2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、慶應大学の柳町達選手です。
国際大会出場や2度の全国大会出場を果たした、逆方向に長打を打てる選手です。
六大学史上33人目のリーグ通算100安打を達成したヒットマンです。
今回はそんな慶應大学 柳町達の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
柳町達(慶應大)の経歴やプロフィール
東京六大学野球
4月15日
東大-慶大
柳町達 pic.twitter.com/UvggeepRyG— とーみん (@bb_hsb_photo) 2018年4月17日
柳町達の経歴です。
- 名前:柳町達(やなぎまち たつる)
- 出身地:茨城県稲敷市
- 生年月日:1997年4月20日
- 身長 : 180cm
- 体重 : 72kg
- 投打:右投左打
- ポジション:外野手、三塁手
- 経歴: 新利根エンゼルス(稲敷市立太田小学校)→ 取手シニア(稲敷市立新利根中学校)→ 慶應義塾高校 → 慶應義塾大学
詳しく見ていきましょう。
柳町達は中学校時代に全国大会制覇!
小学校1年生の時に軟式野球を初め、新利根エンゼルスに所属。
中学生になってからは取手シニアでプレーします。
中学校2年生春には三塁手として全国大会優勝を経験しました。
高校は、神奈川県の慶應義塾高校に進みます。
柳町達は甲子園出場経験なし!
高校1年生の春から三塁手のレギュラーとなります。
夏の県大会では16打数8安打、3打点の活躍でした。
2年生春からは3番サードでの出場がメインとなります。
県大会では3位となり、関東大会に出場しますが、1回戦で敗退。
2年生夏の県大会では、5回戦の桐光学園高校で2安打を打ちますが試合は敗れました。
4回戦の保土ヶ谷高校戦で3ランホームランを放つなど、3年生夏の県大会では4本の長打を打っています。
準々決勝の桐光学園戦では、3打席凡退のあと、二塁打を打ちますが、試合は敗れます。
高校時代、甲子園出場はありませんでした。
柳町達は1年春のリーグ戦初戦でホームランを打つ!
大学は、慶應義塾大学(東京六大学野球連盟)に進学します。
1年生春のリーグ戦から、センターのレギュラーとして出場。
リーグ戦初戦の法政大学戦では、2ランホームランを打つなど2安打3打点。
1年生春の初戦でホームランを打ったのは、2007年以来だそうです。
全13試合にスタメンで出場し、打率.311、2本塁打、8打点でベストナイン(外野手)にも選ばれます。
1年生秋は、打率を.317に伸ばしました。
柳町達は2季連続で全国大会出場!
2年生秋はリーグ優勝、明治神宮野球大会に出場します。
明治神宮野球大会では、初戦で全国大会初ヒットを打ちますが試合は敗れました。
3年生春もリーグ優勝、全日本大学野球選手権に出場し、2季連続となる全国大会出場を果たします。
全日本大学野球選手権では、初戦の苫小牧駒澤大学戦で3安打を打つなど、5安打4打点の活躍でベスト4となりました。
さらに3年生夏には、東京六大学野球選抜として世界大学野球選手権大会2018に出場。
スタメンとしても出場し、大会では優勝を果たします。
3年生秋からはレフトも守るようになり、さらに、2019年春季リーグでは三塁をメインに守っています。
柳町達がリーグ戦通算100安打達成!
4年生の春季リーグでも安定した活躍を披露します。
そして、6月1日の早慶戦で史上33人目のリーグ通算100安打を達成しました。
春季リーグ終了時点で102安打まで記録を伸ばしています。
チームはリーグ優勝とはなりませんでしたが、大学日本代表候補に選出されています。
選考合宿でアピールし、代表入りをして欲しいですね。
ちなみにチームメイトにはドラフト候補の中村健人、郡司裕也、高橋佑樹、高橋亮吾、津留崎大成一学年下には佐藤宏樹がいます。
柳町達(慶應大)の成績
柳町達の成績です。
- リーグ戦通算成績:91試合、打率.299、6本塁打、45打点、50四死球、67三振、出塁率.389、
- 全国大会通算成績:4試合、打率.400、4打点、3四死球、3三振、出塁率.500、長打率.400
- 2019春季リーグ:12試合、打率.378、0本塁打、9打点、12四死球、8三振、出塁率.509
一年生時は三割を超える打率をマークしていましたが、年々成績は下がっていました。
しかし、2019年春季リーグでは打率.378という素晴らしい成績を残しています。
元々三振が多いタイプの選手でしたが、三振の割合が減って、四死球数が増えており、ボールの見極めが出来てきた印象ですね。
ヒットが打て出塁も出来るタイプなので、チームへの貢献度は成績以上にある選手と言えるでしょう。
引き続き侍ジャパンや秋季リーグでも活躍を続けて欲しいですね。
柳町達(慶應大)の特徴や動画
柳町達の特徴です。
まずはこちらの動画を見ていきましょう。
<華の早慶戦で映えるプリンスの躍動>
本日4打数3安打をマークした慶大・柳町(③慶應)!内野安打で出塁した7回には小原(③盛岡三)の長打で一気に生還するなど貴重な追加点に大きく貢献。華のある男は大舞台での活躍がよく似合う!#big6tv #六大学野球 #慶應 pic.twitter.com/3f1kjbc333— BIG6.TV (@big6_tv) 2018年10月27日
足を少しだけ上げてタイミングを取っていて、体をあまり開かないで打っています。
スイングスピードも速そうです。
最初の打席の打ち方は、秋山翔吾の押し込み方に似ていますね~
柳町達は逆方向にも長打を打てる!
