2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、花巻東高校の西舘勇陽投手です。
最速150km/hのストレートと多彩な変化球が持ち味の投手です。
今回はそんな花巻東高校 西舘勇陽の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
西舘勇陽(花巻東)の経歴やプロフィール
西舘 勇陽(花巻東)#岩手 #花巻地区予選 #高校野球 #花巻東 pic.twitter.com/OnAUOfdRia
— Kpop_Baseball (@kpop_baseball) May 3, 2019
西舘勇陽の経歴です。
- 名前 : 西舘勇陽(にしだて ゆうひ)
- 出身地 : 岩手県一戸町
- 生年月日 : 2002年3月11日
- 身長 : 182cm
- 体重 : 80kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:一戸町立一戸南小学校 → 一戸町立一戸中学校 → 花巻東高校
詳しく見ていきましょう。
西舘勇陽の小学校、中学校時代は?
小学校3年生から軟式野球を始めます。
中学校時代は軟式野球部に所属。
中学校2年生夏は、全国大会ベスト16となりました。
1学年上の兄である洸希さんも投手としてプレーしており、盛岡第三高校から筑波大学へ進んでいます。
西舘勇陽は2年生春にセンバツ甲子園出場!
高校は県内の花巻東高校に進み、1年生夏からベンチ入りします。
高校入学時の球速は135km/hでした。
1年生秋の県大会は、準々決勝の盛岡工業高校戦では、リリーフとして4回を投げ無失点の好投もあり、逆転勝利となりました。
準決勝の一関学院高校戦にもリリーフし、3回を無失点で、1点リードを守ります。
県大会優勝で東北大会に出場。
準々決勝の由利工業高校(秋田)戦で先発完投(2失点、0自責点)するなど3試合に登板し、東北大会準優勝に貢献。
この頃には球速を140km/hまで伸ばしています。
2年生春のセンバツ甲子園では、準々決勝の大阪桐蔭高校戦でリリーフしますが、2 0/3回を7失点と打ち込まれ、試合も敗れます。
西舘勇陽は2年生冬にフォームを改造!
センバツ甲子園が終わったあと、腰痛となり、2年生夏の県大会の2週間前まで練習ができない状況でした。
それでも、県大会決勝の盛岡大付属高校戦で復帰登板し、3回を1失点に抑えています。
県大会で優勝し、2季連続で甲子園に出場。
夏の甲子園では、1回戦の下関国際高校(山口)戦で延長戦のビハインドの場面で登板し、一人のバッターを打ち取りますが、そのまま試合は敗れます。
2年生秋も東北大会に出場し、先発としても投げますが、早い回に失点し降板します。
準決勝の八戸学院光星高校(青森)戦では、3回途中5失点で降板し、試合も敗れ、二年連続のセンバツ甲子園出場はなりませんでした。
腰痛でフォームを崩していて思うような投球ができなかった事もあり、2年生冬は、上半身のブレをなくすようにフォームを改造しました。
その成果もあり、3年生春の県大会の一関第一高校戦で、5回を無失点に抑え、球速も147km/hをマークします。
西舘勇陽は自身3度の甲子園出場!
3年生夏の県大会初戦(2回戦)の花巻北高校戦では、9回途中からリリーフし逆転を許しますが、チームはサヨナラ勝ち。
4回戦の水沢高校戦で、6回途中から登板し、1失点に抑え、球速も149km/hまで伸ばします。
準々決勝の一関学院高校戦で、3失点8奪三振で完投勝利。
準決勝の黒沢尻工業高校戦、決勝の大船渡高校戦はロングリリーフで好投し優勝、自身3度目のとなる甲子園出場を決めました。
甲子園1回戦の鳴門高校(徳島)戦では、2番手で登板しますが、6失点し試合も敗れ、高校野球生活を終えます。
西舘勇陽(花巻東)の成績
西舘勇陽の成績です。
- 甲子園通算:3試合、8投球回、防御率12.38、奪三振率4.50、四死球率7.88
- 公式戦通算:16試合、64 1/3投球回、防御率3.63、奪三振率7.27、四死球率2.93
- 2019夏県大会:5試合、23 1/3投球回、防御率2.31、奪三振率9.64、四死球率2.31
甲子園や公式戦通算では結果を残せていません。
しかし、フォーム改造を行った後の2019年夏には、ある程度の結果を残せていますね。
奪三振率は9.64とイニング数を超える三振を奪っており、三振が奪えるタイプであることがわかります。
また、四死球率は2前半となっており、比較的少ない四死球数です。
三振が奪えるようになり、四球数も減って、安定した投球が出来るようになったことがわかりますね。
西舘勇陽(花巻東)の特徴や動画
西舘勇陽の特徴です。
まずは、こちらの動画(2019夏の県大会、花巻北高校戦)を見ていきましょう。
花巻東
西舘勇陽
182cm80kg
右右
MAX147km
持ち球 スライダー、カーブ、スプリット、チェンジアップ pic.twitter.com/E0XyRBJEIs— BEPO (@X_BEPO_95) 2019年7月14日
左足を一塁方向に上げてタメを作ってからは、体全体を使って投げています。
テイクバックは小さく、腕の振りも柔らかそうです。
西舘勇陽は最速150km/hのストレート!
ストレートの最速は150km/hとなっています。
バッターがやや振り遅れており、球速以上に早く感じそうです。
ただ全体的にシュート回転しており、質が良いとは言えません。
上のレベルになると、ストレートで抑えるのは厳しい印象です。
西舘勇陽の変化球は?
動画内では、スライダーを投げています。
125km/h前後のスライダーは、変化量が大きく、空振りが奪えています。
決め球としては十分使えそうです。
その他にはスプリット、カーブ、チェンジアップと多彩な持ち球となっています。
西舘勇陽の制球力は?
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられています。
スライダーも低めにしっかり投げられています。
制球力はまずまずと言っていいでしょう。
ただ、ストレートが高めに浮いたり、逆球になったりとバラツキも多いですね。
バラツキを抑えることが今後の課題となるでしょう。
西舘勇陽の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速150km/hのストレート
- 変化球は、スライダー、スプリット、カーブ、チェンジアップ
- 制球力はまずまず
です。
最速150km/hのストレートと多彩変化球が持ちあじの本格派右腕です。
フォームを改造してから球速もどんどん伸びており、伸びしろもまだあると思います。
西舘勇陽(花巻東)のスカウト評価や指名の可能性
西舘勇陽のスカウト評価です。
- 広島・近藤芳久スカウト「ボールに角度があるし、フォークもいい。体が出来てくればもっといいボールを投げられる」
- 東北楽天・宮越徹スカウト「腕の振りがかなり良くなってきた。夏までにもっと化けそう」
- 横浜DeNA・欠端光則スカウト「以前は投球がアバウトな印象もあったが、140キロを超える球をアウトローにしっかり投げていたのが素晴らしい」
広島のスカウトは3年生夏の県大会、それ以外のスカウトは3年生春の県大会を視察したときのコメントで、横浜DeNAはそれ以前から視察していたようです。
ストレート、変化球、フォーム、コントロールなどについて評価され、将来性に期待しているコメントが多いです。
2019ドラフトでは、将来性を見据えて指名される可能性があると思います。
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以上が、花巻東高校 西舘勇陽の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
最速150km/hのストレートと多彩な変化球が持ち味の投手です。
一年生時はあの佐々木朗希よりも注目されていた投手ですが、やっと頭角を現してきたという印象です。
甲子園は初戦敗退でしたが、2019ドラフトでは将来性を考えての指名がありそうです。
今後の動向に注目していきましょう。
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