今回ご紹介するのは、福岡大大濠の毛利海大です。
球持ちの良い投球フォームからノビのあるストレートや縦割れの緩いカーブが特徴の左腕投手。
今回は、そんな2021年ドラフト候補 福岡大大濠・毛利海大の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
毛利海大の経歴やプロフィール
まずは、毛利海大の経歴です。
- 名前:毛利海大(もうり かいと)
- 出身地:福岡県田川市
- 生年月日:2003年9月14日
- 身長:176cm
- 体重:75kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:伊田レッドスター(田川市立伊田小学校) → 鷹羽ボーイズ(田川市立伊田中学校) → 福岡大大濠
- 関連ページ:instagram
詳しく見ていきましょう。
中学時代に世界大会で準優勝を経験
田川市立伊田小学校二年生時に伊田レッドスターで野球を開始。
六年生時にはホークスジュニアに選出され、NPBジュニアトーナメントに出場。
田川市立伊田中学校では鷹羽ボーイズに所属。
二年生時に西日本大会で優勝を果たしています。
三年生時にはボーイズ日本代表に選出され、世界少年野球大会準優勝に貢献しています。
福岡大大濠では一年生時からベンチ入り
三浦銀二に憧れ、福岡大大濠に進学します。
一年生夏からベンチ入りし、選手権予選では3試合の登板を果たし、秋季大会では2試合の先発を任されました。
二年生夏の代替大会では、三年生のみの布陣でベンチ外となっています。
二年生秋からエースに
二年生秋からエースの座をつかみます。
秋季県大会準決勝の北筑戦では自己最速の140km/hを記録し、7回2失点12奪三振で勝利に貢献。
優勝で迎えた九州大会では、初戦の大分商戦で1失点完投勝利、準々決勝の具志川商戦では9奪三振完封勝利を挙げています。
その後は登板がなく、チームは準優勝で選抜出場を決めました。
選抜では全試合に登板
三年生春には選抜で甲子園初登板を果たします。
初戦の大崎戦で先発し、1失点10奪三振完投勝利を挙げます。
二回戦の具志川商戦では、9 2/3回を8奪三振4失点と試合を作り、チームの勝利に貢献しています。
三回戦の東海大相模戦では、リリーフとして2回途中から登板し、7 2/3回を3失点に抑えるも、敗戦となっています。
毛利海大の特徴や動画
次に、毛利海大の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
柔らかい腕の振りから球持ちの良い投球フォームです。
投球フォームは早川隆久(楽天)をお手本にしているようです。
ノビのあるストレート
最速は140km/hで、常時135km/h前後となっています。
ストレートで空振りやファールが多く奪えており、力強さを感じます。
下記のサイトによると回転数は約2200rpmほどで、球速の割にはやや多めの数値となっています。
また、中継のスロー映像を見ると、回転軸がバックスピンに近くなっていました。
その為、ホップ量の多いボールであることがわかります。
緩いカーブが持ち味
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークを投げています。
中でも100km/h台の緩いカーブの投球割合が一番多くなっています。
回転数は球速相応ですが、トップスピンの綺麗な回転となっています。
その為、縦に大きく変化する特徴的なボールとなっています。
また、120km/h前後のチェンジアップは右打者への外角に沈み、有効的に使えている印象です。
まずまずの制球力
選抜の投球を見る限りは、まずまずの制球力でした。
緩いカーブは変化量が大きいのでストライクゾーンに入れられる投手は少ないですが、高確率でストライクゾーンに投げ込めていました。
プロでもなかなかできない事なので、非常に器用な投手であることがわかります。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速140km/hのストレート
- 球速の割には回転数は多め
- 回転軸がきれいでノビのあるボール
- 変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク
- 縦割れの緩いカーブが持ち味
- まずまずの制球面
です。
最速140km/hながら空振りが奪えるノビのあるストレートを投げ込みます。
縦割れの大きなカーブが特徴的です。
今後の成長が非常に楽しみな選手ですね。
毛利海大の成績
続いて、毛利海大の成績を見ていきましょう。
- 20秋季大会:8試合、49投球回、防御率1.47、奪三振率11.57、四死球率5.14、被安打率4.96
- 21選抜:3試合、26 1/3投球回、防御率2.39、奪三振率7.86、四死球率2.05、被安打率7.18
秋季大会では防御率1点台と抜群の安定感でした。
四死球率は5を超えており多いですが、奪三振率が非常に高く被安打率が低いことで、安定した成績が残せた要因でしょう。
選抜ではやや被安打率が高いですが、その分四死球率が大幅に低くなっています。
毛利海大のスカウト評価や指名の可能性
続いて、毛利海大のスカウト評価です。
- 中日・三瀬スカウト「左腕は魅力だし、スピードが上がっていけば、来年がとても楽しみ。リリースが前まで引っ張ってこれるので、打者には速く見えると思う」
- ホークス・永井智浩編成育成本部本部長兼スカウト部部長「球速以上にベース付近で球が切れている」
- 西武・渡辺GM「ボールの質がいい。総合的な印象は、高校時代の早川(現楽天)に似ている」
- ロイヤルズ・大屋博行国際スカウト「毛利君は特にカーブの制球が抜群で、ソフトバンク・和田のような投手になれるのではないか。」
現時点で複数球団からスカウトコメントが出ています。
ボールの質の良さや勢い、球持ちなどを評価されています。
今後の伸びしろを加味し、ドラフト2021で指名される可能性は高いと思います。
夏までに球速がさらに上がるようなことがあれば、上位指名も見えてくるでしょうね。
今後の成長を楽しみにしましょう。
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続いて、毛利海大の関連ニュースです。
>>【メジャースカウトの眼】福岡大大濠・毛利は「びっくりカーブ」 成瀬似 和田、杉内もほうふつ
毛利海大のまとめ
以上が、福岡大大濠 毛利海大の経歴、成績や特徴でした。
球持ちの良い投球フォームからノビのあるストレートと特徴的な縦割れのカーブが特徴です。
2021ドラフトで指名される可能性もあると思います。
今後の動向や活躍に期待しましょう。