2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、近畿大学の村西良太投手です。
サイドハンドながら最速152km/hのストレートを投げ、2018年秋の明治神宮野球大会にも出場しました。
今回はそんな近畿大学 村西良太の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
村西良太(近畿大)の経歴やプロフィール
津名高OBの
村西良太 投手(近大)
が注目されています! pic.twitter.com/alMDgud3ef— teru298 (@terubows298) 2019年4月4日
村西良太の経歴です。
- 名前:村西良太(むらにし りょうた)
- 出身地:兵庫県淡路市
- 生年月日:1997年6月6日
- 身長 : 174cm
- 体重 : 72kg
- 投打:右投左打
- ポジション:投手
- 経歴:佐野ドルフィンズ(淡路市立佐野小学校) → アイランドホークス(淡路市立津名中学校)→ 兵庫県立津名高校 → 近畿大学
詳しく見ていきましょう。
村西良太は甲子園出場経験なし!
淡路島で生まれ育ち、佐野ドルフィンズで、小学校3年生の時から軟式野球を初めます。
中学校入学後は、硬式野球のアイランドホークスに所属。
高校は、地元の兵庫県立津名高校に進みます。
高校では、1年生秋からベンチ入り。
2年生秋は、県大会3位となり、近畿大会に出場します。
近畿大会1回戦の箕島高校戦では、3回表途中ビハインドの場面で登板しました。
9回表まで1失点に抑えますが、試合は1点差で敗れます。
2年生秋の県大会3位、近畿大会1回戦が最高成績で、甲子園出場はなりませんでした。
村西良太は大学1年生秋に149km/hを記録!
高校卒業後は、近畿大学(関西学生野球連盟)に進学。
大学1年生秋のリーグ戦には、リリーフとして6試合に登板します。
高校時代の最速は143km/hでしたが、149km/hまで伸ばします。
しかし、2年生春から3年生春の間はリーグ戦の登板数を減らしました。
村西良太は大学3年生秋に明治神宮野球大会に出場!
3年生の秋のリーグ戦では、開幕戦の同志社大学戦に登板し、4回無失点の好投でリーグ戦初勝利。
この試合で150km/hをマークします。
12試合中10試合に登板する活躍でリーグ優勝に貢献、明治神宮野球大会近畿地区代表決定戦に進出。
第1代表決定戦の関西国際大学戦では、リリーフとして3回を無失点に抑え、大会の最優秀選手となりました。
試合にも勝ち、明治神宮野球大会に出場します。
2試合にリリーフ登板、大会をベスト4で終えました。
村西良太は大学4年生春に先発転向
4年生になり、春季リーグから先発転向となりました。
2019年4月7日、リーグ戦では初となる先発登板では5回を1失点の好投。
その翌日も先発完投勝利を挙げており、先発としてしっかり結果を残しました。
結果的には4勝2敗、防御率1.74という素晴らしい成績で、チームのリーグ戦準優勝に貢献しています。
ちなみにチームメイトにはドラフト2019候補の谷川刀麻、一学年下にドラフト2020候補の佐藤輝明がいます。
村西良太(近畿大)の成績
村西良太の成績です。
- リーグ戦通算:25試合、6勝3敗、80 1/3投球回、防御率1.90、奪三振率10.98、四死球率3.47
- 全国大会通算(18年神宮大会):2試合、4投球回、防御率4.50、奪三振率11.25、 四死球率11.25
- 2019春季リーグ:7試合、46 2/3投球回、防御率1.73、奪三振率10.8、四死球率3.66
成績は、2019春季リーグ終了時点でのものです。
リーグ戦の成績を見ると、防御率1点台という非常に安定した成績をなっています。
ただ、与四球率3.47と、若干高めの数字となっています。
一方で、奪三振率が高く、三振を奪えるピッチャーと言っていいでしょう。
2019年春季リーグでは先発を任されましたが、先発でも変わらず成績を残しており、適正も問題なさそうですね。
村西良太(近畿大)の特徴や動画
村西良太の特徴です。
まずはこちらの動画(明治神宮野球大会・筑波大学戦)を見ていきましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=A2S4OpDOzNI?start=30
サイドハンドに近い投げ方ですね。
左足を大きく上げてタメを作った後、踏み込んで一気に体重をかけています。
踏み込んだ直後にリリースし、腕を柔らかく使って投げていますね。
村西良太はサイドハンドからのキレのあるストレート!
