今回ご紹介するのは、仙台育英の伊藤樹です。
中学時代に144km/h右腕として注目を浴びた本格派右腕。
今回は、そんな2021年ドラフト候補 仙台育英・伊藤樹の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
伊藤樹の経歴やプロフィール
まずは、伊藤樹の経歴です。
- 名前:伊藤樹(いとう たつき)
- 出身地:秋田県大仙市
- 生年月日:2003年8月24日
- 身長:175cm
- 体重:72kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:仙南東スポ―ツ少年団 → 仙南トリプルスターズ (美郷町立仙南小学校)→ 秀光中学校 → 仙台育英
- 関連ページ:仙台育英HP
詳しく見ていきましょう。
小学校時に楽天ジュニアに選出
美郷町立仙南小学校二年生時に仙南東スポ―ツ少年団で野球を開始。
その後、仙南トリプルスターズに所属を移し、六年生時には楽天ジュニアに選出されています。
秀光中学校では軟式野球部に所属。
三年生時には全国大会決勝でドラフト2021候補の森木大智と対戦し敗戦となるも準優勝を経験しています。
なお、当時144km/hを記録しています。
高校一年生からベンチ入り
仙台育英では一年生春の県大会からベンチ入り。
先発2試合を含む6試合に登板し、東北大会では3回自責点0と投球を見せています。
夏の選手権予選でも、7 1/3回を自責点0に抑え、チームの甲子園出場に貢献。
一年生で甲子園デビュー
甲子園では初戦の飯山戦で初登板し、2回1奪三振無失点に抑えています。
準々決勝の星稜戦では先発を任されるも1 1/3回5失点で降板となるも144km/hを記録しています。
甲子園後から苦しい投球が続く
甲子園後から苦しい投球が続きます。
秋季大会では県大会・東北大会を含め、8試合に登板し13 2/3回で防御率7.24という成績を残しています。
特に四死球率が9.22と制球面で安定感に欠けていました。
チームは東北大会優勝し明治神宮大会に出場していますが、ベンチ外となっています。
二年生時に調子を取り戻す
二年生時にはコロナの影響で春の選抜が中止に。
その代替えとして行われた甲子園交流戦ではリリーフとして登板します。
2/3回を2奪三振に抑え、146km/hを記録しています。
続く秋季大会ではエースとして計4試合に登板し、防御率1.15という安定した成績を残しています。
県大会決勝の東北高校戦ではリリーフとして5回無失点に抑えチームを優勝に導きました。
東北大会では、準決勝の花巻東戦でリリーフとして6回無失点で勝利に貢献しています。
なお、チームメイトには一学年上に入江大樹(現楽天)、同級生には笹倉世凪がいます。
伊藤樹の特徴や動画
次に、伊藤樹の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
ワインドアップから足を多くく振り上げた投球フォームです。
腕を柔らかく使えており、球持ちの良さそうな投げ方です。
最速147km/hのストレート
ストレートの最速は147km/hで常時140km/hを超えてきます。
動画冒頭の夏時点ではシュート変化が大きい球質です。
しかし、動画の3分10秒あたりからの東北大会の映像では、全体的にシュート変化が抑えられているのがわかります。
こうした球質の変化が成績を安定させて要因かもしれません。
多彩な変化球
変化球はスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップを投げるようです。
動画ではスライダーを軸に投球を組み立てており、自信があるボールのようです。
縦に大きく変化しており、空振りが奪えています。
その他には、球速が速めのスプリット気味のフォークや、球速を抑えたチェンジアップを投げており、多彩な変化球を操ります。
制球面ではバラツキがある
制球面ではバラツキがあります。
その為、厳しいコースにしっかり投げ分けるタイプではなく、アバウトにストライクに投げ込むタイプです。
球速があり、複数の変化球をどんどんストライクに投げ込みますので、なかなか的が絞りにくいでしょう。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速147km/hのストレート
- 秋季大会から球質に変化が見られる
- 変化球はスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ
- 制球面ではバラツキがある
です。
二年生時点で最速147km/hを投げる本格派右腕です。
球速だけでなく変化球も多彩でバランスの取れた投手という印象です。
今後の成長に期待しましょう。
伊藤樹の成績
続いて、伊藤樹の成績を見ていきましょう。
- 公式戦通算(把握分のみ):22試合、58 2/3投球回、防御率3.07、奪三振率7.67、四死球率4.76、被安打率6.14
- 20年公式戦通算:7試合、31 1/3投球回、防御率1.15、奪三振率6.03、四死球率2.87、被安打率5.74
成績は2020年終了時です。
通算では防御率3.07となっており、あまり結果を残せていません。
被安打率はそこまで高くありませんが、四死球率が高くなっているのが要因でしょう。
2020年では、防御率1.15と抜群の安定感を披露しています。
奪三振率こそ低めですが、四死球率が抑えられ、トータルとしてランナーを出す機会が減ったことが要因でしょう。
伊藤樹のスカウト評価や指名の可能性
続いて、伊藤樹のスカウト評価です。
- 巨人・長谷川スカウト部長「仙台育英の左腕・笹倉(笹倉世凪)と右腕・伊藤(伊藤樹)は野球センスが高い」「伊藤もバランスがよくて、腕の振りがしなやか。楽しみですね」
現時点では巨人からのコメントのみです。
一時伸び悩みはありましたが、2020秋季大会では結果を残しており、今後の飛躍が期待されます。
現時点では指名は厳しいかもしれませんが、今後の活躍次第では指名の可能性も十分あるでしょう。
今後の活躍に注目です。
合せて読みたい!
【ドラフト2021】ドラフトの指名予想や注目候補選手の評価一覧とまとめ!
伊藤樹の関連ニュース
続いて、伊藤樹の関連ニュースです。
>>スーパー中学生と騒がれて約2年。伊藤樹(仙台育英)はいかにして復活したのか?
>>[甲子園・記者コラム]ポジション別ドラフト候補のスカウト評価は?
伊藤樹のまとめ
以上が、仙台育英 伊藤樹の経歴、成績や特徴でした。
中学時から注目されている最速147km/hの本格派右腕。
今後の活躍次第では2021ドラフトで指名される可能性もあると思います。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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