今回ご紹介するのは、駒澤大学の若林楽人外野手です。
長打力や逆方向に打てるバッティング、足の速さ、肩の強さが強みで走攻守揃っています。
大学2年生秋に大学野球日本代表候補に選ばれ、4年生秋は長打力が増しスカウトの評価を上げました。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 駒澤大学・若林楽人の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
若林楽人(駒澤大)の経歴やプロフィール
まずは、若林楽人の経歴です。
- 名前:若林楽人(わかばやし がくと)
- 出身地:北海道白老町
- 生年月日:1998年4月13日
- 身長:177cm
- 体重:77kg
- 投打:右投右打
- ポジション:外野手
- 経歴:緑丘ファイターズ → 白老町立白老中学校 → 駒澤大苫小牧高校 → 駒澤大学
詳しく見ていきましょう。
若林楽人は小学6年生冬にプロ野球ジュニアトーナメントに出場!
小学生の時から軟式野球をはじめ、緑丘ファイターズでプレーします。
当時のポジションは、ピッチャーとショートでした。
小学校6年生夏には全国大会に出場し、冬には日本ハムファイターズジュニアに選ばれ、プロ野球ジュニアトーナメントに出場します。
中学生になってからは軟式野球部に入り、3年生夏には創部以来初となる全国大会出場に導きました。
若林楽人は高校2年生秋からキャプテン!
高校は、駒澤大苫小牧高校に進み、1年生の時からベンチ入りします。
秋の北海道大会では、4番・サードで出場し、ベスト4まで勝ち進みました。
2年生春からは外野を守り、春の北海道大会では決勝まで勝ち進み、決勝の北海高校戦では試合は敗れますが、公式戦初となる本塁打を打っています。
2年生秋からはキャプテンを務めました。
3年生になってからは、ショートを守りますが、夏の南北海道大会では初戦の札幌日大高校戦でノーヒット、試合も敗れます。
因みに、2020ドラフト候補の伊藤大海は1学年上です。
若林楽人は大学2年生秋に大学野球日本代表候補に選ばれる!
大学は、駒澤大学(東都大学野球連盟)に進学します。
大学2年生春のリーグ戦からは、センターのレギュラーなり、下位打線を打ちました。
2年生春の亜細亜大学戦で、リーグ戦初となる本塁打を打ちます。
2年生秋は1番など上位打線を打ち、リーグ戦後は大学日本代表候補に選ばれました。
若林楽人は大学でもキャプテンに選ばれる!
3年生の春、秋はリーグで最下位となりましたが、いずれも入れ替え戦に勝利して1部リーグ残留を決めます。
秋のリーグ戦終了後にはキャプテンに選ばれ、「入れ替え戦などの経験を生かし、優勝を目指したい。個人的にはプロを目指せるよう頑張って成績を残したい」と決意しました。
四年生春の活動休止期間中は、「プロと自分は何が違うか」を考えます。
動画で巨人・坂本勇人の打撃フォームを見た時に「打つポイントが体に近すぎた。坂本さんは前で捉えている」と感じ、前でとらえる感覚を意識して打撃練習を行いました。
4年生秋のリーグ戦前に、プロ志望届を提出します。
リーグ開幕戦では推定120mとされる本塁打を打ち、2戦目は亜細亜大学の平内龍太から本塁打を打ちました。
まだリーグ戦途中ですが、6試合で4本の本塁打を打っています。
因みに、2020ドラフト候補の竹本祐瑛は、大学の同学年です。
若林楽人(駒澤大)の成績
続いて、若林楽人の成績を見ていきましょう。
- リーグ戦通算(18春秋19春秋20秋):57試合、打率.205、9二塁打、2三塁打、7本塁打、31打点、出塁率.349、49三振、11盗塁
- 20秋リーグ戦:6試合、打率.269、1二塁打、4本塁打、10打点、出塁率.345、5三振、3盗塁
成績は、2020年10月15日時点でのものです。
通算打率は高くないですが、出塁率が1割以上高く、四死球を選んでの出塁ができているといっていいでしょう。
ただ、三振が四死球数(43)より多く、三振を減らせていけるかが今後の課題となるかもしれません。
一方で、本塁打などを打っており、長打を打てるバッターであることが分かります。
そして、盗塁を決めているので、足が速い選手といっていいでしょう。
また、2020年秋は、これまでよりも打率が上がっており、3年生までの本塁打数(3)を上回る4本塁打を打っており、活動休止期間中の練習の効果があるかもしれません。
若林楽人(駒澤大)の特徴や動画
次に、若林楽人の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
足を開いて構え、左足を上げてタイミングを取っています。
その後は、足を揃えて、体重移動を使って打ち、バットを最後まで振り抜いていました。
若林楽人は長打力!
動画では、ほぼ真ん中の球でしたが、レフトスタンドへの本塁打としています。
体重移動を使ってバットを振り抜いているので、長打を打てそうです。
若林楽人は足が速い!
50メートル5秒8で、足が速いです。
一塁到達タイムは約4秒となっており、右打者としてはトップクラスのタイムです。
若林楽人の選球眼はまずまず!
追い込まれるまでは、狙い球を振りに行っていますが、その後は、ボール球やボールに近い球を見送っており、ストライクゾーンギリギリの球をファウルで粘ることもできていました。
選球眼はまずまずといったところでしょう。
若林楽人は肩が強い!
動画では守備について取り上げられていました。
フライの捕球は難なくこなせていそうです。
遠投は125mまででき、肩も強いです。
若林楽人の特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 長打力がある
- 逆方向に打てるバッティング
- 足が速い
- 選球眼はまずまず
- 肩が強い
です。
長打力や逆方向に打てるバッティング、足の速さ、肩の強さが魅力で、走攻守揃っています。
若林楽人(駒澤大)のスカウト評価や指名の可能性
続いて、若林楽人のスカウト評価です。
- 中日・米村チーフスカウト「ツボを持っているし、パンチ力がある」
- ヤクルト・橿渕スカウトGデスク「ここまで打つとは凄い。足もあるし、バランスの良い選手。再考しなければ」
長打力や足の速さなどを評価されており、ここにきて評価を上げています。
このまま活躍できれば、2020ドラフトでの指名もあるかもしれません。
また、駒澤大学の大倉監督は、「ポテンシャルはもともとあって、アジャストする能力が上がった」と成長を評価しています。
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若林楽人(駒澤大)のまとめ
以上が、駒澤大学 若林楽人の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
長打力や逆方向に打てるバッティング、足の速さ、肩の強さが持ち味で、走攻守揃っています。
4年生秋のリーグ戦では打撃の調子を上げ、2020ドラフトで指名される可能性も高くなってきました。
今後の動向や活躍に期待しましょう。