが振り遅れているので、球速以上に速く感じるかもしれません。
また、空振りを奪う事もできており、ストレートの質も良さそうです。
こちらの動画を見ると、1分辺りの回転数は約2440で、ドラフト候補の中でも高くなっています。
回転軸は、水平方向の軸が時計回りに傾き、ジャイロ回転成分が多く、わずかに沈むのが特徴です。
岩崎峻典は横に変化しながら落ちるカットボール!
動画では、変化球は、カットボール、フォークを投げています。
カットボールは、横に変化しながら落ちており、空振りを奪うことができ、本人も自信のある球のようです。
因みに、カットボールは、1学年上の清水大成から教わりました。
フォークは、打者の手元で落ち、空振りを奪えており、コースが決まればストライクカウントを取れるかもしれません。
それ以外の変化球は、スライダーや緩いカーブを投げます。
岩崎峻典の制球力はまずまず!
動画を見ると、キャッチャーの構えた所に概ね投げられており、内外角や低めに投げる事もできています。
四死球で崩れる事もそこまで多くなく、制球力はまずまずといった所です。
一方で、投球が抜けてボール球となったこともあるので、今後は、安定したコントロールが求められるかもしれません。
岩崎峻典の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 力のある最速145km/hのストレート
- 変化球は、カットボール、フォーク、スライダー、カーブ
- 制球力はまずまず
です。
最速145km/hの力のあるストレートと横に変化しながら落ちるカットボールなどの変化球を投げ分けて抑えます。
ストレートでも、変化球でもアウトを取る事が出来そうです。
高校2年生冬以降は、投げ込みや走り込み、体づくりを行っており、球速などを含めて、伸びしろもまだあると思います。
また、「エースとして、どんな形でもチームを勝たせたい」と話しており、責任感も強そうです。
岩崎峻典(履正社)のスカウト評価や指名の可能性
次に、岩崎峻典のスカウト評価です。
残念ながら、コメントを寄せたスカウトは現時点ではいません。
まだ、高校生3年生になったばかりということもあり、注目度はまだ低そうです。
しかし、日刊ゲンダイの報道によるある球団の選抜甲子園の有力選手リストをみると、リストアップされていることがわかります。
その為、注目選手であることは間違いありません。
今後の活躍次第では、2020ドラフトで指名される可能性もあると思います。
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岩崎峻典(履正社)のまとめ!
以上が、履正社高校 岩崎峻典の経歴、成績や特徴でした。
最速145km/hの力のあるストレートと横に変化しながら落ちるカットボールなどの変化球が魅力です。
今後の活躍次第では、2020ドラフトで指名される可能性も十分にあります。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。