ドラフト 候補の古田島成龍(こたじま せいりゅう)は、175cm・82kgの左投左打の投手。茨城県河内町出身。日本通運所属。
最速151km/hのストレート、変化球はスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップを操る。
都市対抗トラックマンデータではホップ量ランキング3位にランクインした。
基本情報 | |
名前 | 古田島成龍 (こたじま せいりゅう) |
出身地 | 茨城県河内町 |
生年月日 | 1999年6月29日 |
身長 | 175 cm |
体重 | 82 kg |
血液型 | – |
SNS | |
選手情報 | |
投打 | 右・右 |
守備位置 | 投手 |
最高球速 | 151 km/h |
球種 | スライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップ |
好きな球団 | – |
また、読者の皆様の指名順位予想もご紹介していますので、ご投票頂けますと嬉しく思います!
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
古田島成龍の経歴・プロフィール
経歴(所属チーム) | |
小学校 | 河内サイクロンズ |
中学校 | 河内中学校 |
高校 | 取手松陽 |
大学 | 中央学院大 |
会社 | 日本通運 |
国際大会 | |
– | – |
全国大会 | |
神宮大会 | 2021 |
中学校時に県南選抜に選出
小学校時に野球を始め、河内サイクロンズでプレー。
茨城県立河内中学校では軟式野球部に所属していました。
部員9名で古田島のボールを捕球できる捕手がいなかったため、捕手をしていました。
3年生時には県南選抜に選出されています。
取手松陽では2年生春からエースで4番
取手松陽高校では、1年生時からベンチ入りを果たします。
夏の選手権予選では、6番打者として、主にライトと投手として出場。
3回戦では現ロッテの鈴木昭汰擁する常総学院相手に敗戦となっています。
秋季大会からは背番号1を任され、エースとしてチームを牽引します。
2年生春季大会では4番エースとして、チームをベスト8に導く活躍を見せます。
三年生春には146km/hを記録
三年生春には練習時にバットが頭部に直撃し、右こめかみ陥没骨折により一時離脱。
直後の春季大会初戦の牛久戦では自己最速の146km/hを記録するも敗戦となります。
その後、後遺症により右肩の血行障害が発症し、投手を休止。
3年生夏の選手権予選では打者として間に合い、3番ファーストとして出場。
2回戦では現広島の遠藤淳志擁する霞ヶ浦戦で敗戦となっています。
大学二年生時に日本代表候補に選出される
中央学院大では2年生春からリーグ戦に出場。
4試合に登板し、防御率0.82という安定感で2勝を挙げます。
秋からはエースとして、4勝を挙げる活躍で、最多奪三振のタイトルを獲得。
冬には大学日本代表候補に選出され、強化合宿に参加しています。
中央学院大3年生時にはMVPを獲得
3年生秋季リーグでは3勝を挙げ、防御率1.55という安定感を披露。
チームを優勝に導きMVPを獲得しています。
4年生時には成績を落とすも、秋季リーグではチームの優勝に貢献。
続く明治神宮大会では初戦の佛教大で先発し7 2/3回1失点で勝利投手に。
その後はリリーフとして、国学院大戦、慶応大戦に登板するなど、チームの優勝に大きく貢献しています。
なお、この時のチームメイトには山崎凪がいました。
日本通運では1年目から主力
日本通運では1年目から公式戦に出場します。
4月に行われたJABA四国大会では2試合に先発し、2勝を挙げます。
都市対抗予選では3試合に先発し、チームの本戦出場に貢献します。
都市対抗本選では、セガサミー戦にリリーフ登板し、1/3回2失点を喫し、敗戦となります。
その後はリリーフを任され、日本選手権では3試合に登板し、4回無安打4奪三振に抑える活躍を見せています。
なお、チームメイトにはドラフト2023候補の川船龍星がいます。
古田島成龍の動画と特徴
大学時代の映像ですが、左腕を高く上げ、上から投げ下ろす投球フォームです。
ホップ量の多いストレート
一番の魅力はストレートです。
最速152km/hで、先発時は常時140km/h前後ですが、ギアを上げると145km/h前後を投げ込みます。
回転数が非常に多く、回転軸もバックスピンに近く、ホップ量が多い球質となっています。
