昨年四位だったオリックス。
オフシーズンは西や金子などの主力級の退団があり、苦しい状況となっています。
しかし、スローガンを「Be Aggressive #超攻撃型」とし、積極性をテーマに上位を狙っていきます。
今回は、そんな2019オリックスの順位予想や戦力分析、開幕スタメンやローテーションを予想します。
*3/8時点の情報を元にしています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
2019年オリックスの順位予想
まずは2019年オリックスの順位予想をご紹介します。
2019年オリックスの順位予想は?
2019年のパ・リーグ順位予想は下記としました!
順位 | 球団 | 勝 | 負 | 差 |
1位 | ホーク | 82 | 61 | |
2位 | 日ハム | 78 | 65 | 4.0 |
2位 | 西武 | 78 | 65 | 0.0 |
4位 | 楽天 | 67 | 76 | 11.0 |
5位 | オリ | 63 | 80 | 4.0 |
6位 | ロッテ | 61 | 82 | 2.0 |
私が予想したオリックスの順位予想は5位です。
やはり戦力的には今シーズンも厳しそうで、ロッテとの最下位争いとなりそうです。
パ・リーグの順位予想結果の詳細は下記で紹介していますので、気になる方はチェック!
合せて読みたい!
【2019】パ・リーグ順位予想まとめ!ペナントレースの戦力分析結果を公開!
2019年オリックスの戦力分析
先ほどの順位予想は「戦力値」という数値で計算しています。
その戦力値が2018年 → 2019年でどう変わるかをご紹介します。
オリックス | |||||||
項目 | 加点 | 減点 | |||||
メネセス加入 | 0.5 | ||||||
エップラー加入 | 0 | ||||||
竹安加入 | 0.5 | ||||||
頓宮加入 | 1 | ||||||
中島退団 | 0.5 | ||||||
金子退団 | 2 | ||||||
西退団 | 3.5 | ||||||
ローチ退団 | 1 | ||||||
T-岡田アップ(0→1) | 1 | ||||||
西浦アップ(0→1) | 1 | ||||||
マレーロアップ(0→1) | 1 | ||||||
山本由伸アップ(1.5→2.5) | 1 | ||||||
田嶋アップ(1→2) | 1 | ||||||
K-鈴木アップ(-0.5→1) | 1.5 | ||||||
東明ダウン(1.5→1) | 0.5 | ||||||
澤田ダウン(1.5→1) | 0.5 | ||||||
比嘉ダウン(1→0.5) | 0.5 | ||||||
黒木ダウン(0.5→0) | 0.5 | ||||||
吉田ダウン(5→4) | 1 | ||||||
計 | 8.5 | 10 |
昨年は投手陣が好成績を残しましたが、オフシーズンには西・金子が退団し大きな戦力ダウンとなっています。
そんな状況ですが、補強も消極的でしたので、昨年よりも戦力を落とす形となりました。
既存の選手たちの奮起に期待するしかないでしょうね。
2019オリックスのスタメン予想!
まず戦力分析していく為に、オリックスの開幕スタメンを予想しました。
打順 | 名前 | 守備位置 | 年齢 |
1番 | 福田周平 | 遊撃手 | 27 |
2番 | 西浦颯大 | 中堅手 | 20 |
3番 | ロメロ | 右翼手 | 31 |
4番 | 吉田正尚 | 左翼手 | 26 |
5番 | T-岡田 | 一塁手 | 31 |
6番 | マレーロ | DH | 31 |
7番 | 頓宮祐真 | 三塁 | 23 |
8番 | 大城滉二 | 二塁 | 26 |
9番 | 若月健矢 | 捕手 | 24 |
打線の方はまずまずといった感じです。
中軸は長打力があり、破壊力はありそうです。
ただ、思った以上に結果を残せていない選手が多い印象です。
外国人枠はどうなる?
気になるのは外国人枠です。
実績的にはディクソン・アルバース・ロメロは確定でしょう。
そうなると残り一枠です。
候補としてはマレーロ・メネセス・エップラーということになります。
これは悩みどころですね~
先発に入れたいし、打線も強化したいところです。
ただ、実績的に見ればマレーロでしょう。
2017年は82試合で20本塁打を放っており、調子を落とした2018年も68試合で11本塁打となっています。
規定打席まで行けば、30本塁打以上打つ可能性は高いでしょう。
まずはマレーロで開幕し様子をみる、というのが自然な形でしょうね。
福田の遊撃手挑戦で安達はどうなる?
