2019ドラフトの高校注目選手を見ていきましょう。
その中の一人が札幌大谷高校の西原健太投手です。
2018年11月の明治神宮野球大会では、1安打完投勝利を挙げるなどの活躍で、札幌大谷高校を初優勝に導きました。
2019年春の選抜は出場濃厚となっており、活躍が期待されています。
今回はそんな2019年ドラフト候補 札幌大谷高校・西原健太の経歴や成績、特徴をご紹介します。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
西原健太(札幌大谷高校)の経歴やプロフィール
【第49回明治神宮野球大会】
札幌大谷高校
西原健太(2年、赤平レッドレイズ~札幌大谷リトルシニア)
2018/11/9赤平レッドレイズで第42回全道少年軟式野球大会優勝
2013北海道日本ハムファイターズジュニアチーム登録選手
札幌大谷リトルシニアで第44回リトルシニア日本選手権大会出場 pic.twitter.com/pbG9qfTtxW— チョコパン (@smalto19) 2018年11月13日
まずは西原健太の経歴です。
- 名前:西原健太(にしはら けんた)
- 出身地:北海道赤平市
- 生年月日:2001年7月19日
- 身長:184cm
- 体重:90kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:赤平レッドレイズ(赤平市立豊里小学校)→ 札幌大谷リトルシニア(札幌大谷中学校)→ 札幌大谷高校
詳しく見ていきましょう。
西原健太の小学校、中学校時代は?
西原健太は、小学校1年生の時に、赤平レッドレイズで野球を初めました。
小学校6年の時に、プロ野球ジュニアトーナメントの北海道日本ハムファイターズジュニアに選ばれています。
中高一貫で野球のできる環境を求めて、中学は札幌市の札幌大谷中学校に進み、硬式野球部に相当する札幌大谷リトルシニアでプレーしました。
中学校3年の時はエースとして、リトルシニア日本選手権大会に出場したことがあります。
因みに、中学校時代は、駅までの家族の送迎と列車で2時間ほどかけて通学しているそうです(高校に入ってから下宿)。
西原健太は、明治神宮野球大会優勝投手
中高一貫校の内部進学という形で札幌大谷高校に進みました。
1年生の春からベンチ入りし、2年生秋からはエースとなり4番も打ちます。
2年生秋の道大会では、4試合に先発しますが、そのうち2試合は早い回に降板してしまいます。
一方で、滝川西高校戦でソロホームランを打つなど、打撃では30打数15安打12打点と好結果を残しています。
そして、札幌大谷高校は全道大会優勝を果たしました。
明治神宮野球大会出場を決め、2019年春のセンバツ甲子園の出場もほぼ確定です。
また、全道大会で早い回に降板したこともあったので、明治神宮野球大会までの間に投球フォームを修正したそうです。
その成果もあり、龍谷大平安高校(京都)との1回戦では7回1自責点(5失点)に抑え自己最速に迫る139km/hをマークします。
そして、奥川恭伸擁する星稜高校との決勝では9回1安打1失点8奪三振の好投で完投勝利を挙げ、札幌大谷高校は明治神宮野球大会初優勝を飾ります。
ちなみに同級生にはドラフト候補の太田流星、一学年下には阿部剣友がいます。
西原健太(札幌大谷高校)の成績
続いて西原健太の成績を見ていきましょう。
- 2018年秋道大会通算:4試合、20投球回、防御率2.25、21奪三振、16四死球
- 2018年明治神宮野球大会通算:2試合、16投球回、防御率0.56、11奪三振、7四死球
- 2019年夏予選:3試合、10投球回、防御率3.60、奪三振率5.40、四死球率4.50
成績は2018年秋のものです。
奪三振率は、道大会で9.45、明治神宮野球大会で6.19であり、そこそこ三振が取れています。
四死球率は、道大会で7.2、明治神宮野球大会で3.94となっています。
フォームを改善したことにより、四死球を減らすことができているようです。
一方で、打撃に関しては、全道大会のような成績を明治神宮野球大会残せず、全国レベルの投手に苦戦しているようですね。
2019年は、センバツ甲子園にも出場すると思うので、どこまでピッチングやバッティングが通用するか注目したい所です。
また、最後の夏に調子を上げて臨めるかも大事になります。
西原健太(札幌大谷高校)の特徴や動画
続いて西原健太の特徴です。
最初に、動画を見てみましょう。
上の動画は、2018年明治神宮野球大会(龍谷大平安高校戦)のものです。
ゆったりとしたテイクバックからタメを作り、そこから鋭く腕を振ってくる投球フォームですね。
うまく体重移動して投げられている印象です。
西原健太は威力のあるストレート!
