【ドラフト】清水大成(履正社)の成績・経歴・特徴は?

2019年の高校生ドラフト注目選手を紹介していきます。

今回紹介するのは履正社高校のエース清水大成です。

最速145km/h、制球力と安定感が売りの左腕。

2019夏の甲子園出場が決まっており、注目選手の一人です。

今回はそんな2019年ドラフト候補 履正社・清水大成の経歴や成績、特徴やスカウト評価をご紹介します。

清水大成(履正社) の経歴やプロフィール

まずは清水大成の経歴紹介です。

経歴
  • 名前:清水大成(しみず たいせい)
  • 出身地:兵庫県丹波市
  • 生年月日:2001年6月5日
  • 身長:176cm
  • 体重:74kg
  • 投打:左投左打
  • ポジション:投手
  • 経歴:篠山ベースボールネットワーク(丹波市立氷上中学校) → 履正社高校

詳しくみていきましょう。

清水大成は先を見越して中学時代を過ごす

兵庫県丹波市で生まれた清水大成は中学生になるとヤングリーグである篠山ベースボールネットワークで野球をプレーしています。

中学2年生の頃までは投手一筋というわけではなくファーストとピッチャーを兼任していました。

本格的にピッチャーとなったのは中学3年生の頃からだそうです。

清水大成がいた篠山ベースボールネットワークでは中学時代に花を咲かせるのではなく、その先の高校、大学を見越した練習をする考えがあります。

そのため中学時代の練習は基礎的なことをただひたすら行っていたようでハードな練習をこなしていました。

その基礎的な練習を継続してできたことで心身ともに鍛えることができたようです。

清水大成の憧れは先輩で同じ左腕の寺島成輝(現ヤクルト)

清水大成は2年先輩の寺島成輝選手に憧れて中学生時代に甲子園で投げている動画を何度も見返していました。

寺島成輝選手のように堂々とマウンドで投げれる選手になりたいと思っていたそうです。

今は憧れの寺島選手と同じ背番号を背負い2019年春の選抜が確定しています。

憧れの先輩と同じように甲子園で堂々としたピッチングが見ることができるのか楽しみです。

清水大成は高校1年生の時にドラフト1位と対戦

履正社高校に進学後、1年生の5月にいきなり実戦デビューをすると夏には背番号18をつけてベンチ入りを果たしました。

そして同年の秋季大会では2018年でドラフト1位を果たした根尾昂と藤原恭大を有する大阪桐蔭との準決勝で先発を任されたようです。

清水大成は初回から全力を出してチャレンジャー精神で立ち向かっていきました。

結果は敗れてしまったものの満塁のピンチで藤原を三振にとるなど1年生の時から活躍を見せています。

清水大成は2018年の夏の予選大会から大きく飛躍

1年生の時から公式戦に出場をするものの、そのあとはなかなか思うように進むことができなかったようです。

清水大成の欠点はピンチで粘ることができないこと。

一つのミスから簡単に崩れてしまうことが原因だったようです。

その結果2018年の北大阪大会では準決勝の大阪桐蔭戦でピンチで登板するものの1アウトを取れずにチームは敗退してしまいました。

そこからスランプにおちいり一時は投球フォームがわからなくなるものの、修行のために行った社会人チームのJR東海の指導者からフォームの修正で新しい発見があったようです。

それをきっかけに体重移動がスムーズになり、制球力と安定感が増しました。

さらにその時に会得したカットボールがピッチングの幅を大きく広げることになり秋大会で大きな飛躍みせています。

清水大成は近畿大会4強入りを果たす

2018年の秋では大阪大会で1位になると近畿大会ではベスト4に入る成績を見せました。

ベスト4の結果も素晴らしいですが驚くべきはそのピッチング内容です。

近畿大会1回戦では7回を投げて9奪三振で完封勝ちを収めると続く2回戦では9回を投げて12奪三振を奪い完封完投をする圧巻のピッチングを披露しました。

この2試合は四死球0は制球力の良さを見せつけました。

同年代には横浜高校の及川雅貴がおり、同じ左腕として比較されることが多いのですが完成度としては清水大成の方が上だという評価もあります。

この冬はさらにストレートに磨きをかけるということで、春にどんなまっすぐを見せてくれるのか楽しみな投手です。

清水大成は二季連続の甲子園出場で優勝!

近畿大会ベスト4ということで春のセンバツに出場します。

センバツでは一回戦で星稜の奥川恭伸と投げ合い、投手戦を繰り広げるも敗戦。

夏の予選では非常に多くの三振数で、安定した投球を披露。

順当に勝ち上がり、二期連続の甲子園出場を決めています。

続く甲子園では序盤に点を取られるシーンはあったものの、中盤から終盤は安定した投球でチームの勝利に貢献します。

決勝戦では選抜で敗れた奥川恭伸との投げ合いとなるも。7回途中3失点と試合を作り、履正社初の優勝に貢献しています。

なおドラフト候補の井上広大野口海音が同級生のチームメイト。

清水大成(履正社)の成績

続いて清水大成の成績を見ていきましょう。

成績
  • 甲子園大会:6試合、43 2/3投球回、防御率3.50、奪三振率8.24、四死球率3.50
  • 2019夏予選:5試合、32 2/3投球回、防御率1.65、奪三振率11.57、四死球率3.58

2019夏予選は、防御率1点台と安定した成績を残しています。

奪三振率が高く、三振が奪えるタイプの投手であることがわかります。

特に夏予選では11を超える数値となっており、非常に多くの三振を奪っています。

四死球率は3中盤と、制球面で苦労する場面も見られそうです。

それでも三振が奪えているので、安定した成績を残せるのでしょうね。

2019年ドラフト清水大成(履正社)の特徴は?

