今回ご紹介するのは、青山学院の佐々木泰内野手です。
高校通算本塁打は34本で、長打力や逆方向に打つバッティング、足の速さや肩の強さが武器で走攻守揃っています。
高校2年生秋は、キャプテンとして東海大会準優勝に導き、投手としても登板しました。
今回は、そんな2024年ドラフト候補 青山学院・佐々木泰の
をご紹介しています。
佐々木泰の経歴やプロフィール
まずは、佐々木泰の経歴です。
- 名前:佐々木泰(ささき たい)
- 出身地:岐阜県大垣市
- 生年月日:2002年12月24日
- 身長:180cm
- 体重:78kg
- 投打:右投右打
- ポジション:三塁手、投手
- 経歴:小野野球少年団 → 岐阜ボーイズ(大垣市立東中学校)→ 岐阜県立岐阜商 → 青山学院
詳しく見ていきましょう。
佐々木泰は練習試合で奥川恭伸から4打数4安打
小学校1年生の時から野球をはじめ、小野野球少年団に所属しました。
中学生になってからは、硬式野球チームの岐阜ボーイズでプレーします。
高校は、岐阜県立青山学院業高校に進み、入学直後から4番を打ちました。
1年生夏の県大会では、4番サードで出場します。
1年生秋の県大会では、準決勝の中京学院大学中京高校戦でホームランを打ちました。
県大会後に行われた創志学園高校(岡山)との練習試合では、ドラフト1位で阪神に入団した西純矢からサイクルヒットを含む5本のヒットを打ちます。
2年生春の岐阜県高校野球フェア(招待試合)では、大阪桐蔭高校戦で2本の本塁打を打ちました。
さらに、5月に行われた練習試合では、ドラフトで3球団競合した現・ヤクルトの奥川恭伸から4打数4安打と打ち込みます。
エースキラーと呼ばれており、「すごい投手ほど打ちたいと思った」そうですが、その一方で「一級品のスライダーは打てなかった」と反省していました。
佐々木泰は2年生秋からキャプテンになる
2年生春は、県大会2位で東海大会に出場、準決勝で津田学園高校(三重)に敗れますが、2試合で8打数5安打と高打率を残します。
2年生夏の県大会ではベスト8で敗退しましたが、2回戦(初戦)の大垣西高校戦で本塁打を打ちました。
2年生秋からはキャプテンとなり、3番を打ち、ピッチャーとしてもマウンドに上がるようになります。
県大会では、5試合で3本の本塁打を打ち、優勝に貢献しました。
東海大会では、全3試合に先発出場し、そのうち2試合はピッチャーとして投げます。
決勝の中京大中京高校戦では、同点タイムリー内野安打を打ちましたが、試合は敗れ準優勝に終わりました。
高校通算本塁打は34本です。
佐々木泰の成績
続いて、佐々木泰の成績を見ていきましょう。
高校時代の成績です。
佐々木泰の打者成績
まずは打者成績です。
- 地方大会通算(東海大会:19春秋、県大会:18夏、19夏秋):22試合、打率.480、8二塁打、4本塁打、23打点
成績は2019年までのものです。
高い打率を残せていることが分かります。
分かっている出塁率、盗塁などは、16試合(東海:19春秋、県:19秋)、出塁率.554、1三振、12盗塁でした。
四死球数は10で、四死球を選んでの出塁もできており、打率以上の貢献もできています。
そして、三振も少ないです。
また、本塁打や二塁打などの長打を打てます。
一方で、12盗塁を決めていて足も速そうです。
佐々木泰の投手成績
次に投手成績です。
- 地方大会通算(19秋東海):2試合、2 2/3投球回、防御率6.75、被安打率20.25、奪三振率:6.75、四死球率16.87
野手での出場が中心という事もありイニング数は短く、被安打率、四死球率が悪く、防御率も多くなっています。
一方で、三振を奪う事ができそうです。
佐々木泰の特徴や動画
次に、佐々木泰の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
左足を大きく上げてタイミングを取っており、一気に足を踏み込み体重移動を使って打っています。
そして、最後までバットを振り切る鋭いスイングです。
佐々木泰は長打力!
