ドラフト 候補の佐々木麟太郎(ささき りんたろう)は、184cm・113kgの右投左打の一塁手。岩手県北上市出身。花巻東高校所属。
巨漢から繰り出す圧倒的な飛距離で、高校3年生7月時点で歴代No.1の高校通算140本塁打を記録。
広陵の真鍋慧、九国大付の佐倉俠史朗と共に高校BIG3と呼ばれ、現時点でヤクルト・阪神・中日・西武・日本ハムが一位候補としてリストアップ。
基本情報 | |
名前 | 佐々木麟太郎 (ささき りんたろう) |
出身地 | 岩手県北上市 |
生年月日 | 2005年4月18日 |
身長 | 184 cm |
体重 | 113 kg |
血液型 | – |
SNS | – |
選手情報 | |
投球・打席 | 右・左 |
守備位置 | 一塁 |
遠投 | 90 m |
50m走 | 6秒9 |
好きな球団 | – |
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佐々木麟太郎の経歴・プロフィール
経歴(所属チーム) | |
小学校 | 北上市立江釣子小学校 (江釣子スポーツ少年団) |
中学校 | 北上市立江釣子中学校 (金ケ崎シニア) |
高校 | 花巻東 |
全国大会 | |
神宮大会 | 2021年 |
春の選抜 | 2022年 |
夏の甲子園 | 2023年 |
中学時代は硬式野球
父親は花巻東の佐々木洋監督です。
幼少期から野球を始め、北上市立江釣子小学校一年生時から江釣子スポーツ少年団でプレーします。
江釣子中学校では大谷翔平の父親である大谷徹さんが監督を務める金ケ崎シニアに所属。
投手兼三塁手として最速137km/hを記録しています。
3年生冬にはオンライン野球セミナーで高橋由伸から指導を受けています。
花巻東では一年生春から大活躍
花巻東では一年生春からベンチ入りを果たします。
春季県大会では二回戦の平舘戦では二打席連続ホームランの活躍を見せるなど、チームの優勝に大きく貢献します。
夏の選手権予選では三回戦の花北青雲戦、準々決勝の水沢工戦でホームランを放つも決勝の盛岡大付戦で敗戦となります。
一年生秋に明治神宮大会で大活躍
秋季大会では右手薬指の骨折しながらの出場となります。
それでも、準々決勝の黒沢尻工戦、準決勝の盛岡大付戦、決勝の久慈東戦で3試合連続弾を放ち、チームの岩手大会優勝に貢献。
東北大会では左足の疲労骨折をしながらの出場となりまさに満身創痍の状態でした。
しかし、二回戦の東日本昌平戦でホームランを放つ活躍を見せるなど、チームの東北大会優勝に大きく貢献します。
続く明治神宮大会では初戦の国学院久我山戦でホームランを放ち勝利に貢献します。
準決勝の広陵戦では1本塁打5打点の活躍もチームは敗戦となっています。
大会後の練習試合でホームランを放ち、一年生終了時点で高校通算50本塁打となっています。
二年生春に甲子園初出場を経験
冬には古傷の手術を決行し、リハビリを経て2年生春の選抜に間に合います。
春の選抜では初戦の市和歌山戦で初の甲子園出場を果たします。
しかし、米田天翼相手に無安打2奪三振を喫し、チームも敗戦となっています。
春季大会では準々決勝の盛岡第四戦でホームランを放つなど、県大会優勝に貢献。
東北大会では初戦の東北高校相手に無安打に終わり、チームも敗戦となっています。
夏の選手権予選では、準々決勝の水沢戦でホームランを放つなど、チームに貢献。
準決勝では齋藤響介擁する盛岡中央と対戦し、2安打1打点の活躍も、チームは敗戦となっています。
この試合で左手人差し指を骨折していたことが判明しています。
なお、この時の一学年上のチームメイトには田代旭がいました。
2年生終了時で高校通算106本塁打
秋からは主将を任され、秋季県大会では花北青雲戦で公式戦で初の捕手の守備についています。
打つ方では準決勝の盛岡大付戦で推定飛距離130mのホームラン。
決勝の専大北上戦で2打席連続ホームランを放つなど、優勝に貢献しています。
続く東北大会では鶴岡東戦で4打数0安打2三振でチームも敗退、選抜出場とはなりませんでした。
なお、父である佐々木洋監督が「やりにくかった」とのことで、東北大会終了後に主将は交代しています。
11月には2年生最後の練習試合の横浜隼人戦で2本塁打。
高校通算106本まで記録を伸ばし、清宮幸太郎の持つ111本の最多記録まで5本に迫ります。
高校通算本塁打記録を更新!
