2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、法政大学の宇草孔基選手です。
高校時代は甲子園で1試合5盗塁などの活躍でご存知の方も多いでしょう。
大学でも侍ジャパンに選出されている俊足好打の外野手です。
今回は、そんな法政大学 宇草孔基の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
宇草孔基(法政大)の経歴やプロフィール
18/10/3 東京六大学秋季
宇草孔基(左・法政大③/常総学院) pic.twitter.com/McmMRcqi6V— NK (@marmarmorimori) October 3, 2018
宇草孔基の経歴です。
- 名前:宇草孔基(うぐさ こうき)
- 出身地:東京都墨田区
- 生年月日:1997年4月17日
- 身長 : 185cm
- 体重 : 83kg
- 投打:右投左打
- ポジション:外野手
- 経歴:墨田区立第二寺島小学校 → 墨田シニア(墨田区立向島中学校)→ 常総学院高校 → 法政大学
詳しく見ていきましょう。
宇草孔基は高校2年生秋からキャプテンに!
墨田区立第二寺島小学校で、1年生の時から野球を始めます。
墨田区立向島中学校の時は、硬式野球チームの墨田シニアで捕手としてプレー。
高校は茨城県の常総学院高校に進学します。
1年秋からベンチ入りし、関東大会の初戦には1番ライトとして出場し2安打1打点と活躍しますが試合は敗れました。
2年生夏の県大会では、3回戦の土浦日大高校戦で代打で出場して3ランホームランを打ちます。
準決勝で敗退しますが、5試合で11打数4安打の成績でした。
2年生秋からはキャプテンとなり、セカンドを守り、主に一番を打ちます。
県大会の準決勝の土浦湖北高校戦では、逆転の足掛かりとなる三塁打を打ちます。
関東大会にも進み、10打数4安打2盗塁の活躍でベスト4、センバツ甲子園出場が決まりました。
宇草孔基はセンバツ甲子園で1試合5盗塁、高校野球日本代表にも選出!
センバツ甲子園の初戦・米子北高校(鳥取)戦では、大会タイ記録の1試合5盗塁(三盗1個を含む)を決めます。
準々決勝の大阪桐蔭高校戦では、史上12人目となる先頭打者本塁打を打ちます。
この試合で敗れベスト8で終わりますが、13打数4安打8盗塁の活躍でした。
3年夏の県大会では打率.375、4盗塁と活躍しますがベスト16で敗退しました。
それでも、脚力等が評価されて、高校野球日本代表に選ばれ、18歳以下のワールドカップに出場。
控えでの出場が中心で、7試合11打数1安打でした。
センバツ甲子園での活躍もありプロから注目されましたが、プロ志望届を提出しませんでした。
宇草孔基はフォームを改良し、大学3年生秋のリーグ戦からレギュラーに!
法政大学(東京六大学野球連盟)に進学し、1年生春からベンチ入りします。
1年生春のリーグ戦では東京大学戦で初ヒットを打ちます。
しかし、3年生の春までは11試合(そのうちスタメンは5試合、2年生秋はリーグ戦出場なし)の出場にとどまりました。
3年生の夏、監督から提案されたこともあり、「走り打ち」から「しっかり振り切る打ち方」に打撃フォームを変えました。
フォームの改良もあり、3年生秋のリーグ戦では、1番レフトとしてスタメンで出場するようになり、打率.333(リーグ6位)、2本塁打、7盗塁と活躍し、リーグ優勝に貢献。
明治神宮野球大会に出場し、初戦の環太平洋大学戦に1番レフトで先発出場します。
内野安打を1本打っただけにとどまり、試合も敗れました。
2019年は副キャプテンとしてチームを引っ張ります。
宇草孔基が大学侍ジャパンに選出!
2018年秋季リーグに続き、2019年春季リーグも安定した成績を残します。
打率.339という高打率を残しながら、リーグ二位の4本塁打を放ちました。
年々本塁打数が増えており、長打力が目立つようになってきています。
そんな活躍もあり、6月には侍ジャパンに選出。
7月の日米大学野球では主に一番レフトとして全試合にスタメン出場し、チームの優勝に大きく貢献しています。
なおチームメイトにはドラフト2019候補の安本竜二、福田光輝がいます。
宇草孔基(法政大)の成績
宇草孔基の成績です。
- リーグ戦通算成績:37試合、打率.293、7本塁打、20打点、31三振、9盗塁、出塁率.340
- 2018年秋季リーグ:13試合、打率.333、2本塁打、7打点、12三振、6盗塁、出塁率.377
- 2019年春季リーグ:13試合、打率.340、4本塁打、10打点、9三振、3盗塁、出塁率.403
- 2019年日米大学野球:5試合、打率.333、0本塁打、1打点、5三振、出塁率.429
リーグ戦の通算打率が3割を切っていますが、スタメンとなった2018年秋季リーグから素晴らしい成績を残しています。
2018秋季リーグは打率.333、2019春季リーグは打率.340と安定して結果を残せるようになりました。
また本塁打も増えており、2019年春季リーグでは4本塁打を放っています。
さらに三振の割合が減り、四球数が多くなっていることから、選球眼も良くなっていることがわかります。
高い走力が魅力で、盗塁も出来ますので、ボール球を選べるようになってきたのは非常に良い傾向ですね。
2019年はどこまで成績を伸ばせるのか注目しましょう。
宇草孔基(法政大)の特徴や動画
宇草孔基の特徴です。
まずこちらの動画(2019年日米大学野球)を見てみましょう。
https://www.youtube.com/os9bNjcWWZM
右足を少し上げてタイミングを取っています。
左投手相手にも体が開かず、しっかり自分のスイングが出来ていますね。
宇草孔基は逆方向にも長打を打てる!
