今回、紹介する選手は北九州市立大学の益田武尚投手です。
最速152km/hのキレのあるストレートと打者の近くで落ちるスプリットなどの変化球が強みの本格派。
大学入学後は、体感の強化やフォームの修正に力を入れました。
今回は、そんな2020年ドラフト候補 北九州市立大学・益田武尚の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
益田武尚(北九州市立大)経歴やプロフィール
【ラジオ出演のお知らせ📻】
6月16日(火) 17:48〜21:00に放送されるRKBラジオ『ホークス&スポーツ』に益田武尚選手(4年・嘉穂)が出演します💁🏻♀️
⭐️益田選手のインタビューは18:15頃とのことです!
ぜひお聞き逃しなく⚾️#北九大 #北九州市立大学 #拡がれ大学野球 pic.twitter.com/XAHOALdWai
— 北九州市立大学 硬式野球部 (@kitakyu_bbc) June 12, 2020
まず、益田武尚の経歴です。
- 名前:益田武尚(ますだ たけひさ)
- 出身地:福岡県飯塚市
- 生年月日:1998年10月6日
- 身長 :175cm
- 体重:80kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:飯塚ビーバー(飯塚市立飯塚東小学校)→ 飯塚市立飯塚第二中学校 → 福岡県立嘉穂高校 → 北九州市立大学
詳しく見ていきましょう。
益田武尚は中学3年生の時に右ヒジを痛める!
小学校4年生から軟式野球をはじめ、飯塚ビーバーに所属します。
中学校入学後は軟式野球部に入り、入学当初はサードを守りました。
中学校2年生からはピッチャーとしてもプレーしますが、中学3年生の時に登板過多となり、右ヒジを痛めます。
父の和毅さんは、嘉穂高校、立命館大学で投手としてプレーし、立命館大学では1学年下の古田敦也さん(元・ヤクルト)とバッテリーを組んだこともありました。
そして、現在は、嘉穂東高校野球部の監督を務めています。
因みに、父からは、右ヒザの使い方などを教わったそうです。
益田武尚は高校3年生春に球速145kmをマーク!
高校は、父の出身校でもある福岡県立嘉穂高校に進みます。
1年生秋からベンチ入りしましたが、中学校時代に痛めた右ヒジの影響もあり、1イニングに登板しただけでした。
さらに、2年生春には右肩を痛めます。
その後は、ブルペン投球に独自の工夫を加えた練習などの力を入れました。
これは、10mほどの距離から5球連続でストライクを投げるまで続け、できたら3mずつ離れて18.44mの位置からストライクを投げるようにするものです。
3年生春に行われた神村学園高校との練習試合では、巨人や中日が視察する中で、14個の三振を奪います。
また、球速も138km/hから145km/hまで伸ばしました。
春の県大会では、北筑高校、豊国学園高校に勝ちベスト32まで勝ち上がります。
3年生夏は腰椎分離症を発症しますが、県大会には間に合い、初戦に先発として投げました。
しかし、雨によるノーゲームとなり、その後は登板機会がなく3回戦で敗退します。
益田武尚は大学2年生秋にフォームの修正を行う!
プロから注目されていましたが、プロ志望届を提出せず、北九州市立大学(九州六大学野球連盟)に進学します。
1年生春からベンチ入りし、春のリーグ戦では3試合にリリーフとして投げました。
2年生春は、先発2試合を含む9試合に登板します。
2年生秋以降は、腹筋と背筋を毎日1500回ずつ行って体幹を鍛え、軸足に体重を乗せるのを意識してフォームの見直しを行いました。
3年生からは先発メインとなり、春のリーグ戦は、8試合(先発6試合)に登板します。
2失点完投勝利を挙げ福岡大学戦では、14個の三振を奪い、球速を149km/hに伸ばしました。
益田武尚は大学3年生秋にリーグ優勝、球速を152km/hに伸ばす!
