今回も2019年のドラフト注目選手をご紹介します。
それは東邦高校の石川昂弥(いしかわ たかや)です。
二刀流ながら、天性の打撃センスが持ち味のスラッガーです。
春のセンバツ決勝で二本塁打、投げては完封で優勝しています。
今回はそんな2019年ドラフト 東邦高校 石川昂弥の経歴や成績、特徴やスカウト評価をご紹介します。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
石川昂弥(東邦高校)の経歴やプロフィール
まずは石川昂弥の経歴です。
- 名前:石川 昂弥(いしかわ たかや)
- 出身地:愛知県半田市
- 生年月日:2001年6月22日
- 身長:185cm
- 体重:81kg
- 投打:右投右打
- ポジション:三塁手 兼 投手
- 経歴:ツースリー大府(半田市立有脇小学校) → 愛知知多ボーイズ(半田市立亀崎中学校) → 東邦高校
詳細を説明していきますね。
石川昂弥は小学校時代に中日ドラゴンズジュニア!
半田市立有脇小学校の2年生の時に、ツースリー大府で野球を始めました。
ポジションは主に投手と内野手で、6年生時には「中日ドラゴンズジュニア」にも選出されています。
このころから、すでにトップクラスの選手だったんですね~
半田市立亀崎中学校では愛知知多ボーイズに所属し、中学時代も二刀流を続けており、速球は130km/h超えるほどだったそうです。
ボーイズの練習の傍ら、「野球道場メジャー」という野球塾でも、熱心に野球に取り組んでいたそうです。
やはり、ここまでの選手になるには努力は不可欠なんですね~
そして、3年生時にはNOMOジャパンに選出され、アメリカ遠征も経験しており、高校進学時は県外の多く高校からスカウトを受けたそうです。
石川昂弥は1年生から四番打者!
東邦高校へ進学すると、1年生夏からベンチ入りし、東海大会では背番号6を背負い、遊撃手としてスタメン出場しています。
夏の大会では怪我の影響で、代打のみでしたが、秋の愛知県大会から4番打者として、優勝に大きく貢献。
続く東海地区大会でも2ホームランを放ち、準優勝に貢献しています。
2年生の春には選抜に4番として出場していますが、4打数0安打で初戦敗退となっています。
夏の選手権予選では、決勝で愛工大名電に敗れたものの、打率.737という驚異的な成績を残し、話題となっています。
2年生秋からはキャプテンに就任し、愛知県大会・東海地区大会を突破し、明治神宮大会の出場。
明治神宮大会では2安打1打点を挙げるもチームは敗退。
しかし、2019春の選抜出場を決めています。
2019春の選抜では投打で活躍し優勝!
2019春の選抜では一回戦で投手として9回完投しながら、打撃でも2安打2打点でチームの勝利に貢献。
決勝戦では2ホームランを放ちながら、投げる方でも完封勝利でチームの優勝に大きく貢献しました!
投手をしながら、打つ方でもしっかり活躍出来るのはさすがですね。
夏の予選ではまさかの二回戦敗退!
選抜優勝直後の春季大会ではまさかの初戦敗退。
続く夏の予選では自身がホームランを放つなど幸先のいい滑り出しでした。
しかし、二回戦で自身が打ち込まれコールド負けを喫してしまいます。
試合後にはプロ志望を表明しており、野手一本で挑戦する予定です。
U18では四番として活躍!
U18日本代表に選出され、U18ワールドカップに参加しています。
四番サードとして、チームの中心打者としてチームNo.1の9打点を挙げました。
ここぞという場面での打点が多く、勝負強さを見せてくれました。
なお、熊田任洋が同級生のチームメイト。
石川昂弥(東邦高校)の成績
続いて石川昂弥の成績です。
- 2018年選手権予選:6試合、打率.737、1本塁打、12打点、0三振、出塁率.783
- 2018秋季大会(明治神宮含む):17試合、打率.474、7本塁打、27打点、6三振、出塁率.583
- 2019春の選抜:5試合、打率.300、3本塁打、8打点、0三振、出塁率.300
- 2019夏予選:2試合、打率.400、1本塁打、2打点、0三振、出塁率.667
- U18日本代表:8試合、打率.333、1本塁打、9打点、4三振、出塁率.484
2018年の選手権予選では打率.737、秋季大会では打率.474という素晴らしい数字を記録しています。
2019年春のセンバツでは投手としてフル回転しながらも、打撃面でも結果を残しています。
これだけ安定して高打率を残せる選手はなかなかいませんね。
さらに2018年の秋季大会では17試合で7本塁打と、ホームランも劇的に増えています。
長打力も付いてきたといって良いでしょうね。
さらに、四球を選べており、選球眼も良さそうです。
また、2018年の夏の甲子園予選から夏の予選までの公式戦計30試合で三振が6個のみです!
これだけ三振をしないというのは、当てる技術が非常に高い証拠でしょうね。
打撃面においては、高校生トップレベルと言えるでしょうね~
また、盗塁は計7個決めており、盗塁技術も高そうです。
ちなみに投手では
- 2018年秋季大会:7試合、43 2/3投球回、防御率3.71、35奪三振、17四死球
- 2019春の選抜:5試合、40投球回、防御率0.68、28奪三振、11四死球
といった成績を残しています。
秋季大会から投手に挑戦し、秋季大会ではそこまで良い成績ではありませんでしたが、選抜では素晴らしい安定感でした。
まだまだ投球フォームが野手投げといった印象ですが、徐々に投手らしくなってきている印象です。
そんな状況でも、選抜でこれだけの結果を残せるのですから、素晴らしい野球センスと言えるでしょう。
ただ、個人的には打撃一本でいって欲しいと思っています!
