【ドラフト】土田龍空(近江)の成績・経歴・特徴

2020ドラフトの注目選手を見ていきましょう。

今回ご紹介するのは近江高校の土田龍空内野手で、広角に打てるバッティングや軽快な守備が魅力で走攻守揃っています。

夏の甲子園に2度出場し、計5試合全てでヒットを打っています。

今回はそんな2020年ドラフト候補 近江高校・土田龍空

記事の内容

をご紹介しています。

土田龍空(近江)の経歴やプロフィール

まずは、土田龍空の経歴です。

経歴
  • 名前:土田龍空(つちだ りゅうく)
  • 出身地:滋賀県米原市
  • 生年月日:2002年度
  • 身長:177cm
  • 体重:70kg
  • 投打:右投左打
  • ポジション:遊撃手
  • 経歴:湖北ボーイズ(米原市立米原中学校)→ 近江高校

詳しく見ていきましょう。

土田龍空の小学校、中学校時代

父とのキャッチボールがきっかけで、小学校低学年から野球をはじめます

チームは不明ですが小学校時代はサード兼キャッチャーだったそうです。

中学生になってからは、硬式野球チームの湖北ボーイズに所属、1年生の時はセンター、中学2年からショートでプレーします。

野球を始めた時から、ショートに憧れていましたが、実際に始めると「最初は難しくて、イレギュラーしたボールが顔面に当たり、ボールに対する恐怖感もあった」そうです。

上達するために、ソフトバンク・今宮健太内野手や元ヤクルト・宮本慎也さん等のプロ野球選手の動画を研究したり、壁当てをします

「捕球してからすぐに動くために足運びの意識を変えることができた」そうです。

硬式野球チームとは別に、中学校では陸上部に所属していました。

2年生の時には県の陸上大会の走り高跳びで6位だったそうです。

土田龍空は1年生夏に甲子園出場、4試合全てでヒットを打つ!

両親や姉が近江高校出身で、祖父が高校の監督と知り合いだった事もあり、高校は県内の近江高校に進みます。

高校1年生からショートのレギュラーとなります。

夏の県大会では、準決勝の近江兄弟社高校戦でタイムリーヒットを含む4安打を打つなど、5割を越える打率(.556)を残しました。

県大会で優勝し、夏の甲子園には、2番ショートで出場します。

1回戦の智辯和歌山高校戦でヒットと盗塁を決めるなど、出場した4試合全てでヒットを打ちました

準々決勝の金足農業高校(秋田)戦では、試合に敗れますが、吉田輝星投手(現・北海道日本ハム)から二塁打を打っています。

1年生秋は県大会で優勝し、近畿大会に出場。

1回戦の報徳学園高校(兵庫)戦で、勝ち越しタイムリーヒットを打ちますが、逆転で敗れ、春のセンバツ甲子園出場はなりませんでした。

土田龍空は高校2年生秋からキャプテンに!

2年生春は県大会で優勝、近畿大会では3試合全てでヒットを打つ活躍で優勝します。

2年生夏の県大会では、1回戦の膳所高校戦で本塁打を打ち、打率.500、4打点と活躍し優勝、2年連続で夏の甲子園に出場しました。

甲子園初戦の東海大相模高校(神奈川)戦では、ヒットを打ちますが試合は敗れます。

2年生秋からはキャプテンとなり、県大会優勝、近畿大会出場に導きました。

近畿大会1回戦の奈良大付属高校戦では3本の二塁打を打ちますが、試合は敗れます。

今後は、キャプテンとしてチームをどのように引っ張るかにも注目です。

土田龍空(近江)の成績

続いて、土田龍空の成績を見ていきましょう。

成績
  • 甲子園通算(18夏、19夏):5試合、打率.286、2二塁打、1打点、2三振、出塁率.286、1盗塁
  • 地方大会通算(近畿大会:18秋、19春秋、県大会:18夏、19夏):15試合、打率.458、9二塁打、1本塁打、11打点、6三振、出塁率.500、5盗塁

成績は、近畿大会初戦終了時点でのものです。

地方大会では4割を超える高打率で、甲子園でも3割近い打率を残しており全ての試合でヒットを打ちました。

本塁打は少ないものの、長打を打てています

出塁率を見ると四死球を選んでの出塁もできていますが、甲子園では2三振に対し0四死球、地方大会では6三振に対して5四死球と選んだ四死球が三振よりも少ないです。

三振は多くないものの、今後は四球を選んでの出塁もできるようになるといいと思います。

一方で、盗塁を決めているので、足も速そうです。

土田龍空(近江)の特徴や動画

次に、土田龍空の特徴です。

まず、こちらの動画を見ていきましょう。

足を曲げた状態で構えており、右足を小刻みに上げて、タイミングを取っています。

左足を踏み込んだ後は、足は閉じ気味で、全身を使ってスイングしています

土田龍空は広角に打てる!

