【ドラフト】長沢吉貴(東芝)の成績・経歴・特徴

今回ご紹介するのは、東芝の長沢吉貴外野手です。

大学時代は日本代表に選ばれ、社会人では1年目から都市対抗野球、社会人日本選手権に出場しました。

長打力や逆方向にも打てるバッティング、足の速さ、肩の強さが強みの選手で、打撃の調子も上がっています。

今回は、そんな2020年ドラフト候補 東芝・長沢吉貴

記事の内容

をご紹介しています。

長沢吉貴(東芝)の経歴やプロフィール

まずは、長沢吉貴の経歴です。

プロフィール
  • 名前:長沢吉貴(ながさわ よしたか)
  • 出身地:栃木県上三川町
  • 生年月日:1996年11月15日
  • 身長:172cm
  • 体重:62kg
  • 投打:右投左打
  • ポジション:外野手
  • 経歴:明治クラブ(上三川町立明治小)→ 栃木下野シニア(上三川町立明治中)→ 佐野日大高校 → 日本大学 → 東芝

詳しく見ていきましょう。

長沢吉貴は中学3年生夏に日本代表に選ばれる!

小学校1年生の時に軟式野球をはじめ、明治クラブに所属します。

中学校に入ってからは硬式野球チームの栃木下野シニアでプレーしました。

中学3年生夏には日本代表に選ばれ、世界大会で3位となります。

長沢吉貴は高校3年生春にセンバツ甲子園に出場!

高校は、佐野日大高校に進みます。

1年生夏からレギュラーとなり、栃木県大会では、2番センターで出場しました。

2年生秋は、打率.345、7打点の活躍で県大会優勝、関東大会でベスト4に導きます。

3年生春のセンバツ甲子園では、1番ないし2番を打ち、準々決勝の明徳義塾高校(高知)戦で2本のヒットを打ち盗塁を決めました。

2回戦の智弁学園高校(奈良)から準決勝の龍谷大平安高校(京都)戦まで3試合連続でヒットを打っています。

準決勝で敗れますが、甲子園ベスト4は、創部以来初めてでした。

3年生夏の県大会決勝の作新学院高校戦で敗れ、2季連続の甲子園出場を逃します。

なお、オリックスの田嶋大樹とは、高校の同学年でした。

長沢吉貴は大学3年生夏に日本代表に選ばれる!

高校卒業後は、日本大学(東都大学野球連盟)に進学します。

1年生春からベンチ入りし、リーグ開幕戦から1番ライトで出場しました。

当時は2部でしたが優勝し、拓殖大学との入れ替え戦では決勝点となるタイムリー二塁打を打ち、一部昇格に貢献します。

2年生秋の専修大学2回戦では、高橋礼(現・福岡ソフトバンク)からランニング本塁打を放つなど、4安打しました。

このシーズンは、24安打(リーグ1位)、 打率.387(リーグ3位)、8打点と活躍し、ベストナイン(外野手)の表彰を受け、チームもリーグ優勝します。

明治神宮野球大会では、準々決勝(初戦)の東海大札幌戦、準決勝の桜美林大学戦でそれぞれ2安打しますが、準決勝で敗れました。

3年生夏は、大学野球日本代表に選ばれ、日米野球、ユニバーシアード大会に出場、計12試合で.385、2打点、2盗塁と活躍します。

4年生からは再び2部となりましたが、4年生春は、打率.357(リーグ3位)、2本塁打、10打点、9盗塁の成績でMVPとなりました。

当時からプロに注目されており、プロ志望届を提出しましたが指名漏れとなります。

因みに、中日の京田陽太、東北楽天の弓削隼人は、大学の2学年上で、弓削とは高校も同じでした。

長沢吉貴は入社1年目から都市対抗、社会人野球日本選手権に出場!