その為、空振りやファールを奪えています。
ちなみに、ドラフト2021のホップ量ランキングでは2位にランクインしていました。
都市対抗テレビ中継で紹介されたホップ量ランキングでも3位にランクインしていたようです。
都市対抗ホップ量ランキング3位の日本通運・古田島成龍
本日の4シーム最速は147km/h、回転数は平均2,410rpm、最高2,541rpmhttps://t.co/jTjjRsa5q0 pic.twitter.com/MV3TiMMKFk— ひろ@ドラフト候補調査隊 (@yuki_scope) October 17, 2022
多彩な変化球
変化球はスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップと多彩です。
120km/h台の遅めのスライダーを軸として投球を組み立てています。
また、130km/h台のチェンジアップで空振りが奪えており、決め球として使えるでしょう。
カットボールをあまり投げていないとのことです。
球速帯が速いボールが少ないので、カットボールの投球割合を増やしても良さそうですね。
制球力にはやや課題がある
成績を見ると四死球が多くなっており、制球力にはやや課題があるといえそうです。
しかし、動画ではそこまで制球が悪いという感じではありません。
その為、四死球が多くなってしまうのは球種バランスの問題があるかもしれません。
球速帯が速く少し動くボールがあると、ボールカウントが増える前に打ち取ることもできるので、四死球が大きく減るでしょう。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速152km/hのホップ量の多いストレート
- 変化球はスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップ
- 制球力には課題があるが球種バランスの見直しで改善が可能?
です。
魅力はストレートでしょう。
回転数が多く、バックスピンに近いのでホップ量は一級品です。
球種バランスの見直しで大化けする可能性大です。
古田島成龍の成績
試合 | 投球回 | 防御率 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | |
22公式戦 | 13 | 39 2/3 | 2.04 | 8.62 | 2.72 | 4.99 |
22都市後 | 4 | 5 | 0.00 | 10.80 | 1.80 | 0.00 |
成績は2022年終了時です。
2022年前半は先発起用がメインとなっている中で防御率2.04はまずまずです。
イニング数に迫る三振数を記録しており、三振が奪えるタイプであることがわかります。
また、与四死球率が3を切っており、被安打率が5を切っていることから、ランナー自体をあまり出していないことがわかります。
その為、安定した防御率に繋がっているのでしょう。
さらに、注目しておきたいのは都市対抗後のリリーフ登板時です。
4試合5イニングのみですが、被安打0、奪三振6、与四死球1と、抜群の投球を見せています。
圧倒的な結果を残しているので、今後もリリーフ起用となるでしょう。
2023年にどこまでの成績を残せるのかに注目ですね。
古田島成龍のスカウトコメント・視察情報と指名予想
球団 | 評価 | コメント | 視察情報 |
ヤク | △ | 中西スカウト「この時期、初戦でスピードも出ていたし、変化球もよかった。順調そう」 | |
阪神 | |||
巨人 | |||
広島 | |||
中日 | |||
横浜 | |||
オリ | |||
千葉 | |||
楽天 | |||
福岡 | |||
ハム | |||
西武 |
現時点で社会人時代に出てきたスカウトのコメントはヤクルトのみです。
しかし、高校・大学時代から注目されていた選手で、社会人でも結果を残しています。
その為、多くの球団でリストアップされているでしょう。
今後の活躍次第ではコメントも出てきそうですね。
皆様のドラフト指名予想
読者の皆様のドラフト指名順位予想をしています。
是非ご投票ください!
古田島成龍のまとめ
以上が、古田島成龍のご紹介でした。
最速152km/hの一級品のノビのあるボールを投げる本格派右腕。
ドラフト2023での指名の可能性は高そうです。
今後の動向や活躍に期待しましょう。
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