【ドラフト】高橋宏斗(中京大中京 )の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手は中京大中京高校の高橋宏斗投手です。

最速154km/hのプロレベルのストレートやスライダー・フォークが持ちあじの本格派右腕。

今回はそんな高橋宏斗

記事の内容

をご紹介しています。

高橋宏斗(中京大中京)の経歴やプロフィール

高橋宏斗(中京大中京 )の投球

まず、高橋宏斗の経歴です。

経歴
  • 名前 : 高橋宏斗(たかはし ひろと)
  • 出身地 : 愛知県尾張旭市
  • 生年月日 : 2002年8月9日
  • 身長 : 184cm
  • 体重 : 75kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:三郷ファイターズ(尾張旭市立三郷小学校)→ 豊田シニア(尾張旭市立東中学校)→ 中京大中京高校

詳しく見ていきましょう。

高橋宏斗はプロ野球ジュニアトーナメントに出場!

小学校2年生の頃から野球をはじめ、三郷ファイターズでプレーします。

小学校6年生の時に中日ドラゴンズJr.に選ばれ、プロ野球ジュニアトーナメントに出場しました。

中学生になってからは、硬式野球チームの豊田シニアでプレーします。

中学3年生夏には、日本リトルシニア野球選手権東海大会で優勝し、最優秀選手にもなりました。

高橋宏斗は高校2年生夏に球速147km/hをマーク!

高校は中京大中京高校に進み、1年生夏からベンチ入りします。

1年生夏の西愛知大会では、準々決勝の至学館高校戦では満塁のピンチに登板し、無失点に抑えました。

1年生秋は、県大会初戦の江南高校戦で5回を無失点に抑えます。

県大会準優勝で出場した東海大会では3試合にリリーフ登板、1回戦の静岡高校戦で2回を無失点に抑えました。

この試合で、球速は146km/hをマークしました。

準々決勝の菰野高校(三重)戦では、3 1/3回を無失点(3奪三振)に抑えサヨナラ勝ちに繋げます。

しかし、準決勝の津田学園高校(三重)戦では、1 2/3回を投げて5失点、試合も敗れ、センバツ甲子園出場を逃しました。

2年生夏は、エースとして県大会準々決勝の愛産大三河高校戦に先発し、完封勝利を挙げ、球速を147km/hに伸ばします

準決勝の誉高校戦にも先発しますが、7回途中5失点で降板し、試合も敗れました。

高橋宏斗は2年生秋にフォームを変えて150キロ!

2年生夏の県大会終了後、左足を上げる時に顔を三塁方向に向けるフォームへと変えます

これは、「足を上げた時に本塁側に体が倒れないようにする」ためで、通学時間などに、福岡ソフトバンク・千賀投手の動画を参考にしたそうです。

2年生秋は県大会で優勝し、東海大会では準々決勝(初戦)の津商業高校(三重)戦では7回を無失点に抑えました。

準決勝の藤枝明誠高校(静岡)戦では8回(先発)5失点、決勝の県立岐阜商業高校戦では4回4失点でしたが、打線の援護もあり東海大会優勝。

明治神宮野球大会では、準々決勝(初戦)の明徳義塾高校(高知)戦に先発し、7回を投げて無失点の好投を見せます。

この試合で、巨人の関係者のスピードガンが150km/hを計測したそうです。

準決勝、決勝とリリーフとして4回を投げます。

天理高校(奈良)戦では、2本の本塁打を打たれ3失点でしたが、健大高崎高校(群馬)戦ではヒットを許さず無失点で初優勝に貢献しました。

高橋宏斗は甲子園交流戦で153km/h!

三年生時は選抜や夏の甲子園が中止。

代替試合として8月に甲子園交流戦が行われました。

交流戦では智辯和歌山戦に先発し、10回を投げ11奪三振の力投を披露。

9回にはこの日最速の153km/hを記録し、馬力の違いを見せつけました。

ちなみに2020ドラフト候補の松島元希投手、中山礼都内野手、印出太一捕手とは、同学年です。

高橋宏斗(中京大中京)の成績

次に、高橋宏斗の成績です。

成績
  • 地方大会通算(2019まで):9試合、46 1/3投球回、防御率3.69、被安打率7.38、奪三振率6.02、四死球率2.14
  • 明治神宮野球大会(19):3試合、15投球回、防御率1.80、被安打率4.80、奪三振率9.60、四死球率1.80
  • 2020夏:4試合、防御率0.92、被打率5.03

2019年までに通算成績はそこまで良くありませんが、それ以降で抜群の安定感となっています。

明治神宮大会では防御率1.80で優勝に貢献。

2020年夏の代替試合でも防御率0点台と圧倒的な成績です。

与えた四死球が少なく、四球を出して崩れるタイプではないと思います。

そして、奪三振率からは、三振も奪うことが出来るピッチャーと言って良さそうです。

高橋宏斗(中京大中京)の特徴や動画

続いて、高橋宏斗の特徴です。

こちらの動画を見ていきましょう。

【ドラフト2020候補】髙橋宏斗の投球シーン

ゆったりとした動きで、左足を三塁方向に上げてタメを作り、その後は、体全体を使って投げています

肘の振りも柔らかいようです。

高橋宏斗のストレートはプロレベルの回転数!

