【ドラフト】桐敷拓馬(新潟医療福祉大)の成績・経歴・特徴

今回ご紹介するのは、新潟医療福祉大の桐敷拓馬です。

最速149km/hのストレートと落ちる球のコンビネーションが抜群の左腕です。

今回は、そんな2021年ドラフト候補 新潟医療福祉大・桐敷拓馬

記事の内容

をご紹介しています。

桐敷拓馬の経歴やプロフィール

桐敷拓馬

まずは、桐敷拓馬の経歴です。

プロフィール
  • 名前:桐敷拓馬(きりしき たくま)
  • 出身地:埼玉県鴻巣市
  • 生年月日:1999年6月20日
  • 身長:177cm
  • 体重:80kg
  • 投打:左投左打
  • ポジション:投手
  • 経歴:屈巣ニュースターズ → 行田シニア(鴻巣市立川里中学校)→ 本庄東 → 新潟医療福祉大
  • 関連ページ:新潟医療福祉大野球部HPTwitterInstagram

詳しく見ていきましょう。

中学校時は硬式野球

小学校一年生時に屈巣ニュースターズで野球を開始。

三年生時から投手を務めます。

鴻巣市立川里中学校では硬式野球チームの行田シニアに所属。

一年生秋からエース

本庄東では一年生からベンチ入りし、秋からは背番号1を背負います。

一二年正時は結果を残せず。

三年生春の春季大会では地区予選を通過し、県大会三回戦まで勝ち残ります。

三年生時には米倉との投げ合いを制す

夏の選手権予選では、初戦の埼玉栄戦で米倉貫太との投げ合いを制し完投勝利。

続く三回戦の坂戸西戦で完封勝利、四回戦の市立川口戦で延長12回203球を投げ19奪三振を奪い勝利に貢献しています。

五回戦の聖望学園戦でも9回完投するも4失点で敗戦となっています。

大学二年生秋季リーグで1試合最多奪三振記録に並ぶ

新潟医療福祉大では一年生秋からリーグ戦に出場。

二年生秋季リーグでは、平成国際大戦で延長10回完封勝利を挙げます。

この試合で18奪三振を奪い、リーグタイ記録に並びます。

三年生秋季リーグでは自己最速の149km/hを記録。

白鷗大から完封勝利を挙げるなど活躍し、自身最多の3勝を挙げています。

桐敷拓馬の特徴や動画

次に、桐敷拓馬の特徴です。

こちらの動画を見ていきましょう。

【ドラフト2021候補】桐敷拓馬の球質分析&投球フォーム【スロー撮影】

ノーワインドアップからオーソドックスな投球フォームで投げ込みます。

左腕が上手く体に隠せており、バッターからするとタイミングが取りにくいタイプと言えるでしょう。

勢いあるストレート

ストレートの最速は149km/hです。

常時145km/hを記録しており、球速が速いです。

回転数が2500rpmを超えていますが、ややジャイロ成分があり、ホップ量は平均をやや超えるレベルでしょう。

下記のサイトによると回転数ランキングでは上位です。

>>【ドラフト2021】回転数調査ランキング

多彩な変化球

変化球は、スライダー、スプリット、チェンジアップ、ツーシームと多彩です。

スライダーは125km/h前後で球速はそこまで速くなく、やや縦変化量が大きいタイプです。

130km/後半のスプリット、130km/h前後のチェンジアップ、140km/h超えのツーシームは回転軸が近いです。

この3球種の見極めは困難で、中日の大野雄大のようなボールの軌道を偽装する投球(ピッチトンネルを使える投球)が可能です。

抜群の制球力

制球力は高いです。

特にストレートはコースにしっかり投げ分けており、精度が非常に高いです。

ただ、変化球がやや全体的に高めなのが気になります。

球種構成を考えると、複数の落ちる球系を低めに集められるようになれば、アマチュアレベルでは太刀打ちできないでしょう。

特徴まとめ!

わかりやすくまとめると

特徴まとめ
  • 最速149km/h左腕
  • 回転数が2500rpmを超えホップ量はやや多め
  • 変化球はスライダー、スプリット、チェンジアップ、ツーシームと多彩
  • 落ちる球系のコンビネーションが抜群

です。

最速149km/h左腕で、常時145km/hを投げ込む球速が魅力です。

ホップ量はやや多めで、落ちる球系とのコンビネーションが抜群です。

空振りが多く奪えるタイプの投手と言えるでしょう。

桐敷拓馬の成績

続いて、桐敷拓馬の成績を見ていきましょう。

成績
  • リーグ戦計(18春~20秋):21試合、83 1/3投球回、防御率2.92、奪三振率11.66、四死球率3.78、被安打率6.80
  • 21年春季リーグ:2試合、14投球回、防御率0.64、奪三振率12.86、四死球率1.93、被安打率3.86

成績は、4月14日時点です。

リーグ戦通算では防御率2点台と安定した成績を残しています。

被安打率や四死球率はそこまで多くなく、高い奪三振率となっていることが、安定した成績を残している要因でしょう。

2021年春季リーグでは、ここまで2試合の登板で、防御率1点台となっています。

高い奪三振率だけでなく、四死球率や被安打率が大きく改善していることが要因のようです。

桐敷拓馬のスカウト評価や指名の可能性

続いて、桐敷拓馬のスカウト評価です。

スカウトコメント
  • 中日・米村明アマスカウトチーフ「コントロールに不安がないので(プロでも)できる。阪神の伊藤(将司)君のように四球を出さないし、球威もある。打者が真っすぐを狙ってないとみると、簡単に外の真っすぐでストライクを取る。外野フライを打たせて簡単にアウトを取ることもできる。スカウトが見に来ているからといって、三振を取りにいくこともしない。投球術を持っている。左右の違いはあるが、ウチの柳のように打者を見て投げることができる投手。2位までに消えるでしょう。」
  • 中日・正津スカウト「完成度は高い。コントロールは大学時代の笠原(祥太郎)よりいい」
  • 横浜・稲嶺スカウト「バランスがいい。フォークとチェンジアップが低めにしっかりコントロールできている。いい投手です」
  • 広島・高山健一スカウト「下級生の時から見てきました。春は良かったが、コロナで練習や試合ができない期間があった中、ドラフト直前にこれだけアピールできたのは良かった。ボールの質も良くなっている。フォークが魅力で先発で期待したいが、短いイニングだともっと球速が出ると思う。」
  • ヤクルト・小川GM「低めに集まっていたし、両サイドへの投げ分けも出来ていたと思う。比較的上の方で指名されるのではないか」
  • 日本ハム・今成泰章スカウト「良い投手。体の使い方がうまいのでボールがコントロールできている。バランスもよく、リリースも安定しているので、勢いのあるボールが投げることができる。」

現時点で複数球団からコメントが出ています。

「2位までに消える」「上の方で指名」という上位指名を示唆したコメントがあり、大学時代の笠原より制球が良いという評価も出ているほど高い評価となっています。

貴重な左腕投手ということや、現時点での実力的には、ドラフト2021での上位指名のの可能性が高いでしょう。

今後の活躍に期待です。

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桐敷拓馬のまとめ

以上が、新潟医療福祉大 桐敷拓馬経歴、成績や特徴でした。

最速149km/hのストレートと落ちる球系のコンビネーションで三振の山を築きます。

2021ドラフトで上位指名される可能性も高いと思います。

今後の動向や活躍に期待しましょう。

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