【ドラフト】藤井聖(JX-ENEOS)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手はJX-ENEOSの藤井聖投手です。

キレのある最速150km/hのストレートとスライダーやフォークなどの変化を投げ分けます。

入社1年目から、社会人日本代表に選ばれました。

今回はそんなJX-ENEOS 藤井聖経歴、成績や特徴、スカウト評価

記事の内容

をご紹介しています。

藤井聖(JX-ENEOS)経歴やプロフィール

まず、藤井聖の経歴です。

経歴
  • 名前:藤井聖(ふじい まさる)
  • 出身地:神奈川県海老名市
  • 生年月日:1996年10月3日
  • 身長 :175cm
  • 体重: 78kg
  • 投打:左投左打
  • ポジション:投手
  • 経歴:海老名フレンズ → 瀬谷リトルシニア(海老名市立大谷中学校)→ 富士市立高校 → 東洋大学 → JX-ENEOS

詳しく見ていきましょう。

藤井聖は中学生までは外野手!

小さい頃は気管支が弱いなど病気がちで、入退院を繰り返していました。

その後、体調が回復し、小学校3年生の時から軟式野球をはじめ、海老名フレンズで外野手としてプレーします。

中学校に入ってからは、硬式野球チームの瀬谷リトルシニアに所属しました。

藤井聖は高校3年生夏の県大会でノーヒットノーランを達成!

高校は、富士市立高校に進み、入学後は投手としてプレーします。

シニア時代の先輩から誘われたのが進学理由だそうです。

2年生夏の静岡県大会は、チームはベスト4になりましたが、登板機会はありませんでした。

2年生秋からはエースとなり、3年生春の県大会では、1回戦の磐田東高校戦で延長11回を投げて2失点、完投勝利(15奪三振)を挙げます。

対戦相手のエースは、現・中日の鈴木博志投手でした。

3年生夏の県大会では、1回戦の藤枝東高校戦で自身初となるノーヒットノーランを達成し、18個の三振を奪います

この試合では、「真っすぐが走っていた」そうです。

2回戦の東海大翔洋高校戦にも先発しますが、4失点し試合も敗れました。

藤井聖は大学4年生の時に球速を150km/hに伸ばす!

高校時代から注目せていましたが、プロ志望届は提出せず、東洋大学(東都大学野球連盟)に進学します。

2年生春からリリーフとしてリーグ戦に出場し、2年生春は2試合に登板しました。

3年生秋は、3試合に登板し、中央大学戦では4 1/3回を投げて無失点に抑え、逆転勝利に繋げます。

この試合で、球速146km/hを記録しました。

4年生秋は、最多となる5試合に登板しますが、大学時代は11試合、14 2/3投球回の登板にとどまります。

なお、この頃には、球速を150km/hまで伸ばしました

大学では、甲斐野央(ソフトバンク)、上茶谷大河(横浜)、梅津晃大(中日)の3投手と同学年です。

藤井聖は入社1年目に社会人日本代表に選ばれる!

大学卒業後は、JX-ENEOSに入社します。

「神奈川県出身なので、地元の名門でプレーしたい」と練習に参加してアピールし、内定を得たそうです。

入社1年目から、試合に出場し、JABA東北大会のバイタルネット戦では、7回を無失点に抑えます。

都市対抗野球では、三菱日立パワーシステムズの補強選手に選ばれますが、登板機会はありませんでした。

1年目の秋には、社会人野球日本代表に選ばれ、BFAアジア選手権大会では3試合にリリーフで出場し、準優勝に貢献します。

1年目冬に左肘の違和感が見られた後は、リハビリに力を入れる一方で、投球フォームの改造も行いました

大学で同学年だった甲斐野央らにも「肘に負担がかからないようにするためにはどうするか」を聞いて、「下半身をもっと使った方がいい」とアドバイスをもらったそうです。

藤井聖(JX-ENEOS)の成績

次に、藤井聖の成績です。

成績
  • 国際大会通算(19アジア):3試合、5投球回、防御率0.00、被安打率0.00、奪三振率18.00、四死球率1.88
  • 予選・JABA大会通算(19):8試合、28 2/3投球回、防御率1.88、被安打率4.40、奪三振率11.93、四死球率2.83