動画の最初では、内角の球をライト方向に打っている一方で、25秒辺りでは高めの球をレフト方向に打っており、広角に打てています

ボールに逆らわずにバットが出ているので広角に打てるのでしょう。

そして、どのような球にも対応できそうです。

また、全身を使ってスイングしているので、鋭い打球を放つことができるでしょう。

土田龍空の選球眼や走力は?

次にこちらの動画を見ていきましょう。

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動画の2分30秒辺りからバッティングについて取り上げています。

ボール球やボールに近い球を見送ることが出来ており、ストライクゾーン付近の際どい球をファウルにして粘っています。

選球眼はまずまずといったところでしょう。

動画の3分20秒辺りでは、アウトになったものの盗塁を試みており、積極的に次の塁を狙っています。

冒頭のtwitter動画では一塁到達タイム4.1秒ほどとなっており、走力はまずまずと言って良さそうです。

土田龍空は軽快な守備!

動画の前半では、守備について取り上げられており、外野に抜けそうな打球にも追いついています。

守備範囲が広く、捕球してから投げるまでの動作も素早く守備が軽快です。

また、肩自体も強そうです。

難なくフライも捕れており、安定感を感じる守備ですね。

土田龍空の特徴まとめ!

わかりやすくまとめると

特徴まとめ
  • 広角に打てるバッティング
  • 選球眼や足の速さはまずまず
  • 守備範囲は広く、肩も強そう

です。

広角に打てるバッティングや軽快な守備が魅力で、走攻守揃った選手と言っていいでしょう。

まだ高校2年生で、今後の伸びしろもありそうです。

土田龍空(近江)のスカウト評価や指名の可能性

続いて、土田龍空のスカウト評価です。

スカウトコメント
  • 巨人・渡辺スカウト「ハンドリングが上手でセンスを感じる」「守備は安定している。肩も強いしコントロールもいい。あとはどこまで打てるか」
  • 巨人・水野スカウト部参与「ミート力がある」
  • 阪神・畑山俊二統括スカウト「3拍子、バランスというのが高いレベルでそろった選手」
  • 阪神・筒井スカウト「グラブさばきがいい」「守備では難しいゴロもさばいていて、そこは持ち味」
  • 中日・米村明チーフスカウト「まさに野生児。第一印象はチャランポラン。でも、グラブさばきやバットコントロールには天性の柔らかさがあります。うーやん(宇野勝)ですよ。結局、守備は宇野が一番うまかった。土田は守れて、打てるショートになれると思います」
  • ヤクルト・小川GM「(中山・土田の)2人とも高校生のショートとしては高いレベルで動けていた。中山は短い時間のフリー打撃でも木製バットに慣れ、広角に打てている感じがあって、2日目のシート打撃でどういう結果を出してくれるか楽しみだ。」
  • オリックス・牧田編成部副部長「みんなプロを目指しているという気持ちで来ていて、その熱意を重要視して見ていた。(近江)土田君、(中京大中京)中山君、(広島商)寺本君、(神村学園)井上君とか体の強さ、木製バットへの対応力が伝わりました」

現時点で複数球団からのスカウトコメントが出ています。

どの球団も守備を高く評価しているようです。

また、近江高校の多賀監督からは、

「プロ入りした植田(阪神の植田海内野手)よりもセンスは上です。練習試合で対戦する監督さんからもセンスは素晴らしいという声をいただきます」

と高評価です。

伸びしろもあり、2020ドラフトでは将来性を考えて指名する球団もあるかもしれません。

また、今後の活躍次第では上位指名もあると思います。

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土田龍空(近江)のまとめ!

以上が、近江高校・土田龍空経歴や成績、特徴でした。

広角に打てるバッティングや軽快な守備が魅力の走攻守揃った選手です。

2020ドラフト指名では、将来性を考えての指名あると思います。

今後の活躍や動向に注目したいですね。

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