動画に第一打席では甘く入ったスライダーをしっかり叩き、センターオーバーの三塁打を放っています。
その前に内角のボールをファールにしており、内角に意識がある中で、体が開くのを上手く抑え変化球に泳がず打てていますね。
二打席目は外角低めギリギリのストレートで、難しいコースですが、レフトオーバーの二塁打を放っています。
上手く対応出来ていますね~
体が開かず、どのコースでもしっかりスイングが出来ているので、逆方向にも長打が打てていますね。
こういった打撃が出来るので、高い率を残せるでしょう。
宇草孔基の選球眼は?
次にこちらの動画(2019年春、東京大学戦)を見てみましょう。
ボール球をきっちりと見送っていて、選球眼は高めです。
ただ、ストライクゾーンに入ってくる変化球を見逃してしまった時がありました。
また、三振数が多いので、ボールを見極め、三振を減らしていけるといいでしょう。
宇草孔基は足が速い!
足の速さは、冒頭の動画の25秒~が参考になります。
三塁打を放った時の三塁到達タイムが10秒67となっていますね。
2018年プロ野球の三塁到達タイムランキングを参考に載せておきます。
- 一位:牧原大成選手(10.62秒)
- 二位:野間峻祥選手(10.65秒)
- 三位:源田壮亮選手(10.68秒)
*出典:球辞苑
これを見ると、すでに走力はプロでもトップクラスであることがわかります。
また、一塁到達タイムも4秒前後、二塁到達タイム7.5秒前後ということで、こちらもトップレベルの数値となっています。
ちなみに50m走は6秒0です。
宇草孔基の守備は?
次にこちらの動画(2018年秋、早稲田大学戦)を見てみましょう。
<字草躍動!法大スタートダッシュ!>
常総学院時代は1試合5盗塁の記録を持つ宇草③。快足を飛ばした好プレーで失点を防ぎ、会心の一撃でチームに3年ぶりの開幕カード勝ち点をもたらした!勢いをつけた法大が秋は開幕から飛ばしていく!#big6tv #六大学野球 #法政 #常総 pic.twitter.com/J7Mx5k8GEm— BIG6.TV (@big6_tv) 2018年9月10日
後ろに抜けそうな打球に飛びついてキャッチしています。
足が速いので守備範囲も広そうです。
中学生時代にキャッチャーをやっていたこともあり、遠投は110mまででき、肩も強いです。
宇草孔基の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
です。 逆方向にも長打が打てる打撃、足の速さ、守備範囲の広さが魅力で、走攻守揃った外野手です。 四球を選べているものの四球数が少なく、三振数が多めなので減らしていけるといいでしょう。 宇草孔基のスカウト評価です。宇草孔基(法政大)のスカウト評価や指名の可能性
現時点で複数の球団がコメントしています。
高い走力や打撃技術を評価しているコメントが出ていますね。
一方で、高校時代からコメントを寄せているスカウトもいました。
高校の時から評価されていることが分かりますね。 高い打撃技術と、プロトップレベルの走力を考えれば、2019年ドラフトでは上位指名は確実でしょう。 体格的にも大柄な選手なので、まだまだ打撃が伸びそうな印象を受けます。 外野手が不足しているチームにとっては獲得しておきたい選手でしょう。 合せて読みたい! 【ドラフト2019】指名結果と全球団の採点&評価しちゃいます! 以上が、法政大学 宇草孔基の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。 高いレベルで走攻守揃った注目選手です。 大柄な体格ということもあり、まだまだ打撃成績も伸びそうです。 それに加えてプロトップレベルの走力なので、外野手が欲しい球団は獲得しておきたい選手でしょうね。 なので、2019年ドラフトでは上位指名確実でしょう。 今後の動向や活躍に期待です。 合せて読みたい!宇草孔基(法政大)のまとめ!