大学卒業後は、社会人野球の東芝に入社します。

1年目からベンチ入りし、スポニチ大会では、初戦のJFE西日本戦に9番ライトで出場し、2安打1盗塁と結果を残しました。

1年目夏の都市対抗野球では、準々決勝のJFE西日本戦に代走で出場したのみにとどまります。

社会人野球日本選手権では、試合は敗れましたが、1回戦の王子戦では2番・センターで出場して2本のヒットを打ちました。

大会後は、打撃練習に力を入れ、低い打球やチーム打撃を心がけるようになります。

2年目7月に行われた巨人との練習試合では、降雨コールドゲームとなりましたが、1番センターで出場し、大竹寛から二塁打を打ちました

試合後は「相手が大竹さんで光栄だった。プロのボールを打てなければ上のレベルで通用しない。雨だったからより一層集中して打席に入ったが、捕らえられて良かった」と話しています。

長沢吉貴(東芝)の成績

続いて、長沢吉貴の成績を見ていきましょう。

成績
  • 都市対抗・選手権通算(都19、選19):2試合、打率.500、出塁率.500、0三振
  • 予選等通算(19):15試合、打率.163、出塁率.234、10三振、2盗塁

成績は2019年までのものです。

社会人日本選手権でもヒットを打っていますが、予選通算打率が低く、試合により波があるのかも知れません。

四死球を選んで出塁することができています。

ただ、三振の数が四死球数(4)より多いので、三振を減らせるかが今後の課題となりそうです。

2019公式戦で長打を打っていませんが、2020年7月のプロとの練習試合で二塁打を打つなど長打も打てるようになってきました

また、盗塁を決めており、足も速いと思います。

出塁率が上がると、足の速さをもっと活かせそうです。

長沢吉貴(東芝)の特徴や動画

次に、長沢吉貴の特徴です。

こちらの動画を見ていきましょう。

長沢吉貴の打撃シーン&守備シーン&一塁到達タイム

右足を小刻みに上げてタイミングを取っています。

その後は、体重移動を使ったスイングをしていました。

1分19秒からはドラフト2019西武二位の浜屋将太との対戦ですが、しっかり対応できていますね。

長沢吉貴は逆方向にも打てる!

動画の35秒過ぎには、外角の球を上手く合わせて、逆方向(レフト前)に打っていました。

いとも簡単にヒットコースに運んでいる印象です。

また引っ張ってのヒットも出ており、どのような球にも対応し、広角に打つことができそうです。

長沢吉貴の選球眼はまずまず!

ボール球やボールに近い球を見送っていて、際どい球をファウルで粘っています。

選球眼はまずまずといったところです。

ただ、四死球数よりも三振数の方が多いので、三振を減らし出塁を増やすことができるようになるといいでしょう。

長沢吉貴は足が速い!

動画の2分10秒辺りでは、走塁について取り上げられています。

二塁到達が、8秒程度、一塁到達が4秒程度と足が速く、50m走のタイムも5.7秒で足が速いです。

長沢吉貴は守備範囲が広く肩が強い!

さらに後では、守備について取り上げています。

落下点に一直線で入っており、足が速いので守備範囲も広そうです。

また、ホームベースにワンバウンド以内で投げられており、肩が強く、遠投は100mまでできます。

長沢吉貴の特徴まとめ!

わかりやすくまとめると

特徴まとめ
  • 長打力がある
  • 逆方向にも打てるバッティング
  • 選球眼はまずまず
  • 足が速い
  • 肩が強い
です。

長打力や逆方向にも打てるバッティング、足の速さ、肩の強さが魅力で、打撃の状態が上がっています。

長沢吉貴(東芝)のスカウト評価や指名の可能性

続いて、長沢吉貴のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 日本ハム・坂本スカウト「バットコントロールと走力は申し分ない」
  • 中日・正津スカウト「足が速く、盗塁するときの思い切りがいい」
  • 阪神・吉野スカウト「大学トップレベルの俊足」
  • プロスカウト「プロに入っても速い。再来年のドラフト候補」

日本ハムのスカウトは社会人(巨人との練習試合)、それ以外のスカウトは大学時代にコメントを寄せています。

足の速さをのほか、打撃についても評価されるようになりました。

打撃の調子が上がっているので、2020ドラフトでの指名もあると思います。

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長沢吉貴(東芝)のまとめ

以上が、東芝・長沢吉貴経歴や成績、特徴、スカウト評価でした。

長打力や逆方向にも打てるバッティング、足の速さ、肩の強さが武器の選手です。

2020ドラフトでは、指名される可能性もあると思います。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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