今回ご紹介するのは、東海大相模の石田隼都です。
最速146km/hのノビのある速球や、精度の高いチェンジアップが武器の本格派左腕。
2021年選抜甲子園では、圧巻の投球でチームを優勝に導きました。
今回は、そんな2021年ドラフト候補 東海大相模・石田隼都の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
石田隼都の経歴やプロフィール
まずは、石田隼都の経歴です。
- 名前:石田隼都(いした はやと)
- 出身地:栃木県真岡市
- 生年月日:2003年4月5日
- 身長:183cm
- 体重:73kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:真岡クラブ(真岡市立真岡市小学校) → 真岡ボーイズ(真岡市立真岡市中学校) → 東海大相模
- 関連ページ:東海大相模HP
詳しく見ていきましょう。
中学校時代にはNOMOジャパンに選出
真岡市立真岡市小学校三年生時から野球を始め、真岡クラブでプレー。
小学校六年生時には全国大会に出場しています。
真岡市立真岡市中学校では真岡ボーイズに所属。
三年生時にはNOMOジャパンに選出され、アメリカ遠征を経験しています。
東海大相模では一年生春からベンチ入り
同じ左腕である小笠原慎之介(中日)に憧れ、東海大相模に進学。
一年生の春季関東大会からベンチ入りを果たします。
関東大会では、準々決勝の浦和実業戦で先発し、豆田泰志(西武)との投げ合いを制しています。
続く東海大菅生との決勝戦でも先発し、3回無失点でチームの優勝に貢献しています。
一年生で甲子園デビュー!
夏の選手権予選では、リリーフとして3試合に登板し、優勝に貢献。
続く甲子園では、三回戦の中京学院大中京戦で先発。
5回1失点の好投も、後続が撃ち込まれ敗戦となっています。
二年連続の甲子園出場
秋季県大会では主にリリーフとして3試合に登板し、県大会優勝に貢献。
続く関東大会では1試合のみのリリーフ登板で、チームはベスト4で敗退となります。
選抜出場を決めたものの中止となり、その代替試合として8月の甲子園交流戦に出場します。
甲子園交流戦では、大阪桐蔭相手に、7回2失点の好投を見せるも、後続が打たれ敗戦となっています。
二年生秋から主戦投手に
二年生秋からは背番号1としてチームを牽引。
秋季県大会準決勝の横浜戦では、7回1失点完投でチームの勝利に貢献。
優勝で迎えた関東大会では、初戦の石橋戦で6回無失点の好投を披露します。
しかし、二回戦の東海大甲府戦では、9回に味方の守備のミスによりサヨナラ負けを喫しています。
三年連続の甲子園出場で優勝!
三年連続の甲子園出場となった選抜ではフル回転の活躍を見せます。
初戦の東海大甲府戦、二回戦の鳥取城北戦はリリーフとして完ぺきな投球を披露。
準々決勝の福岡大大濠戦では先発として9回14奪三振完封勝利を挙げます。
準決勝の天理戦では前回を上回る9回15奪三振完封で勝利に貢献。
決勝戦では疲労が見えながらもリリーフとして無失点で締め、チームのサヨナラにより優勝を決めています。
なお、チームメイトには二学年上に遠藤成(阪神)、一学年上に山村崇嘉(西武)、西川僚祐(ロッテ)がいます。
石田隼都の特徴や動画
次に、石田隼都の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
ノーワインドアップから、グラブを大きく上にあげ、大きな腕の振りが特徴です。
手足の長さを感じる選手ですね。
勢いのあるストレート
ストレートの最速は146km/h、常時140km/h前後ですが勢いを感じます。
回転数は2350rpmほどとなっており、MLB平均以上となっているようです。
回転軸の水平成分の傾きやジャイロ成分が少ない回転軸で、ホップ量の多い球質となっています。
抜群のチェンジアップ
変化球はスライダー、チェンジアップを持ち球としています。
その中でも特にチェンジアップの精度は抜群です。
威力あるストレートとの相乗効果で非常に多くの空振りが奪えており、特に右打者は対応するのが困難でしょう。
その他には緩めのスライダーを投げています。
まずまずの制球力
制球力はまずまずという印象です。
やや抜け球や逆球が見られますが、どのボールもストライクゾーンにしっかり投げ込めています。
その為、四死球で崩れるようなタイプではないでしょう。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速146km/hのストレート
- 回転数の多いノビのある球質
- 変化球はスライダーチェンジアップ
- 速球とチェンジアップのコンビネーションが抜群
です。
球速は最速146km/hとそこまで速くはないものの、回転数の多いノビのあるボールを投げます。
しかし、それを見せ球とした変化球中心の投球スタイルが一番の特徴です。
特に、ストレートとチェンジアップのコンビネーションは、高校生ではなかなか打てないでしょう。
また、球速をどんどん上げてきており、体格的にもまだまだ伸びしろがある楽しみな選手です。
石田隼都の成績
続いて、石田隼都の成績を見ていきましょう。
- 20秋季大会:7試合、48 2/3投球回、防御率1.29、奪三振率10.17、四死球率2.40、被安打率5.92
- 21選抜:5試合、29 1/3投球回、防御率0.00、奪三振率13.81、四死球率0.61、被安打率4.30
秋季大会や選抜では抜群の安定感を誇り、選抜では自責点0という素晴らしい活躍でした。
四死球率が非常に低く、被安打率も低く抑えられています。
それに加え非常に高い奪三振率なので、安定した防御率となっているようです。
下級生時から安定した投球を続けており、安定して成績を残せるのも高評価です。
石田隼都のスカウト評価や指名の可能性
続いて、石田隼都のスカウト評価です。
- 阪神・吉野スカウト「基本的にけん制などのフィールディングはできる選手。センバツの時に比べて、球速は出ていない方だけど、ある程度は投げられているし、変化球もうまく投げられるタイプの投手です」
- 横浜・稲嶺スカウト「じょうずにピッチングを組み立てられる。体もひと回り大きくなってスピードも上がってきたというので楽しみ」「打者との駆け引きが抜群にうまく、三振が欲しいところで取れている」
- ロッテ・永野プロアマスカウト部長「グラブと左手の使い方がウチの涌井みたい。コントロールもよく、タイミングもとりづらいと思う。面白い」
現時点で複数球団からのコメントが出ています。
制球面などの投球を評価しているようです。
その他には、ヤクルトが上位候補としてリストアップ、選抜後には巨人・中日・ホークスが3位指名グループにリストアップ、という報道がありました。
その為、多くの球団が上位候補としてリストアップしていると思われます。
順調にいけばドラフト2021では上位指名となるでしょう。
今後の成長により、球速がさらに伸びてくれば一位指名も見えてきそうです。
合せて読みたい!
【ドラフト2021】ドラフトの指名予想や注目候補選手の評価一覧とまとめ!
石田隼都の関連ニュース
続いて、石田隼都の関連ニュースです。
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石田隼都のまとめ
以上が、東海大相模 石田隼都の経歴、成績や特徴でした。
最速146km/hのノビのある速球や抜群の精度を誇るチェンジアップが特徴の本格派左腕。
2021ドラフトでは上位指名される可能性が高く、一位指名の可能性もあるでしょう。
今後の動向や活躍に期待しましょう。