本記事では巨人(読売ジャイアンツ)のドラフトの指名予想をご紹介しています。
具体的には
となっています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
【2021】巨人ドラフトの指名予想
まずは指名予想をご紹介します。
この章のあとに説明している戦力分析や報道を加味しての予想です。
情報が出次第、随時更新していきます。
順番に説明していきます。
一位指名予想
巨人の場合、そこまで緊急性を要する補強は必要なので、純粋に一番良い投手の指名となるでしょう。
一位クラス同等のコメントを多数出しているのは、小園健太、森木大智、畔柳亨丞、風間球打です。
その中でも小園については「即戦力に近い高校生」「社会人くらいの完成度」という非常に高い評価となっています。
個人的にも「一年目からやれるのは小園しかいない」と思っています。
やや投手陣に課題がありますし、一年目から出てくる可能性がある小園を本命としました。
対抗は森木です。
スカウトは「小園と双璧」というコメントを出しており、こちらも非常に高い評価です。
ここ最近、クジを外し続けており、小園は競合の可能性も有るため、回避という選択肢もあるかもしれません。
二位指名予想
石田を上位候補としてリストアップしているという記事が出ています。
東海大相模という事もあり、指名したい選手でしょう。
ただし、巨人の二巡目の指名は遅い方となるので、石田が残っていない場合も考えられます。
その場合は、補強ポイントである高校生外野手でしょう。
そこで白羽の矢が立つのは吉野です。
走攻守揃った右の大砲候補で、残っていたら指名したい選手でしょう。
三位指名予想
二位で石田を獲得出来た想定で、三位は補強ポイントの外野手となるでしょう。
三巡目は早めに順番が来ますので、良い選手が取れそうです。
本命としては、梶原です。
巨人は大柄な選手が好みですが、2019年に育成指名した加藤壮太に近いイメージの選手で、大柄でありながら抜群の身体能力が持ち味です。
対抗としては前川です。
守備や走力はあまり期待できませんが、打撃力は抜群です。
本拠地が東京ドームなので、そこまで守備を気にする必要もなく、打撃に特化した外野手を獲得しても良いでしょうね。
合せて読みたい!
【ドラフト2021】ドラフトの指名予想や注目候補選手の評価一覧とまとめ!
【2021】巨人(読売ジャイアンツ)の戦力分析
現状の戦力分析です。
現状戦力と年齢構成
年齢 | 右投手 | 左投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
16 | ティマ | ||||
17 | デラクルーズ | ||||
18 | 笠島尚樹 | 秋広優人 | |||
19 | 木下幹也 | 阿部剣友 | 坂本勇人 | 岡本大翔 中山礼都 | |
20 | 堀田賢慎 | 井上温大 | 山瀬慎之助 | 菊田拡和 | 伊藤海斗 山下航汰 |
21 | 平井快青 戸郷翔征 直江大輔 沼田翔平 戸田懐生 | 横川凱 | 黒田響生 湯浅大 増田陸 松井義弥 | ||
22 | 田中優大 山崎伊織 太田龍 | 大江竜聖 | 前田研輝 | ウレーニャ 加藤廉 | |
23 | 堀岡隼人 與那原大剛 奈良木陸 山﨑友輔 平内龍太 | 山本一輝 | 喜多隆介 萩原哲 | 保科広一 加藤壮太 | |
24 | 伊藤優輔 | 髙橋優貴 | 岸田行倫 | 廣岡大志 平間隼人 | 八百板卓丸 |
25 | ダニエル・ミサキ 谷岡竜平 鍬原拓也 | 岡本和真 香月一也 | |||
26 | 古川侑利 山川和大 | 北村拓己 吉川尚輝 | 松原聖弥 | ||
27 | 畠世周 桜井俊貴 田中豊樹 | 今村信貴 メルセデス 中川皓太 | |||
28 | ビエイラ | 戸根千明 | 大城卓三 | 若林晃弘 増田大輝 | 石川慎吾 重信慎之介 ハイネマン |
29 | 高梨雄平 | ||||
30 | 鍵谷陽平 | ||||
31 | サンチェス 菅野智之 | 立岡宗一郎 | |||
32 | デラロサ | 高木京介 | 小林誠司 | 中田翔 坂本勇人 | 丸佳浩 |
33 | 梶谷隆幸 | ||||
