【ドラフト】宮川哲(東芝)の成績・経歴・特徴は?

2019年のドラフト注目選手をご紹介します。

それは東芝の宮川哲投手です。

2019年の都市対抗予選で154㎞/hをマークした、本格派投手です。

今回は、そんな2019年ドラフト 東芝 宮川哲経歴や成績、特徴やスカウト評価をご紹介します。

宮川哲(東芝)の経歴やプロフィール

宮川哲の経歴です。

経歴
  • 名前:宮川哲(みやがわ てつ)
  • 出身地:奈良県生駒市
  • 生年月日:1995年10月10日
  • 身長:177cm
  • 体重:80kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:生駒クラブライオンズ(生駒市立生駒南第二小学校)→ 生駒ボーイズ(生駒市立生駒南中学校)→ 東海大学山形高校→ 上武大学 → 東芝

詳しく見ていきましょう。

宮川哲は中学校時代に全国大会優勝!

4才から野球を始め小学生になると、生駒(いこま)クラブライオンズで軟式野球をプレー。

中学生時代は、生駒ボーイズに所属し、主に内野手でした。

3年生の夏に全国大会で優勝しました。

中学校卒業後は、奈良を離れて東海大山形高校に進学します。

宮川哲は甲子園出場経験なし!

東海大山形高校では1年生の時から外野手としてベンチ入り

1年生秋は、山形県大会で準優勝、進出した東北大会では準々決勝で敗れ、甲子園出場はなりませんでした。

2年生春からは遠投120メートルの強肩を買われ、ピッチャーに転向しています。

2年生夏の山形大会3回戦で先発、酒田光陵高校を8回まで抑えていましたが、9回に崩れてしまいサヨナラ負け。

3年生夏は、エースとして2試合で完投勝ち。

悪天候の中で行われた準々決勝の米沢中央高校戦でも先発しますが、9回にワイルドピッチによるサヨナラ負けとなります。

甲子園に出場することなく、高校野球生活を終えます。

因みに、3年生夏は3試合合計で32奪三振でした。

宮川哲は全日本大学野球選手権で146km/hをマーク!

少年野球時代の監督の勧めもあり、上武大学(関甲新学生野球連盟)に進学、1年生春からリーグ戦に出場します。

2年生秋のリーグ戦では、白鴎大学戦に先発し、完投勝利で公式戦初勝利を挙げます。

2年秋はリーグ戦、関東大会を勝ち進み、明治神宮野球大会に出場。

道都大学戦、早稲田大学戦でリリーフ登板し、いずれも無失点でした。

3年生春もリーグ優勝し、全日本大学野球選手権に出場。

全日本大学野球選手権では、福井工業大学戦に先発して6回2失点、この試合で146km/hをマークしました。

準々決勝の東北福祉大学戦はリリーフで登板します。

宮川哲は4季連続で全国大会に登板!

3年生秋も明治神宮野球大会に出場し、2試合にリリーフで投げます。

4年生春のリーグ戦で3勝0敗、防御率0.65の好成績を残し、最多勝利投手、最優秀防御率、ベストナインのタイトルを獲得。

リーグ優勝し2年連続で全日本大学手権に出場、先発とリリーフ1試合ずつ投げます。

先発した福井工業大学戦で147km/hを投げ、自己最速を更新しました。

2年生秋から4季連続で全国大会で投げた事になります。

4年生秋のリーグ戦でも6勝0敗で、最多勝利投手、ベストナインに輝きます。

リーグ戦終了後、プロ志望届を提出しましたが、指名されませんでした。

宮川哲は社会人日本選手権で先発、152キロをマーク!

大学卒業後は東芝に入社、1年目から公式戦にベンチ入り。

社会人1年目の3月に行われたスポニチ大会の新日鐵住金東海REX戦でリリーフ登板、2回を被安打2失点0の好投を見せます。

この試合では、150km/hをマークしました。

11月に行われた日本選手権大会準々決勝の新日鐵住金広畑戦で先発し、7 1/3回を3失点に抑え8奪三振。

この試合に投げた初球が自己最速となる152キロをマークします。

2年目の2019年3月のスポニチ大会では、予選リーグのセガサミー戦に先発、7回1失点12奪三振の完投勝ち(コールドゲーム)でした。

決勝の日本新薬戦にも先発。

5回まで1被安打9奪三振と好投しましたが、6回に内野安打と四球2つで満塁とされ、その後、3つの暴投などで3失点、試合も敗れました。

宮川哲は都市対抗予選で154キロをマーク!

5月27日の都市対抗二次予選で初回に154km/hをマークします。

この日は、初回から飛ばしていたようで、序盤はほとんど150km/hオーバーという、圧巻の投球を披露。

結果的には7回途中自責点2で敗戦するも、スカウトからは球の力を評価する声が上がっています。

宮川哲は都市対抗で不完全燃焼

続く都市対抗大会では2試合に先発するも、思うような投球が出来ませんでした。

それでも4回2/3を2失点、5回を2失点と試合はしっかり作っており、スカウトからも高評価のコメントが出ていました。

しかし、実力的には不完全燃焼だったことは間違えありません。

日本選手権に向けて、さらなる成長を期待したいですね。

なお、チームメイトには一歳年上に2019年ドラフト候補の岡野祐一郎がいます。

宮川哲(東芝)の成績

宮川哲の成績です。

成績
  • 全国大会(都市対抗、日本選手権)通算:3試合、17投球回、防御率3.71、奪三振率10.06、四死球率3.18
  • 2019年公式戦:9試合、51投球回、防御率2.29、奪三振率10.76、四死球率2.47

