【ドラフト】遠藤成(東海大相模)の成績・経歴・特徴は?

2019ドラフトの高校注目選手を見ていきましょう。

その中の一人が東海大相模高校の遠藤成選手です。

遊撃手ながら投手としても最速145km/hを投げる高い野球センスが特徴です。

高校野球日本代表のメンバーに選ばれ、国際大会での活躍も期待されています。

今回はそんな2019年ドラフト候補 東海大相模高校・遠藤成経歴や成績、特徴、スカウト評価をご紹介します。

遠藤成(東海大相模)の経歴やプロフィール

まずは遠藤成の経歴です。

経歴
  • 名前:遠藤成(えんどう じょう)
  • 出身地:秋田県にかほ市
  • 生年月日:2001年度
  • 身長:178cm
  • 体重:82kg
  • 投打:右投左打
  • ポジション:遊撃手・三塁手・投手
  • 経歴:本荘由利シニア(にかほ市立仁賀保中学校)→ 東海大相模高校

詳しく見ていきましょう。

遠藤成の小学校、中学校時代は?

小学校3年生の時に軟式野球を始めます

中学校時代は硬式野球チームの本荘由利シニアでプレー。

因みに、お父さんは元高校球児で、金足農業高校(秋田)でプレーしていました。

遠藤成は2年生春に選抜甲子園出場!

高校は秋田を離れ、神奈川県の東海大相模高校に進みます。

1年生春からベンチ入り。

1年生秋の地区予選・大和南高校戦で公式戦初登板、5回参考ながら、1安打完投勝利。

県大会4回戦の向上高校戦でリリーフし、2回を無安打無失点に抑え延長戦を制します。

県大会1位で関東大会出場、関東大会ベスト4でセンバツ甲子園出場。

2年生春のセンバツ甲子園では、初戦の聖光学院高校(福島)戦でリリーフ登板、ヒットを打たれますが1/3回を無失点に抑え試合を締めます。

2年生春の県大会では、15 2/3回を投げ21安打9失点と苦しみますが、準々決勝の横浜商大高校戦で、満塁本塁打を含めた2つの本塁打を打ちました。

遠藤成は2年生夏に右手指を骨折!

2年生夏の県大会直前に右手指を骨折してしまいますが、秋の県大会から復帰、主に1番サードで出場。

2年生11月の練習試合では投手として復帰し、球速を145km/hに伸ばしました。

東海大相模高校では、毎年12月に10日間ほど素振りを強化する期間があり、その時に、チーム最速となるスイングスピード156km/hを記録しました。

期間中は、1日2000本のスイングを行っており、しかも130km/h以上のスイングスピードでないと1スイングとしてカウントされないというものです。

3年生春は、サードの他にショートも守り、クリーンアップを打つようになります。

県大会では、4本の本塁打を打つ活躍もあり優勝。

関東大会でも優勝し、1回戦の木更津総合高校戦に先発し、7 2/3回を1失点に抑えました。

遠藤成は、2度の甲子園出場、高校野球日本代表に選出!

3年生夏の県大会は、投手としての登板は2試合にとどまりいずれもリリーフでしたが、打つ方では3割6分台の高打率を残し、2本塁打。

決勝の日大藤沢高校戦では、高校通算45本目となる2ラン本塁打を打つなどの活躍もあり勝利し、県大会優勝、自身2度目の甲子園出場を決めます。

甲子園2回戦(初戦)の近江高校(滋賀)戦では、投手として先発し、8回途中まで1失点に抑え、打撃では4打数2安打と活躍し勝利。

3回戦の中京学院大中京高校(岐阜)戦では、4打数ノーヒット、9回にマウンドに上がりますが追加点を許し、試合も敗れました。

しかし、高校野球日本代表のメンバーに選ばれています。

U18では結果を残せず

続くU18ワールドカップでは主に5番レフトとして出場します。

慣れない外野守備ということもあり、打撃面でも調子が上がりませんでした。

それでも3打点を挙げており、勝負強さを発揮していた印象です。

なおチームメイトには一学年下にドラフト2020候補の西川僚祐山村崇嘉鵜沼魁斗がいます。

遠藤成(東海大相模)の成績

続いて、遠藤成の成績を、打者、投手の両方から見ていきましょう。

遠藤成の打撃成績は?

まずは、打撃成績です。

打撃成績
  • 甲子園通算(19夏):2試合、打率.250、0打点、2三振、出塁率.250、長打率.375、1盗塁
  • 地方大会通算:21試合、打率.370、6本塁打、29打点、16三振、出塁率.452、長打率.740、7盗塁
  • U18日本代表:8試合、打率.188、0本塁打、3打点、6三振、出塁率.350

甲子園では、打率が3割に届かず、大会などにより波がありそうです。

甲子園で本塁打は出ませんでしたが、高校通算本塁打は45本で長打力があります。

四死球を選んでの出塁もできていますが、地方大会でも11四死球に対し16三振と三振数が多めです。

長打を狙うバッターなので三振数が多くなりがちですが、三振を減らし四球での出塁が増やせるといいでしょう。

また、クリーンアップや6番を打っていますが、盗塁を決めており、足も速そうです。

遠藤成の投手成績は?