34 | 山口俊 野上亮磨 | ウィーラー スモーク | 陽岱鋼 テームズ | ||
35 | 井納翔一 | ||||
36 | |||||
37 | |||||
38 | 大竹寛 | ||||
39 | 中島宏之 | 亀井善行 |
投手は右左とも20代前半から30代までバランスよく揃っています。
捕手は30歳前後の中心選手がいて、20歳中盤、20歳以下の数を確保出来ています。
内野手は20代中盤以下が多いです。
外野手も30代から20代後半が多くなっており、20歳前後の若手が少ないです。
2021シーズンの成績
続いて2021シーズンの投打の成績です。
*9月13日時点です。
打者
まず、打撃成績です。
数値 | 順位 | |
得点 | 442 | 四位 |
打率 | .247 | 五位 |
本塁打 | 137 | 一位 |
盗塁 | 59 | 三位 |
OPS | .724 | 三位 |
UZR | 20.6 | 一位 |
得点数は勝率と相関がありますが(ピタゴラス勝率)、現時点で四位となっています。
二位から四位はそこまで差がなく、OPSも僅差の三位の為、打撃陣はそこまで問題はないでしょう。
また、守備の指標であるUZRではトップを走っており、守備面でも優れた野手陣であることがわかります。
捕手
大城が台頭しており、バックアップ要因の小林もいますので、現状は十分な体制です。
また、若手では岸田の評価が高く、次世代の捕手要因もいます。
現状では、捕手は揃っており、急な補強はそこまで必要なさそうです。
獲得するのであれば、さらに下の年代の高校生捕手か岸田の競争相手でしょうか。
内野手
中島、坂本と30代以上の選手が主力でいる反面、中堅の若林、増田、若手の岡本、吉川、北村、香月といった若手選手の出場も多いです。
有望な若手も多く、20歳前後の素材型の選手たちも多いです。
現状は獲得する必要はないでしょう。
外野手
梶谷、丸、といった30代前半の選手が主力で、亀井というベテランもいます。
また、20代後半には石川、重信、20代中盤の松原が台頭しており、さらに層が厚くなった印象です。
しかし、さらに若手の有望外野手が少なく、頭数も少なくなっています。
次世代を担う、外野の中軸候補が欲しい所でしょう。
投手
続いて投手成績です。
数値 | 順位 | |
失点 | 423 | 三位 |
防御率 | 3.64 | 三位 |
tRA | 4.31 | 五位 |
先発防 | 3.66 | 三位 |
中継防 | 3.62 | 四位 |
失点数や防御率などからリーグ平均くらいかと感じますが、守備の影響を除いた投手の成績を表すtRAでは五位となっています。
野手の項でも初回しましたが、守備力が非常に高いことで失点を防げている、という事になります。
その為、数字以上に課題がある投手陣と言えるでしょう。
右投手
30代の菅野、山口が主軸ですが、そこに続くのが20代中盤から後半の選手が、桜井、畠、鍬原拓也とやや不安があります。
しかし、20歳前後の戸郷は次期エース候補ですし、昨年ドラフトで獲得した平内、山崎と有望株が揃っています。
頭数も揃っており、課題があるわけではないですが、良い投手は余るほど欲しいのが本音でしょう。
その為、次期エース候補となる高校生投手は積極的に獲りに行きたいところです。
左投手
先発の左投手は左のエースに育った高橋がいます。
また、実績のある今村がいますが、やや伸び悩んでいる現状もあり、やや不安があります。
20歳前半以下の左腕投手も少なく、将来性のある左腕は補強したいポイントでしょう。
リリーフとしては、中川、高梨がいて、若手の大江が台頭しており、現状は十分でしょう。
補強ポイント
以上を踏まえた巨人の補強ポイントまとめです。
右投 | 左投 | 捕手 | 内野手 | 外野手 | |
即戦力 | 〇 | 〇 | × | × | △ |
育成 | ◎ | ◎ | △ | × | ◎ |
*優先順位:高い ◎ > 〇 > △ > × 低い
- 右投手:多いに越したことはない
- 左投手:高校生左腕
- 捕手:獲得するなら高校生
- 内野手:必要無し
- 外野手:高校生
です。
