【ドラフト】長谷川凌汰(新潟アルビレックスBC)の成績・経歴・特徴は?

2019年ドラフト注目投手をご紹介していきます。

今回ご紹介する選手は新潟アルビレックスBCの長谷川凌汰です。

最速153km/hを誇る長身右腕で、2019年シーズンは11勝1敗と抜群の安定感を誇りました。

今回はそんなドラフト2019候補 新潟アルビレックスBC・長谷川凌汰の成績・経歴・特徴をご紹介します。

長谷川凌汰(新潟アルビレックスBC)の経歴やプロフィール

まずは長谷川凌汰の経歴の紹介です。

経歴
  • 名前:長谷川凌汰(はせがわ りょうた)
  • 出身地:福井県越前市
  • 生年月日:1995年11月8日
  • 身長:188cm
  • 体重:92kg
  • 投打:右投左打
  • ポジション:投手
  • 経歴:軟式野球(北新庄小学校) → 万葉中学校 → 福井商業高校 → 龍谷大学 → 新潟アルビレックスBC

詳しくみていきましょう。

長谷川凌汰は高校入学時は外野手だった

長谷川凌汰は小学2年生の頃から野球を始め、中学生の時には軟式野球部に所属しています。

その頃は野手としてプレーをしていたようです。

福井商業に入学した当初も外野手としてプレーをしていたようですが、その長身と肩の強さから投手に転向

1年の秋には控え投手としてベンチ入りをする実力を発揮しています。

長谷川凌汰は甲子園で完投勝利を飾っている

高校生から投手を始めた長谷川凌汰ですが、長身から繰り出される直球を武器に躍進します。

主に抑え投手として活躍し3年の夏には見事甲子園出場を果たしました。

続く甲子園では1回戦目で三者連続三振を奪うなどして、好リリーフをみせます。

その調子の良さから2回戦目ではいきなり先発投手となり、1失点での完投勝利を飾りました。

投手経歴が短いのにも関わらず、大舞台で完投勝利を成し遂げられるというのはすごいですよね。

長谷川凌汰のプロ野球選手になる夢のために体重を14kg増量

高校卒業後は龍谷大学に進学しましたが、そこでスランプに陥ります。

だんだんと自分のフォームがわからなくなっていき、高校の最速が141km/hだった真っ直ぐが120km/h近くまで落ち込んでしまいました。

しかし、そこで諦めることなく「プロ野球選手になる」という大きな夢を持ち、ウェイトトレーニングに励んだ結果、体重は入学当初よりも14kgアップの92kgとなります。

そして4年の秋には148km/hを計測できるまでの球速になりました。

そして一度は一般企業の就職を考えたようですが、自分の夢を叶えるために独立リーグへ挑戦の道を選び、新潟アルビレックスBCに入団します。

長谷川凌汰は独立リーグで153km/hを記録

新潟アルビレックスBCに入団した長谷川凌汰は1年目から躍動します。

前半戦は主に抑えとして活躍し4セーブを挙げ、後半からは先発投手に転向し6勝をマークし防御率も3.09を記録。

さらにNPB球団との交流戦では自己最速となる153km/hを計測し、その存在をNPB球団にアピールしました。

残念ながら、2018年のドラフトでは指名はなかったものの、2019年のドラフトでの目標は高く「競合ドラフト1位」を掲げています。

昨年の悔しさを胸に今年の大躍進にも期待がかかります。

長谷川凌汰が巨人三軍相手に圧巻の投球!

6月30日にアルビレックス新潟BCと巨人三軍が対戦しました。

長谷川凌汰は二番手で登板し、2イニングで5奪三振という圧巻の投球を披露。

オリックススカウトからは「BCリーグNo.1」という評価を受け、一気に注目度は上がっています。

ちなみに、チームメイトにはドラフト候補の前川哲がいます。

長谷川凌汰(新潟アルビレックスBC)の成績

続いて長谷川凌汰の成績の紹介です。

成績
  • 2018年成績:32試合、6勝5敗4S、87 1/3投球回、防御率3.09、奪三振率7.45、四死球率2.90
  • 2019年成績:22試合、11勝1敗、118 2/3回、防御率2.05、奪三振率7.96、四死球率2.43

