今回、紹介する選手はHondaの今西拓弥投手です。
2mの長身から投げ下ろすノビのある速球が武器の素材型左腕。
大学野球日本代表候補に選ばれた経験もあり、リーグ戦では3年生秋までに主にリリーフで34試合に登板しました。
4年生からは先発に挑戦します。
今回はそんなHonda 今西拓弥の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
今西拓弥の経歴やプロフィール
まず、今西拓弥の経歴です。
- 名前:今西拓弥(いまにし たくみ)
- 出身地:奈良県橿原市
- 生年月日:1998年6月22日
- 身長 :200cm
- 体重: 100kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:真菅北オークリングス(橿原市立真菅北小学校)→ 志貴ボーイズ(橿原市立橿原中学校)→ 広陵高校 → 早稲田大学 → Honda
詳しく見ていきましょう。
今西拓弥は高校時代は甲子園出場なし!
小学校3年生から野球をはじめ、真菅北オークリングスに所属します。
中学生になってからは、硬式野球チームの志貴ボーイズでプレーしました。
高校は広陵高校に進みます。
1年生春の広島県大会では、初戦の山陽高校戦に先発として投げ、3回を無失点に抑えました。
しかし、1年生夏から3年生春はほとんどベンチ外でした。
3年生夏は、3試合に先発し、2回戦の加計芸北高校戦では4回を、4回戦の呉港高校戦は6回をそれぞれ無失点に抑えます。
しかし、準決勝の如水館高校戦では3回途中無失点で降板、試合も敗れ甲子園出場はなりませんでした。
1学年下には、広島の中村奨成捕手がいます。
因みに、牛乳をよく飲み、睡眠を長くとった事もあり、中学2年生の時に身長が180cmあり、高校3年生で200cmと伸ばしました。
今西拓弥は1年生冬に大学野球日本代表に選ばれる!
プロ志望届を提出せず、早稲田大学(東京六大学野球連盟)に進学します。
1年生春は、ベンチ入りできませんでしたが、フレッシュリーグ(新人戦に相当)で2勝を挙げました。
1年生秋からはベンチ入りを果たし、6試合にリリーフ登板します。
最終戦にあたる慶應大学2回戦では、球速を147km/hをマークしました。
大会後に大学日本代表候補に選ばれ代表合宿に参加します。
2年生春のリーグ戦前に左脇腹の疲労骨折をしてしまいますが、トレーニングに力を入れリーグ戦途中に復帰しました。
そして、東京大学戦で、1回を無失点に抑え、リーグ戦初勝利を挙げました。
今西拓弥は大学3年生までに34試合に登板、4年生からは先発を目指す!
2年生冬に50m走ダッシュの練習をしている時に足を怪我してしまいます。
リハビリ期間中は、上半身のトレーニングと増量に力を入れました。
また、これまで90㎏前後で細いと言われていた体重を100㎏に増やします。
3年生秋までに、主にリリーフで34試合に登板しました。
また、4年生からは先発として活躍することを目指しています。
ちなみにチームメイトには早川隆久(現楽天)がいました。
今西拓弥の成績
次に、今西拓弥の成績です。
- リーグ戦通算(17秋~19秋):34試合、6勝2敗、56 1/3投球回、防御率2.72、被安打率6.71、奪三振率9.75、四死球率5.91
成績は、2019年終了時点のものです。
ヒットはそこまで打たれておらず、失点も抑えられてます。
ただ、四死球を出しやすく、四死球を減らせるかが今後の課題となりそうです。
イニング数以上の三振を奪えており、三振を奪うことができるピッチャーといっていいでしょう。
3年生までで先発は2試合でしたが、4年生からは先発を行うそうなので、先発としての活躍にも期待です。
今西拓弥の特徴や動画
続いて、今西拓弥の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
長身で、手足が長いですね。
スリークォーターに近いフォームで、右足を大きく上げてタメを作っています。
ワインドアップで投げていますが、大学に入学する前はノーワインドアップで投げていたそうです。
テイクバックはそこまで大きくないですが、手足の長さを活かした大きな腕の振りで投げています。
肘の使い方も柔らかそうです。
今西拓弥はノビのあるストレート!
バッターが振り遅れており、ストレートにノビがあるようです。
ストレートは常時140km/h前後、最速147km/hですが、球速以上に速く感じるかもしれません。
また、手足が長く腕の振りが大きいので、角度が付いています。
今西拓弥は鋭く曲がるスライダーと緩く変化するカーブ!
動画では、スライダー、カーブを投げています。
スライダーは打者の手元で鋭く曲がっており、右バッターの内角を突くのに使えそうです。
カーブは緩い変化をしています。
コースが決まれば、ストライクカウントをとったり、空振りを取るのに使えそうです。
その他にはチェンジアップも投げます。
今西拓弥の制球力はまずまず!
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた場所に投げられており、内角などストライクゾーンぎりぎりの所にも投げられています。
一方で、明らかなボール球となった場面も見られ、四死球も多めでした。
制球力はまずまずといったところで、細かいコントロールが今後の課題となりそうです。
今西拓弥の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- ノビのある最速147km/hのストレート
- 変化球は、スライダー、カーブ、チェンジアップ
- 制球力はまずまず
です。
ノビのある最速147km/hのストレートと打者の手元で鋭く曲がるスライダーなどの変化球が持ち味で、ストレートと変化球を投げ分けて抑えます。
大学に入ってから、フォームを変え、増量を行っており、伸びしろもまだありそうです。
今西拓弥のスカウト評価や指名の可能性
次に、今西拓弥のスカウト評価です。
- 横浜・河原スカウティングディレクター「変化球でストライクが取れる器用さがあるし、守備の動きもいい。ボールに強さが出てきたし、誰も持っていない上背は大きな武器になる。きょうは投げられたところを見られただけで十分。今後も視察を重ねていきたい」
- 横浜・吉見祐治スカウト「低めの真っすぐは角度があり凄くいい。腕が長いので打者はタイミングが取りづらい。プロで大化けする可能性がある」
- 横浜・八馬スカウト「あの大きさは、なかなかいない。夢がある投手ですね」
- ヤクルト・山本スカウト「これからまだまだ伸びしろがある。楽しみ」
- 西武・潮崎哲也編成グループディレクター「予想以上。長身からあのカーブが投げられるのが良い」
現時点で横浜・ヤクルト・西武のコメントが出ています。
長身ということで、将来性に期待したコメントが出ていますね。
長身で手足が長く、貴重な左投手なので2022ドラフトで指名される可能性も高く、活躍次第では、上位指名もあるかもしれません。
また、先発に挑戦することに関して、本人は「上の世界(プロ)でやりたいと思っているので、アピールする意味でも先発として投げる事は必要だと思う」と考えており、意欲十分です。
今西拓弥のまとめ!
以上が、Honda 今西拓弥の経歴、成績や特徴でした。
ノビのある最速147km/hのストレートと打者の手元で鋭く曲がるスライダーなどの変化球が持ち味です。
2020ドラフトでの指名もあるかもしれません。
4年生になってからは、先発としてどれだけ活躍できるか注目です。
今後の動向に注目していきましょう。