【ドラフト】吉川貴大(NTT西日本)の成績・経歴・特徴

今回、紹介する選手はNTT西日本の吉川貴大投手です。

ノビのある最速149km/hのストレートや大きく曲がるカーブなどの変化球を投げ分けます。

大学1年生から全国大会に出場し、4年生からは先発に挑戦する予定です。

今回はそんなNTT西日本 吉川貴大

記事の内容

をご紹介しています。

吉川貴大の経歴やプロフィール

まず、吉川貴大の経歴です。

経歴
  • 名前:吉川貴大(よしかわ たかひろ)
  • 出身地:島根県松江市
  • 生年月日:1998年7月27日
  • 身長 :182cm
  • 体重: 78kg
  • 投打:右投右打
  • ポジション:投手
  • 経歴:松江市立竹矢小学校 → 開星中学校 → 開星高校 → 大阪商業大学 → NTT西日本

詳しく見ていきましょう。

吉川貴大は高校1年生夏に右ひじを故障!

小学校の頃から軟式野球をはじめました

開星中学校に進み、軟式野球部に入ります。

開星高校に入りますが、1年生夏に右ひじを故障し、手術を受けました。

手術後の3ヶ月間は、下半身強化やフォーム改善に力を入れます

その後、2年生春からベンチ入りしました。

2年生春の島根県大会では準々決勝の立正大淞南高校戦で先発して打たれたヒットは2安打、完封勝利を挙げます。

吉川貴大は高校3年生春にセンバツ甲子園出場!

2年生秋の県大会では、3回戦の松江南高校戦で完投勝利、準決勝の出雲高校戦で完封勝利を挙げるなど準優勝に導きました。

中国大会では、1回戦の広島新庄高校戦で完封勝利を挙げます。

因みに、この時の相手エースは、現・日本ハムの堀瑞輝投手でした。

中国大会では準決勝に敗れましたが、3年生春のセンバツ甲子園への出場を決めます。

1回戦の八戸学院光星高校(青森)戦に先発しますが、8回を投げて10本のヒットを打たれ、4失点で試合も敗れました。

この試合で、球速147km/hをマークしています。

続く春の県大会で優勝し、中国大会では2試合計12回を投げて15個の三振を奪いました。

夏の県大会では、準決勝の立正大淞南高校戦に先発し、5回途中4失点で試合も敗れます。

当時から注目されていましたが、プロ志望届は提出しませんでした。

吉川貴大は大学1年生の時に全日本大学野球選手権、明治神宮野球大会に出場!

大学は、大阪商業大学(関西六大学野球連盟)に進学します。

大学1年生からリーグ戦に出場し、1年生春のリーグ戦ではリリーフとして4試合11 1/3回を投げました。

リーグ優勝して全日本大学野球選手権に出場、2回戦の天理大学戦では、リリーフとして2 2/3回を投げて無失点に抑えます。

1年生秋は、明治神宮野球大会に出場し、1回戦の富士大学戦で1回を投げて無失点でした。

吉川貴大は大学4年生から先発に挑戦!

3年生まではリリーフとして、リーグ戦に15試合投げていますが、4年生からは先発に挑戦します。

また、30m投球などを行い、カーブに磨きをかけたそうです。

4年生春の阪神との練習試合では、5球団が視察した中で、5回を2安打無失点に抑えました。

さらに、オリックスとの練習試合では144球を投げ、完封勝利を挙げました。

オリックスの三輪育成コーチは、「選手が速球とカーブにてこずっていた」と話しています。

プロ入りした橋本侑樹(中日)、大西広樹(ヤクルト)の両投手は1学年上です。

吉川貴大の成績

次に、吉川貴大の成績です。

成績
  • 全国大会(全日本17、神宮17):2試合、3 2/3投球回、防御率0.00、被安打率7.36、奪三振率9.81、四死球率7.36
  • リーグ戦通算(18春~19秋):23試合、0勝0敗、28投球回、防御率3.54、被安打率6.75、奪三振率7.07、四死球率2.89

