今回ご紹介するのは、仙台育英高校の入江大樹内野手です。
恵まれた体格と長打力が魅力で肩が強い大型ショート。
2019年秋に行われた明治神宮野球大会で、本塁打を打ちました。
2季連続の甲子園となる2020センバツ甲子園にも出場が濃厚です。
今回はそんな2020年ドラフト候補 仙台育英高校・入江大樹の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
入江大樹(仙台育英)経歴やプロフィール
まずは、入江大樹の経歴です。
- 名前:入江大樹(いりえ だいき)
- 出身地:大阪府堺市
- 生年月日:2002年度
- 身長:185cm
- 体重:83kg
- 投打:右投右打
- ポジション:遊撃手
- 経歴:高石高南 → 堺中央ボーイズ(堺市立福泉中学校)→ 仙台育英高校
詳しく見ていきましょう。
入江大樹は高校2年生春の東北大会で場外本塁打を打つ!
小学校の時から野球をはじめ、軟式野球チームの高石高南でプレーします。
中学生の時に、硬式野球チームの堺中央ボーイズに所属していました。
因みに、横浜DeNAからメジャーリーグに挑戦中の筒香嘉智外野手もこのチーム出身です。
高校は、大阪を離れ宮城県の仙台育英高校に進みます。
堺ビックボーイズの指導者から「仙台育英が合っている」と言われたのが、進学のきっかけだそうです。
高校1年生の秋からベンチ入りし、秋の東北大会では3番ショートで出場しました。
東北大会では、2試合で3安打1打点と活躍します。
2年生春の東北大会では、準々決勝の東日大昌平高校(福島)戦で、両翼120mの球場(荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた)でレフト側場外への本塁打を打ちました。
入江大樹は高校2年生夏に甲子園出場
2年生夏の県大会は、4回戦、準々決勝と2試合連続で本塁打を打ち、打率も6試合で.565と5割を越えます。
県大会で優勝し、夏の甲子園にも出場しました。
初戦の飯山高校(長野)戦で2安打し、3回戦の敦賀気比高校(福井)戦では二塁打を打ちます。
準々決勝の星稜高校(石川)戦でもヒットを打ちましたが、試合は敗れました。
入江大樹は2季連続の甲子園出場が濃厚!
2年生秋からは、4番を打つようになり、宮城大会・東北大会で優勝します。
明治神宮野球大会初戦の天理高校戦では、試合は敗れましたが、同点3ラン本塁打を打ちました。
ただ、ヒットはこの1本のみで試合で敗れたこともあり、「自分は、1打席しか4番の役目を果たせなかった」と悔しがっていたようです。
2季連続の甲子園出場が濃厚なので、2020センバツ甲子園での活躍も注目していきましょう。
なお、明治神宮野球大会終了時点での高校通算本塁打は12本です。
2年生春の東北大会終了時点で5本からペースは上げってきており、どこまで伸ばせるか期待されます。
入江大樹(仙台育英)の成績
続いて、入江大樹の成績を見ていきましょう。
- 甲子園通算(19夏):4試合、打率.235、1二塁打、3三振、出塁率.278
- 明治神宮野球大会(19):1試合、打率.250、1本塁打、3打点、出塁率.250
- 地方大会(東北:18秋19春秋、県:19夏):15試合、打率.417、4二塁打、3本塁打、15打点、7三振、出塁率.478、4盗塁
成績は2年生秋の明治神宮野球大会終了時までのものです。
二塁打や本塁打を打っており、長打を打てるバッターと言っていいでしょう。
甲子園では、3割に届かなかったですが、四球を選んで出塁する事が出来ています。
なので、打率以上の貢献をしているようです。
四死球数(甲子園1、地方7)に対して、三振数が同じか少し多く、長打を狙いに行っているからかもしれません。
長打を打つバッターなのである程度の三振は仕方がない部分でもあります。
今後は、できるだけ三振を減らしていけるといいでしょう。
入江大樹(仙台育英)の特徴や動画
次に、入江大樹の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
恵まれた体格ですね。
左足を上げてタイミングを取り、踏み込んでからは足をほとんど動かさずにバットを振っています。
最後まで振り切っており、全身を使ってフルスイングできているようです。
入江大樹は長打力!
動画の1分25秒過ぎでは、やや高めの球ですが、スタンドに運んでいます。
全身を使ったスイングなので、長打力があり、打球が伸びているようです。
2年生春に場外本塁打を打つなど、当たれば遠くに飛ばせる力を持っています。
入江大樹はバットコントロール!
