今回、紹介する選手はBC栃木の石田駿投手です。
力のある最速153km/hのストレートが持ち味のサイドハンドの投手。
高校では1年生の新人戦以降はケガにより試合に出場できず、大学では公式戦に登板する機会がありませんでした。
それでも、体の使い方を変えた事により球速が増し、野球を続けようと独立リーグに挑戦、1年目からリリーフとして投げています。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 BC栃木・石田駿の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
石田駿(BC栃木)経歴やプロフィール
まず、石田駿の経歴です。
- 名前:石田駿(いしだ しゅん)
- 出身地:神奈川県川崎市
- 生年月日:1997年5月27日
- 身長 :180cm
- 体重: 72kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:川崎市立平中学校 → 静清高校 → 九州産業大学 → 栃木ゴールデンブレーブス
詳しく見ていきましょう。
石田駿は高校時代はケガに泣かされる!
中学校の時に野球をはじめ、高校は静岡県の静清高校に進みます。
高校1年生の時に新人戦に出場しました。
しかし、ケガの影響もあり、2年生以降は公式戦に出場することなく、高校野球生活を覆えます。
因みに、高校時代の球速は最速で140km/h程度でした。
石田駿は大学4年生夏に体の使い方を変え、球速を145km/hに伸ばす!
高校卒業後は、九州産業大学(福岡六大学野球連盟)に進学します。
大学入学から卒業まで、公式戦での出場はなく、練習試合に出場しただけにとどまりました。
本人の話では、「ケガなどはなく、単に実力がなかっただけ」だそうです。
ですが、大学4年生夏に、体の使い方を変えると、球速が145km/hを超え、野球を続けたいと思うようになります。
社会人チームが決まらなかったこともあり、独立リーグのトライアウトを受ける事を決めました。
因みに、大学の同学年には、東北楽天に入団した福森耀真投手がいます。
石田駿は独立リーグ1年目のオープン戦で球速を153km/hに伸ばす!
大学卒業後は、栃木ゴールデンブレーブスに入団します。
入団1年目の6月に行われたオープン戦で、球速が153km/hをマークしました。
リーグ戦が始まってからは、中継ぎを中心に登板しており、開幕2戦目の茨城アストロプラネッツ戦で初登板を果たします。
1回を投げて無安打無失点、2個の三振を奪い、投げた10球のストレートはすべて147km/h以上でした。
「少し肩に力が入っていたが、緊張せずに投げられた。ボールにしっかり力が伝わっていたと思う。ストライクゾーンにしっかり投げられ、ストレートで押すことができたので、自己採点は80点くらい。自分は変化球が弱いので、改善していきたい」そうです。
また、この試合では、2球団のスカウトが視察に訪れています。
石田駿(BC栃木)の成績
次に、石田駿の成績です。
- リーグ戦計(20):32試合、32投球回、2勝0敗、防御率3.48、被安打率5.23、奪三振率11.32、四死球率8.42
ヒットはそこまで打たれておらず、まずまず抑えられている印象です。
しかし、与えた四死球が多いです。
リーグ戦では、セットアッパーとしてクローザーにつなぐ役割が中心なので、今後は、四死球を減らせるかが課題で、それが失点を減らすのにもつながりそうです。
また、イニング数と同じ三振を奪えており、三振を奪うタイプのピッチャーと言っていいでしょう。
石田駿(BC栃木)の特徴や動画
続いて、石田駿の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
ほぼサイドから投げています。
左足を三塁方向に大きく上げてタメを作り、腕が遅れて出てくるフォームです。
大きな腕の振りで、肘の使い方も柔らかく使えています。
石田駿は力のあるストレート!
ストレートに力があり、バッターが振り遅れています。
球速は、常時140km/h台中盤以上、最速153km/hです。
回転数が多く、シュート変化が大きいので、右打者は打ちにくいでしょうね。
石田駿は鋭く曲がるカーブ!
動画では、カーブとフォークを投げています。
カーブはジャイロ成分が少ないので、変化量が大きく、空振りを奪えています。
また、フォークは球速が速く落差が大きいので、制球さえ安定してくれば決め球として使えそうです。
他には、カットボールを投げます。
石田駿の制球力は課題がある!
動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた所に投げられており、ストライクゾーンギリギリの所にも投げられていました。
制球力はまずまずといった所でしょう。
一方で、ボールが抜けて明らかなボール球となったこともありました。
四死球が多いので、上のレベルでプレーをするには、四死球をどこまで減らせるかがポイントになるでしょう。
石田駿の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- ほぼサイドからの投球
- 力のある最速153km/hのストレート
- 変化球はカーブ、フォーク、カットボール
- 制球力はまずまず
です。
サイドから投げる力のある最速153km/hのストレートが強みで、打者の手元で鋭く曲がるカーブなどの変化球と投げ分けて抑えています。
高校や大学での登板機会が少なかった分、逆に、まだ伸びしろがありそうです。
石田駿(BC栃木)のスカウト評価や指名の可能性
次に、石田駿のスカウト評価です。
- パ・リーグ球団のスカウト「ボールの質がいい。サイドハンドは魅力。もっとスピードは出る感じがする」
現時点では匿名でのコメントが一件でています。
ボールの質の良さと、伸びしろを評価していることがわかります。
BCリーグでの試合を視察しているスカウトもいるため、これからさらにコメントも出てくるでしょう。
サイドハンドから150km/hを超える球を投げる投手は少なく、伸びしろもあると思うので、今後の活躍次第では、2020ドラフトでの指名も考えられそうです。
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石田駿(BC栃木)のまとめ!
以上が、BC栃木 石田駿の経歴、成績や特徴でした。
サイドハンドから投げる力のある最速153km/hのストレートや打者の手元で鋭く曲がるカーブなどの変化球が武器です。
活躍次第では、2020ドラフトで指名される可能性もあるかもしれません。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。