【ドラフト】谷川刀麻(近畿大)の成績・経歴・特徴は?

2019ドラフトの大学生注目選手を見ていきましょう。

その中の一人が近畿大学の谷川刀麻外野手で、状況に応じたバッティングができ、長打力や走力がある野球センスのある選手です。

さらに、外野手だけでなく大学3年生春まではピッチャーとしてもプレーしていました。

今回はそんな2019年ドラフト候補 近畿大学・谷川刀麻経歴や成績、特徴、スカウト評価をご紹介します。

谷川刀麻(近畿大)の経歴やプロフィール

まずは、谷川刀麻の経歴です。

経歴
  • 名前:谷川刀麻(たにかわ とうま)
  • 出身地:石川県金沢市
  • 生年月日:1998年3月23日
  • 身長:177cm
  • 体重:77kg
  • 投打:右投左打
  • ポジション:外野手
  • 経歴:金沢市立押野小学校 → 星稜中学校 → 星稜高校 → 近畿大学

詳しく見ていきましょう。

谷川刀麻は高校2年生夏に甲子園出場!

小学校3年から野球を始めます。

星稜中学校では軟式野球部に所属し、全国中学校軟式野球大会で準優勝しました。

高校は星稜高校に進み、1年生春からベンチ入り、1年生秋からはセンターのレギュラーとなります。

2年生春からは投手としても出場するようになり、夏の県大会決勝の小松大谷高校戦でリリーフし3 1/3回を無失点に抑え、最大8点差の大逆転勝利に繋げました。

県大会の打率は4割を越え、打つ方でも活躍します。

2年生夏の甲子園では、2回戦の鹿屋中央高校(鹿児島)戦では甲子園初ヒットを打ち、投手としてもリリーフで2回を無失点に抑えました。

3回戦の八戸学院光星高校(青森)戦では、1番センターで出場し、2安打1打点と活躍しますが、延長戦の末に敗れます。

谷川刀麻は高校2年生秋からキャプテンに!

高校2年生秋からはキャプテンとなり、県大会で準優勝し、北信越大会に出場します。

北信越大会では、初戦の富山工業高校戦は6回無失点で勝利しますが、準々決勝の中越高校(新潟)戦で6回途中までに11安打を浴び、試合も敗れました。

3年生夏の県大会は、初戦の金沢商業高校戦、2回戦の金沢市工業高校戦を無失点に抑えます。

準々決勝の小松大谷高校戦でも好投し、9回表まで3点リードしていましたが、決勝点を許しサヨナラ負けとなりました。

この経験から「諦めず、最後までやり抜くこと」が大事だと思うようになったそうです。

谷川刀麻は大学1年生冬から二刀流に挑戦!

高校卒業後は近畿大学(関西学生大学野球連盟)に進学。

1年生春からリーグ戦に出場し、1年生秋からはライトのレギュラーとなります。

高校時代に最速148km/hをマークしていた事もあり、大学1年生冬から二刀流に挑戦、野手6・投手4の割合で練習しました。

「高校からずっとやってきたので、大学でも続けたかった。大谷翔平選手(エンジェルス)の影響もあった」そうです。

2年生春は、野手のみでの出場でしたが、リーグ優勝。

3番ライトで出場した全日本大学野球選手権大会では、1回戦の岡山商科大学戦で全国大会初ヒットを打ちます。

2年生秋は投手として2試合に投げ、いずれも1イニング無失点。

登板しない時は外野手として出場しました。

谷川刀麻は3年生秋にベストナインに、明治神宮野球大会にも出場!

