横浜ベイスターズの東克樹は新人王を取れるか?成績・経歴・特徴もご紹介!

こんにちは~

PBL会長のたけぽんです。

今シーズンのセ・リーグは2位以下が混戦で、最後までクライマックスシリーズ争いがし烈になりそうですね。

そんなセ・リーグは今シーズンも沢山の新人選手が出てきました。

現在の新人王候補の状況はセ・パ別に下記の記事で紹介していますので、参考にしてみて下さい。

合せて読みたい!

2018年プロ野球セ・リーグの新人王は誰だ!候補選手の新人王争いをランキング!
2018年プロ野球パ・リーグの新人王は誰だ!候補選手の新人王争いをランキング!

今回はそんな新人王争いを繰り広げる、横浜ベイスターズの東克樹をご紹介します。

開幕からローテーション入りを果たし、横浜ベイスターズの欠かせない戦力となっています。

そんな東克樹は新人王を獲得できるのでしょうか?

記事の最後では東克樹の新人王予想の投票を受け付けています。是非ご投票を!

 

横浜の東克樹は新人王を獲得出来るのか?現在の成績から分析

まずは現在の成績を見てみましょう。

8月10日時点での成績は下記です。

試合投球回防御率勝利敗北三振四死球
161022.82759432

今シーズンは開幕からローテーションで、新人ながらここまで勝ち頭としてチームをけん引しています。

現在7勝5敗と順調に勝ち星を積み上げており、防御率は2.82となっており、現在リーグ4位です。

巨人の菅野が防御率2.81で3位なので、それに匹敵する成績ですね。

さらに奪三振ラインキングは7位で、奪三振率は8.29でリーグ3位という非常に高い数字を残しています。

このままのペースでいけば、二けた勝利も達成できるでしょう。

そうなれば、新人王も十分射程圏内というわけです。

では東克樹は新人王を獲得できるのか?

過去の新人王成績から東克樹が新人王を取れるのか検証!

過去の先発投手の新人王獲得者と東克樹の成績を比較してみましょう。

年度名前試合投球回防御率勝利敗北奪三振
2018東克樹1595.02.757486
2016高梨裕稔34109.22.3810286
2015有原航平18103.14.798681
2014大瀬良大地26151.04.05108116
2014石川歩25160.03.43108111
2013小川泰弘26178.02.93164135
2013則本昂大27170.03.34158134

2013年から新人王は10人いますが、先発投手は6人選ばれています。

新人王は先発投手が選ばれやすい印象がありますよね~

この表を見ると、新人王獲得するには8勝前後は必要な感じで、二桁勝利をすると可能性はグッと高くなりそうです。

意外なことに、規定投球回に満たしてなくても、新人王獲得出来てるんですね~

現在の東克樹の成績をみると、過去の新人王獲得者とそん色ないことがわかります。2013年の二人は別として(笑)

このままのペースであれば二けた勝利は出来そうですし、防御率も最低でも3点台には収まるでしょう。

そうなると新人王にかなり近いと言えるのではないでしょうか?

あとは他のライバルたちの存在ですね。

2018年セ・リーグ新人王候補との成績比較!

2018年のセ・リーグ新人王候補たちの成績を見てみましょう。

まずは中尾輝です。

試合数投球回防御率勝利ホールド奪三振四死球
4645.13.387114930

中継ぎながら7勝を挙げており、ホールドも11個記録しています。投球回数を上回る奪三振の数は素晴らしいですね。

このままのペースであれば二けた勝利も十分可能性はあるでしょう。

続いて神里和毅です。

試合数打率本塁打打点盗塁出塁率OPS
82.25152115.312.709

打率は.251と若干低いですが、5本塁打と長打力もあります。さらに15盗塁はセ・リーグ3位となっており、高い走塁技術を持ち合わせています。

ただ、横浜の外野陣は競争が激しく、出場機会が増えそうもないんですよね~

他には巨人の吉川尚輝が後半戦非常に素晴らしい活躍で、成績をどんどん上昇させていましたが、骨折で戦線離脱してしまいました。

なので、東克樹の新人王のライバルはこの二人に絞られたと言っていいでしょう。

それを踏まえて、東克樹が新人王を獲得する為にはどのくらいの成績が必要でしょうか?