ストレートの球速は最速154km/hです。

ストレートはバッターが振り遅れていたり、空振りしている場面が見られ、力強さを感じますね。

下記の動画では回転数計測結果が紹介されています。

【ドラフト2020中日一位】髙橋宏斗の球質分析&投球フォーム【スロー撮影】

回転数は約2,200rpmでプロ平均レベルであることがわかります。

ストレートの力強さは回転数の多さが要因でしょう。

腕を下げ気味で投げているのでシュート回転成分が多そうです。

この動画は二年生秋の明治神宮大会のものなので、現在は球速が伸びているので回転数もさらに増えているでしょう。

高橋宏斗はワンシームジャイロスライダー!

動画では縦方向のスライダーを投げています。

縦スライダーは、打者の近くで鋭く落ちており、空振りを取る事が出来ているので、決め球として使えそうです。

回転数は多くありませんが、ワンシームジャイロ回転となっています。

ワンシームジャイロは空気抵抗が大きく、初速と終速の差が大きいという特徴があります。

こういった特徴があるからこそ、空振りが奪えているのでしょうね。

高橋宏斗は落差の大きなフォーク!

フォークは回転数が少なく、2シームジャイロ気味の回転となっています。

その為、揚力が少なく、落差が大きい変化をしています。

こちらも決め球として十分使えそうですね。

その他にはツーシームを投げています。

高橋宏斗の制球力はまずまず

動画を見ると、きっちりコースに投げ分けられる制球力があるという感じではありません。

それでも、アバウトではあるものの、速球や変化球をストライクに投げられています。

与えている四死球が多くない事を考えると、四死球で崩れるタイプでは無いでしょうね。

制球力はまずまずと言えます。

ただ、逆球や抜け球もまだまだ多いので、こういったバラツキは今後の課題でしょう。

高橋宏斗の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 最速154km/hのプロレベルのストレート
  • 変化球は縦スライダー、フォーク、ツーシーム
  • 制球力はまずまず