成績は、2019年終了時点のものです。

全国大会では、四死球を出しやすかったものの無失点に抑えることができました。

リーグ戦では、四死球は少なく、そこまでヒットも打たれていないですが、投球回が少ない事もあり防御率が3点台後半となっています。

4年生からは先発に挑戦するので、先発としてどれだけ成績を残せるかに注目です。

また、奪三振率を見ると、三振を奪うこともできるピッチャーと言っていいでしょう。

吉川貴大の特徴や動画

続いて、吉川貴大の特徴です。

まずは、こちらの動画を見ていきましょう。

【2020ドラフト候補右腕/投球練習(4方向からの映像)】2020/03/17大阪商業大新4年生・吉川 貴大(開星中→開星高)

左足を大きく上げて、大きな腕の振りで投げています。

テイクバックはそこまで大きくありません。

そして、肘の使い方も柔らかそうです。

吉川貴大はノビのあるストレート!

ノビのあるストレートを投げています。

ストレートの球速は最速149km/h、常時140km/h前後ですが、球速以上に速く感じるかもしれません。

ばらつきはありますが、ストレートの質も良さそうです。

また、こちらのインタビューを見ると、ストレートの質や回転数にこだわっているそうです。

20年アマ野球有力選手 大商大・吉川貴大【⑪スポニチ潜入】

ストレートの回転数は2400rpm前後とのことで、プロ平均よりも多いことがわかります。

吉川貴大は大きく曲がるカーブ!

変化球は、カーブ、スライダーを投げています。

カーブは大きく変化をしており、ストライクカウントを取るのに使えそうです。

スライダーは、ホームベース付近で鋭く曲がり、縦の変化が大きくなっています。

他にも、フォークやツーシームといった変化球を投げるそうです。

吉川貴大の制球力はまずまず!

動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた場所に投げられています。

一方で、投球が高めに浮いたり、明らかなボール球になるケースも目立っており、制球力はまずまずといったところでしょう。

上のレベルでプレーするには、細かいコントロールが課題となりそうです。

吉川貴大の特徴まとめ!

特徴をもう一度まとめると

特徴まとめ
  • 最速149km/hのノビのあるストレート
  • 変化球は、カーブ、スライダー、フォーク、ツーシーム
  • 制球力はまずまず

です。

ノビのある最速149km/hのストレートと大きく曲がるカーブなどの変化球を投げ分けて抑えます。

4年生から先発に挑戦しますが、プロとの練習試合で144球を投げたので、先発として投げる体力もありそうです。

吉川貴大のスカウト評価や指名の可能性

次に、吉川貴大のスカウト評価です。

スカウト評価
  • 巨人・渡辺政仁スカウト「ボールに力がある。短いイニングならば使えそう」
  • 巨人・水野巡回コーチ「ストレートの力があるね」
  • 阪神・渡辺スカウト「緊張もあるから四球は仕方ない。カーブをうまく使えるから、変化球でカウントを取っていける投手だと思う」「真っすぐは元々いいし、縦のカーブも有効」
  • 中日・中田編成部アマスカウトアドバイザー「アウトローに決まるし角度もある」
  • 中日・山本スカウト「フォークやカーブで緩急も付けられる。ボール自体はいいので、後は肩のスタミナをこれからつけていければ。まだ見ていきます」
  • 広島・鞘師スカウト「元々スピードはある。1球1球は悪くないので、安定感があればもっといい」「十分指名候補にあがる」
  • ヤクルト・岡林スカウト「試合が少ない中で、真っすぐがあれだけ投げられたら十分」

すでに複数球団からのコメントが出ています。

ストレートや変化球について評価されており、今後の成長にも期待されています。

4年生からは先発に挑戦するので、今後はもっと注目を集めそうです。

2022ドラフトで指名される可能性も高いと思います。

大商大の富山陽一監督は、「持っているものはすごい。もっと『上から目線』で投げられるようになれば」と話しており、実力を評価され、精神面での成長に期待しているようです。

吉川貴大のまとめ!

以上が、大阪商業大学 吉川貴大経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。

ノビのある最速149km/hのストレートや大きく曲がるカーブなどの変化球が武器です。

2020ドラフトでの指名もあると思います。

今後の活躍や動向に注目していきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA