今回、紹介する選手は中京大中京高校の畔柳亨丞投手です。
力のあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球が魅力の本格派右腕。
中学校3年生の時には、15歳以下の日本代表に選ばれました。
高校に入ってからは、1年生夏にベンチ入りしたものの肘の怪我で戦線を離脱します。
それでも、2年生秋の県大会から再度ベンチ入りし、球速を151km/hに伸ばしました。
今回は、そんな2021年ドラフト候補 中京大中京高校・畔柳亨丞の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
畔柳亨丞の経歴やプロフィール
第73回愛知県高等学校野球選手権大会
第6日 準々決勝 熱田 第2試合[終]中京大中京00310005=9
誉 00001010=2中京大中京 6年連続の秋ベスト4入り
畔柳亨丞①(2年 #SASUKE名古屋)
2年前の夏にベンチ入りし先輩達と悔しさを味わった因縁の相手に鬼気迫る投球 12奪三振で雪辱 pic.twitter.com/3qgbx7vs43— HALUHI@愛知高校野球・中学野球 (@Iambanekko) September 26, 2020
まず、畔柳亨丞の経歴です。
詳しく見ていきましょう。
中学校3年生の時に15歳以下の日本代表に選ばれる!
小学校1年生の時から野球を始めます。
中学生になってからは、硬式野球チームのSASUKE名古屋ヤングに入りました。
中学校3年生の時に、投手として全国大会に出場し、ベスト8まで勝ち進みます。
さらに、15歳以下の日本代表に選ばれ、ワールドカップに出場しました。
試合を振り返って、「ノビのある直球が通用したのが大きかった」そうです。
初戦のオーストラリア戦では、3 1/3回を投げて無失点、6個の三振を奪います。
当時の球速は、130km/h台後半でした。
1年生秋に肘を怪我する!
高校は、中京大中京高校に進み、1年生夏の愛知県大会からベンチ入りしました。
県大会5回戦の国府高校戦では、リリーフとして1回を無失点に抑えます。
この試合で、球速142km/hをマークしました。
しかし、その後は肘を怪我し、1年生秋からは、ベンチ外となります。
2年生春の紅白戦で実戦復帰し、3回を投げて無失点に抑えます。
「秋以降は怪我でベンチを外れ、悔しかった。きょうは実戦感覚がない中で、工夫して投げることができた」そうです。
ただ、夏の大会はベンチを外れました。
2年生秋の県大会で球速を151km/hに伸ばす!
2年生秋から再びベンチ入りし、県大会では先発4試合を含む6試合に登板します。
1回戦の名古屋国際高校戦で6回1失点、12個の三振を奪います。
試合を終え、「直球がうわずっていたので、40点くらいだった。低めに変化球を決めることができて良かった」と振り返りました。
3回戦の愛産大三河高校戦では、8回を投げて1失点、この試合で球速を151km/hに伸ばします。
また、体重も入学時よりも8kgほど増やしたそうです。
決勝の東邦高校戦では、9回を投げて2安打1失点、完投勝利を挙げ、優勝に貢献しました。
続く東海大会初戦(準々決勝)の登板はありませんでしたが、準決勝せ先発すると7回コールド勝ちで完封勝利を収めています。
決勝の岐阜商戦では同点の9回からリリーフ登板し、無失点で切り抜け、チームをサヨナラ勝ちに導いています。
選抜出場は当確となっており、選抜での活躍が期待されます。
因みに、2020ドラフト候補の高橋宏斗、松島元希、中山礼都、印出太一は、高校の1学年上です。
畔柳亨丞の特徴や動画
続いて、畔柳亨丞の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
左足を上げてタメを作っています。
テイクバックは大きくないですが、しっかりと腕が振れていました。
肘の使い方も柔らかそうです。
力のあるストレート!
力のある球を投げており、バッターが振り遅れています。
球速は最速151km/hですが、球速よりも速く感じるかもしれません。
鋭く曲がるスライダー!
動画では、スライダーを投げています。
スライダーは打者の手元で鋭く曲がり、ストライクカウントを取れていました。
他にも、緩いカーブやチェンジアップを投げます。
制球力はまずまず!
動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角や低めなどにも投げられていました。
一方で、高めに浮いたり、投球が抜けて明らかなボールとなった事もあったので、制球力はまずまずと言ったところです。
特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速151km/hの力のあるストレート
- 変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ
- 制球力はまずまず
です。
最速151km/hの力のあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球を投げ分けて抑えます。
高校1年生秋から夏にかけて登板がなく、これまでの登板数は少なかったですが、その分、伸びしろがありそうです。
畔柳亨丞の成績
次に、畔柳亨丞の成績です。
- 地方大会計(19夏、20秋):9試合、47投球回、防御率1.15、被安打率4.79、奪三振率10.34、四死球率2.11
- 20近畿大会:2試合、8投球回、防御率0.00、被打率1.13、奪三振率14.63、四死球率3.38
2020年終了時点での成績です。
登板数はそこまで多くありませんが、ヒットをそこまで打たれておらず、失点も多くありません。
また、四死球の数も少ないです。
そして、イニング数以上の三振を奪えており、三振を奪えるピッチャーと言っていいでしょう。
畔柳亨丞のスカウト評価や指名の可能性
次に、畔柳亨丞のスカウト評価です。
- 中日・近藤スカウト「もっと球速も出ると思う。しっかり腕を振って投げられるので楽しみ」「コースにしっかり投げ分けられるし、球速以上に球は走っていた。変化球もいいし、一冬越えて、もっと成長すると思う。楽しみ」
球速や腕を振れる投球を評価しており、将来性を期待しています。
現時点で、2021ドラフトで指名される可能性も考えられ、今後の活躍次第では、上位指名もあるかもしれません。
中京大中京高校の高橋源一郎監督は、「秋のこの段階では高橋宏斗よりも球速が速い」という評価で、その一方で「速く強い直球が一番の持ち味だが、それ一辺倒では対応される。変化球の精度も大事」と今後の課題も口にしています。
15歳以下の日本代表でコーチだった徳元敏さん(元オリックスなど)は「真面目でフォームのことを凄く聞いてきた」と話しており、中学校の時から、高い意識を持って野球に取り組んでいたようです。
本人は、高橋宏斗を目標にしており、「すごい先輩。高橋さんが世代ナンバーワンを目指していたので、自分も目指したい」と上を目指しています。
また、一時期は無観客だった中で、観客を入れて試合が行われるようになった際には、「観客が入って燃える部分があった」とも話しているので、プロ野球など注目される場面で投げるのが夢かもしれません。
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畔柳亨丞のまとめ!
以上が、中京大中京高校 畔柳亨丞の経歴、成績や特徴でした。
最速151km/hの力のあるストレートと鋭く曲がるスライダーなどの変化球が持ち味です。
2021ドラフトでは指名される可能性が高く、今後の活躍次第によっては、上位指名もあるでしょう。
まずは、選抜での活躍に期待です。
今後の動向に注目していきましょう。
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