【ドラフト】前川哲(新潟アルビレックスBC)の成績・経歴・特徴は?

2019年ドラフト注目選手をご紹介します。

今回ご紹介するのは新潟アルビレックスBCの前川哲投手です。

5年目となるシーズンを迎え、2019年の開幕投手を任されています。

恵まれた体格から最速153km/hを投げる本格派の投手です。

今回はそんな2019年ドラフト 新潟アルビレックスBC 前川哲の経歴や成績、特徴やスカウト評価をご紹介します。

前川哲(新潟アルビレックスBC)の経歴やプロフィール

まずは前川哲の経歴です。

経歴
  • 名前:前川 哲(まえかわ さとし)
  • 出身地:新潟県柏崎市
  • 生年月日:1996年5月15日
  • 身長:180cm
  • 体重:90kg
  • 投打:右投両打
  • ポジション:投手
  • 経歴:少年野球(柏崎市立大洲小学校) → 軟式野球部(柏崎市立柏崎三中学校) → 新潟産大附 → 新潟アルビレックスBC

詳細を説明していきますね。

前川哲はもともと強打の野手だった

前川哲は柏崎市立大洲小学校の2年生の時に少年野球を始めました。

中学では柏崎市立柏崎三中学校の軟式野球部に所属。

今では投手として魅力のある選手ですが、実は中学3年生までは野手として活躍していたそうです。

なので投手としては珍しい両打の選手となっています。

中学3年生の時に投手転向し、そこから投手人生が始まりました。

新潟産業大学附属高校に進学後すると、1年生春から5番レフトでレギュラーの座を勝ち取ります。

当時は投手力よりバッティング力を評価されていたようですね。

前川哲はエースで4番

1年春にレギュラーとなりましたが、1年秋以降は主戦から離れます。

そこから地道なトレーニングを重ね、3年になると投手としてチームを牽引します。

春の大会では3完投勝利の活躍を見せて、準決勝まで勝ち進み最高成績となる県大会ベスト4を記録。

続く夏の大会では4番でエースとなり、1回戦目には公式戦初となるホームランを放っています。

残念ながら夏の大会は3回戦敗退と甲子園出場は果たせませんでした。

高校卒業後、プロ野球選手になる夢を叶えるために独立リーグである新潟アルビレックスBCに入団します。

前川哲はアルビレックスBCの主力投手

前川哲は入団1年目からリーグ戦に出場をしますが、コンディション管理に苦しみいい成績を残すことができませんでした。

そのため2年目からは一人暮らしをやめて、実家に戻り母親の食事管理のもとでさらに体を仕上げていきます。

その結果、入団当時は74kgだった体重が90kgまでにアップし、球速も140km/hから153km/hまで伸びました。

周囲の環境をしっかりと整えて、野球に打ち込むことで地道なトレーニングの積み重ねで手に入れた力だといえますよね。

その結果2年目から主力投手として活躍。

2年目からプロ野球の複数球団から育成選手としてリストアップされていましたが、結果的には指名がかからず5年目のシーズンを迎えました。

今季は自身初となる開幕投手を任されるなど、チームのエースとして期待されています。

5月現在までの成績を見てみると好調であることがよくわかりますので、このまま維持ができればドラフト指名も十分にあるのではないでしょうか。

ちなみにチームメイトにはドラフト2019候補の長谷川凌汰がいます。

前川哲(新潟アルビレックスBC)の成績

続いて前川智の成績です。

成績

・通算記録(2015〜2018年):84試合、13勝14敗、229投球回、防御率4.83、奪三振157、四死球123

・2019年:25試合、8勝5敗、98 1/3投球回、防御率4.12、奪三振率7.41、四死球率4.76

昨シーズンまでの通算記録では低迷しています。

2018年のシーズンではフル稼働で投げていましたが7勝10敗と負け越してしまい、防御率も4.81でした。

2019年も開幕当初は好調でしたが、その後は調子を落とし、サイドスロー転向とともにリリーフへ配置転換しています。

全体的に四死球が比較的多い選手ですが、それでも完封もできる投手なので試合を作ることができます。

今年こそ、ドラフト指名をもらえるように自身も気合いを入れて臨んでおり、この好調を維持できればドラフト指名も十分にありえるのではないでしょうか。

これからの成績に注目が集まります。

前川哲(新潟アルビレックスBC)の特徴や動画

続いて前川哲の特徴です。

まずは動画を見ていきましょう。

【ドラフト2019候補】前川哲 投球シーン【新潟アルビレックスBC】

セットアップから軸足に体重を乗せて、体全体を使って投げ込んでいます。

やはり、持ち味である直球にはかなり威力があるようで、多少甘く入ってもバッターが空振りしていました。

制球力に課題があるようですが要所で締めるピッチングができているため、最少失点で切り抜けられています。

前川哲の持ち味は153km/hのストレート

高校時代から140km/hのストレートを投げ込んでおり、直球が持ち味のスタイルは健在です。

2018年に150km/hを記録すると、今シーズンには153km/hを記録。

足を上げてからタメを作るフォームがうまくハマったことにより球速がアップしたようです。

空振りが取れる真っ直ぐなため、ストレートの精度はプロの1軍レベルだと言えます。

前川哲はピンチでも物怖じしない度胸がある

前川哲の持ち味としてピンチに強いというのも上げられます。

この強さは2017年のオフシーズンには豪州のサマーリーグに参加した時に身につけたようです。

豪州では先発をしたら最低6回を投げ切らないといけないらしく、終盤にピンチになっても自分でどうにかしないといけません。

そのため終盤でランナーを背負ったピンチでも、緊張せずに切り抜けられる度胸がついたようです。

また、今シーズンは中日の松坂選手のインタビュー記事を読んで、フルカウントからでも四球を恐れることなく投げ込んでいます。

満塁からの四球の押し出しはよく、四球を怖がって長打打たれると大量失点になるということを知って気が楽になったようです。

昨シーズンまではストライクを取りにいったボールが打たれていたため、そのボールが無くなったことにより今季の結果につながっているようですね。

前川哲の新しい武器はカットボール

また、2018年のオフシーズンに前川哲は新しくカットボールを習得しています。

今まではカーブ、スライダー、フォークを投げていましたがそこにカットボールが加わりました。

スカウトから「左打者が多い打線に打たれているのはなぜ?」と指摘され、このオフに左打者の内角を攻めるカットボールを投げるようにしたようです。

手元で小さく動かすイメージでもともと球速がある分、小さい変化でも十分に威力を発揮するボールだといえます。

現状に満足することなく常に成長していく姿勢によって今季の好調があるんですね。

前川哲(新潟アルビレックスBC)のスカウト評価や指名の可能性

続いて前川哲のスカウト評価です。

残念ながら今のところスカウト評価のコメントはないようでした。

しかし、スカウトからリストアップはされている選手なので注目が集まっているのは間違いありません。

また、今季の結果がかなり好調なのと153km/hを記録しているため、すでに目をつけている球団も多いのはないでしょうか。

今季の成績次第ではドラフト指名の可能性がある選手です。

これからの成績に期待がかかります。

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前川哲(新潟アルビレックスBC)のまとめ

以上が新潟アルビレックスBC 前川哲の経歴や成績、特徴やスカウト評価でした。

常に成長することを考えて、夢のプロ野球選手のために今シーズンに懸ける思いも強いはずです。

153km/hの快速を武器にこれからの活躍も楽しみです!

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