今回、紹介する選手はNTT東日本の佐々木健投手です。
最速152km/hのノビのあるストレートと大きく沈むチェンジアップなどの変化球が魅力の本格派左腕。
社会人1年目から都市対抗野球などに出場しました。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 NTT東日本・佐々木健の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
佐々木健(NTT東日本)経歴やプロフィール
2019/4/29 JABA京都大会
NTT東日本・佐々木 健投手(富士大) pic.twitter.com/goBp2XSGFb— AKIRA@しばらく未定 (@chikamon_is_god) April 29, 2019
まず、佐々木健の経歴です。
- 名前:佐々木健(ささき たける)
- 出身地:青森県つがる市
- 生年月日:1996年5月13日
- 身長 :179cm
- 体重:85kg
- 投打:左投左打
- ポジション:投手
- 経歴:つがる市立瑞穂小学校 → つがる市立木造中学校 → 青森県立木造高校 → 富士大学 → NTT東日本
詳しく見ていきましょう。
佐々木健は甲子園出場なし!
小学校5年生の時に野球を始めます。
中学校では、軟式野球部に入りました。
高校は青森県立木造高校に進みます。
2年生の時からベンチ入りしました。
2年生秋の県大会では初戦、3年生春は2回戦で敗れます。
3年生夏の県大会では、2回戦(初戦)の八戸聖ウルスラ学院高校戦に先発し、6回を投げて1安打0失点に抑えました。
しかし、リリーフ登板した3回戦の八戸北高校戦ではリリーフとして5回を投げて6安打2失点、試合も敗れます。
県大会ベスト16が最高成績で、甲子園出場はありませんでした。
佐々木健は大学2年生冬に肉体改造に取り組む!
高校卒業後は、富士大学(北東北大学野球連盟)に進学します。
1年生秋からリーグ戦に出場し、八戸学院大学戦でリリーフ登板し5回を無失点、11回にわたる延長戦を制し、リーグ戦初勝利を挙げました。
2年生春は、リーグ戦で2試合3回を投げ、全日本大学野球選手権では、2回戦の亜細亜大学戦で全国大会初登板、球速は142km/hをマークします。
2年生秋は、3試合5イニングの登板にとどまりますが、秋のリーグ戦後の大館トーナメントでは、ノースアジア大学戦で9回を1失点完投、6者連続を含む16個の三振を奪いました。
2年生冬は、肉体改造に取り組み、体重は10kg近く増量し、球速も146km/hまで伸ばします。
3年生春は、リーグ戦での登板はありませんでしたが、全日本大学野球選手権では2回戦の立教大学戦で1回を無失点に抑えました。
3年生秋は、青森大学戦でリーグ戦初先発しますが、3回2失点で降板します。
明治神宮野球大会では、2回戦の東洋大学戦にリリーフしますが、本塁打を打たれるなど1回を投げて4失点しました。
佐々木健は4年生春の全日本大学野球選手権で球速を149km/hに伸ばす!
4年生春は、先発4試合を含む5試合に登板し、八戸学院大学戦で9回2失点完投勝利を挙げるなど3勝し、優勝に貢献、ベストナインの表彰も受けます。
3季連続の全国大会となる全日本大学野球選手権では、1回戦の中京大学戦でリリーフとして7回を投げて1失点、6個の三振を奪い、球速を149km/hに伸ばしました。
大会後は、大学野球日本代表候補に選ばれます。
4年生秋は、7試合に先発して5勝を挙げましたが、先発した東北福祉大学との代表決定戦では5回途中2失点で降板、試合も敗れました。
因みに、東北楽天の鈴木翔天は、大学の同学年でした。
佐々木健は入社1年目から都市対抗野球、社会人日本選手権に出場!
