【ドラフト】赤上優人(東北公益文科大)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手は東北公益文科大の赤上優人投手です。

ノビのあるストレートとスライダーなどの変化球を投げ分ける本格派右腕。

高校時代は遊撃手でしたが、大学1年生秋から投手としてプレーし、大学3年生春には球速を最速153km/hまで伸ばしました。

投手を本格的に始めてから、そこまで経っていないので、伸びしろもありそうです。

今回は、そんな東北公益文科大 赤上優人

記事の内容

をご紹介しています。

赤上優人(東北公益文科大)経歴やプロフィール

まず、赤上優人の経歴です。

経歴
  • 名前 : 赤上優人(あかがみ ゆうと)
  • 出身地 : 秋田県仙北市
  • 生年月日 : 1998年度
  • 身長 : 173cm
  • 体重 : 67kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:仙北市立桧木内中学校 → 秋田県立角館高校 → 東北公益文科大

詳しく見ていきましょう。

赤上優人は高校時代はショート!

中学校時代は軟式野球部に所属していました。

高校は秋田県立角館高校に進みます。

1年生の時からベンチ入りし、準々決勝の秋田南高校戦で8番ショートで出場しました。

その後も勝ち進み県大会で優勝、甲子園に出場します。

しかし、甲子園にベンチ入りするものの、試合に出場することなく、初戦で敗れました。

2年生春からは、ショートのレギュラーとなり、県大会3位決定戦の秋田商業高校戦では、千葉ロッテの成田翔投手からヒットを打ちます。

2年生夏の県大会は2回戦で敗れました。

3年生になるとキャプテンになります。

3年生夏の県大会は、決勝の大曲工業高校戦では5打数3安打2打点と活躍しますが、試合は敗れ甲子園出場はなりませんでした。

赤上優人は大学1年生秋から投手、大学3年生春に球速153km/hをマーク!

高校卒業後は、東北公益文科大(南東北大学野球連盟)に進み、1年生春はリーグ戦にショートとして出場します。

1年生秋から、投手としても投げ、最終戦にあたる福島大学戦でリリーフ登板し、初勝利を挙げました。

2年生秋は、先発としても投げ、イニング数を増やし31回まで伸ばします。

3年生春のオープン戦で、球速を153km/hに伸ばしました

3年生秋は、日本大学工学部2回戦、福島大学2回戦で15奪三振を挙げ、山形大学1回戦では初の完封勝利を挙げます。

4勝を挙げてリーグ戦最多勝、リーグ優勝し、MVPにも選ばれました

東北地区代表決定戦の仙台大学戦にビハインドの場面からリリーフしますが、追加点を許し、試合も敗れ、明治神宮野球大会出場はなりませんでした。

赤上優人(東北公益文科大)の成績

次に、赤上優人の成績です。

成績
  • リーグ戦(17秋、18春秋、19春秋)、代表決定戦(19)通算:33試合、127 2/3投球回、防御率1.97、被安打率4.02、奪三振率6.98、四死球率6.13

成績は、2019年終了時点のものです。

打たれたヒットが少なく、失点も最小限に抑えられています

また、三振を奪うこともできるピッチャーのようです。

一方で、四死球を与えやすく、今後は四死球で無駄なランナーを出さないピッチングが求められるでしょう。

赤上優人(東北公益文科大)の特徴や動画

続いて、赤上優人の特徴です。

まず、こちらの動画を見ていきましょう。

2019/5/4 【2020プロ志望届提出】 赤上優人 (東北公益文科大学) 3年春 153km/h 計測

左足を三塁方向に上げてタメを作っていて、テイクバックはそこまで大きくありません。

体格はそこまで大きくないですが、腕を大きく振れています。

肘の使い方も柔らかそうです。

また、常にセットポジションから投げているので、ランナーがいる時でも球威を落とさず投げられます。

赤上優人は最速153㎞/hのノビのあるストレート!

次にこちらの動画を見ていきましょう。

ストレートの球速は最速153㎞/hですが、バッターがストレートに振り遅れたり、空振りしています。

柔らかい腕の振りなので、回転の質が良く、ストレートにノビがありそうです。

ただ、シュート回転するなど質のばらつきも見られ、ストレートの質の安定が今度の課題となりそうです。

赤上優人は鋭く曲がるスライダー!