今シーズンから福田がショートに挑戦します。
元々ショートをやっていましたので、十分こなせるでしょう。
福田が遊撃手へ行くことで、大城がセカンド、頓宮が三塁という想定です。
それにより安達が外れる形となります。
安達は高い守備力によって、2014年にWAR5.5という素晴らしい貢献度でしたが、2018年は0.1まで落ちています。
これは守備力の低下&打撃の低下によるダブルの影響です。
特に2017・2018年の低迷は大きな問題です。
年齢的に考えても、改善する可能性は低そうなので、このコンバートはオリックスに良い影響を与えそうですね。
センターは西浦が面白い
高卒二年目の西浦が面白そうですね!
キャンプやオープン戦からアピールを続けており、レギュラーを取りそうです。
3/8のオープン戦では菅野からホームランを放っています!
巨人・菅野投手からホームラン!高卒2年目のオリックス(@Orix_Buffaloes)・西浦選手(@orix00)が3ランを含む2安打4打点の活躍! #bs2019 pic.twitter.com/kzgFOz5g27
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV公式 (@PacificleagueTV) 2019年3月8日
内角高めの難しいボールですが、しっかり打てていますよね~
素晴らしい打撃です。
また50m走5秒8の俊足で、遠投110mと強肩です。
楽しみな選手が出てきましたね。
このまま開幕一軍となりそうです。
新人の頓宮は?
他球団の三塁手は強打者が多いので、三塁に強打者を置けなかったオリックスの弱点となっています。
福田を遊撃手、大城を二塁手で固定することで、三塁手が不在となります。
ここに強打者を入れることで、弱点をカバーできますね。
そこに白羽の矢が立つのが頓宮です。
大学時代は捕手でしたが、強打が魅力の選手でした。
キャンプの状況を見ると、捕手ではなく三塁一本化のようですので、打撃により専念できるでしょう。
そうなると、さらに打撃が向上する可能性がありますよね。
特に大学三年生春以降から、メキメキ打撃の成績を上げていたので、まだまだ打撃は伸びそうです。
一年目からの活躍は厳しいでしょうが、将来の中軸候補として実践を経験させながら育てたい選手ですね。
合せて読みたい!
2018年ドラフト亜細亜大 頓宮裕真の指名予想球団!成績・経歴・特徴は?
2019年 オリックスが優勝する為に打撃陣は何が必要?
オリックス打線はまずまずといった印象です。
特に中軸のロメロ・吉田・T-岡田・マレーロは長打力が魅力で破壊力も十分です。
ただ、いまいち安定感がないといった印象です。
昨年は吉田以外が低迷したことで、パリーグでも最低クラスの得点力となってしまいました。
オリックスが上位へ食い込むためには、ロメロ・T-岡田・マレーロがどこまで成績を残せるかに掛かっていると言えるでしょう。
2019年 オリックスの先発ローテーション
続いて先発ローテーションです。
日程によって変わるでしょうが、良い順に並べています。
順番 | 名前 | 投げ | 年齢 |
1 | 山岡泰輔 | 右 | 24 |
2 | アルバース | 左 | 34 |
3 | ディクソン | 右 | 35 |
4 | 山本由伸 | 右 | 21 |
5 | 田嶋大樹 | 左 | 23 |
6 | 東明大貴 | 右 | 30 |
西・金子が退団となりましたが、まずまずの先発陣ですね。
二桁勝利できそうな実力の高い投手が複数人いるので、期待が持てます。
山本由伸の先発転向は?
昨年リリーフでブレークした山本由伸が先発転向となりそうです。
紅白戦でも先発しており、本人も先発を希望しているようですね。
西・金子が抜けた状況もあり、山本由伸の先発転向は確定といって良いでしょう。
個人的にも、先発適性の方が高いと感じていました。
元々先発でしたし、多彩な変化球を投げられる高い技術力があるので、先発向きの投手です。
まだまだ若いですが、すでに二桁勝利できる実力はあるでしょうね。
山岡の奮起に期待!