全国大会ではあまり結果を残せていません。

特に2019年の都市対抗では、四死球が多く、本来の姿とは程遠い内容の投球でした。

2019年の公式戦通算をを見ると、防御率2点台前半と安定した投球が出来ていることがわかります。

奪三振率が非常に高く、全国大会でも10を超える高い水準となっており、三振が奪えるタイプであることがわかります。

また、四死球率が低く、2019年公式戦では2.5前後とまずまずの数字です。

三振が多く、四死球が少ない為、安定した成績を残せるのでしょう。

宮川哲(東芝)の特徴や動画

宮川哲の特徴です。

2019年の関東選抜リーグ(対SUBARU)の動画を見ていきましょう。

https://www.youtube.com/WSVWJVHctKo

ノーワインドアップからダイナミックなフォームで投げていますね。

左足を大きく上げてタメを作ってから、前に大きく踏み込んでいて、その反動で全身を使って投げています

宮川哲のストレートはプロトップレベルの回転数!

最速154km/hのストレートは非常に勢いがあり、ファールや空振りが奪えています。

打者がボールの下を振ってしまっているところをみると、ホップ成分が大きそうですね。

下記の動画を見るとその理由がよく分かります。

https://www.youtube.com/ClFa563-PfQ

回転数は約2,550rpmとなっており、プロトップレベルです。

回転軸も良く、ストレートはすぐにプロでも通用するでしょう。

宮川哲の変化球は高レベル!

冒頭の動画では、変化球はカットボール、パワーカーブ、フォークを投げています。

カットボールは、140km/h前後とストレートとあまり変わらない速さで、打者の手元で変化しています。

空振りも取れており、非常にキレが良いことがわかります。

さらに、130km/h前後のパワーカーブ、135km/h前後のフォークは落差があり、こちらも空振りが取れていますね。

特にパワーカーブについては、回転数が2,850rpmとなっており、非常に高い数値です。

阪神のジョンソンのパワーカーブに近い回転数となっており、こちらもプロで即通用するでしょう。

以上の3つのボールは決め球として十分使えるレベルでしょう。

また、動画内では投げていませんが100km/h台の緩いカーブもあるそうです。

球種も多いですし、空振りが取れるボールを複数持っていたりと、変化球の全体的なレベルはかなり高いですね。

宮川哲はストレートの制球力が課題?

動画を見る限りでは、制球力はまずまずです。

キャッチャーの構えたところに大体は投げられており、四球で崩れるタイプでは無さそうですね。

特に変化球は全体的に低めに投げられており、ボール球で空振りが取れていますね。

ただ、全体的にストレートの制球がバラついています。

全体的に高く、浮いたり甘く入ったりするケースが多いですが、それでも序盤は力があるので打ち取れています。

課題があるとすればこの速球の制球力といったところでしょうか。

宮川哲の特徴まとめ!

特徴をまとめると、

  • 最速154km/hの勢いのあるストレート
  • 変化球は、カットボール、パワーカーブ、フォーク、カーブ
  • ストレートと変化球どちらでも空振りが取れる本格派
  • 変化球の制球力は良いが、速球の制球はバラツキが多い

です。

最速154km/hの質の良いストレートと変化球で空振りが奪える本格派右腕です。

球種も多く、全体的なレベルが高い投手ですね。

宮川哲(東芝)のスカウト評価や指名の可能性

宮川哲のスカウト評価です。

  • 広島・苑田聡彦スカウト統括部長「あんなカットを投げるのはプロにもいない。キュッと切れる。まっすぐのキレもいい。今(プロ入り)でも使えますよ」「即戦力級ですね。きょうのピッチングが続けられれば1位候補になれる」
  • ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「球の力で抑えられる。先発でいけると思うし、上位12人に入るでしょう」
  • 巨人・円谷スカウト「素晴らしい。真っ直ぐでファウルが取れ落ちるボールで空振りが取れる」
  • 中日・小山スカウト「球の力がありますね。五十嵐さんのようなタイプ」
  • ロッテ・永野チーフスカウト「小さな課題はあるけど、大きな課題ではない。チームの戦力にはなるし、上位に入ってくる」
  • 楽天・後関スカウト部長「球の力でいけば12人に入ってくるだろう」

すでに複数球団で一位候補であることがわかります。

最速154km/hという球の力を評価する声が多いですね。

参考に全日本大学野球選手権を視察したスカウトのコメントも載せておきます。

  • 楽天・仁村スカウト副部長「フォームに合った変化球。打者は腰がひけたようになる」
  • 中日・中田スカウト部長「変化球も多彩で、先発でも抑えでもいけるタイプ」

大学時代は指名に至らなかったものの、変化球に関して高い評価がされていたのが分かります。

全体的に非常にレベルが高い投手なので、ドラフト一位指名の可能性が高そうですね。

合せて読みたい!

【ドラフト2019】指名結果と全球団の採点&評価しちゃいます!

宮川哲(東芝)のまとめ

以上が、2019年ドラフト 東芝 宮川哲経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。

最速154km/hの勢いある速球は魅力があります。

さらに、カットボール、パワーカーブ、フォークと3つの球種で空振りが取れる素晴らしい変化球もあります。

この4つの高レベルな球種で、非常に多く三振を奪えるでしょう。

実力的には間違えなくドラフト一位候補です。

宮川哲の今後の成長や活躍に期待しましょう。

2 COMMENTS

INFINITE

元々2017年ドラフトで指名漏れしたのが不思議な投手
2019年ドラフトでの指名は間違いない

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たけぽん

いつもコメント有難うございます!

映像を見る限り、非常に良い投手です。
ドラフト上位指名は間違えないでしょうね。

一位の12人に入っても不思議ではないです。

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