打撃に専念したら、打撃成績はもっと良くなるでしょうね。
石川昂弥(東邦高校)の特徴や動画
続いて石川昂弥の特徴です。
まずは動画を見てみましょう!
https://www.youtube.com/aGpo5_rtaNQ
グリップを高めに構え、あまり足を上げないタイプのバッティングフォームです。
ボールの見送り方も良く、いかにも打ちそうなオーラが出ています(笑)
石川昂弥は天性スラッガー!
甘い球は簡単にヒットコースに運んでいますね。
そして、内角の非常に厳しい速球も、腕をたたみながら体の回転でホームランにしています。
通常の打者なら、反応出来たとしても、コース的にはファールになるコースでしょう。
そこを、天性のバッティング技術でホームランにするのは、レベルが高い証拠です。
さらに下記の動画では、逆方向にホームランを放っています。
9回表二死一塁カウント1-1から2ランで東邦逆転!さすが四番!石川昂弥選手(1年) pic.twitter.com/kBFHyfKqKe
— しゅう (@musashishura) 2017年10月30日
外角の厳しいコースですが、コースに逆らわずに、見事に右中間へ放り込んでいます。
動画の球場は岡崎市民球場で、中日のオープン戦や2軍戦も行われる球場です。
中堅が126mということでかなり広い球場ではありますが、そこで右中間にホームランを打てるのは凄いですよね~
内外角どのコースでも長打が打てる、素晴らしい打撃センスですね!
石川昂弥は選球眼が良い!
際どい外に落ちるチェンジアップや、低めの誘うボール球の変化球を、崩されることなくしっかり見送っています。
こういった対応をみると、選球眼の良さがわかりますね。
成績の項でも紹介しましたが、10試合で2三振のみというのも納得です。
こういった、選球眼の良さがあるので、高い打率を安定して残せるのでしょうね~
石川昂弥はまだまだ細い
動画を見るとわかりますが、185cmで長身ではありますが、細いなあ~という印象です。
体重は81kgとされていますが、もっと少なそうな感じです。
これだけの細身であの豪快なバッティングが出来ているのは凄いですね。
これから体が出来てくれば、もっと飛距離もますでしょうし、安定感もさらに増すでしょうね。
これからどういった成長をしてくれるのか?非常に楽しみな選手です!
石川昂弥は強肩で足も速い
打撃だけでなく、肩も強いです。
さすがに投手をしているだけあって、遠投は115mというプロでもトップクラスです。
さらに50m走は6秒3と、そこそこの走力があります。
実際に2018年の選手権予選では6試合で5盗塁を決めており、盗塁技術は高そうです。
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石川昂弥(東邦高校)のスカウト評価や指名の可能性
続いて石川昂弥のスカウト評価です。
スカウトのコメントをご紹介します。
- 巨人・長谷川国利スカウト部長「逆方向へ強い打球を打てるし、変化球への対応も良い」
- 中日・米村チーフスカウト「いろいろなスラッガーを見てきたけど、夏の最初の打席で本塁打はなかなかない。運も華も技術もある」
- 阪神・筒井和也スカウト「打撃の非凡さはもともとありましたが、センターから右方向へあれだけ本塁打を打てる選手はそうはいません。 全国舞台で結果を残したことは、彼の今後の野球人生にも大きな意味があるでしょう。 (各球団の)評価はさらに高まるでしょうね。 スター選手になれる資質があります」
- 日本ハム・大渕スカウト部長「木になって、余計に目立つ。大振りをしないところがいい。高校生野手では一、二でしょう」
- オリックス・古屋編成部副部長「野手が欲しい球団は、上位じゃないと取れない」
- ロッテスカウト「ちゃんとリストで押し込めている」
- 在京球団のあるスカウト「その代わり、打者としての実力は文句なしに大会ナンバーワン。 智弁和歌山の東妻(捕手)や桐蔭学園の森(遊撃手)や山梨学院の野村(外野手)らのドラフト候補と比べてもモノが違う。 野手に専念するならドラフト1位は間違いない」
- 某パ・リーグ球団スカウト「現状では24人の中の1人。 つまり2位か外れ1位の評価。 これで去年の小園(広島)や根尾(中日)のように遊撃も守れるとなると、一気に評価が上がる。 夏へ向けて見てみたいポイント」
以上です。
阪神や中日スカウトからは、非常に高い評価を受けていることがわかります。
特に阪神はスターになれるという評価です。
スカウトの評価を実力の高さを考えると、2019年ドラフトでは一位指名の可能性が高そうです。
一巡目の指名は厳しいとは思いますが、外れ一位までには消えるでしょうね。
*10月16日に中日が一巡目指名を公言しています。
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石川昂弥(東邦高校)のまとめ
以上が東邦高校 石川昂弥の経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。如何でしたでしょうか?
打撃を見れば、素晴らしい素質があるのは間違えありません。
選球眼も良いですし、強肩で盗塁も出来る走力があります。
さらに、まだまだ体が細いので、伸びしろもありそうですよね。
2019年のドラフト一位候補でしょう。
将来は球界を代表するバッターになってくれそうな、そんな予感がします!
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この子の親父がダメですね。
もともと孤児ですし、人間としてはクズでしたよ。
コメント有難うございます。
みなしごさんのコメントが本当だとしても、親子とはいえ息子さんは別人格です。
息子さん単体で評価してあげるべきでしょう。