今回ご紹介するのは、亜細亜大学の矢野雅哉内野手です。
走力や守備・肩の強さが強みで、課題だった打撃の状態も上がり、大学3年生秋には首位打者やベストナインのタイトルを獲得しています。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 亜細亜大学・矢野雅哉の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
矢野雅哉(亜細亜大)の経歴やプロフィール
まずは、矢野雅哉の経歴です。
- 名前:矢野雅哉(やの まさや)
- 出身地:兵庫県市川町
- 生年月日:1998年12月10日
- 身長:173cm
- 体重:71kg
- 投打:右投左打
- ポジション:遊撃手
- 経歴:市川町立川辺小学校 → 大阪平野ボーイズ(大阪市立長吉西中学校)→ 育英高校 → 亜細亜大学
詳しく見ていきましょう。
矢野雅哉は甲子園出場なし!
小学校1年生から野球をはじめ、その頃はピッチャーでした。
中学生になってからは大阪平野ボーイズに入り、キャッチャーとしてプレーします。
高校は、育英高校に進み、1年生秋からベンチ入りしました。
2年生春から、セカンドのレギュラーとなります。
2年生秋からは、ショートを守り、3年生春の兵庫県大会ではベスト4となりました。
3年生夏の県大会では9番ショートで出場します。
3回戦の滝川第二高校戦に敗れましたが、2試合で.429の高い打率を残しました。
県大会ベスト4が最高成績で甲子園出場はありません。
なお、4歳上の兄である幸那さんは、三菱日立パワーシステムズでプレーしているそうです。
矢野雅哉は2年生冬から打撃練習に力を入れる!
大学は、亜細亜大学(東都大学野球連盟)に進学します。
プロ入りした亜細亜大学の卒業生が多く、「プロを目指すために亜細亜大学に入った」そうです。
大学1年生春からベンチ入りし、守備固めなどで出場しました。
2年生春からはショートのレギュラーとなり、リーグ戦では9番ショートで出場します。
2年生冬になってからは、打撃練習に力を入れ、ボールにコンタクトする感覚を意識して取り組んだそうです。
その結果、打撃の調子が上向き、1・2番を打つようになりました。
矢野雅哉は大学3年生秋に、首位打者、ベストナインとなる!
3年生秋には、打率.415、3打点、6盗塁の成績を残し、首位打者とストナイン(遊撃手)のタイトルを獲得します。
盗塁数はリーグ最多で、守備面でもエラーがなかったそうです。
リーグ戦が終了してからはキャプテンとなりました。
因みに、2020ドラフト候補の内間拓馬投手は同学年です。
矢野雅哉(亜細亜大)の成績
続いて、矢野雅哉の成績を見ていきましょう。
- リーグ戦通算(17春~19秋):62試合、打率.252、1二塁打、1三塁打、7打点、出塁率.377、33三振、9盗塁
- 2019年秋:13試合、打率.415、1三塁打、23打点、出塁率.520、6三振、6盗塁
成績は2019年までのものです。
通算の打率は3割を切っていますが、2019年秋は4割を超える高い打率を残しており、バッティングの調子が上がっていると言っていいでしょう。
また、出塁率は打率より1割以上高く、打率以上の貢献をしているようです。
三振数は、通算では四死球数(27)より上回っていますが、2019年秋に限ると四死球数(9)より少なくなっており、三振が減っているのが分かります。
本塁打はないですが、二塁打、三塁打などの長打を打おり、盗塁も決めているので、足が速そうです。
バッティングの調子が上がり出塁率が上がったので、3年生秋の盗塁数が増えたのかもしれません。
矢野雅哉(亜細亜大)の特徴や動画
次に、矢野雅哉の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
右足を上げてタイミングを取っています。
両足を広げて、少し足を曲げる構えです。
矢野雅哉は小技ができ、足が速い!
動画の40秒過ぎでは、セイフティーバントを試みています。
失敗に終わりますが、一塁到達タイム3.8秒となっており、プロトップレベルの走力であることがわかります。
50m走のタイムも5秒9で、足が速いです。
矢野雅哉の選球眼はまずまずで逆方向にも打てる!
次にこちらの動画を見ていきましょう。
ボール球を見送ることができており、際どい球はファウルで粘っています。
三振数はやや多いですが、四死球を選んで出塁することもできており、選球眼はまずまずのようです。
動画の4分15秒過ぎでは、外角の変化球を反対方向(レフト)へのヒットにしています。
逆方向に打てるバットコントロールがあり、コンパクトなスイングなのでどんな球にも対応できそうです。
守備力は抜群
上の動画では2分35秒過ぎから守備シーンが見れます。
高い走力を活かし、守備範囲が広いです。
送球動作も速く、遠投は128mという強肩なので、体制が悪くても送球が速いですね。
亜細亜大学の生田勉監督は「守備は(元中日・巨人の)井端以上」と評価しているようです。
矢野雅哉の特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 小技ができ、足が速い
- 逆方向にも打てる
- 選球眼はまずまず
です。
小技ができて逆方向に打てるバッティングもできるほか、足も使えます。
守備力も高く、投手としても148km/hを記録している強肩です。
野球を始めてから、ピッチャー、キャッチャー、セカンド、ショートと複数ポジションを守っており、野球センスもありそうです。
矢野雅哉(亜細亜大)のスカウト評価や指名の可能性
続いて、矢野雅哉のスカウト評価です。
- 阪神・吉野スカウト「もともと選球眼がよかったが、首位打者をとったように打撃での成長がプラスになっている」
- プロスカウト「身体能力は抜群」
- 元オリックス・古屋編成副部長「守備、走塁は今でも上(プロ)でいける」
これらは2020年に入ってからのコメントで、守備、走塁や身体能力を評価しており、打撃でも成長しているので評価が上がっています。
これ以外にも、ソフトバンクや広島などが初練習の時にあいさつに訪れたり、オープン戦を視察しているようです。
足の速さという武器を持った選手という事もあり、今後の活躍次第では2020ドラフトで指名されると思います。
亜細亜大学の生田勉監督は「矢野は本当に成長しました。彼の努力の結果。体も丈夫で、よく練習する選手」、「(元中日・巨人の)井端(弘和)以上。矢野は守備に打撃、肩が強い」と高い評価していました。
本人も「ヒットになりそうな当たりを飛び込んで捕るのではなく、正面に回り込む。ああいうふうになりたい」と井端弘和さんを目標にしているそうです。
また、「主将として、1番打者として、優勝できるようにしたい。持ち味、特に守りと出塁にはこだわっていきたい。将来はプロ一本で考えている」とプロ入りへの意欲があります。
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矢野雅哉(亜細亜大)のまとめ
以上が、亜細亜大学・矢野雅哉の経歴や成績、特徴、スカウト評価でした。
大学入学時から走力や守備・肩の強さが強みでしたが、打撃の状態も上がっており、スカウトから注目されはじめています。
3年生秋と同じように活躍を続けられれば、2020ドラフトで指名される可能性も十分にありそうです。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。