【ドラフト】加藤翼(帝京大可児)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手は帝京大可児高校の加藤翼投手です。

力のあるストレートとナックルカーブが特徴の本格派投手。

高校入学後から体作りと体幹強化に力を入れ、体重を15㎏ほど増やし、球速は30km/h近く伸ばし最速153km/hを投げられるまでになりました。

今回は、そんな2020年ドラフト候補 帝京大可児高校・加藤翼

記事の内容

をご紹介しています。

加藤翼(帝京大可児)経歴やプロフィール

まず、加藤翼の経歴です。

経歴
  • 名前:加藤翼(かとう つばさ)
  • 出身地:岐阜県下呂市
  • 生年月日:2002年12月14日
  • 身長 :178cm
  • 体重:75kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:金山クラブ → 岐阜可茂ボーイズ(下呂市立金山中学校)→ 帝京大可児高校

詳しく見ていきましょう。

加藤翼は中学校時代の球速は120km/後半!

小学校2年生から軟式野球を始め、金山クラブに所属します。

中学校に入ってからは、硬式野球チームの岐阜可茂ボーイズでプレーしました。

中学校時代に肩を痛めたこともあったそうです。

また、体が小さく体重が60kg程度で、球速も最速で120km/h後半でした。

加藤翼は高校入学後に、体作りと体幹強化に力を入れる!

高校は、帝京大可児高校に進みます。

入学後は、体作りと体幹強化に力を入れました

これは、プロ野球・近鉄などに在籍した田中祐貴総合コーチの「スピンのきいた球が魅力で、最終的には、プロに入ってからたくさん練習ができる体力をつけて貰いたい」という考えによるものだそうです。

1年生秋の地区大会・岐阜県大会からベンチ入りし、全7試合のうち5試合に先発として投げました。

加藤翼は高校3年生夏に球速を153km/hに伸ばす!

2年生夏は、3回戦の大垣北高校戦でリリーフとして1回を投げただけで、チームは4回戦で敗れます。

2年生秋は、2試合にリリーフで投げ、5回途中ビハインドの場面から登板した県大会2回戦の岐阜工業高校戦では4 1/3回を無失点に抑えますが、試合はそのまま敗れました。

3年生夏に行われた大垣日大高校との練習試合で、球速を153km/hに伸ばします

この頃には、体重を75kgまで増やしました。

3年生夏の県代替大会では、2回戦の武義高校戦に先発し、3回を投げて無失点、8個の三振を奪います。

「いい時は直球でカウントが取れるけど、持ち味が出せなかった」そうです。

加藤翼は合同練習会で好投を披露

8月にはNPB主催の合同練習会に参加します。

雷雨により室内練習場での投球となりましたが、ドラフト2020候補の西野力矢などから三振を奪うなど好投を披露しています。

加藤翼(帝京大可児)の成績

次に、加藤翼の成績です。

成績
  • 地方大会計(19秋、20夏):3試合、8 1/3投球回、防御率0.00

分かっている範囲では、短いイニングですが無失点に抑えられています。

他に分かっているものは、被安打率3.00、奪三振率24.00、四死球率3.00(1試合3投球回)でした。

打たれたヒットは少なく、出した四死球もそこまで多くありません

また、三振を奪えるピッチャーと言って良さそうです。

加藤翼(帝京大可児)の特徴や動画

続いて、加藤翼の特徴です。

まず、こちらの動画を見ていきましょう。

左足を三塁方向に大きく上げてタメを作っています。

その後は、グラブを高く上げて、全身を使って投球できていました。

このフォームは、高校の田中コーチのアドバイスによるものだそうです。

大きな腕の振りで、肘も柔らかく使えています

加藤翼は力のあるストレート!

最速153キロ右腕 加藤翼(帝京大可児) 【高校生合同練習会】

球に力があり、バッターが振り遅れています。

また、高めのボール球に手が出てしまっているケースも見られますね。

球速は最速153km/hですが、それよりも速く感じそうです。

加藤翼は大きく曲がるナックルカーブ!

動画ではナックルカーブ、チェンジアップを投げています。

ナックルカーブは、大きく曲がり、ストライクカウントを取るのに使えていました。

その他にはチェンジアップやスライダーを投げるようです。

加藤翼の制球力は普通!

動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角などストライクゾーンぎりぎりの所に投げられていました。

一方で、特に変化球の投球が抜けて明らかなボールとなり、高めに浮いた球を本塁打にされているので、制球力は普通といった所でしょう。

細かいコントロールが、今後の課題となりそうです。

加藤翼の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 力のある最速153km/hのストレート
  • 変化球はナックルカーブ、チェンジアップ、スライダー
  • 制球力は普通

です。

力のある最速153km/hのストレートとナックルカーブを投げ分けて抑えます。

高校時代から球速を伸ばすなど、伸びしろもまだありそうです。

加藤翼(帝京大可児)のスカウト評価や指名の可能性

次に、加藤翼のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 横浜・進藤編成部長「粗削りな部分はあるが、魅力のある直球がある」
  • 横浜・中川スカウト「素晴らしい素材を持っているので、あとは精度。力の伝え方も上手く、体ができてきたらどうなっていくんだろうと楽しみでもあります」
  • 阪神・熊野スカウト「きょうは良くなかったが、あれだけスピードが出るのだから楽しみ。プロでもっと下半身を使えるようになれば、もっとスピードも出てとんでもない投手になる可能性がある」
  • ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「特徴はスピン量が多い直球。直球で空振りが取れるし、ポテンシャルを感じる」「球のスピン量が多く打者は球速以上に速く感じると思う。ブレーキのかかったカーブも良い。タイプ的には山本由伸投手(オリックス)のように感じる」
  • 中日・中田アマスカウトアドバイザー「モノは抜群。高めに来る球は(打者が)全部振る。あれを膝元に投げられたらプロでも通用する」
  • 中日・米村チーフスカウト「課題はいろいろあるが、力はある。原石ですね」
  • 中日・音スカウト「いい時を見ているので。面白い存在」
  • ヤクルト・小川GM「筋肉質な体など素材のよさを目の当たりにしたのは収穫だった。」
  • 日本ハム・大渕スカウト部長「体のバランスがいい。躍動感やしなやかさがある」
  • オリックス・谷口スカウト「直球の質はいい。うちの本田(仁海)に似た伸びしろを感じる」「カーブも良いですし、ストレートがベース上にきても垂れません。角度もあってシュート回転もしないので左打者も苦にしなさそうです」

どのコメントも高校3年生7月以降で、短い間に数多くのコメントが寄せられています。

ストレートやカーブなどの変化球を評価されており、将来的な成長に期待されているようです。

将来性のある選手を育成したい球団もあると思うので、2020ドラフトで指名されるのは確実だと思います。

素材的には上位指名の可能性も十分あるでしょう。

3年生夏の県大会開始後に、本人は「プロ1本で行こうと思っているので、アピールを続けたい」と話しており、プロに行きたい気持ちが強いようです。

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加藤翼(帝京大可児)のまとめ!

以上が、帝京大可児高校 加藤翼経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

力のある最速153km/hのストレートとナックルカーブが強みです。

2020ドラフトでの指名はほぼ確実といったところでしょう。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

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