腕を柔らかく使って投げるフォームということもあって、ストレートはキレがあるようです。
バッターが振り遅れています。
ストレートは最速は152km/hで、バッターは球速以上に速く感じそうです。
また、サイドハンドから150km/hの球を投げる投手はあまりいないので、戸惑うバッターもいるかもしれません。
村西良太の変化球は?
次にこちらの動画を見てみましょう。
村西 良太(近畿大) pic.twitter.com/RU6mG9TGmg
— ちなハム (@nhfdraftpro) 2019年1月17日
動画では、スプリット、スライダーを投げています。
スライダーは125kmh前後で、大きく変化しますね。
右打者にとっては非常に厄介なボールでしょう。
スプリットは130km/h前後の球速となっています。
高めに抜けるケースが多く、変化量が安定していない印象です。
しかし、動画の20秒前後に投げたボールは、スピードもあり非常に大きな落差です。
このボールを安定して投げられるようになれば、十分プロでも通用するでしょう!
村西良太(近畿大)の制球力は、まだまだ!
動画を見ると、キャッチャーの構えた所からずれた所に投球される事が多いです。
また、甘くなった所をヒットにされるケースもありました。
一方で、ストライクゾーンギリギリの所に投げると、空振りを取れる事が多いようなので、安定して意図した所に投げられるといいですね。
村西良太(近畿大)の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- サイドハンドから投げるキレのあるストレート
- ストレートの球速は最速152km/h
- 変化球はスプリット、スライダー
- 制球力に若干課題
です。
最速152km/hのストレートをサイドハンドから投げるのが特徴です。
変化球とのコンビネーションでアウトを取っていくタイプですね。
2019年は先発登板も増えますが、ロングリリーフや連投もしているので、スタミナはそこまで問題はなさそうです。
制球力に課題がありますが、まだ、伸びしろもあると思うので、今後の成長が楽しみです。
村西良太(近畿大)のスカウト評価や指名の可能性
村西良太のスカウト評価です。
スカウト評価
- 広島・鞘師スカウト「サイドであれだけの球速が出れば、打者は当然打ちにくい」
- 巨人・長谷川スカウト部長「直球のキレはいいものがある」
- 中日・中田アマスカウトアドバイザー「とにかく球威がある。最低でも6割を思うところに制球できるようになれば、打てない」
- 阪神・和田豊TA「左の内角に決まるストレートが素晴らしかった。 変化球をよりコントロールできればおもしろい」
- 日本ハム・大渕スカウト部長「右打者の内角に強い球が投げられる。キレがあって球が強い。変化球が決まれば、打者はもっとイヤに感じる」
- ロッテ・永野チーフスカウト「横から投げるけど手首が立っているから力がよく伝わる」
いずれも、大学4年生春のリーグ戦(同志社大学戦)後のものです。
サイドハンドで150km/h以上を投げるピッチャーなので、注目されているのでしょう。
サイドハンドからのキレのあるストレートを評価しているコメントが多いですね。
一方で、「制球力がもっとあると打てない」というコメントもあります。
制球力に課題はありますが、サイドスローから150km/hの球を投げるピッチャーなので、獲得を考える球団は増えそうです。
今後の活躍次第で、2019ドラフトで指名される可能性が高まりそうです。
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村西良太(近畿大)のまとめ!
近畿大学 村西良太の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
最速152km/hの速球が魅力のサイドスロー投手です。
これだけのスピードボールを投げるサイドハンドは、プロでも少ないですね。
ドラフト指名は確実といって良いでしょう。
2019年は先発挑戦ということで、どこまで成績を残せるか注目しましょう。
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