2019ドラフト注目選手を紹介します。
今回、紹介する選手は、大阪商業大学の橋本侑樹投手です。
最速148km/hのストレートと、キレの良い変化球を投げる本格派左腕。
2019年全日本大学野球選手権でも完投勝利を挙げ、素晴らしい投球を披露しました。
今回はそんな大阪商業大学 橋本侑樹の経歴、成績や特徴、スカウト評価を見ていきましょう。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
橋本侑樹(大商大)の経歴は?
九産大相手に堂々たるピッチング。
持ち味のスライダーとフォークで緩急ある投球が、打ちにくいこと打ちにくいこと。20190612
大学野球選手権 東京ドーム
大阪商業大学 橋本侑樹(大垣日大) pic.twitter.com/TUuhlXNAZ8— なつほ (@nk62kn) June 14, 2019
橋本侑樹の経歴です。
詳しく見ていきましょう。
橋本侑樹は1年生夏に甲子園場!
小学校3年生の時から軟式野球を始め、高浜クラブに所属。
中学校に入ってからは、硬式野球チームの若狭高浜ボーイズでプレーしました。
高校は岐阜県の大垣日大高校に進みます。
高校では、1年生春からベンチ入り。
1年生夏の県大会決勝の市立岐阜商業高校戦で、2番手で登板し3 1/3回を無安打無失点3奪三振に抑え優勝に貢献。
夏の甲子園に出場し、1回戦の有田工業高校戦では2番手として1回を投げ3失点、試合も敗れます。
橋本侑樹は1年生秋に左肘を故障!
高校1年生秋に左肘を故障し、3年生の5月まで長期離脱しています。
この間はトレーニングに充て、球威が増したそうです。
3年生夏の県大会では、4回戦の富田高校戦で先発し9回を投げ完封(9奪三振)、準々決勝の岐阜各務野高校戦では3回無失点と好投を見せます。
しかし、準決勝の岐阜城北高校戦では、先発して8回6失点と打ち込まれ、試合も敗れました。
高校時代のストレートの最速は141km/hだったそうです。
橋本侑樹は2季連続で全国大会出場!
大学は大阪商業大学(関西六大学野球連盟)に進学し、1年生春からリーグ戦に出場します。
1年生春は、大阪学院大学3回戦で5回を無失点に抑えてリーグ戦初勝利を挙げるなど4試合に登板。
2年生春はリーグ優勝し、全日本大学野球選手権に出場。
リリーフで投げた2回戦の天理大学戦では、3 2/3回を投げ無失点に抑えました。
2年生秋は、36回を投げて防御率1.75(リーグ5位)、4勝0敗の活躍でリーグ優勝に貢献。
MVP及び平古場賞(新人賞に相当)を受賞しました。
関西地区第1代表決定戦決勝の関西大学戦では3安打1失点に抑え、完投勝利(10奪三振)。
2季連続の全国大会出場となった明治神宮野球大会では、初戦の富士大学戦でリリーフ登板し、3回を1失点に抑え4奪三振の成績を挙げます。
橋本侑樹は全日本大学野球選手権で完投勝利!
3年生春は8試合に登板して、19 1/3回を投げて防御率5.12と調子が上がらず、出場した全日本大学野球選手権での登板もありませんでした。
しかし、3年生秋は5試合に登板し、25 1/3回を投げ、防御率0.71(リーグ1位)の成績を挙げました。
4年生春は、先発した大阪経済大学戦で148km/hをマーク。
ただ、4年生春は13 1/3回を投げて防御率4.05と不調で、指のマメを潰してしまうこともありました。
それでも、出場した全日本大学野球選手権では、2回戦の九州産業大学戦では9回1失点(自責点0)で完投。
続く東海大学戦ではリリーフとして2 1/3回を無失点に抑えましたが試合は敗れました。
因みに、同じ2019ドラフト候補の大西広樹投手は同級生です。
橋本侑樹(大商大)の成績は?
橋本侑樹の成績です。
成績は2019年全日本大学野球選手権終了時点のものです。
四死球を出しやすい傾向にありますが、全体的な防御率は低く、安定した投球が出来ています。
一方で、奪三振率が高く、三振を奪うタイプの投手のようです。
先発としても中継ぎとしても投げる事ができ、全国大会でも、素晴らしい結果を残せていますね。
ただ、シーズンによって好不調の波が激しく、特に春先は結果を残せていません。
2019年春季リーグでも、不調やマメの悪化などで、自身の投球が出来ませんでした。
ただ、2019年の全日本選手権では、リーグ戦の不調が嘘のような素晴らしい投球を披露しています。
好不調の波を少なくすることが課題となりそうですね。
橋本侑樹(大商大)の特徴は?
橋本侑樹の特徴です。
こちらの動画(2019年全日本大学野球選手権、九州産業大学戦)を見ていきましょう。
スリークォーターに近いフォームですね。
右足を一塁方向に上げてタメを作っています。
テイクバックが小さく、ボールの出所が見にくそうです。
フォーム的にはホークスの和田毅に近い印象ですね。
橋本侑樹はキレのあるストレート!
ストレートは最速148㎞/hで、常時140~145km/hの球速となっています。
テイクバックを体で隠し、鋭く腕を振ってくるので、相手打者が振り遅れるシーンが目立ちます。
また、スリークォーター気味の腕の振りなので、シュート気味の変化しています。
なので、ストレートでバシバシ空振りを奪っていくタイプではないでしょう。
橋本侑樹は多彩な変化球!
変化球はフォーク、スライダー、カーブを投げており、どのボールもしっかり腕が振れています。
120km/h前後のスライダーは、鋭く大きく変化しており、左右どちらの打者相手にも空振りが奪えています。
カウント球にも使っており、スライダーを軸に投球を組み立てていますね。
130km/h前後のフォークは、変化量も大きく、空振りを取れています。
シュートしながら落ちていくので、シュート回転気味のストレートと見極めがしにくいでしょうね。
ただ、左打者相手になげていないので、どちらかというと対左の方が打ちやすいと言えるでしょう。
橋本侑樹の制球力は?
動画を見ると、大体はキャッチャーの構えた所に投げられています
ただ、高めに浮くケースや抜けて完全な逆球となるケースも多いです。
成績の項で紹介した通り、四死球が多めということもあり、制球力は普通といったところです。
抜けて逆球となるケースはもっと減らしたいところです。
橋本侑樹の特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
です。
打ちにくさを感じるフォームで、しっかりした腕の振りから切れの良いボールを投げている印象です。
制球に課題はありますが、大学に入ってからも球速を伸ばしているので、伸びしろもまだまだありそうですね。
橋本侑樹(大商大)のスカウト評価は?
橋本侑樹のスカウト評価です。
現時点で阪神・オリックスからコメントされており、投球内容やストレートのキレを評価されています。
先発・リリーフ両方こなせますし、左投手という事もあり重宝しそうですね。
左投手が不足している球団はマークしているでしょう。
投球内容を見る限りでは、2019ドラフトでの指名は確実でしょうね。
秋季リーグの活躍次第では上位指名もあるかもしれません。
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以上が、大阪商業大学 橋本侑樹の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
見にくいフォームから切れの良い変化球を投げる貴重な左腕です。
2019ドラフトで指名は確実で、今後の活躍次第では上位指名もあると思います。
今後の動向や活躍に期待していきましょう。
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