3年生秋は、リーグ戦で5試合に先発して4勝を挙げ、福岡大学と同率で首位となりました。
プレーオフで完封勝利を挙げ、リーグ優勝、MVPの表彰も受けます。
九州代表決定戦では、準決勝の日本文理大学戦で9回1失点完投勝利を挙げ、球速を152km/hに伸ばしました。
しかし、決勝の九州産業大学戦で敗れ、明治神宮野球大会出場を逃します。
4年生秋は、リーグ戦の前に、プロ志望届を提出しました。
リーグ戦では、開幕戦に当たる九州大学戦に先発し、11球団のスカウトが視察する中で9回を投げて1失点、15個の三振を奪います。
本人は、先頭打者に四球を与え、タイムリー二塁打を打たれて失点した事を反省し、「途中で気が抜けるのが課題。四球や無駄な球を投げてしまうのでそこを直さなければ」と先を見据えていました。
益田武尚(北九州市立大)の成績
次に、益田武尚の成績です。
- リーグ戦通算(17春、18春秋、19春秋、20秋):29試合、139投球回、11勝6敗、防御率2.59、被安打率7.38
成績は9月末までのものです。
ヒットを打たれている割には、失点を抑えられています。
詳しい成績が分かっているものは、奪三振率15.00、四死球率2.00(2020年秋の1試合、9回)でした。
これを見る限りでは、四死球はそこまで多くありません。
その一方で、三振を奪えるピッチャーと言って良さそうです。
益田武尚(北九州市立大)のの特徴や動画
続いて、益田武尚の特徴です。
まず、こちらの動画を見ていきましょう。
久留米大0-0北九州市立大(1回終了)
北九州市立大先発の益田武尚(4年 嘉穂)は二ゴ、遊ゴ、遊飛で三者凡退の順調な立ち上がり。
最速は148。 pic.twitter.com/McHyIZ10H0— 西尾典文 (@ajihiraita) September 26, 2020
左足を三塁方向に上げてタメをつくっています。
大きな腕の振りで、肘の使い方も柔らかいです。
益田武尚はキレのあるストレート!
キレのある球を投げており、バッターが振り遅れています。
球速は最速152km/hですが、球速以上に速く感じそうです。
益田武尚は打者の近くで落ちスプリット!
動画では、スプリットを投げています。
スプリットは、打者の近くで落ちており、コースが決まればスタライクカウントを取ったり、打ち取るのに使えそうです。
それ以外には、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボール、ツーシームを投げます。
益田武尚の制球力はまずまず!
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、内外角に投げられていました。
一方で、高めに浮いた場面も見られており、制球力はまずまずと言ったところです。
益田武尚の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 最速152km/hのキレのあるストレート
- 変化球はスプリット、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボール、ツーシーム
- 制球力はまずまず
です。
最速152km/hのキレのあるストレートと打者の近くで落ちるスプリットなどの変化球の投げ分けにより抑えます。
益田武尚(北九州市立大)のスカウト評価や指名の可能性
次に、益田武尚のスカウト評価です。
- 福岡ソフトバンク・岩井隆之スカウト「コントロールが良く、直球は平均143~145キロぐらいで多彩な変化球を投げる。まとまった投手で欠点が見当たらない。九州の大学では即戦力として一番いい投手じゃないでしょうか」
- 中日・三瀬スカウト「スピードは去年の方が出ていたが、球の質やコントロールは成長が見られる。練習が十分できていない中できちんと調整してきたのも高い意識の表れ」
- 阪神・田中スカウト「完成度が高い投手。まだ初戦なのでもっと調子が上がってくるのでは」
- ロッテ・福沢スカウト「スイッチが入ったときの闘争心が見られた。そこが頼もしかった」
ストレート、変化球やコントロールについて評価されており、即戦力というコメントもありました。
2020ドラフトで指名される可能性も高いと思います。
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益田武尚(北九州市立大)のまとめ!
以上が、北九州市立大学 益田武尚の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
最速152km/hのキレのあるストレートと打者の近くで落ちるスプリットなどの変化球が武器です。
2020ドラフトでの指名もあるかもしれません。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。
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