動画の最初では、高めの球を打って、大きなレフトフライにしています。
体全体を使ったバットを振り切るスイングなので、当たれば遠くに飛ばせる長打力があるのかもしれません。
因みに、スイングスピードは150km/hを記録したこともあるそうです。
佐々木泰は逆方向にも打て、足の速さもまずまず!
動画の2分30秒辺りでは、フライにはなりましたが、外角低めの球を逆方向(ライト方向)に打っています。
どのような球にも対応し、逆方向にも打てるバットコントロールがありそうです。
また、動画の1分45秒辺りでは、ショートゴロを内野安打にしており、一塁到達タイムは4.5秒程度でした。
50m走のタイムは6秒0で、足の速さもまずまずといっていいでしょう。
佐々木泰の選球眼はまずまず!
ボール球を見逃しており、ストライクゾーンギリギリの球はファウルにしています。
ただ、難しい球を打って凡打になっており、選球眼はまずまずのようです。
佐々木泰の守備はまずまず!
動画の4分5秒辺りからは守備について取り上げており、バント処理を確実に処理し、外野に抜けそうな打球に追いついていました。
捕ってから投げるまでの動作が早いです。
ピッチャーをやっていることもあり肩自体も強く、遠投は90mまでできます。
一方で、エラーがあったので、もっと確実性が必要になりそうです。
佐々木泰は投手として143km/hを投げる!
動画の5分過ぎからは、投手として投げている場面を特集しており、ストレートにバッターが振り遅れています。
球速は、最速で143km/hですが、ストレートにノビがありそうです。
内外角に投げ分ける事ができていますが、その一方で、甘く入った球をヒットにされていることもあり、細かいコントロールが課題となるかもしれません。
また、変化球はチェンジアップを投げるそうです。
佐々木泰の特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 振り切るスイングで長打を打てる
- 逆方向にも打てる
- 足の速さもまずまず
- 守備はまずまずで肩が強い
- 投手として最速143km/hの伸びのあるストレートを投げる
です。
長打力や逆方向に打つバッティングのほか、足の速さや肩の強さも魅力で走攻守揃っています。
投手としても出場していてますが、身体能力の高さが強みなので、上のレベルでプレーするには野手一本で臨んだ方がいいかもしれません。
また、1kgのマスコットバットを振り込むなど、自分で考えて練習する努力家のようです。
なので、キャプテンを任せられるのでしょう。
佐々木泰のスカウト評価や指名の可能性
続いて、佐々木泰のスカウト評価です。
- 巨人・榑松アマスカウト統括「吉田正尚になれるかもしれない」
- 巨人・円谷スカウト「(佐々木は)打ち損じがないですね」
- 横浜・河原スカウティングディレクター「凡打も含め、全打席の内容がいい。あれだけ高く上がる外野フライはなかなか見ることができない。足も速いし、3年後が楽しみ」
- 広島・苑田統括スカウト部長「井口は広角、特に右中間へ伸びる本塁打が多かった。佐々木は左翼。松田(亜大→ソフトバンク)のようなタイプだと思う」
- ロッテ・永野プロアマスカウト部長「素晴らしいね。ボールに対する反応がよく、思い切りよく振れている」
現在大学一年生ですが、すでにスカウトのコメントが出ています。
高校時代には、日刊ゲンダイによるプロ球団の選抜有力選手リストにはリストアップされていたようで、注目度は元々高かったようです。
走攻守揃った選手という事もあり、今後の活躍次第では2024ドラフトで指名される可能性もあると思います。
県立岐阜商の鍛治舎巧監督は、「これまで指導した選手の中でもトップクラス」と高い評価です。
佐々木泰の関連ニュース
続いて、佐々木泰の関連ニュースです。
>>青学大スーパールーキー・佐々木が6戦4発 OB井口資仁超えハイペース通算24発/東都
>>【大学野球】青学大のスーパー1年生・佐々木はデビュー3戦連発ならずも2安打 スカウト陣も絶賛
佐々木泰のまとめ
以上が、青山学院・佐々木泰の経歴や成績、特徴でした。
長打力や逆方向に打つバッティングのほか、足の速さや肩の強さも魅力で走攻守揃った選手です。
活躍次第では、2024ドラフトで指名される可能性もあると思います。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。