動画の15秒過ぎでは、インコース寄りの球をセンター方向に運んでいます。
どのような球にも対応できるバットコントロールがありそうです。
また、動画の2分辺りでは、フライアウトになったものの外角の球を逆方向(ライト後方)に打っています。
なので、広角にも打てそうです。
入江大樹の選球眼はまずまず!
動画では、ボール球を見送る事が出来ており、追い込まれてからは際どい球をファウルにすることができています。
三振が少し多いことを考えると、選球眼はまずまずのようです。
入江大樹の走力はまずまず!
動画の55秒過ぎでは、一塁到達タイムを計測していますが、タイムは4秒58でした。
強烈なサードゴロなので、緩めで走っているのもあるでしょう。
なので、4.2秒くらいでは走れそうななので、まずまずの走力と言えそうです。
入江大樹は肩が強く、守備も軽快!
動画の後半部分では、守備について取り上げています。
難しい打球ではありませんが、打球の正面に入って捕る事ができているようです。
動画の2分15秒過ぎでは、ショートのほぼ定位置で捕ってから一塁に投げるまでのタイムを測っています。
送球タイムは1秒前後となっており、捕ってからの送球するまでの動作もスムーズです。
送球自体も速いので、肩が強いと思います。
2分30秒辺りでは、素早くベースカバーに入っており、周りの状況を判断してプレーすることができそうです。
入江大樹の特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 恵まれた体格と全身を使ったフルスイング
- 長打力がある
- バットコントロールができる
- 選球眼はまずまず
- 走力は普通
- 肩が強く、守備も軽快
です。
なんといっても、魅力は恵まれた体格と長打力で、難しい球に対応するバットコントロールも身に付きつつあります。
さらに、肩が強く、守備も軽快です。
まだ高校2年生ですが、恵まれた体格で、伸びしろもまだあると思います。
入江大樹(仙台育英)のスカウト評価や指名の可能性
続いて、入江大樹のスカウト評価です。
- 広島・近藤スカウト「魅力は打撃。パワーがある。遠くに飛ばす力は持っている。守備も肩は強いし、スローイングは悪くない。体が大きいけど、ショートをこなせれば面白い」
- 中日・米村明スカウト「あの身長で腰高もあるかもしれないけど、ショートの動きは悪くない。将来性もあるし、大きく育つものがある。 昨年、明治神宮大会の天理戦で3ランを放ったときの、いい状態に戻りつつある。」「体格がいいし、バネもある。プロでトリプルスリーを狙えるほどスケールが大きい」
- ヤクルト・小川淳司ゼネラルマネジャー「他では外野手としてのスピード、打撃センスを見せた明石商・来田、大型遊撃手の仙台育英・入江。」
- ホークス・作山スカウト「体が大きいし、スケール感がある。総合的なところで、(プロでも)ショートを守れれば評価は上がる。(高校では)あれだけのサイズがあるけどショートを守れているし、体のバランスも高いと思う。素材として評価は高いし、将来性として大きく見積もれる」
- ロッテ・柳沼スカウト「東北の高校生の中ではパワーもある大型遊撃手で魅力がある。腕の使い方がうまくて、リストが強い感じがする。 素材がいいので、夏にかけて伸び盛りの時のプレーを見たいですね。」
- その他・パ・某スカウト「神宮でホームランも打ったし、長打力はあると思う。サイズはあるし、肩もまあまあ強い。下半身の硬さや腰高の感じがあったので、そこがどう変わっているのかを見てみたい」
- その他・別のパ・某スカウト「インパクトの強さは高校生の中ではかなりレベルが高い。右方向にもっと大きいのが打てればかなり楽しみな長距離砲になる可能性を秘めている」
現時点で広島、中日・ホークス、ロッテのコメントが出ています。
共に打撃や素材の高さを評価し、将来性に期待していることがわかりますね。
特に中日は「将来トリプルスリーを狙える」という非常に高い評価をしています。
実際に見て見ても、恵まれた体格ながら動きの滑らかさがあり、高いポテンシャルを感じる選手です。
ドラフト2020での指名の可能性は高いといって良いでしょう。
今後の成長次第では上位指名も見えてきそうです。
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入江大樹(仙台育英)のまとめ
以上が、仙台育英高校・入江大樹の経歴や成績、特徴でした。
恵まれた体格と長打力が魅力で、肩も強い大型遊撃手です。
長身ながら滑らかな動きを見ると、高いポテンシャルを感じさせます。
ドラフト2020では指名の可能性が高いでしょう。
今後の活躍次第では、2020ドラフトで上位指名される可能性も十分あります。
今後の動向に注目していきましょう。