3年生3月には練習試合が解禁されると、大阪偕星学園戦で111本目、大崎中央戦で新記録の112本目。
6月に行われた愛知高野連招待試合の東邦・愛工大名電戦で計3本塁打を放ちます。
東北大会では準々決勝で敗退となるも、大会後に4本塁打を上乗せし、通算138本塁打まで記録を伸ばしています。
7月にはさらに記録を伸ばし140本塁打となっています。
夏の選手権予選では、背中に違和感を抱える中、準決勝の盛岡一戦で3安打1打点の活躍をするなど優勝に貢献。
自身初の夏の甲子園出場を決めています。
甲子園では初戦の宇部鴻城戦で逆方向に3安打を放ち、勝利に貢献しています。
佐々木麟太郎の動画と特徴
次に、佐々木麟太郎の特徴です。
圧倒的な飛距離
一番の魅力は長打力です。
動画二本目のホームランの滞空時間は6.5秒前後ということからもパワーがあることがわかります。
体重100kgを大きく超える巨体ということで、スイングスピードが速いと思われます
最近ではバレルゾーンが話題となっていますが、長打を打つには打球速度と打球角度が重要とされています。
スイングスピードが速いことで長打が出やすいのでしょうね。
柔らかい打撃
しっかり振っていく中でも柔らかい打撃を見せます。
動画の横から打撃フォーム時は動画冒頭のホームランシーンです。
外角ギリギリの難しいコースで、本来なら少し遅らせ気味で逆方向に打ち返すのが理想です。
球速が遅いことでタイミングが速くなってしまっています。
しかし、ヘッドが返るのをギリギリまで遅らせながら、絶妙なバット操作でボールを拾えています。
安打ではなくライトへホームランを放っているのは見事としか言いようがありません。
広角に長打が打てる
逆方向に長打が打てます。
動画では擦ったあたりですが、それでもフェンス手前まで飛んでいます。
また、緩いカーブを逆方向に二塁打も放っています。
逆方向でも打球が伸びる広角打法であることがわかります。
身体能力はまずまず
最近のトレンドは身体能力の高い長距離砲です。
二塁到達タイムは9.45秒となっておりタイム的には遅いです。
ただ、この時の体重は117kgだったので、それを考慮すればまずまずという感じです。
また、中学時代には137km/hを計測していたこともあり、肩の強さもあります。
身体能力はまずまずといえるでしょう。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 圧倒的な飛距離
- 柔らかい打撃
- 広角打法
- 身体能力はまずまず
です。
やはり打撃力は魅力です。
圧倒的な飛距離がありながら、打撃自体は柔らかく、さらに広角に長打が打てます。
一年生時からこの打撃を見せられるのはまさに怪物といっていいでしょう。
とにかく大きな怪我だけには気を付けてほしいですね。
佐々木麟太郎の成績
続いて、佐々木麟太郎の成績です。
試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 三振 | 出塁率 | OPS | |
公式戦通算 | 39 | .343 | 10 | 39 | 0 | 17 | .444 | 1.051 |
成績は2023年夏の選手権予選までで、わかっている範囲だけでまとめました。
通算打率は.343とまずまずで、39試合で10本塁打と、多くのホームランが打てています。
しっかり振るタイプなので三振数がやや多めですが、打率+1割以上の出塁率を残しており、選球眼的には問題なさそうです。
四死球を選べることや長打が多い事で、OPSも高い数字となっています。
怪我の影響もあった中での試合が多く、2・3年生時は成績を落としていますが、これだけの成績を残せていれば十分でしょう。
最後の甲子園でどんな成績を残してくれるのか非常に楽しみです。
佐々木麟太郎のスカウト評価と指名予想
続いて、佐々木麟太郎のスカウト評価と視察・リストアップ情報です。
現時点で複数球団からコメントが出ています。
巨人に関しては「一位候補になる」という非常に高い評価をしていることがわかります。
中日も「30本打てる」と一位同等の評価をしています。
また、ヤクルト・阪神・中日・西武・日本ハムが一位候補としてリストアップしたことが報道され、注目度が非常に高いことがわかります。
このまま大きな怪我をせずに結果を残し続ければ複数球団の競合となりそうですね。
佐々木麟太郎の指名予想
読者の皆様のドラフト指名順位予想をしています。
是非ご投票ください!
佐々木麟太郎のまとめ
以上が、花巻東 佐々木麟太郎の経歴、成績や特徴でした。
100kmを超える巨漢から圧倒的な飛距離と柔らかい打撃から広角に長打を放つ怪物スラッガー。
ドラフト2023では一位指名確実でしょう。
今後の動向や活躍に期待です。
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