今回、紹介する選手は信濃グランセローズの鈴木駿輔投手です。
力のある最速152km/hのストレートとスライダー、チェンジアップなどの変化球を投げ分ける本格派投手。
大学時代は投打二刀流で試合に出場したこともありましたが、中退して独立リーグに入団しました。
今回はそんな信濃グランセローズ 鈴木駿輔の
をご紹介しています。
◇目次◇(該当箇所クリックで飛べます)
鈴木駿輔の経歴やプロフィール
まず、鈴木駿輔の経歴です。
- 名前:鈴木駿輔(すずき しゅんすけ)
- 出身地:東京都練馬区
- 生年月日:1998年6月12日
- 身長 :184cm
- 体重: 84kg
- 投打:右投右打
- ポジション:投手
- 経歴:東京中野リトル(練馬区立中村小学校)→ 麻生ボーイズ(練馬区立中村中学校)→ 聖光学院高校 → 青山学院大 → 福島レッドホープス → 信濃グランセローズ
- 関連ページ:Twitter
詳しく見ていきましょう。
小さいころに元プロ野球選手に練習を見てもらう!
野球が好きだった父の影響で4歳の頃から野球をはじめます。
芸能プロダクション社長でもある父が知り合った入来祐作さん(元・巨人など)や高橋慶彦さん(元・広島など)といった元プロ野球選手に練習を見てもらった事もあったそうです。
小学校3年生の時からは、東京中野リトルでプレーします。
中学生になってからは、硬式野球チームの麻生ボーイズに入りました。
長時間の猛練習を強制せずに効率よく練習している事や礼儀作法や社会常識等を大切にしている事もあり、父から勧められたそうです。
また、新体操をやっていた母は、スポーツを行う上で高身長が有利になると考え、高校まではウエートトレーニングをさせませんでした。
高校入学直後は外野手!
高校は、スポーツ特待生として聖光学院高校に進みます。
中学生の時も投手でしたが、高校入学後は外野手としてプレーしました。
これは、「投手をやらせたら周りが見えなくこともあったため、周りから信頼されるようになってほしい」という監督の考えによるものです。
2年生秋から公式戦にベンチ入りし、福島県大会では3番センターで出場します。
試合の経験を積むうちに、外野の守備位置に就く前にマウンドで投手に声をかけるようになりました。
チームメイトからも信頼されるようになり、2年生冬には投手の練習を再開します。
高校3年生夏に甲子園出場!
高校3年生3月の早稲田実業高校(東京)との練習試合では、投手としては清宮幸太郎(現・北海道日本ハム)を2打数ノーヒットに抑え、打者としても本塁打を打ちました。
その頃から、注目を集めます。
3年生春の県大会では、学法石川高校戦に先発し、7回を投げて5失点でした。
県大会終了後に右足首を痛め、東北大会では投げませんでしたが、4番センターとして出場して2試合で7打数4安打と活躍します。
3年生夏も、登板機会はありませんでしたが、県大会準々決勝で本塁打を打ちました。
県大会優勝で出場した夏の甲子園では、3試合に出場し3割の打率をマークします。
一方で、投手としても2試合に先発、3回戦の東邦高校(愛知)戦では9回2失点で完投勝利を挙げますが、準々決勝の北海高校(北海道)戦では5回途中4失点で降板、逆転され試合も敗れました。
甲子園では、142km/hの球速を記録します。
「ドラフトにかかるかもしれないが、今の身体では通用しないので、大学で4年間やってレベルアップしたい」という理由でプロ志望届は提出しませんでした。
大学時代に二刀流で出場!
大学は、青山学院大学(東都大学野球連盟二部)に進学します。
大学の善波厚司監督(当時)に「二刀流で育てる」と言われたのが進学理由で、監督の息子とは中学校時代に同じボーイズのチームでプレーしたそうです。
大学1年生春からベンチ入りし、代打で出場しました。
1年生秋は先発として3試合に投げます。
2年生春には、9試合に登板し防御率3.41(リーグ7位)でした。
2年生秋は、投手として出場しない日は1番・指名打者として出場するようになります。
東京農業大学戦では、1番・投手として先発出場し、先頭打者本塁打を打ちました。
投げても8回まで1失点でしたが、9回に失点し「ホームランを打ったことは良かったですが、高めに浮いた球を痛打された」と話しています。
独立リーグ2年目に球速を152km/hに伸ばす!