2018年新人王を東克樹が獲得するためのボーダーラインとは?

おそらく神里和毅は出場機会があまりないでしょうから、中尾輝の成績次第といえます。

中尾輝の成績を二桁勝利、防御率3点台前半、ホールド20と想定(厳しいと思いますが)すると、東克樹の新人王へのボーダーラインは下記と予想しました。

試合数投球回防御率勝利敗北奪三振
22143.0以上3点台前半10以上7120

おそらく後6登板前後でしょう。

そこで最低二桁勝利はしたいところです。

41投球回投げれば、規定投球回に達します。6登板で41回なのでちょっと厳しい数字ですが、規定投球回に到達すれば、印象度はさらに良くなるでしょう。

防御率は2点台と言いたいところですが、3点台前半で十分でしょう。今までの安定感を考えれば、ほぼ確実にこれはクリアしてくるはずです。

ここまでの成績を残せれば、ほぼ確実に東克樹の新人王で決まりでしょうね。

現状の成績からも十分このくらいの成績は残せるでしょうから、新人王はほぼ確実と言っていいでしょう!

そんな東克樹ってどんな選手なのでしょうか?

横浜ベイスターズ東克樹の特徴!

新人選手なので、東克樹をあまりご存じないか方も多いと思います。

そんな方の為に、東克樹の特徴をご紹介します。

将来は横浜のエース、さらには球界を代表する左腕投手になると思います!

まずは注目したいのは速球です。

150km/h以上の速球を投げ込む本格派左腕!

小柄な体型ながら、最速152km/hの速球が武器です。

球速は常時145~150km/hと安定しており、非常にノビのある質の良い速球なので、速球で空振りが取れるタイプの投手です。

8月10日時点で、速球の被打率は.227と非常に低く、空振り率は8.82%、見逃し率は20.91%となっています。

参考に、同じ左腕の菊池雄星を見てみると、被打率.238、空振り率は9.06%、見逃し率17.31%となっています。

球速は菊池雄星の方が速いですが、結果を見ると東克樹の方が良いですね。

こういった数字からも、東克樹のストレートが球速以上の質の良さがあることがわかりますね。

変化球を低めに操る高い制球力!本当は技巧派!?

ストレートの速さや質の良さを見ると、速球派といった印象を受けますが、本人は技巧派だとコメントしています。

目標選手はヤクルトの石川雅規や巨人の田口麗斗を上げているそうです。

まさに技巧派を代表する左腕ですね。

その証拠に、四球で崩れるようなシーンはほとんどありません。

実際に投手の制球力を示す、セイバーメトリクスの指標のK/BBは、先発投手セ・リーグ5位の山口俊を上回っており、メッセンジャーとほぼ同等です。

なので、与四球率は2.73とそこまで低くはありませんが、低めに変化球を集められている為に、逆に四球が多い傾向になっているという見方が出来るでしょう。

そういった投球が出来るほど、すでに完成された投球技術があるんですね。

三振を獲れるチェンジアップが武器!

本人が技巧派というだけあり、変化球はチェンジアップ、スライダー、ツーシーム、カーブと豊富です。

なかでもチェンジアップが非常に厄介です。

鋭い腕の振りから投げるチェンジアップは、プロでもなかなか対応出来ていませんね。

その証拠に、空振り率が23.89%と非常に高く、見逃し率も12.42%あります。

参考に横浜の抑えの山崎康晃を見てみましょう。

抑え投手は絶対的な決め球を持っていますが、山崎康晃の場合は鋭く落ちるツーシームですね。

その山崎のツーシームは空振り率22.11%、見逃し率13.86%です。

東克樹のチェンジアップとほぼ同等ですね。

こういった数字を見てみると、東克樹のチェンジアップがどれだけ凄いのかがわかりますね。

バナナで栄養補給!

