2019ドラフト候補の高校生投手を見ていきましょう。
その中の一人が、八戸学院光星高校の後藤丈海投手です。
2018年秋の明治神宮野球大会で全国デビューし、完投勝利も挙げました。
2019センバツ甲子園にも出場します。
今回はそんな八戸学院光星高校 後藤丈海の経歴、成績や特徴を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
後藤丈海(八戸光星)の経歴やプロフィール
後藤丈海の経歴です。
- 名前:後藤丈海(ごとう たけみ)
- 出身地:大阪府大阪市
- 生年月日:2001年度
- 身長:170cm
- 体重:71kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:鴫野パイオニア→大阪城東シニア(大阪市立城陽中学校)→ 八戸学院光星高校
詳しく見ていきましょう。
後藤丈海は中学時代にU-15日本代表に選出!
後藤丈海は、小学生時代に少年野球チームの鴫野パイオニアで野球をはじめます。
大阪市立城陽中学校に入学後は、硬式野球チームの大阪城東シニアでプレー。
中学2年生の時に、リトルシニアの全国大会に出場し、さらに、日台国際野球大会の15歳以下日本代表に選ばれました。
高校は、大阪から離れ、青森県の八戸学院光星高校に進みます。
後藤丈海は2年生秋からエースで東北大会優勝に貢献!
2年生の夏に、青森県大会でベンチ入りしますが、勝ち上がって出場した甲子園ではベンチ入りできませんでした。
新チームとなった2年生秋からはエースとなり、秋季大会では青森大会・東北大会優勝に大きく貢献。
続く、明治神宮野球大会初戦の愛知・東邦高校戦では、終盤に追い上げられますが、完投勝利しました。
次の香川・高松商業高校戦(準々決勝)では、2回表のピンチからマウンドに上がります。
途中までは最少失点に抑えますが、8回に3ランホームランを打たれ、八戸学院光星高校も敗れました。
秋季大会では好成績を残しましたが、明治神宮大会では悔しい思いをしています。
2019選抜出場は決定しているので、その悔しさをバネに頑張って欲しいですね。
冬のトレーニングでは10km/hアップが目標!
センバツに向けて、冬の期間中に球速を10km/hアップすることを目標にしているそうです。
実際に本人も「(昨秋より)フォームも良くなっているし、いい球がきている」と手ごたえを口にしています。
これまでは最速138km/hでしたが、10km/hアップとなれば一気に148km/hとなります。
春の選抜でどこまで成長した姿を見せるのか?非常に楽しみですね。
ちなみに、2019年ドラフト候補の武岡龍世とは同学年です。
後藤丈海(八戸光星)の成績
後藤丈海の成績です。
- 甲子園出場:なし(2018夏の甲子園ではベンチ外)
- 2018秋季大会:6試合、36 1/3投球回、防御率0.99、24被安打、31奪三振、11与四球
- 明治神宮野球大会(2018秋):2試合、16 2/3投球回、防御率3.24、19被安打、12奪三振、4与四球
秋季大会では防御率1点前後と、安定した成績となっています。
明治神宮大会ではヒットを打たれている割には、抑えているという印象です。
秋通算で与四球率2.55とそこまで与四球が多くないからでしょうね。
また、秋通算で奪三振率7.31とそこそこ三振を取っていますが、極端に奪三振が多くはないのですね。
三振を多くとるタイプではなさそうです。
2018夏の甲子園ではベンチ外だったので、2019センバツ甲子園では、どれだけ成績を残せるか注目です。
後藤丈海(八戸光星)の特徴や動画
後藤丈海の特徴です。
まずは、明治神宮野球大会・東邦高校戦の動画を見てみましょう。
ノーワインドアップから、左足を大きく上げてタメを作って投げるフォームですね。
腕の振りがよく、帽子がズレるほどの気迫あふれる投球です。
明治神宮大会の試合が無料視聴可能なスポーツブルの動画があるので、もっと詳しく観たい方は参考にされるといいでしょう。
明治神宮野球大会・東邦高校戦の22分頃から後藤投手の投球(1回裏)が始まります。
後藤丈海は多彩な変化球!
速球は最速138km/h、常時130km/h前後ですが、投げる変化球が多彩です。
- 125km/前後の縦横スライダー
- 110km/前後のチェンジアップ
- 100km/h前後のカーブ
横のスライダーはカットボールに近い印象で、曲がり幅が小さいので、打者は見極めが難しそうです。
縦のスライダーは非常に大きな落差があり、決め球としては十分使えるでしょう。
その他に投球割合はすくないですが、緩急を付けられるチェンジアップ・カーブもあります。
全ての球種でしっかり腕が振れているので、打者としては厄介でしょうね。
後藤丈海の制球力は?
動画を見る限り制球力はかなり高いです。
速球でも変化球でもほとんどがキャッチャーの構えた所に投げられていますね。
そして、投げる球も低めに集められていて、バッターを打ち取る事ができる事が多いです。
制球力はかなり高いといって良いでしょうね。
ただ、たまに投球が抜けたり浮いたりする事があります。
コースを投げ分ける事によりストレートや変化球を活かす事ができるピッチャーなので、より安定した制球力が求められますね。
後藤丈海は素早い牽制!
明治神宮野球大会・東邦高校戦の動画(スポーツブル)の1時間38分過ぎの部分で、6回裏2アウト2塁の場面で牽制球を投げています。
バッター有利のカウント(2ボール1ストライク)で投げていますが、バッターが打ちたいと思っている時なので、間合いを取るという意味では絶妙なタイミングです。
また、牽制に入るまでの動きが速そうです。
バッターに向かう投球だけでなく、牽制などがしっかりとできれば投球が楽になる事もあるでしょう。
後藤丈海の特徴まとめ!
特徴をまとめると
- 最速138km/hの技巧派右腕
- 多彩な変化球を持ち、しっかり腕が振れる
- 非常に高い制球力を持っている
- 牽制に入るまでの動きが素早い
球速は速くないですが、技術力が高い投手です。
変化球は多彩ですし、制球力も抜群なので、まさに技巧派といった印象ですね。
球速が伸びてくれば、より変化球も生きるでしょう。
そうなると被安打や与四死球をもっと減らせ、安定したピッチングが出来ると思います。
今後の成長に期待しましょう。
後藤丈海(八戸光星)のスカウト評価や指名の可能性
続いてスカウト評価のご紹介です。
残念ながら、現時点でコメントを寄せたスカウトはいないようです。
実績も少ないので、まだまだ注目度は低いといえるでしょう。
また、全体的な実力からも現時点でのドラフト指名は厳しそうな感じです。
ただ、球速が伸びてくれば、一気に素晴らしい投手となることは間違いないでしょう。
伸びしろはまだまだありそうなので、今後の成長次第ではドラフト指名の可能性も出てきそうですね。
まずは2019センバツでどこまで成長した姿を見せられるかでしょう。
今後の春夏の活躍に注目しましょう!
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後藤丈海(八戸光星)のまとめ!
これまで、八戸学院光星高校 後藤丈海経歴、成績や特徴を見ていきました。
最速は138km/hですが、技巧派で技術力が高い投手です。
こういった投手は、球速が伸びてくると、一気に化ける可能性が有ります。
今冬のトレーニングで10km/hアップを目標にしていたそうなので、どこまで球速を伸ばせるかに注目したいですね。
まずは、2019センバツでの投球に期待しましょう!
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