昨年は佐藤を逃し、FAで梶谷を獲得したことで、即戦力の外野手は当分必要ないでしょう。
しかし、20歳前後の外野手が不足しており、優先的に補強したいポイントです。
また、捕手や内野手の補強の優先度が低いので、課題がある投手陣の整備を今の内から進めたいところです。
ただし、頭数自体はいるので、次世代を担う高校生投手を中心に指名をしたいところです。
巨人ドラフトの過去の傾向
巨人の過去のドラフトの傾向です。
データは2008年から2019年のドラフトを対象に集計しています。
競合の傾向
まず、競合についての傾向です。
くじ引き回数 | 12回 |
成功率 | 17% |
くじ引き回数は、他球団と比べて平均的で、成功率は他球団と比べて低かったです。
なので、競合については気にしないものと思われます。
経歴の傾向
続いて、学歴別の傾向です。
一位指名
高校生率 | 36% |
大学生率 | 45% |
社会人率 | 18% |
一位指名では、大学生の割合が45%と半数近くを占めていました。
12球団の平均と比べると、大学生が多く、高校生が少ない指名となっています。
全体
高校生率 | 41% |
大学生率 | 30% |
社会人率 | 14% |
独立割合 | 13% |
専門割合 | 2% |
指名全体では、高校生の割合が多くなっています。
また、他球団と比べると、独立リーグや専門学校の選手を指名する割合が多いです。
出身地の傾向
続いて、出身地の傾向です。
一位指名
地元率 | 9% |
地元地域率 | 32% |
全体
地元率 | 5% |
地元地域率 | 25% |
12球団平均に比べると、地元や地元地域出身の選手が多めでした。
ですが、人口の多い関東地方なので、そこまで地元出身を考慮しているわけではなさそうです。
ポジションの傾向
次に、ポジションの傾向です。
一位指名
投手率 | 59% |
捕手率 | 9% |
内野率 | 23% |
外野率 | 9% |
投手の指名が多いですが、どこの球団も投手中心なので、そこまで多いというわけではありません。
むしろ、投手の指名は12球団の中でも少なめです。
逆に、捕手の割合が12球団で一番多いです。
全体
投手率 | 52% |
捕手率 | 10% |
内野率 | 26% |
外野率 | 11% |
全体では、内野手の指名の割合が12球団最多で、それ以外は平均的な値となっています。
ドラフトの傾向まとめ
ドラフトの傾向をまとめると、
- 競合は気にしない
- 一位指名は大学生中心
- 二位指名以降は高校生の指名が増える
- 地元枠の考慮はない
- 一位指名は捕手、全体では内野手の指名割合が多い
です。
ただし、これらは過去の傾向なので、参考程度に見ておきましょう。
巨人のドラフトに関するニュースや報道まとめ
続いて巨人のドラフトに関する情報をピックアップしました。
情報が出次第、随時更新していきます。
一位指名のニュースや報道
>>巨人1位と2位は「投手」指名へ「即戦力もいるし有望な高校生も」
>>巨人ドラフト1位指名は投手の方針「補強ポイントは誰が見てもピッチャー」即戦力か高校生か「まだ」
>>【巨人】ドラフト1位指名「投手に行くしかない」…大塚淳弘副代表編成本部長が明かす
上位指名のニュースや報道
・石田隼都
>>26回43Kの東海大相模・石田「巨人&ソフトB」リスト急浮上
【2021】巨人(読売ジャイアンツ)のドラフト指名予想まとめ
以上が巨人のドラフト指名予想でした。
再度まとめると
です。
戦力的にも余裕があるため、一位は高い評価をしている投手となるでしょう。
本命は小園で対抗は森木ですが、スカウト評価は「双璧」です。
ただ、個人的には早くから一軍で結果を残せそうな小園になると思っています。
二位は石田です。
プロ志望を出すかは未定ですが、東海大相模ということもあり、欲しい選手でしょう。
残っていなければ、補強ポイントである外野手の吉野は欲しい所です。
二位で石田獲得前提で、三位は補強ポイントの外野手狙いで本命は梶原としました。
巨人の好きな大柄なタイプの選手で、身体能力抜群の選手です。
対抗としては前川で、やや守備や走塁に課題があるものの、本拠地が東京ドームという事を考えれば、問題はないでしょう。