3年生春は2試合に先発し、関西学院大学2回戦では、6回途中5失点でしたが、リーグ戦初勝利を挙げます。

打率も.327で、初めて3割を越えました。

3年生秋は、リーグ2位となる打率.356で2本塁打、12打点の成績を残し、ベストナインに選ばれ、リーグ優勝に貢献。

明治神宮野球大会にも出場し、1回戦の筑波大学戦で2安打、2回戦の東日本国際大学戦では1安打1打点でした。

しかし、準決勝の環太平洋大学戦ではノーヒットに終わり、試合も敗れます。

2019年秋にプロ志望届を提出しました。

リーグ戦でも、7試合終了時点で打率.357と過去最高(2018秋)レベルの成績を残せており、打撃が好調と言って良さそうです。

また、ドラフト候補の村西良太投手とは同級生で、一学年下には佐藤輝明選手がいます。

谷川刀麻(近畿大)の成績

続いて、谷川刀麻の成績を見ていきましょう。

成績
  • 全国大会通算:4試合、打率.286、1三塁打、1打点、1三振、出塁率.286
  • リーグ戦通算(16春~19秋):87試合、打率.276、16二塁打、6三塁打、7本塁打、44打点、52三振、出塁率.336、12盗塁

2019年秋の成績は9月末までのものです。

通算打率は3割を切っていますが、2年生までの打率は.218だったのに対し、3年生以降は.331で1割以上打率を上げています。

また、本塁打を7本打っており長打も打てそうです。

一方で、出塁率を見ると四死球を選んで出塁する事ができていますが、三振数(51)が多く四死球数(29)を上回っています。

ただ、2年生までは10四球に対し34三振だったのに対し、3年生以降は19四球に対し18三振となっており、三振が減り四球を選んでの出塁が増えました

また、盗塁を決めていたり三塁打を打っているので、足が速そうです。

谷川刀麻(近畿大)の特徴や動画

次に、谷川刀麻の特徴です。

まず、こちらの動画を見ていきましょう。

右足を大きく上げてタイミングを取り、その後は足を閉じ気味に打っています。

そして、体全体を使ってスイングをしています。

谷川刀麻は長打力!

動画の1分45秒辺りでは、真ん中に近い球をスタンドに運んでいます。

体全体を使ってフルスイングしており、長打が打てるのかもしれません。

谷川刀麻は逆方向にも打て、足も速い!

動画の20秒過ぎでは、外への変化球を反対方向(レフト前)に運んでおり、長打力を狙うだけでなく、状況に応じたバッティングもできそうです。

視線があまりぶれていないからだと思います。

また、10秒辺りでは、三塁前への内野安打を打っています。

50m走のタイムも6秒0で、足の速さもまずまずのようです。

谷川刀麻の選球眼は?

次にこちらの動画(2019秋のリーグ、同志社大学戦)を見ていきましょう。

2019年9月7日 近畿大学 谷川刀麻選手【2019年ドラフト候補】

ボール球やボール気味の球をきっちりと見送り、際どい球はファウルで粘っています。

三振の数が減少傾向にあり、四死球での出塁も増えているので選球眼はまずまずといった所でしょう。

谷川刀麻の特徴まとめ!

わかりやすくまとめると

特徴まとめ
  • 長打力がある
  • 逆方向にも打てる
  • 走力はまずまず
  • 選球眼もまずまず
です。

状況に応じたバッティングができ、長打力や走力があり、大学3年生春までピッチャーとしてもプレーしていたので、野球センスがありそうです。

大学入学後も打撃の調子も上がっており、まだ伸びしろもあると思います。

谷川刀麻(近畿大)のスカウト評価や指名の可能性

続いて、谷川刀麻のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 中日・中田アマスカウトアドバイザー「谷川君は体は大きくないが、振る力がある。肩も悪くない」
  • ヤクルト・阿部スカウト「秋よりしっかり振れている。これから春も注目していく」
  • 中日・米村明チーフアマスカウト「身体能力が高い」

いずれも、大学3年生以降のコメントです。

フルスイング等の打撃面や身体能力の高さを評価されています。

今後の秋季リーグの試合でも好調を維持できれば、2019ドラフトで指名される可能性が高くなると思います。

現時点では5球団から調査書が届いているようです。

谷川刀麻(近畿大)のまとめ

以上が、近畿大学・谷川刀麻経歴や成績、特徴、スカウト評価でした。

状況に応じたバッティング、長打力や走力があり、野球センスがある選手です。

打撃の調子が上がってきているので、2019ドラフトでの指名もあると思います。

今後の活躍や動向にも注目したいですね。

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