続いて清水大成の特徴の紹介です。

まずは動画を見てみましょう。

上の動画は2018年の近畿大会2回戦の福知山成美戦の動画です。

清水大成のピッチングがまとめられておりみやすい動画となっています。

ノーワインドアップから足を大きくあげて体全身を使って投げ抜いているのが特徴的です。

清水大成の売りは制球力

動画からもわかるようにキャッチャーが構えたところにほとんどボールを投げ込めています。

右左関係なく打者の外角に投げ込める制球力は高校生トップクラスです。

さらにそのコントロールの良さはまっすぐだけではなく、変化球になっても変わりません。

大きく曲がるスライダーと手元で曲がるカットボール、ブレーキの効いたカーブ全てに制球力もあります。

ほとんどがストライク先行で投げているのですが、どの変化球でもカウントが取れるので狙い球が絞りにくく初球から手を出すのが困難です。

そのため打者は簡単に追い込まれてしまい三振をしています。

清水大成の武器はストレートと腕の振りが変わらない多彩な変化球

投げている変化球はカットボール、スライダー、カーブが主体のようです。

足を大きくあげて体全身を使って投げ込むフォームから、腕の振りがほとんど変わらずに投げきれていますね。

なので、打者からすると見極めが難しく、ついついボール球にも手を出してしまっています。

どのカウントでもストライクが取れる制球力があるので、配球も様々なバリエーションで相手打者を打ち取ることが可能です。

落ちる系のボールはまだないようですが、チェンジアップやフォークなどを覚えると、さらに手がつけられなくなる投手になるのではないでしょうか。

清水大成のまっすぐにはキレがある

清水大成は公式戦で145㎞/hを記録しておりストレートにも力があります。

常時130後半〜140㎞/h前半のボールを投げ込めていますが、速球派のピッチャーというわけではありません。

しかし、清水大成のまっすぐにはボールのキレがありファールや空振りが取れるまっすぐとなっています。

その大きな要因が投球フォームでしょう。

オーバースローでボールを上から投げることができており、球の回転軸が縦に近いためボールに伸びがあると思われます。

140㎞/h前後のボールでも、打者からはそれ以上の球速に感じているでしょうね。

清水大成の弱点とは?

成績を見てみると救援であまりいい成績が残せていないようです。

途中登板で流れを止めることができないこともあります。

先発をして調子がいいと手がつけられなくなりますが、相手の調子がいいと逆に飲まれているようです。

清水自身もどんな時でも自分のピッチングができるようにしたいですと語っていました。

清水大成のまとめ

清水大成をまとめてみると

まとめ
  • ノーワインドアップからテンポのいいピッチング
  • 抜群の安定感と制球力
  • 変化球はカーブ、スライダー、カットボール
  • ストレートと変化球を同じ腕の振りから投げ分けられる
  • まっすぐにキレがある
  • ムラッ気がある

となります。

完成度が高い投手であると言えますね。

まだ高校生ということもあり、これからまだまだ力をつけていく可能性もあります。

今後どれだけの活躍が出来るのか、楽しみですね。

清水大成(履正社)のスカウト評価や指名の可能性

続いて清水大成のスカウトの評価です。

スカウトコメント
  • 阪神・谷本球団副社長「粘り強い投球で、ピンチでも落ち着いていましたし、すごいと思いました」
  • ソフトバンクの稲嶺誉スカウト「上から叩けるので、体ができれば、球速はもっと出るのでは」
  • パ・リーグスカウト「角度のあるストレートと、キレの鋭いスライダーを投げ分けられる。体力強化を図れば、将来楽しみ。西武の榎田大樹投手タイプ」

というコメントをされていました。

ホークスコメントは福知山成美戦後のコメントでまだまだポテンシャルを秘めている、という内容ですね。

スカウトコメントは少ないですが、実力的には非常に高いです。

左腕ということもありますので、2019年ドラフトでは指名される可能性は高いと言っていいでしょう。

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清水大成(履正社)のまとめ

以上が、履正社高校清水大成の経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。

現時点での完成度が高く、十分ドラフト候補であることがわかります。

また、高校生にも関わらず、コメントも大人びていて「目標は誰にでも認められるエース。大先輩のように、大きな存在感を示すことができる左腕に」とのことです。

この目標を実現することができるのか、選抜・選手権での活躍を楽しみにしたいですね。

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