西原健太② 最速142㌔右腕
(札幌大谷シニア→札幌大谷)
1安打完投勝利を挙げた星稜高校戦での全8奪三振ハイライト pic.twitter.com/Ccyxru8X5K— おくら (@okura_toin) 2018年11月13日
特徴の一つ目として、威力のあるストレートを持っています。
先ほども書いた通り、最速は142㎞/hです。
球速の割にはバッターが振り遅れ傾向なので、球速以上に早く感じるかもしれません。
また、ボールの下を振って空振りしているので、ノビもありそうです。
常にセットポジションなのにも関わらず、ストレートは135km/h前後~140㎞/h強の速さで投げています。
ピンチの時も、球威を落とさず投げることが出来そうですね。
西原健太は球速差を利用した本格派投手!
動画(明治神宮野球大会・星稜高校戦)を見る限り変化球は、スライダー、チェンジアップを投げています。
120km/h台のスライダーは変化量は大きくないものの、空振りや見逃しが取れています。
キレが良い証拠でしょうね。
また、左打者相手に投げる115km/h前後のチェンジアップは非常に落差が大きいですね。
腕が振れており、非常に落差があり、しっかり低めに決まっていますので、決め球として十分使えるでしょうね。
その他に100km/h前後のカーブを投げます。
勢いある速球と多彩な変化球を持つ、本格派投手であることがわかりますね。
西原健太の制球力は?
では、制球力はどうでしょうか。
動画を見た限りでは、やや高い制球力がありそうです。
時々、高めに浮くときがありますが、概ね、捕手の構えたコースに投げられています。
しかし、成績のところでも紹介しましたが、炎上してしまった北海道大会では非常に多くの四球を与えています。
逆にしっかり結果を残せた明治神宮大会では、四球も少なくなっています。
フォーム修正により改善できたと言えそうですが、それをしっかり証明する為にも、春の選抜で安定した投球を披露したいところでしょう。
もっと投球を見たいという方は、スポーツブルで2018年明治神宮大会の試合が無料で視聴できます。
参考に対星稜の決勝戦のリンクを貼っておきますので、参考にしてみて下さい。
西原健太のバッティングは?
札幌大谷打線では四番を打っていますが、バッティングはどうでしょうか。
まず、明治神宮野球大会の星稜高校戦で、プロ注目 星稜高校の奥川恭伸投手と対戦した時の動画を見てみましょう。
動画を見る限りでは、変化球を簡単に振らされているようです。
相手が素晴らしい投手なので仕方ありませんが、変化球に苦戦しそうな気がしますね。
次に、明治神宮野球大会の筑陽学園高校(福岡)戦での動画です。
一球だけなのでなんとも言えませんが、外角高めの速球に振り負けず、しっかりライト前へ運んでいます。
大きな軌道を描くスイングで、ストレート系には強そうです。
西原健太の特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 上手く体重移動して投げる、球威のある最速142km/hストレート
- 変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ
- ストレートとの球速差を利用する本格派投手
- 制球力は、やや高め
- 大きな軌道を描くスイングのパッティング
投手としては非常に面白そうな選手です。
特にチェンジアップは落差が大きく、なかなかいないタイプの投手です。
体格的にも恵まれており、球速もまだまだ伸びそうです。
今後の成長に期待したいですね。
西原健太(札幌大谷高校)のスカウト評価や指名の可能性
続いてスカウト評価です。
現時点でコメントを寄せたスカウトはいないようですが、明治神宮野球大会などを視察したスカウトはいると思われます。
全国区の選手になったのは最近なので、今後はもっと注目されるでしょう。
体格的にも伸びしろがありそうなので、将来性を考えて指名する球団は出てきそうですね。
2019年センバツ甲子園の出場は決まっているので、甲子園でどのような投球をするか見たいと思っているスカウトもいそうです。
まずは、センバツ甲子園での活躍に期待したいですね。
春・夏の活躍次第では、ドラフト上位指名の可能性も出てきそうですね。
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西原健太(札幌大谷高校)のまとめ
以上が、札幌大谷高校・西原健太の経験や成績、特徴でした。
体重移動を上手く使って投げる最速142km/hのストレートと変化球を、ほぼ同じフォームで投げ分けるのが特徴です。
特に落差の大きなチェンジアップが非常に良いですね。
高卒の本格派投手ということで、将来性を考慮してのドラフト指名もありそうです。
これからの西原健太の活躍や動向に注目したいですね。
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