成績は、2019年終了時点のものです。

国際大会ではヒットを打たれておらず、無失点に抑えることができました。

予選でも、打たれたヒットは少なく、失点もそこまで多くありません

四死球もそこまで多くなく、四死球で崩れる事は少なそうです。

また、イニング数以上の三振を奪えており、三振を奪うことができるピッチャーと言っていいでしょう。

藤井聖(JX-ENEOS)の特徴や動画

続いて、藤井聖の特徴です。

こちらの動画を見ていきましょう。

藤井聖の球質分析&投球フォーム【スロー撮影】

右足を一塁方向に大きく上げてタメを作っています。

テイクバックはそこまで大きくありません。

また、柔らかい腕の振りで投げています

藤井聖はキレのあるストレート!

バッターが振り遅れていたり、空振りしていました。

球速は最速150km/h、常時140km/h台です。

回転数はメジャーリーグ平均より少ないですが、回転軸が地面とほぼ水平でシュート回転が少なく、キレがあります

藤井聖は鋭いスライダーと打者の近くで沈むフォーク!

動画では、スライダー、フォークを投げています。

スライダーは、縦に大きく曲がり、打者の手元で鋭く変化します。

コースが決まればストライクカウントを取れそうです。

フォークは、打者の近くで沈むような変化をしており、打ち取るのに使えます。

それ以外には、カーブも投げるそうです。

藤井聖の制球力はまずまず!

動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、低めに投げる事もできています。

一方で、少し高めに行ったり、明らかなボール球となった事もあったので、制球力はまずまずといった所でしょう。

藤井聖の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • キレのある最速150m/hのストレート
  • 変化球は、スライダー、フォーク、カーブ
  • 制球力はまずまず

です。

キレのある最速150km/hのストレートとスライダーやフォークなどの変化球を投げ分けて抑えます。

藤井聖(JX-ENEOS)のスカウト評価や指名の可能性

次に、藤井聖のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 巨人・水野雄仁巡回投手コーチ「いい投手に違いない。きょうのような投球ができれば、いいと思う。あとは早い回から力んだ中でも空振りが取れれば…」
  • 巨人・円谷英俊スカウト「バランス良く投げられていた」
  • 阪神・和田豊TA「上位候補と言われるだけの直球だった」
  • 阪神・吉野スカウト「復帰したばかり。これから楽しみ」
  • ヤクルト・小川淳司GM「投げっぷりがいい。(直球、変化球と)投げ分けが出来る」
  • ヤクルト・斉藤スカウト「やはり左腕で150キロ出せるのはすごい魅力。調子も戻ってきたようだし、順調にいけば上位候補でしょう」
  • 中日・中田宗男スカウト部長「最近見た中では、キレのある藤井聖くん(富士市立)などが印象にあります」
  • 楽天・後関スカウト部長「直球はもっと暴れるイメージだったが、大事な試合で丁寧に投げたのか、今日は暴れていなかった。変化球など細かい精度が上がればいい」
  • 楽天・坂俊之スカウト「フォームがダイナミック。真っすぐの球威も魅力でしょう」

現時点で複数球団のコメントが出ています。

ヤクルトや阪神は「上位候補」とコメントしており、非常に高い評価であることがわかります。

左投手なので、2020ドラフトで指名される可能性も高そうです。

JX-ENEOSの大久保秀昭監督からはエースに指名され、「藤井は、ほぼ全快に近い。あとは球数を投げたり、変化球の精度を追求していく段階に入りつつある」と話しており、試合再開後のピッチングに期待しています。

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藤井聖(JX-ENEOS)のまとめ!

以上が、JX-ENEOS 藤井聖経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

キレのある最速150km/hのストレートとスライダーやフォークなどの変化球が強みです。

2020ドラフトで指名される可能性も高いと思います。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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