続いて投手成績です。

投手成績
  • 甲子園通算(18春、19夏):3試合、8 2/3投球回、防御率1.04、被安打率5.19、奪三振率9.35、四死球率3.12
  • 地方大会通算:8試合、36投球回、防御率3.25、被安打率7.50、奪三振率7.25、四死球率3.25

地方大会では防御率が高めですが、甲子園では一点台と安定しています。

奪三振率が高く、三振を奪えるタイプであることがわかります。

四死球率は3前後となっており、まずまずの制球力があることがわかります。

野手として守備の要であるショートをこなしながら、投手としてもこれだけの成績を残せるのは高評価です。

どちらか一本に絞れば、もっと成績を伸ばして行けるでしょう。

東海大相模 遠藤成の特徴や動画

遠藤成の特徴です。

右足をしっかりと上げてタイミングを取る打撃フォームです。

そして、しっかり振り切るスイングをしていますね。

内角の難しいコースにもスムーズにバットが出ており、高い打撃技術があることがわかります。

遠藤成は長打力!

上の動画を見ると、ライト線への本塁打を打っています。

体全体を使ってしっかりフルスイングし、効率的な体の使い方をしているので、スイングスピードが速そうですね。

なので、遠くに飛ばす事が出来るのでしょう。

遠藤成の選球眼はまずまず

冒頭の動画では内角寄りの球をヒットにしています。

しっかりとボールを見る事が出来ているので、どのような球にも対応できそうです。

追い込まれるまでは、自分の打てる球を待っている印象ですが、追い込まれてからは、ファウルで粘る事が出来ています。

三振が多めなことを考えると、選球眼はまずまずといったところでしょう。

遠藤成は野球センスがある!

高校入学後、ショート、サード、ピッチャーと複数ポジションを守っています。

ピッチャーをやっていて肩が強いので、ショートなどをこなせるのでしょう。

一塁到達タイムは、最速で4秒20と足の速さもまずまずです。

遠藤成は勢いのあるストレート!

続いて、投手時の動画を見てみましょう。

2分35秒から投球シーンが見れます。

https://www.youtube.com/4V0OtqoilLc?t=155

左足を少し上げた後は、柔らかい腕の振りで投げています。

ストレートは、最速145km/hですが、バッターが空振りしたり振り遅れており、球の勢いを感じます。

腕を縦に振れているので、シュート回転するケースが少なく、回転の質が良さそうです。

遠藤成の変化球や制球力はまずまず

動画では、カーブとスライダーを投げています。

スライダーは打者の手元で鋭く曲がり、バッターが空振りしています。

精度は低いですが、コースが決まれば、決め球となりそうです。

ストライクゾーンぎりぎりの所に投げられている一方で、明らかなボール球となつこともあり、制球力はまずまずといったところでしょう。

遠藤成の特徴まとめ!

わかりやすくまとめると

特徴
  • スイングスピードが速く、長打を打てる
  • 選球眼はまずまず
  • 複数ポジションを守れ、野球センスがある
  • 最速145km/hのストレート
  • 変化球はスライダー
  • 制球力はまずまず

です。

しっかり振り切るバッティングで長打が打てる遊撃手です。

投手としても145km/hを計測する等、野球センス溢れる選手です。

高校入学後、素振りなどのトレーニングを積み、スイングスピードが速くなっており、まだ伸びしろもあると思います。

投手としての能力も高いですが、個人的には打者に専念して欲しい選手ですね。

遠藤成(東海大相模)のスカウト評価や指名の可能性

続いてスカウト評価です。

スカウト評価
  • 巨人・長谷川国利スカウト部長「野手として見ているが、投手として投げた試合で、相手打者が差し込まれていた」「打ったときに差し込まれてもさばけるし、見た目以上に脚力がある。ショートだけでなく、サード、外野といろいろな可能性を模索できる」「体の強さがある。肩も強い」「(遠藤について)W杯という舞台で、タイミングが合ったら積極的に振っていけるのは、打者として大事なこと。金属バットとスイング軌道もそんなに変わらない」
  • 中日・中田アマスカウトディレクター「強豪校でショートを任されているということで、野球センスが光る。ズバ抜けた部分はないにしても、攻守走でバランスが取れているのでドラフト対象になる」

複数ポジションを守れる面や身体能力、体の強さ等を評価されています。

2019ドラフトでは、将来性を見据えて指名する球団もありそうです。

本人は、進路について聞かれると「これから決めます。高いレベルでやりたい。打者として気持ちが強くフルスイングができる選手になりたい」と話しています。

プロ野球も視野に入れ、野手としてのプレーを望んでいるようです。

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遠藤成(東海大相模)のまとめ

以上が、東海大相模高校・遠藤成経験や成績、特徴、スカウト評価でした。

しっかりしたスイングから長打が打てる遊撃手です。

投手としても最速145km/hを投げており、野球センスの高さが伺えますね。

2019ドラフトでは、将来性を見据えて指名される可能性もありそうです。

国際大会での活躍や今後の遠藤成の動向に注目したいですね。

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