今回ご紹介するのは、大阪桐蔭高校の仲三河優太外野手です。
中学校時代は、最速139km/hのストレートを投げる投手として全国大会で準優勝し、ボーイズリーグの日本代表に選ばれて国際大会での優勝にも貢献しています。
高校1年生から投手として投げましたが、1年生夏に右肩を痛めたこともあり、外野手としてのプレーに専念しました。
野手としては、長打力をはじめバットコントロール、足の速さ、肩の強さなどが武器の選手です。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 大阪桐蔭高校・仲三河優太の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
仲三河優太(大阪桐蔭)の経歴やプロフィール
日本代表戦士の今① U15日本代表ではエースを担い、世代を代表する投手の1人だった仲三河優太(3年)。名門・大阪桐蔭では入学直後から頭角を現すも、怪我に苦しみ現在は外野手として活躍。高い長打力を武器に中軸を務め、二刀流復活も噂される逸材。 pic.twitter.com/6DarhrfNq9
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) May 7, 2020
まずは、仲三河優太の経歴です。
- 名前:仲三河優太(なかみがわ ゆうた)
- 出身地:栃木県栃木市
- 生年月日:2002年10月22日
- 身長:180cm
- 体重:90kg
- 投打:右投左打
- ポジション:外野手、投手
- 経歴:大平東クラブ(栃木市立大平東小学校) → 小山ボーイズ(栃木市立大平中学校)→ 大阪桐蔭高校
詳しく見ていきましょう。
仲三河優太は中学3年生の時に15歳以下の日本代表に選ばれる!
小学校2年生の時に軟式野球をはじめ、大平東クラブでプレーします。
中学生になってからは、硬式野球チームの小山ボーイズに入りました。
中学校1年生から全国大会に出場し、3年生の時にはエースとして全国大会準優勝に貢献します。
さらに、3年生秋には15歳以下の日本代表に選ばれ、アジアチャレンジマッチに出場、決勝戦に先発し、優勝しました。
最速は139km/hをマークしています。
仲三河優太は1年生夏に右肩を痛める!
高校は大阪桐蔭高校に進みます。
1年生の6月に、大手前高松高校との招待試合でリリーフとして投げ、3回を無安打無失点に抑え、4者連続を含む6個の三振を奪いました。
「1年生の立場で気軽に投げることができた」そうです。
1年生夏は、大阪桐蔭高校が甲子園に出場しますが、右肩を痛めた事もありベンチ外となります。
そして、大阪桐蔭高校の西谷監督から「気分転換も兼ねてやってみないか」と勧めらた事もあり、外野手として出場するようになりました。
監督は、「中学の試合を見た時から打撃もいいと思っていた」そうです。
1年生冬は、筋力トレーニングや体重の増量に力を入れます。
そして、2年生春からは外野手のレギュラーとなりました。
2年生夏の府大会では、4回戦の大冠高校戦で本塁打を打ちますが、準々決勝の金光大阪高校戦ではノーヒットに終わり、試合も敗れます。
仲三河優太は2年生秋の府大会で3本塁打!
2年生秋の府大会では、決勝の履正社高校戦で3ラン本塁打を打つなど3本の本塁打を打ち、優勝に貢献しました。
近畿大会では、準々決勝から決勝までの3試合でヒットを打ちますが、決勝の天理高校戦で敗れ準優勝でした。
高校通算本塁打は10本で、そのうちの7本は2年生秋以降に打ちました。
1年生冬に行った筋力トレーニングや増量の成果もあり、「飛距離が出るようになった。積極的に打っていて結果も出ている」そうです。
また、体重も10㎏以上増やしました。
一方で、2年生冬からは、投手の練習メニューを週に2回行っており、1年生以来となる投手としての試合出場も目指しています。
なお、2020ドラフト候補の西野力矢内野手は同学年です。
仲三河優太(大阪桐蔭)の成績
続いて、仲三河優太の成績を見ていきましょう。
- 地方大会通算(近畿大会:19秋、県大会:19夏秋):16試合、打率.400、5二塁打、4本塁打、19打点、出塁率.508、6三振、1盗塁
成績は2019年までのものです。
高い打率を残せています。
一方で、打率より1割以上高い出塁率なので、打率以上の貢献もできていると言っていいでしょう。
また、11四死球で、三振数以上の四死球を選ぶことができていました。
そして、本塁打などを打っており、長打力があります。
盗塁を決めているので、足も速そうです。
仲三河優太(大阪桐蔭)の特徴や動画
次に、仲三河優太の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
右足を上げてタイミングを取ってから、足を少し曲げて打っています。
その後は、バットは最後まで振り切っており、体重移動を使ったスイングです。
仲三河優太は広角に長打を打てる!
動画の3分50秒辺りでは、外寄りの球を打ち、逆方向(レフト方向)への二塁打としています。
逆方向へ打てるバットコントロールがありそうです。
次にこちらの動画を見ていきましょう。
動画の2分50秒過ぎでは、やや外角の球を捉えて、ライトスタンド後方の場外へ本塁打を打っています。
体重移動を使ってバットを振り切るスイングなので、長打を打てるのでしょう。
仲三河優太の足の速さはまずまず!
動画の3分50秒過ぎでは、ヒットを打っていますが、一塁への到達タイムは4秒あまりでした。
50m走のタイムも6秒5で、足の速さはまずまずと言って良さそうです。
仲三河優太の選球眼はまずまず!
ボール球やボール気味の球を見送っており、際どい球をファウルで粘る事が出来ています。
三振数は四死球よりも少なく、選球眼はまずまずといったところです。
ただ、変化球を空振りしやすいようなので、今後の課題となるかもしれません。
仲三河優太は肩が強い!
動画の最初では、ライトからサードベースやホームベースの辺りまで投げていました。
ピッチャーをやっていたこともあり、肩が強いのでしょう。
遠投は、90mまでできます。
仲三河優太の特徴まとめ!
わかりやすくまとめると
- バットを振り切るスイングで、広角に長打を打てる
- 足の速さもまずまず
- 選球眼はまずまず
- 肩が強い
です。
長打力やバットコントロール、足の速さ、肩の強さといった所が強みの選手と言っていいでしょう。
高校2年生秋以降に本塁打を増やしており、伸びしろもありそうです。
仲三河優太(大阪桐蔭)のスカウト評価や指名の可能性
続いて、仲三河優太のスカウト評価です。
- オリックス・谷口スカウト「スイングが強いし、楽しみな選手」
- 阪神・山本スカウト「スピードガンより速く感じる。将来が楽しみ」
オリックスのスカウトは2年生1月の初練習を視察した時のコメントで、バッティングを評価しています。
阪神のスカウトは、1年生6月の招待試合を視察しており、投手の能力に魅力を感じていました。
打者としての実績の方があるため、個人的には、打者で勝負したほうがいい気がします。
長打力が魅力という事もあり、2020ドラフトで指名される可能性もあるかもしれません。
また、高校の西谷監督は「飛距離ならウチで3本の指に入る」と長打力を評価していました。
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仲三河優太(大阪桐蔭)のまとめ
以上が、大阪桐蔭高校・仲三河優太の経歴や成績、特徴、スカウト評価でした。
長打力をはじめバットコントロール、足の速さ、肩の強さなどが強みの選手です。
2020ドラフトでは、指名される可能性もあると思います。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。