中継で東克樹を見たことがある方ならご存知だと思います。

試合中にベンチでバナナを食べてるんですよね。

初めてみた時は、新人選手で堂々とベンチでバナナを食べているので、「こいつはやばい(笑)」と衝撃を受けました。

なぜなら周りを気にせず、自分が良いと思ったことを貫ける、そういう態度を見て絶対大成するなと感じました。

バナナを食べる理由は栄養補給で、ゴルフの世界ではラウンド中にバナナを食べることが一般的だそうです。

なんでも汗をかくことで失われる、ミネラルやカリウムを効率よく摂取できるそうです。

こういったプレー外でも自分なりの工夫が出来る、クレバーで素晴らしい選手なんですね。

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横浜の東克樹の経歴や学生時代は?

まずは簡単に東克樹の経歴をご紹介しておきます。

経歴
  • 生年月日:1995年11月29日(22歳)
  • 出身:三重県四日市市
  • 身長:170cm
  • 体重:76kg
  • 投打:左投左打
  • 守備:投手
  • 学歴:愛知工業大学名電高等学校 → 立命館 → 横浜ベイスターズ

1995年生まれで、11月29日で23歳になります。

同世代は巨人の田口麗斗、ホークスの上林誠知、西武の森友哉、楽天の松井祐樹、オリックスの山岡がいます。

既にプロ野球で活躍している選手が多い、非常にレベルの高い世代ですね。

東克樹の小学校から高校時代

四日市私立三重北小学校の1年生の時に野球を始め、中学校時代は四日市トップエースボーイズに所属。

野茂英雄が総監督を務める、NOMOジャパンの選抜メンバーに選ばれるほど、当時からすでに注目される存在でした。

そして、名門の愛工大名電に進学。

1年生夏の地区予選では2試合先発登板をしており、2年生時は春夏甲子園に出場しています。

しかし、1年先輩に中日に入団した濱田達郎がいた為、この年の甲子園登板はありませんでした。

3年生時はエースとして夏の甲子園で先発しましたが、初戦の聖光学院高校に逆転負けを喫し、敗退となっています。

高校時代は球速が135~140km/hとそこまで球速が速くはありませんでしたが、制球力にはかなりの自信があったようです。

安定感抜群の立命館大学時代

立命館大学へ進学後は1年生の夏からリリーフ投手としてリーグ戦に出場、2年生時は左ひじ痛を発症し、秋のリーグは登板がありませんででした。

しかし、この時に左ひじの治療と下半身の強化に専念したことで、球速がアップ。

最速142km/hだった球速は3年生秋には148km/h、4年生時には152km/hまで球速が上がっています。

大学で10km/hも速くなっているんですね~

元々制球力が抜群だったことに加え、150km/h以上の球速となれば、大学生は打てませんよね(笑)

なので、リーグ戦通算防御率は0.93という驚異的な成績を残しており、奪三振率も9.13と非常に高い数字です。

しかし一番注目したいのは四死球率ですね。

本人が制球力には自身があるとコメントした通り、四死球率は1.52という非常に素晴らしい数字をマークしています。

左腕、150km/h以上、高い奪三振率、抜群の制球力、となればドラフト1位は確実ですよね。

複数球団指名でなかったのが不思議なくらいです(笑)

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横浜の東克樹は新人王を取れるか?まとめ

以上が東克樹の新人王を獲れるのか?と東克樹のご紹介でした。如何でしたでしょうか?

現在の成績から言って、東克樹の2018年セ・リーグ新人王はほぼ当確と言っていいでしょう。

さらに横浜の中でも新人ながら勝ち頭としてチームをけん引しています。

横浜がもし東克樹を獲得していなかったら・・・それくらいチームに貢献しています。

新人王はそういったイメージも非常に重要なので、現在のチーム状況でこれだけ頑張っているのは非常に評価出来ますよね。

もしかしたら、来年の開幕投手は東克樹かもしれませんね!

横浜の東克樹は新人王を獲れるか?

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