です。

最速154km/hの力のあるストレートと縦スライダーなどの変化球が武器の本格派右腕です。

ストレートも良いですが、スライダーやフォークといった特徴的な決め球があるのが素晴らしいですね。

ここに来て球速も伸ばしており、まだまだ伸びしろがありそうです。

高橋宏斗(中京大中京)のスカウト評価や指名の可能性

次に、高橋宏斗のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 巨人・榑松スカウト部次長「馬力は高校生トップ。ストレートの力は本当に評価できる。(プロ志望届を提出すれば)12人の中に出る素材だと感じました。」
  • 巨人・長谷川スカウト部長「球に力があってスライダーもいい。一冬越えてどうなるか楽しみ。当然、追いかけていくことになるでしょう」
  • 巨人・青木スカウト「直球に球威があるし、メリハリもつけられる。落ちる系の球も含め、広島の大瀬良のようなタイプ」
  • 巨人・水野投手巡回コーチ「高橋も実戦経験豊富で球威も十分。 完成度の中森とボールの力の高橋。この2人は高校生の中では別格でした。」
  • 横浜・進藤編成部部長「スピード通りのボールの強さがある。1試合持続できるのが素晴らしい。」
  • 横浜・河原スカウトグループリーダー「スタミナが豊富でスピードがあって、たくましい。プロ志望届を出せば1位候補。素材では高校生でナンバーワン」「安定して154キロ台が出るのがすごい。何回見に行っても球速が出ている」
  • 阪神・畑山統括スカウト「愛知の独自大会も見ているが真っすぐの強さ、スピード、変化球の精度は高校生でトップレベル。近年の上位の投手と比較しても遜色ないレベル。 春からそれほど試合をこなせていない中、終盤でも154キロの球を投げられていた。スタミナ面もしっかりしている」
  • 阪神・筒井スカウト「どの球種も腕の振りが同じ。これが一番難しいことなのにできている。ツーシームをこれだけ使える高校生はいないのではないか。これからが楽しみな選手」「貫禄ですね。体の馬力は奥川(恭伸=ヤクルト)より上だと思います」「ストレートでも変化球でも、しっかり腕を振れる。上のレベルでも時間はかからないと思う」
  • 広島・白武佳久スカウト部長「競合する素材だと思う。大濠・山下と共に素材的には申し分ない。時間はかかるかもしれなが、将来的に先発ローテーションに入れるものを持っている」
  • 広島・松本有史スカウト「出せば、上位は間違いない」「腕の振りの強さが、そのまま球に伝わっているし、プロに入っても劣らない球筋を持っている。志望届を出せばもちろん(ドラフト1位の)12人の中に入ってくるでしょう」
  • 中日・松永編成部長「あれだけ投げられれば十分です。高校生ではトップを争う投手」
  • 中日・米村チーフスカウト「アウトローに決まるようになれば、手も足も出ない投手になる。プロ志望なら、来年の上位候補」「勝てるピッチャー。先発、完投できる。センバツで跳ねたら、どこかの球団の1位指名が確定するかもしれない。 (似てるタイプという質問に)真っすぐに落ちる球もある。プレッシャーは掛けたくないけど、あえて言うなら(とした上で千賀を挙げた)」「簡単に150キロが出るし、よく考えて投げている」「右打者の膝もとに出し入れができている。九、十回で150キロ出している。プロ志望届を出せば、1位入札になるでしょう」「大学社会人を含めトップクラス。肩を並べているということ。完投能力があるし、負けていない。 過去の例を見てみると、(西武)松坂投手とか(ヤンキース)田中投手とか高校時代、負けていない。そのぐらいのレベルの投手。最多勝、沢村賞を取れるような将来性豊かな選手と思っている。」
  • 中日・中原スカウト「(高橋宏斗・印出太一・中村礼都・西村 友哉の4選手について)このセンターラインは凄いです」
  • 中日・近藤スカウト「強烈。えぐいね。プロ志望届を出したら、間違いなく1位でしょう」
  • ヤクルト・小川GM「速い球を投げるという、投手として一番魅力的な資質を持っています。特に右打者の内角に投げる直球が制球されていて能力の高さを感じました。」
  • ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「一番の特徴は、148キロ出て力のある真っすぐ。プロ志望なら上位の評価になるでしょう」「ここ2カ月十分、調整ができていないにもかかわらず、素晴らしい真っすぐがあった。ここ一番で強さが出ていた」
  • ヤクルト・伊東編成部長「練習が十分できていない状況で150キロ以上出て、制球も安定している。進学なのかプロ志望届を出すのか、はっきりわかっていませんが、出せば、(1位の)12人の一人」
  • 西武・渡辺久信GM「どこかが1位で獲るだろう。そのぐらい真っすぐの力があるし、カットもいい。ゲームをコントロールする能力にたけている。(戦略の変更は)まだ全然決まっていないが、一つ駒が増えた。」
  • 西武・潮崎編成ディレクター「球速があって制球もいいし、直球も変化球もいい。投手としてのバランスがいい選手。一冬越えて成長する期待も持てる」
  • ホークス・宮田アマスカウトチーフ補佐「即戦力に近い投手だと思う。基本的にスライダー、フォークがいい。体力などもすべてが即戦力レベル。」
  • 楽天・後関昌彦スカウト部長「順調にいけば、上の方で名前が挙がる可能性はある」「マー君(田中将大=ヤンキース)みたい。気持ちをガンと出してくる。チームの補強ポイントにもよるだろうけど、(プロ志望届を)出せば12人には入る」
  • 楽天・山田スカウト「昨年は上半身に頼ったフォームだったが、下半身をうまく使えるようになっていて、冬からの成長を感じた」
  • 楽天・愛敬アマチュアスカウトグループマネージャー「大学、社会人含めても、トップクラスの馬力。自粛期間は練習も出来ず、暑い中で、球威も落とさず完投した馬力と気力が素晴らしい。変化球の精度が高まれば、1軍でもチームの軸となれる投手。」
  • ロッテ・小林スカウト「久々の登板で154キロを投げられるのは、練習から試合を想定して投げていることの証し」
  • ロッテ・永野スカウト部長「スタミナが豊富でスピードがあって、たくましい。プロ志望届を出せば1位候補。素材では高校生でナンバーワン」「ストレートは間違いなくトップレベル。対戦相手から投球のテクニックや球種を学んだりしていくが、今年はまだ2カ月しか試合ができていない。奥行き、高低が加われば鬼に金棒。まだ伸びしろがある。」
  • 日本ハム・山田正雄スカウト顧問「届を出したら入札するくらいの力を持っている」
  • オリックス・牧田編成部副部長「昨秋に評価したように1位は変わらない。この暑さの中、エースとして大事なものを見せてくれた。彼が志望届を出すか出さないかで、(各球団の)戦術・戦略が変わってくる」
  • オリックス・谷口悦司スカウト「(3年生に)いい投手はたくさんいるが、球の力は一番かもしれない」
  • パの担当スカウト「コントロールが良くてまとまっている。肘を柔らかく使えるのが特長。回転がいいから球にキレがある。球速以上に速さを感じるタイプ」

すでに2020ドラフトで12人に入る、上位候補というコメントが出ています。

全体的なレベルの高さを評価されている印象ですね。

中日は一位指名候補としてリストアップしている報道が出ています。

他にも広島が上位候補としてリストアップしているとの情報が出ています。

このまま活躍できれば、2020ドラフトで一位指名されそうです。

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高橋宏斗(中京大中京)のまとめ!

以上が、中京大中京高校 高橋宏斗経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

最速154km/hの力のあるストレートや縦スライダー等の変化球が魅力の投手です。

2019年11月の明治神宮野球大会では、スカウトから注目を高評価を集め、2020ドラフトで一位指名される可能性も十分あるでしょう。

今後の活躍や動向に注目です。

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