昨年は一時期リリーフを経験する等、苦しいシーズンとなりましたね。
それでも規定投球回に達し、西に続いてのチーム二位の投球回数で、貢献度は高いです。
ただ、ポテンシャルを考えれば、もっとやれるはずです。
次世代のエースとして、金子・西の抜けた穴をしっかりカバーして欲しいですね。
2019年 オリックスが優勝する為に先発陣は何が必要?
オリックスの先発陣は西・金子が抜けましたが、それでも層は厚いといって良いでしょう。
山岡・アルバース・ディクソン・山本由伸あたりは二桁できる可能性が有ります。
また、そこに続く田嶋・東明といった投手もいます。
ただ、飛びぬけた選手がいないのも事実です。
この中から覚醒する投手が現れると、面白くなりそうですね。
2019年 オリックスのリリーフ陣
続いて2019年のオリックスのリリーフ陣です。
役割 | 名前 | 投げ | 年齢 |
抑え | 増井浩俊 | 右 | 35 |
勝ち | 吉田一将 | 右 | 30 |
勝ち | 澤田圭祐 | 右 | 25 |
勝ち | 近藤大亮 | 右 | 28 |
左 | 山田修義 | 左 | 28 |
負け | 比嘉幹貴 | 右 | 37 |
ロング | K-鈴木 | 右 | 25 |
昨年大活躍した山本由伸を先発に回しましたが、それでも層は厚いですね。
特に勝ちパターンは力のある投手が揃っており、パ・リーグでもトップクラスのリリーフ陣と言えるでしょうね。
ただ、左のリリーフが手薄な印象です。
山本由伸の代りは誰?
考えなくてはならないのが、山本由伸の代りになる選手です。
あれだけの成績を残せる選手はなかなかいません。
なので、全員で穴を埋めて行くしかないでしょうね。
そんな中、期待したいのは二年目のK-鈴木です。
昨年は二軍でも防御率2点台と結果を残していますし、台湾ウインターリーグでも結果を残しました。
https://www.youtube.com/H2nsKOvjss0
最速153km/hの力のあるストレートと、空振りが取れるフォーク・スライダーがあり、三振を取れるタイプです。
リリーフ適性も高そうなので、今シーズンはリリーフとして使ってみたい選手ですね。
左投手が手薄
オリックスのリリーフ陣は左腕が手薄です。
昨年は山田がシーズン途中からフル回転し、8月には月間18登板をするなど、活躍しました。
今シーズンも同様に活躍そ期待したいですね。
しかしその他に左のリリーフ候補がいません。
もう一人左投手が入ってくれると、作戦の幅が広がりますので、さらに厚みのあるリリーフ陣となります。
松葉や山崎あたりを、リリーフに専念させるのも面白いかもしれませんね。
2019年 オリックスが優勝する為にリリーフ陣は何が必要?
オリックスのリリーフ陣は全体的に高レベルですね。
抑えの増井は実績十分ですし、そこに続く勝ちパターンにも良い投手が多いです。
リリーフ陣全体で昨年くらいの成績が残せれば、十分合格点でしょうね。
2019オリックス戦力分析!まとめ
以上が2019年オリックスの順位予想や戦力分析、スタメン・ローテーション予想でした。
まとめると
- パ・リーグ順位予想は5位
- 打撃陣が課題
- 中軸のロメロ・T-岡田・マレーロ次第で順位は大きく変わる
- 先発は西・金子が抜けたが高レベル
- 山岡・アルバース・ディクソン・山本由伸の4枚看板は強力
- リリーフ陣はレベルが高い
- 特に勝ちパターンは安定感がある
です。
順位予想は五位で、オリックスとの最下位争いになるでしょう。
投手陣は先発・リリーフ共に高レベルでパ・リーグでもトップクラスと言えるでしょう。
ただ、課題は打撃陣です。
特に中軸のロメロ・T-岡田・マレーロがどこまで活躍するか?によって大きく順位が変わりそうです。
この3人がキャリアハイくらいの成績を残せば、一気にパ・リーグトップクラスの打線となり、優勝争いも見えてくるでしょう。
逆に、昨年のように3人が低迷すると、打線が全く機能せず、下位に低迷します。
そう考えると、2019年のオリックスは、パ・リーグの台風の目といっても良いでしょうね。
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