2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、慶應大学の高橋亮吾選手です。
ストレートは150km/hをマークし、ナックルボールも投げるピッチャーで、全国大会の出場経験もあります。
今回はそんな慶應大学 高橋亮吾の経歴、成績や特徴を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
高橋亮吾(慶應大)の経歴やプロフィール
高橋亮吾さんカッコいい pic.twitter.com/tJrimKDDzL
— カイル (@kylemagi) 2019年3月31日
高橋亮吾の経歴です。
- 名前 : 高橋亮吾(たかはし りょうご)
- 出身地 : 神奈川県逗子市
- 生年月日 : 1997年9月19日
- 身長 : 180cm
- 体重 : 80kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:逗子リトル(逗子市立久木小小学校)→ 慶應義塾湘南藤沢中学校 → 慶應義塾湘南藤沢高校 → 慶應義塾大学
詳しく見ていきましょう。
高橋亮吾は甲子園出場なし!
小学校1年生の時から野球をはじめ、逗子リトルに入ります。
中学校は、中高一貫校の慶應義塾湘南藤沢中学校に進み、軟式野球部に所属。
主にキャッチャーとしてプレーしていました。
そのまま、慶應義塾湘南藤沢高校に進み、1年生の時から控えのキャッチャーとしてベンチ入り。
高校2年生の春からは、4番投手(エース格)として試合に出場します。
高校3年生は、春と夏の県大会で、いずれも、4回戦まで進みました。
春の県大会2回戦(川和高校戦)で2打席連続ホームランを打つなどバッティングでも活躍します。
夏の県大会では、2試合に登板し、6 1/3回を投げて無失点(5奪三振)でした。
甲子園出場はなく、県大会4回戦が最高成績です。
高橋亮吾は、外野手として入部も投手に再転向!
大学は慶應義塾大学に進学。
大学で野球を続けるか迷っていましたが、「神宮で野球をしている姿が見てみたい」というお父さんの話を聞いて、野球部に入ります。
入部当初は、打撃を活かしたいという理由で外野手でしたが、助監督の目に留まった事もあり、春季リーグ後に投手に再転向しました。
大学1年生秋から、リリーフとしてリーグ戦に出場。
2年生春は、9試合に登板します。
東京大学2回戦では、最速145km/hをマーク。
明治大学1回戦では、3回無失点の好投もあってリーグ戦初勝利を挙げます。
しかし、優勝の懸かった早稲田大学2回戦では2 2/3回を投げ5失点、負け投手となり、優勝も逃しました。
高橋亮吾は2季連続のリーグ優勝に貢献!
2年生秋からは、初先発した東京大学2回戦で初完投勝利(10奪三振)。
リーグ優勝し、明治神宮野球大会に出場しますが、登板機会はありませんでした。
3年生春は立教大学1回戦で自己最速を147km/hに更新。
リーグ戦では、リーグ2位の防御率1.23となるなど活躍し、2季連続のリーグ優勝に貢献します。
出場した全日本大学野球選手権では、初戦(2回戦)の苫小牧駒澤大学戦で、5回コールドですが1安打無失点の完封勝利。
しかし、準決勝の東北福祉大学戦では、6回2アウトからから5失点するなど7失点試合も破れました。
2018年の大学野球日本代表候補にも選ばれましたが、代表入りはなりませんでした。
リリーフした3年生秋の法政大学1回戦で球速を149km/h、4年生春の立教大学戦で150km/hに伸ばします。
同学年には、同じ2019ドラフト候補の高橋佑樹、郡司裕也、柳町達、中村健人、津留崎大成一学年下には佐藤宏樹います。
高橋亮吾(慶應大)の成績
高橋亮吾の成績です。
- リーグ戦通算(16年秋~19年春):38試合、6勝4敗、121投球回、防御率2.68、奪三振率8.18、四死球率3.05
- 全国大会通算(18年全日本):2試合、10 2/3投球回、防御率5.91、奪三振率6.75、 四死球率2.53
- 2019年春季リーグ:5試合、9 2/3投球回、防御率1.86、奪三振率11.17、四死球率4.66
成績は、2019年春季リーグ戦までのものです。
リーグ戦の成績を見ると、防御率2点台中盤と安定した成績を残しています。
2019年春季リーグでは防御率1点台と、さらに安定した成績ですね。
奪三振率を見ると、三振を奪う事ができるピッチャーのようです。
ただ、若干四死球率が高く、制球面で不安がありそうです。
経歴の所でも書きましたが、入学当初はリリーフでしたが、先発でも投げるようになり、先発とリリーフ両方こなせます。
高橋亮吾(慶應大)の特徴や動画
高橋亮吾の特徴です。
まずはこちらの2019年春季リーグ立教大学戦の動画を見ていきましょう。
上から投げ下ろす投球フォームです。
ゆっくりタメを作り、そこから鋭く腕を振るので、タイミングが合いにくそうですね。
高橋亮吾は威力のあるストレート!