2018年と2019年の成績となります。

2018年はリリーフ登板主体で、32試合で防御率3.09というまずまずの成績です。

2019年は先発としてすでに11勝を挙げ、防御率は2.05という安定感で11勝1敗という素晴らしい成績を残しています。

さらに、投球回数に迫る三振数を奪っており、三振が奪えるタイプであることがわかります。

また、四死球率も2.43と比較的安定した数値となっています。

長谷川凌汰(新潟アルビレックスBC)の特徴や動画

続いて長谷川亮太の特徴の紹介です。

まずは動画を見ていきましょう。

https://www.youtube.com/9TPzkfC7Ov4

長身を生かして、投げ下ろすスタイルの投球フォームにより角度のある真っ直ぐなのがよくわかります。

少し球が浮いてる場面もありますが、基本的には低めに制球されており、バッターからすると低めいっぱいのボールが相当遠く感じるのではないでしょうか。

ノーワインドアップから、一度軸足で溜めてスムーズに投球ができているため癖のない投手です。

力任せな投球ではなく、制球力もある投手のためプロ入りしても即戦力として十分に力を発揮できるのではないでしょうか。

長谷川凌汰のストレートはプロ以上の回転数!

先ほどもお話したように長谷川凌汰はその恵まれた体型を生かした、角度のあるボールを投げることができています。

ただ、身長が高いだけではなく腕の振りをほぼ真上に持ってこれるような投球フォームにしているので、球の回転も縦回転に近いようです。

回転数もプロ以上の数値を計測しており、速球はすぐにプロで通用するでしょう。

また、低めへの制球もでき、コースの投げ分けもできています。

このストレートはかなり完成度が高いのではないでしょうか。

長谷川凌汰はフォークとスライダーが武器!

その長身を生かしてさらに武器となるのがフォークボールです。

回転数を非常に抑えられて入り、非常に落差があります。

さらに、上から投げ下ろすことで、角度があるボールを投げているので、相手打者はより鋭く落ちているように感じるでしょう。

事実、この真っ直ぐとフォークのコンビネーションで三振を多く量産しているようです。

また、スライダーも大きな変化で非常に落差があります。

投球自体はスライダーを軸に投球を組み立てており、自信があるボールといった印象です。

この二球種は十分プロで通用するでしょう。

他にもカーブを持ち球としています。

長谷川凌汰の意識はプロ野球の一軍レベル

2018年のドラフトでは指名が濃厚だと言われていた中で指名漏れとなってしましたが、このことについて「自分の意識が低かった」と話していました。

「去年までの自分は2軍レベルで、プロが欲しいのは1軍としての戦力だ」と指名されることが目標ではなく1軍で戦える目標にして意識改革を行なってようです。

オフの間もコンディション調整に時間を割いて、今期のドラフトで1位指名をもらうための準備をしていたようです。

「BCリーグでは完封勝ちが当たり前にならないと」とシーズン前に話しており意識の高さが伺えます。

長谷川凌汰(新潟アルビレックスBC)のスカウト評価や指名の可能性

続いて長谷川凌汰のスカウト評価となります。

スカウトコメント
  • オリックス・内匠政博スカウト:「速球でも変化球でも三振を取った。BCリーグではNO・1の投手」

現時点ではオリックスのコメントのみとなっています。

しかし、その評価は高く、BCリーグではNo.1という素晴らしい評価です。

5月には横浜・ホークス・オリックスが視察に訪れている情報も出ているので、注目されていることは間違えありません。

本人の目標がドラフト1位で競合されることなので、その目標に向けてこれからの活躍にも期待したいです。

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長谷川凌汰(新潟アルビレックスBC)のまとめ

以上がドラフト2019候補 新潟アルビレックスBC・長谷川凌汰の成績・経歴・特徴の紹介でした。

いろんなことを経験し、一度は諦めかけた夢をさらに追い続けることで飛躍を続けている選手です。

志も高く、独立リーグという厳しい環境で成長し、しっかり実績を残しているためこれからの成績次第では上位指名も狙える存在だと思います。

これからの成績にも注目です。

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