動画では、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げています。

スライダーは、打者の手元で鋭く曲がり、変化量も大きいです。

決め球として使え、ストライクカウントを取る、空振りを奪う、バットの芯をずらすといった事に使えます。

カーブは、緩い変化をしますが、そこまで精度はないようです。

緩急を付けられるほか、コースが決まると、空振りを奪ったり、ストライクカウントを取るのに使えると思います。

また、チェンジアップは1球のみですが、動画の最後でうまく内野ゴロに打たせていました。

赤上優人の制球力はそこまでない!

動画を見ると、キャッチャーの構えた所に大体は投げることができ、内外角に投げ分けるピッチングもしています。

一方で、投球が抜けたり、明らかなボール球が続くケースもありました。

四死球が多くなっており、制球力はそこまでなく、制球の安定が今後の課題となりそうです。

赤上優人の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 最速153km/hのノビのあるストレート
  • 変化球は、スライダー、カーブ
  • 制球力はそこまでない

です。

最速153km/hのノビのあるストレートを中心に、スライダーなどの変化球も交えて投げ分ける本格派タイプの投手と言っていいでしょう。

投手を始めたのが大学1年生秋と言うこともあり、変化球の精度や制球力といった課題もまだ多いです。

ですが、その分、球速も含めて、まだ伸びしろがありそうです。

赤上優人(東北公益文科大)のスカウト評価や指名の可能性

次に、赤上優人のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 広島・近藤スカウト「体は大きくないけど、躍動感のあるフォーム。キレのいい直球を投げる。腕もぶれないし、これからまだまだ伸びる。高いレベルの実戦経験を積めばさらに良くなる。全国大会など、上(のレベルのチーム)とやった時の投球を見てみたい」
  • 中日・八木スカウト「カーブも使って、うまさが出ていた」
  • ホークス・作山スカウト「サイズ感はないけど、リリースのインパクトが強い。球に力強さがあるし、球に力を伝えるセンスがある。150キロ近い球を投げるけど、打者から見て思った以上に球がくる感じ。(見てみたい点は)一つ一つの球の精度がどのくらい上がっているか。これ、という武器が確立されれば評価も上がる」
  • 楽天・後関スカウト部長「直球の強さもスライダーのキレもある。素材としてはいい」
  • ロッテ・柳沼スカウト「去年は力任せに投げていたところがあったけど、今年は力感なくスピンの効いたいい球を投げていた。 制球面やクイックなどの課題が良くなってくれば楽しみな存在。上のレベルの打者とやってどれだけやれるか。」
  • その他・パ・某スカウト「強い球を投げているし、直球だけじゃなくいい軌道でキュッとくる変化球もいいものを持っている。体も強そう。投手経験が少ない分、怖さ知らずでいく場合もある。確実に力をつけてきている投手」

現時点でコメントは広島、中日、ホークス、楽天、ロッテから出ています。

ロッテに関しては評価は高く、上位候補と位置付けているようです。

投手に転向したのは大学になってからで、全国大会の経験もないので、まだまだ注目度は高くない状況のようです。

ですが、先発もリリーフもでき、最速153km/hのノビのあるストレートやスライダーなどの変化球が魅力なので、今後、コメントも増えそうです。

また、全国大会に出場できれば、アピールの機会が増えるでしょう。

いずれにしても、まだ伸びしろがあるので、活躍次第では評価を上げそうです。

また、下記の通り、高校時代は野手でしたが、プロ野球で投手としてプレーしている選手も中にはいます。

  • 萩原淳:元オリックスなど、高校時代に投手経験なし(内野手)、内野手で入団、プロ9年目から投手に転向
  • 福山博之:現・東北楽天、高校時代に投手経験なし(二塁手)、大学入学以降投手に転向
  • 石橋良太:現・東北楽天、高校時代に投手経験なし(二塁手)、大学入学以降投手に転向
  • 生田目翼:現・北海道日本ハム、高校時代に投手経験なし(遊撃手)、大学入学以降投手に転向

投手の経験が少なくてもプロの投手になれる機会があるので、将来性を考えて2020年ドラフトで指名する球団もあるかもしれません。

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赤上優人(東北公益文科大)のまとめ!

以上が、東北公益文科大 赤上優人経歴、成績や特徴でした。

最速153km/hのノビのあるストレートとスライダーなどの変化球を投げ分けて抑える本格派右腕です。

まだ注目度は低いですが、今後の活躍次第では、2020ドラフトで指名される可能性も高くなると思います。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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