その後、大学を中退し、2019年5月にBCリーグ(独立リーグ)の福島レッドホープスに入団します。
理由は分かりませんが、より、プロに近い環境だからかもしれません。
入団1年目は、8月に行われた武蔵ヒートベアーズ戦で初完封勝利を挙げるなど、先発8試合を含む25試合に投げました。
2年目は開幕投手に指名され、群馬ダイヤモンドペガサス戦では、7個の三振を奪いますが、7回途中まで投げて5失点で試合も敗れます。
「四死球がなく、ビッグイニングをつくらせなかったことは良かったが、2本の本塁打を打たれたのは自分の力不足だった」と振り返りました。
その次に先発した新潟アルビレックス戦では、7回を投げて無失点、球速も152km/hに伸ばします。
2021年シーズンは信濃グランセローズに移籍
二年目終了後に福島レッドホープスを退団。
信濃グランセローズに入団が決まっています。
鈴木駿輔の特徴や動画
続いて、鈴木駿輔の特徴です。
こちらの動画を見ていきましょう。
長身から投げ下ろすフォームで投げています。
左足を三塁方向に上げ、タメを作っており、腕の振りが大きいです。
テイクバックはそこまで大きくありませんが、柔らかく肘を使えています。
力のあるストレート!
ストレートに力があり、バッターが振り遅れています。
ストレートは、常時140km/h前後、最速152km/hですが、球速よりも早く感じるかもしれません。
回転数はメジャーリーグ平均よりも多く、回転軸が水平方向に傾いているのが特徴です。
また、長身から投げ下ろしているので、球に角度があります。
滑るような変化をするスライダー!
動画では、スライダー、チェンジアップ、フォーク、カーブを投げていました。
スライダーは、三塁方向に回転軸が傾いており、一塁方向に滑るような変化をしています。
ストライクカウントを取ったり、バットの芯を外すのに使えそうです。
チェンジアップは、回転数が少なく、大きく落ちます。
コースが決まれば空振りを奪う事ができそうです。
フォークは、チェンジアップよりもさらに回転数が少なく、打者に近い所で大きく落ちています。
空振りを奪うのに使えそうです。
カーブは、落差は大きくないものの回転数が少ないため、緩い変化をします。
緩急を使うのに使えそうです。
制球力はまずまず!
動画を見ると、概ねキャッチャーの構えた所に投げられており、ストライクゾーンぎりぎりの所にも投げられています。
一方で、明らかなボール球となった場面もあったので、制球力はまずまずといったところです。
今後は、細かいコントロールができるようになり、四死球を少なくなるといいでしょう。
クイックはまずまず!
動画の3分20秒過ぎでは、クイックのタイムを測定していますが、1.35秒前後とまずまずでした。
クイックモーションでも、球速が落ちる事はなさそうです。
素早いフィールディング!
クイックタイムの後は、フィールディングについて取りあげています。
バント処理の動きが素早く、落ち着いた判断で二塁に投げる事ができていました。
特徴まとめ!
特徴をもう一度まとめると
- 力のある最速152km/hのストレート
- 変化球は、スライダー、チェンジアップ、フォーク、カーブ
- 制球力はまずまず
- クイックはまずまず
- 素早いフィールディング
です。
力のある最速152km/hのストレートとスライダー、チェンジアップなどの変化球が強みで、本格派投手と言っていいでしょう。
鈴木駿輔の成績
次に、鈴木駿輔の成績です。
- リーグ戦通算(19、20):29試合、98 1/3投球回、7勝5敗、防御率4.67、被安打率8.88、奪三振率8.05、四死球率4.48
- 20リーグ戦:16試合、108 1/3投球回、10勝1敗、防御率1.58、被安打率7.06、奪三振率8.14、四死球率4.24
2020年は防御率が良くなり、飛躍的に良くなっています。
ただ、四死球が多めなので、今後は四死球を減らせるかが課題となるかも知れません。
一方で、奪三振率を見ると、三振を奪えるピッチャーのようです。
鈴木駿輔のスカウト評価や指名の可能性
次に、鈴木駿輔のスカウト評価です。
- 横浜・河原隆一スカウティングディレクター「リーグNo.1の投手。力があるのは分かっている。速い真っすぐと落ちるボールが良い。セットアッパーで、という感じですね」
現時点で横浜からのコメントが出ています。
リーグNo.1投手という事で、高い評価を受けています。
年齢的にも大卒社会人と同じ年なので、指名の可能性も十分ありそうです。
合せて読みたい!
【ドラフト2022】指名予想と注目候補ランキングと評価一覧!
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次に、鈴木駿輔の関連ニュースです。
>>BCリーグにお宝投手ザクザク 三冠投手や154キロ右腕が巨人三軍を封じる 5球団16人のスカウト集結
>>青学を辞め独立L入り、鈴木駿輔の挑戦ドラフト候補に成長した男の決断に迫る
鈴木駿輔のまとめ!
以上が、信濃グランセローズ 鈴木駿輔の経歴、成績や特徴、スカウト評価でした。
力のある最速152km/hのストレートとスライダー、チェンジアップなどの変化球が武器です。
2022ドラフトで指名される可能性もありそうです。
今後の活躍や動向に注目していきましょう。
記事、間違ってます‼️
信濃に入団するのは2021年からでその前は福島レッドホープスにいました‼️
ご指摘感謝致します。
修正させて頂きました。
鈴木選手は今月7月の公式戦で中継登板の際にMAX154kmを投げて更新しています。
情報感謝致します。
登板は7月11日の新潟戦でしょうか?
ご存知でしたらお教え頂けますと幸いです。