ストレートは最速150km/hで、威力のあるストレートを投げていますね。
バッターが振り遅れたり、空振りしており、質の良いストレートであることがわかります。
上から投げ下ろすので、回転軸が水平に近いのでしょうね。
シュート気味に抜けるケースも多いので、質のバラツキは今後の課題でしょう。
また、セットポジションでも140km/h後半が出ており、威力が落ちていない点は高評価です。
高橋亮吾は多彩な変化球!
動画では、落ちる変化球を2種類を投げていて、いずれも120km/h台から130km/h台です。
フォークは打者の手元で鋭く落ち、スライダーは大きく変化しています。
いずれも、打ち取ったり空振りを取れていて、決め球として使えそうです。
また、動画の2分30秒あたりでは、カットボールを投げています。
140km/hという球速で、切れが良く良い変化をしています。
あまり投げていませんが、左打者には非常に有効なボールでしょうね。
高橋亮吾(慶應大)の制球力は?
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えたに投げられていて、制球力はまずまずと言っていいでしょう。
変化球も全体的に低めに集められている印象です。
成績を見ても与四球率は高くないので、四球で崩れるタイプでは無さそうですね。
ただ、ストレートが抜けて逆球になるシーンが目立ちます。
相手のレベルによっては、こういったボールを痛打される確率はあがります。
ワンランク上のレベルで活躍する為には、こういったバラツキを抑えたいところですね。
高橋亮吾(慶應大)の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 威力のある最速150km/hのストレート
- 落ちる変化球は、フォークと縦スライダー
- カットボールも良いがあまり投げていない
- 制球力はまずまず
です。
威力のある速球が武器の本格派右腕投手です。
スライダーやフォークで空振りが奪え、良いカットボールを持っており、変化球も多彩です。
制球力がもっと良くなれば、安定した投球が出来るでしょう。
高橋亮吾(慶應大)のスカウト評価や指名の可能性
高橋亮吾のスカウト評価です。
残念ながら、コメントを寄せたスカウトはいません。
2018年春に大活躍しましたが、秋で低迷してしまっただけに、2019年春には猛アピールが必要でしょう。
慶應大学には、他にもドラフト候補がいてスカウトの視察が増えると思うので、スカウトの前でアピールしておきたい所ですね。
実力的には十分ドラフト指名されるレベルなので、2019年の活躍に期待したいですね。
追記:将来の夢はパイロットのようで、野球は大学までのようです。
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以上が、慶應大学 高橋亮吾の経歴、成績や特徴でした。
最速150km/hの質の良い速球が武器の本格派右腕です。
スライダー、フォークといったレベルの高い決め球もあり、変化球も多彩です。
球速もどんどん伸びているだけに、伸びしろもまだまだありそうですね。
実力的には十分ドラフト指名されるでしょう。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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