2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、九州産業大学の福森耀真投手です。
4年生春に最速154km/hを記録した、ストレートとスライダーが武器の本格派右腕です。
2019年春季リーグでは防御率0.69という素晴らしい成績を残しています。
今回はそんな九州産業大学 福森耀真の経歴、成績や特徴を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
福森耀真(九産大)の経歴は?
福森耀真の経歴です。
- 名前 : 福森耀真(ふくもり ようま)
- 出身地 : 千葉県柏市
- 生年月日 : 1997年9月27日
- 身長 : 177cm
- 体重 : 82kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:光インパルス(柏市立豊小学校)→ 守垣スラッガーズ(北九州市立守恒小学校)→ 北九州市立守恒中学校 → 福岡県立北九州高校 → 九州産業大学
詳しく見ていきましょう。
福森耀真の小学校、中学校時代は?
光インパルスで、小学校1年生の時から軟式野球を始め、その時から投手としてプレー。
2歳から小学4年生までは、野球の他に、水泳教室に通っていたそうです。
小学校4年生の時に、福岡県北九州市に引っ越し、守垣スラッガーズで野球を続けました。
北九州市立守恒中学校では、軟式野球部に所属し、3年生からはエースとなります。
福森耀真は甲子園出場なし!
高校は、地元の福岡県立北九州高校に進みました。
1年生夏からベンチ入りし、1年生秋からはエースとなります。
3年生夏の県大会では、2回戦(初戦)の行橋高校戦で、先発として4回をノーヒットに抑え、継投でのノーヒットノーラン(5回参考)。
3回戦の八幡高校戦では9回4失点(10奪三振)の完投勝利を挙げます。
4回戦の八幡南高校戦でも先発し、8回を2失点に抑えますが、試合は敗れました。
県大会4回戦が最高成績で、甲子園出場はありませんでした。
福森耀真は1年生春に全日本大学野球選手権出場!
大学は、地元の九州産業大学(福岡六大学野球連盟)に進学します。
1年生春のリーグ戦は、リリーフとし4試合に投げました。
チームが優勝し、全日本大学野球選手権に出場。
2回戦の東北福祉大学戦でビハインドの場面でリリーフで登板し、2回を無失点に抑えましたが、試合は敗れます。
この試合では、146km/hを記録しました。
しかし、この直後に、右ヒジを疲労骨折してしまいます。
手術を受け、1年生秋から2年生秋の間は、ほとんどリハビリに専念し、2年生春に2イニングを投げただけでした。
福森耀真は4年生春に2度目の全日本大学野球選手権出場!
3年生春のリーグ戦から復帰し、球速を151km/hに伸ばします。
3年生秋には先発としても投げ、6試合24 2/3回の登板で3勝を挙げました。
4年生春は、九州共立大学戦で1安打完封勝利を挙げるなど、先発を中心に4試合26回を投げ、球速も154km/hに更新しました。
防御率0.69(リーグ1位)をマークし3勝を挙げ、リーグ優勝に貢献。
自身2度目となる全日本大学野球選手権に出場します。
初戦(2回戦)の大阪商業大学戦に先発しますが、3 2/3回を投げ2失点で降板し、試合も敗れました。
ちなみに、九州産業大学は4年連続で全日本大学野球選手権に出場していますが、2年生・3年生の時は登板機会がありませんでした。
福森耀真(九産大)の成績
福森耀真の成績です。
- 全国大会通算(全日本:16年、19年):2試合、5 2/3投球回、0勝1敗、防御率3.18、被安打率9.53、奪三振率6.35、四死球率7.94
- リーグ戦通算(16年春、17年春、18年春~19年春):21試合、6勝1敗、66 2/3投球回、防御率2.43、被安打率4.59
- 2019年春季リーグ:4試合、3勝0敗、26投球回、防御率0.69
成績は2019年全日本大学野球選手権終了時点のものです。
リーグ戦はまずまずの成績で、3年生秋以降は投球回数を増やしています。
一方で、全国大会は、ヒットを打たれやすく、先発で4回途中2失点で降板したこともありました。
また、全国大会しかデータはありませんが、四死球を出しやすいようです。
奪三振率からは、三振も奪う事ができる投手であると言えます。
福森耀真(九産大)の特徴や動画
福森耀真の特徴です。
こちらの動画(2019年全日本大学野球選手権、大阪商業大学戦)を見ていきましょう。
がっしりとした体形で、特に下半身がしっかりしていますね。
下半身は、スクワットによって鍛えたそうです。
左足を三塁方向に上げてタメを作りますが、右足が安定した状態で静止させることが出来ているようです。
また、体全体の体重移動を使って、柔らかい腕の振りで投げられています。
小学校の頃に水泳をやっていたので、腕が柔らかいのかもしれません。
福森耀真はストレートが課題?
ストレートは最速154㎞/h、動画内でも150km/h前後出ていますが、空振りやファールが奪えていません。
シュート回転はしていませんが、よく見ると、若干スライドしていることがわかります。
おそらくマッスラ気味のストレートなのでしょう。
その為、回転の質が良くないので、相手打者もそれほど威力を感じていないようです。
球速の速さがあるだけに、球質を改善出来れば大化けする可能性がありそうですね。
福森耀真はスライダーが決め球!
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップを投げます。
スライダーは、打者の手元で変化し、ストライクカウントを取れ、右バッターからは空振りを取れています。
スライダーを軸に投球しており、自信があるボールなのでしょう。
その他に動画内ではチェンジアップを1球投げています。球数が少ない所を見ると、あまり自信がないのでしょうね。
動画の最後の投球練習ではカーブを投げています。
しっかり抜けており、縦に大きな変化をしているので、タイミングを外すのに有効なボールと言えるでしょう。
試合中に投げていないところを見ると、自信がないのでしょうが、カーブを有効に使えれば、もっと楽な投球が出来るでしょうね。
福森耀真の制球力は?
動画を見ると、キャッチャーの構えた所に投げられている事もある一方で、投球が大きく抜けたり高めに浮いた球をヒットにされる場面も見られます。
四死球も多めで、制球力は良くないと言っていいでしょう。
現時点で細かいコントロールはそこまでなく、制球力が今後の課題となりそうです。
福森耀真の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速154㎞/hの力のあるストレート
- 変化球は、スライダー、カーブ、チェンジアップ
- 制球力は良くない
です。
最速154㎞/hのストレートとスライダーが武器のピッチャーです。
ただ、ストレートの質や制球面で課題はまだまだあります。
大学に入ってから球速を伸ばしていることや、課題が多いので、まだまだ伸びしろが大きい選手と言えるでしょう。
今後の飛躍に注目しましょう。
福森耀真(九産大)のスカウト評価や指名の可能性
福森耀真のスカウト評価です。
残念ながらスカウトの評価はなく、右ヒジの疲労骨折から復帰して1年余りと、まだ、注目度は低いのかもしれません。
ただ、全国大会に出場しているので、視察したスカウトはいると思います。
活躍次第で、2019ドラフトで指名される可能性もありそうです。
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福森耀真(九産大)のまとめ!
以上が、九州産業大学 福森耀真の経歴、成績や特徴でした。
最速154km/hのストレートとスライダーが武器の投手で、大学入学後も球速を伸ばしました。
伸びしろもあり、課題も多い選手なので、今後の成長にも期待が出来ます。
まだ、スカウトの残したコメントはないようですが、今後の活躍次第では、2019ドラフトで指名される可能性がありそうです。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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