今回ご紹介するのは、日本通運の柴田大地です。
最速156km/hの球速だけでなく、空振りが奪えるノビのある速球が特徴の本格派右腕。
今回は、そんな2021年ドラフト候補 日本通運・柴田大地の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
柴田大地の経歴やプロフィール
まずは、柴田大地の経歴です。
- 名前:柴田大地(しばた だいち)
- 出身地:東京都大田区
- 生年月日:1997年11月7日
- 身長:180cm
- 体重:90kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:大田区立東糀谷小学校 → 羽田アンビシャス(糀谷中学校)→ 日体大荏原高校 → 日体大 → 日本通運
- 関連ページ:日本通運HP
詳しく見ていきましょう。
中学時代は硬式野球
大田区立東糀谷小学校三年生時から軟式野球を開始。
糀谷中学校では羽田アンビシャスに所属していました。
高校時代に控えながらも142km/h
日体大荏原高校では控え投手としてチームを支えます。
三年生夏の選手権予選では、自己最速を更新する142km/hを記録。
四回戦では吉村貢司郎擁する日大豊山戦で4回2失点で敗戦となっています。
日体大では怪我により4年間公式戦出場なし
日体大では期待されながらも入学早々に肘を痛めます。
手術は回避し保存治療を選択。二年生春にオープン戦登板をするも、再度痛みが再発します。
その後もリハビリを重ねますが、4年生4月に右肘のトミージョン手術を行い、公式戦未出場で終わります。
なお、現ヤクルトの吉田大喜が同期のチームメイトでした。
日本通運で才能が花開く
大学公式戦未出場&リハビリ中ながら、素材を買われ日本通運に入社します。
一年目はリハビリに費やし、二年目から試合に出場します。
5月のオープン戦で自己最速を更新する154km/hを記録。
続くJABA東北大会のトヨタ自動車東日本戦で公式戦デビューすると、1回1三振に抑えます。
NTT東日本戦でも1回2奪三振に抑えています。
最速156km/hで都市対抗への切符を獲得
8月の鷺宮製作所とのオープン戦では、自己最速を更新する156km/hを記録。
10月に行われた都市対抗野球南関東代表決定戦で9回から抑えとして登板し、1回0封で本戦出場を決めています。
柴田大地の特徴や動画
次に、柴田大地の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
常時セットポジションから、躍動感ある投球フォームで投げ込みます。
ノビのあるストレート
ストレートは最速156km/hで、常時150km/h以上を投げ込みます。
球速の速さだけでなく、回転数がMLB平均を大きく超える2500rpm台と驚異的な数字です。
回転軸は傾きが大きいですが、ジャイロ成分が少ないことで、シュートしながらノビる球質となっています。
球速の速さとノビのある球質の相乗効果で、空振りが奪いやすい球質と言えるでしょう。
決め球は高速スプリット
変化球は動画ではスプリットを投げています。
140km/h中盤と球速が非常に速いのが特徴です。
動画では制球のバラツキがありますが、低めに決まれば空振りを奪えるでしょう。
その他にカットボールを投げるという記事も見られました。
制球面は課題がある
制球面は課題があると言えるでしょう。
抜け球や高めに浮くケースが多く、バラツキが大きくなっています。
しかし、トミージョン明けで試合出場を徐々に増やして行っている助走段階と言える時期です。
試合慣れして来れば、もっと精度が上がって来るでしょう。
特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- 最速156km/hのストレート
- 空振りが奪えるノビのある球質
- 140km/h中盤の高速スプリット
- 制球面はバラつくが実践慣れで解消しそう
です。
魅力は最速156km/hのストレートです。
球速だけでなく、球質的にも空振りが奪えるタイプです。
さらに140km/hのスプリットも持ち合わせ、まさにクローザーといったタイプです。
トミージョン明けでこれだけ投げられるという素材の良さも魅力ですね。
柴田大地の成績
続いて、柴田大地の成績を見ていきましょう。
- 2021公式戦:3試合、3投球回、防御率0.00、奪三振率9.00、与四死球率0.00、被安打率0.00
2021年10月4日時点で公式戦は3試合のみです。
3イニングを投げていますが、一人のランナーも出さない完ぺきな投球となっています。
奪三振率は9となっており、三振が奪えるタイプであることがわかります。
ただし、3イニングのみの結果なので、参考程度に見ておいた方が良いでしょう。
柴田大地のスカウト評価や指名の可能性
続いて、柴田大地のスカウト評価です。
- ヤクルト・小川淳司GM「速い球を投げられてウイニングショットがある」
- ヤクルト・中西スカウト「150キロ超えの真っすぐと、140キロのスプリットを投げられる、短いイニングでおもしろい投手」
- 横浜・武居スカウト「スピードもあるし、体も強い。楽しみなピッチャー」「速いボールを投げられるのは魅力」「直球で空振りを奪える選手」
- オリックス・牧田編成部副部長「空振りを取れるストレートの質。能力的にはすごい」
現時点で複数球団からコメントが出ています。
球速の速さと空振りが奪えることを評価されています。
現時点での実力や、手術開けでこれだけの投球ができる能力の高さから、ドラフト2021での指名は確実でしょう。
潜在能力を高く見る球団から上位指名の可能性も十分ありそうです。
柴田大地の関連ニュース
続いて、柴田大地の関連ニュースです。
>>ヤクルト“五十嵐2世”獲りへ!日本通運156キロ右腕・柴田大地 視察した小川GMが絶賛
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柴田大地のまとめ
以上が、日本通運 柴田大地の経歴、成績や特徴でした。
最速156km/hの空振りが奪えるストレートが武器の本格派右腕。
2021ドラフトで指名される可能性もあると思います。
今後の動向や活躍に期待しましょう。