動画ではセンターのライト寄りにも打っていて逆方向にも打てることが分かります。
高めの球や低めの球にも上手く対応して打っていて、バッティングのセンスがありそうです。
体を開かないので、ボールを見極め、対応することが出来るのでしょう。
そして、最後まで振り切っているので、伸びている打球が多いです。
柳町達の選球眼は?
2018年春のリーグ戦(東京大学戦)の動画を見てみましょう。
選球眼はやや高めで、ボール球を見送り、際どい球はファウルで粘ることが出来ています。
一方でストライクゾーンの球を見送っている場面が見られました。
四死球を選んでの出塁はできているので、今後は三振を減らすことも求められそうです。
柳町達の守備は?
こちらの動画を見てみましょう。
<魅せるプリンス>
対明大 1・2回戦では8打席ノーヒットに抑えられた柳町(③慶應)。今日鮮やかな3安打で完全復調の兆し。通算安打数も77に伸ばす。そして、守備でもこのダイビングキャッチ!リーグ戦での通算失策数0も依然継続中!#big6tv #六大学野球 #慶應 #塾高 #たつる pic.twitter.com/RnlJtfsogN— BIG6.TV (@big6_tv) 2018年9月24日
動画の15秒目以降が守備についての特集です。
レフトへのフライを捕りに行っていますが、守備範囲が広いですね。
前に落ちそうな打球を躊躇することなく飛びついて取りに行っています。
打球への反応が良く、50m走は6秒2で足の速さもまずまずです。
また、肩も強く、遠投は100mまでできます。
経歴の所で「今後はサードを守ることもある」と書きましたが、打球への反応が良いのでサードの守備もこなせそうです。
いずれにしても、練習や経験を積んでからになるでしょう。
柳町達の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 逆方向にも長打を打てる
- 内角の球や低めの球にも上手く対応できる
- 選球眼はやや高め
- 守備範囲が広く打球への反応がいい
- 足の速さはまずまずで、肩も強い
です。
逆方向にも長打が打てる打撃と守備範囲の広さが魅力の外野手です。
四球を選べていますが、三振数が多めなので減らしていけるといいでしょう。
柳町達(慶應大)のスカウト評価や指名の可能性
柳町達のスカウト評価です。
- 広島カープ苑田スカウト統括部長「リストが柔らかく、インパクトまで速い。左対左も苦にしない。挟殺プレーを見ても、野球をよく知っている。三塁が欲しい球団は上位でしょう」
- 横浜・河原隆一スカウティングディレクター「この調子で打っていけば上位(指名)の可能性もある」
- 日本ハム・栗山監督「ボールの捉え方がうまい」
- 北海道日本ハム大渕隆スカウト部長「力はある。一年しっかり発揮してくれれば」
- 楽天・鷹野スカウト「バットコントロールが良く、率を残すタイプ」
三塁手転向したばかりですが、守備でも評価されていますね。
転向したばかりでこれだけ評価されるということは、野球センスが高い証拠でしょう。
打撃能力が高く、外野・三塁を守れるということで、欲しい球団はありそうですね。
広島や横浜からは上位候補と評価されているだけに、2019ドラフトで指名される可能性は高いでしょう。
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柳町達(慶應大)のまとめ!
以上が、慶應大学 柳町達の経歴、成績や特徴でした。
逆方向に長打が打てる打撃と守備範囲の広さが魅力の選手です。
2019年からは三塁手挑戦ということで、複数ポジションを守れるというのも高評価ですね。
現時点でも注目しているスカウトがいて、2019ドラフトで指名される可能性は高そうです。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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