大学時代から注目されていましたが、プロ志望届を提出せず、社会人野球のNTT東日本に就職します。
入社1年目から公式戦に出場し、都市対抗野球にも出場しました。
2回戦の日本生命戦に先発しますが、3回途中2失点で降板し、試合も敗れます。
選手権予選の代表決定戦では、日立製作所戦で6回途中無失点に抑えて勝利に貢献し、社会人日本選手権出場を決めました。
しかし、2回戦の日本通運戦では、先発として1/3回投げて4失点したところで降板し敗退します。
試合後は、「直球で押してチェンジアップで崩すのが本来のスタイルだが、それが出来なかった」と振り返りました。
1年目の冬に左膝を痛めますが、2年目春の東京都企業春季大会で復帰し、日本ウェルネススポーツ大東京戦では、三者連続三振を奪います。
2年目秋は、都市対抗予選のJPアセット証券戦でリリーフとして登板、1回を無失点に抑えました。
リリーフとして登板したのは、NTT東日本の飯塚監督が 「先発した時、探りながら試合に入るところがあったので、あえてリリーフで投げる経験を積ませたかった」事によるものでで、本人は「感触はまずまずだった。立ち上がりを心配されているので、入りに集中した」そうです。
この試合では、11球団のスカウトが視察しています。
佐々木健(NTT東日本)の成績
次に、佐々木健の成績です。
- 都市対抗・日本選手権通算(都19選19):2試合、2 2/3投球回、防御率20.25、被安打率27.00、奪三振率10.13、四死球率13.50
- 予選等通算(19、20):6試合、19 2/3投球回、防御率3.20、被安打率10.53、奪三振率6.86、四死球率5.49
成績は9月末までのものです。
ヒットを打たれやすく、都市対抗・日本選手権では、早めの回から失点して降板しました。
予選等では、失点は抑えられています。
ただ、四死球を出しやすい傾向にあり、今後は四死球を減らせるかが課題となりそうです。
一方で、奪三振率を見ると、三振を奪う事もできるピッチャーと言っていいでしょう。
佐々木健(NTT東日本)の特徴や動画
続いて、佐々木健の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
右足を一塁方向に上げてタメをつくっています。
テイクバックは大きくないですが、腕の振りは大きいです。
肘も柔らかく使えています。
佐々木健はノビのあるストレート!
バッターが振り遅れていて、ストレートにノビがあります。
球速は常時140km/h台、最速152km/hですが、球速以上に速く感じるかもしれません。
佐々木健は大きく沈むチェンジアップ!
動画では、チェンジアップ、スライダー、カーブを投げています。
チェンジアップは、大きく沈み、空振りを奪うのに使えそうです。
スライダーは、打者の近くで鋭く変化し、コースが決まればストライクカウントを取ることができます。
カーブは、緩く大きく変化し、緩急を付けたり、ストライクカウントを取るのに使えそうです。
佐々木健の制球力はまずまず!
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げることができ、内外角や低めにも投げられていました。
一方で、投球が抜けてヒットにされたり、明らかなボールとなった場面もあります。
制球力はまずまずと言ったところでしょう。
佐々木健の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速152km/hのノビのあるストレート
- 変化球はチェンジアップ、スライダー、カーブ
- 制球力はまずまず
です。
最速152km/hのノビのあるストレートと大きく沈むチェンジアップなどの変化球を投げ分けて抑えます。
佐々木健(NTT東日本)のスカウト評価や指名の可能性
次に、佐々木健のスカウト評価です。
- 広島・尾形スカウト「左投手では上位のレベル。左の先発は貴重なので先発登板も見てみたい。ポテンシャルは十分なので、公式戦で結果を出し評価を上げることができれば上位指名もある」「直球が魅力的」
- ロッテ・榎スカウト「真っすぐが走っていて力強かった。スライダー、チェンジアップもいいし、角度もある」
- 中日・小山スカウト「ストレートに魅力を感じる。まだまだ精度は上がるはず」
力強いストレートや変化球を評価しており、上位指名の可能性もあるというコメントもありました。
2020ドラフトで指名される可能性は高く、今後の活躍次第では、上位指名もあるかもしれません。
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佐々木健(NTT東日本)のまとめ!
以上が、NTT東日本 佐々木健の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
最速152km/hのノビのあるストレートと大きく沈むチェンジアップなどの変化球が武器です。
2020ドラフトで指名される可能性は高いと思います。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。